失われたはずの時間   作:憂帝

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昔、そして約束

あれから2日、俺は出来るだけのことをした。

これで優李を…

そう、思っていた。

 

くそっ、なんでだよ!

それからというもの、俺は様々な手を尽くした。

それなのに…

優李が死ぬ未来が一向に変わらない。

「なんで、あいつがこんな目にあわねぇよいけねぇんだよ!」

1人、自分の部屋で絶望する。

これで、何度目だ…

もう数えきれないほどもどった。

数えきれないほどあいつの死をみてきた…

それでも、まだ俺への試練は終わらないというのか…!

 

7月20日、またあいつが死ぬ。

「もう、許してくれよ…優李…」

「どうしたの?和帰?」

「優李…」

「名前呼んでくれるなんて珍しいね?」

あぁ…優李だ…

思い出せ。

俺1人でなにも出来ないのならば、誰かに力を借りれば…!

そうと決まれば…!

…って、何考えてんだ俺は。

どうやってこれを説明すんだよ…

「あ?呼んでねぇ…」

「絶対嘘じゃん!」

「しらねーよ」

「もー、嬉しかったのに…」

そんなの、お待を助けた後にいくらでも呼んでやる…

内心そう強く誓い、優李を助ける方法を考えた。

…まてよ?

そういえば、なんで事故に関わらせないようにしてたんだ?

そうだよ!これなら優李を…!!

「優李!」

「ど、どうしたの?」

「この後俺ん家こねぇか?」

「え、和帰の家?…まぁ、今日はもう用事はないけど…」

「なら決まりだ!」

よし、これなら事故に巻き込まれることもない!

 

ー和帰宅ー

「それにしても久しぶりだね。」

「そうだったな…」

「よく和帰の家でゲームしてたよね(笑)」

「お前は勝てなくていっつも『もう一回』って言ってたよな」

「あ、あれは和帰が得意なゲームばっかりするから…!」

と、少し顔を赤くしながら言う。

それから二人でゲームをしていた。

懐かしい思い出もよみがえりつつも、俺は優李との久しぶりのゲームに夢中になった。

優李の"運命"を忘れてしまうほどに…

 

「あ、もうこんな時間。そろそろ帰らなきゃ」

「気をつけてな。」

「また遊ぼ!」

また…か

こうやって優李と遊ぶことを一体どれだけ待ったかわからない。

「あぁ、またな」

そう言って帰る優李を見送ると同時に優李を巻き込む車両事故があった。

「優李!!」

くっそ!

なんでだよ、今まではいつも同じ時間だったじゃねぇか…!!

それなのに、なんで…

「ごめん…和帰…約束、守れなかった」

かすれた声で謝る優李は涙をながしていた。

「何言ってんだよ俺だって守れなかっただろ…」

「ううん、また教えてくれてたのに…ごめん」

そう言うと優李の意識は途絶えた。

あいつ…"また"って言ってたな

ということは、優李自身も死ぬのは初めてじゃない…?

記憶が残ってるのは俺だけじゃ…

でも、一歩前進だ。

とにかく今は少しでも多くの手掛かりを…!

「タイムリープ…」

俺は亡くなった優李を残し過去に戻った。

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