戦術マニアのGGO日和   作:Haganed

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⚠︎注意⚠︎
幕間はボイスドラマ風にしています。会話文や場所のみの描写になりますので予めご了承ください。






幕間
幕間あれこれ


・睦希 亮司の強さの証

 

 

 

〜睦希 亮司の自宅マンション部屋 浴室内〜

 

 

 

 

──♪〜……んん〜っ、あ゙ぁっ。やはり風呂は良いもんだ、少し染みるが今までの疲れが少しずつ流れていく。……本当はサウナにも入りたいが、この体ではなぁ。

 

──亮司ー。

 

──なんだー、詩乃ー?

 

──入るわよー。

 

──はっ? おい待t……いや早い、1秒掛かるか掛からんかぐらいで入って来おった。

 

──タオルは巻いてるわよ?

 

──そういう問題じゃなくてだな?

 

──もしかして……裸の方が

 

──俺は何時でも盛りついてる訳では無い。

 

──あの時はあんなに激しかったのに……。

 

──翌日響いたろうに。今日はやらんぞ。

 

──ケチ。

 

──ケチで結構。というか何で入ってきた?

 

── 一緒に入りたいだけ。他に理由は必要かしら?

 

──……いや、構わん。

 

──ん、ありがと。

 

──……くあっ、ふぁぁ……。あー詩乃、俺は何時から風呂に入っていたか?

 

──1時間前からよ。覚えてないの?

 

──こうも暖かいと思考が回らん……逆上せかけてるのやもしれんな。

 

──……ならバスタブから出たら?

 

──ふむぅ、それも良さそうか。追焚きすればまた入る時良いやもしれん。……いや待て、俺タオルも何も無いんだが?

 

──もう見たから今更でしょ。ほら、早く出た出た。

 

──……後ろに向かせてもらう。

 

──どうぞご自由に。

 

 

 

 

──はふぅ〜……ん、丁度いい椅子。

 

──おい。

 

──冗談よ、でも座り心地が良いのは確かね。ちょっと暴走するけど。

 

──……本当に今日はやらんからな?

 

──あらそう、私は何時でも良いのに。

 

──サキュバスか。

 

──亮司だけの、ね。……あ、ところで亮司に聞きたかったんだけど。

 

──何だ藪から棒に。

 

──前にGGOで、何で亮司がそこまで強いのか聞いたわよね。あれの答えがまだ出てなかったなと思って。

 

──あー……あー、あぁ。そういえばあったな、喧嘩みたくなって会わなくなった時か。

 

──そういうのは良いから。

 

──痛てっ…………う〜む、言うべきか。言わんべきか。

 

──言わなかったらまた腰が痛くなるわよ。

 

──どんな脅しだ。……はぁ、そうさな。実物を見せれば話は早いんだが、詩乃や。

 

──なに?

 

──風呂から出たあと疑問に答えるが……その代わりあまり周囲に吹聴しないでくれるか? これは本来表沙汰に出ても良い話ではないのだ。

 

──どんな話なのよ?……分かった。秘密にする、知りたいと誰かが聞いても上手くはぐらかすわ。

 

──ん、助かる。さてそろそろ風呂から出たいんだが……詩乃?

 

──まだもうちょっと……。

 

──やらんからな?

 

──……チッ

 

──ほれ、早く出るぞ。

 

 

 

 

 

〜リビング〜

 

 

 

 

 

──で、亮司。何を見せるのよ?

 

──まぁ待て、ちと面倒な場所に隠してあってだな……よっと。よし取れた。

 

──……引き出しの隠し底板に、ケースに入ったメダル?

 

──いや、コインだ。そうだな……これが分かりやすいか、コイツに刻んである文字を読んでみろ。

 

──えっと……Green Berets? に、3rd Special Forces Group(Airborne)?

 

──聞いたことないか? グリーンベレーという組織の名を。

 

──名前だけ聞いたことはあるけど、これ何なのよ?

 

──そいつはチャレンジコイン、要は共に訓練してその実力を認められた証だ。

 

──……訓練? 一緒に?

 

──おう……あまり凄さが分かってないようだから、グリーンベレーがどれ程の組織か先に教えなければならんか。すこし長くなるぞ。

 

──え、ええ。

 

──グリーンベレーとはアメリカ合衆国所属の特殊部隊で、主に対ゲリラ戦を行う部隊だ。敵国の反乱分子に戦闘教育を行うことで自国の戦力として育成し作戦を実施するため、「陸軍歩兵200人相当の実力をグリーンベレー隊員1人が保有している」という言葉があるぐらい戦力が大きい。また海外の活動も視野に入れているため、高度な語学教育も受ける。……ここまでは何となく分かったか?

 

──……つまり、現役の特殊部隊と訓練した。ってこと?

 

──概ねそんな所だ。そしてここにあるコイン全て、共に訓練したことで手に入れた代物だ。

 

──待って。今ので一気に情報量が多くなったんだけど……じゃあ亮司が強い理由って、現役の特殊部隊と訓練したからなの?

 

──まぁ、強くなった一因ではあるな。他にもイギリスのSAS、SBSにフランスの第2外人落下傘連隊空挺コマンドグループ 2REP GCP、カナダのJTF-2、イスラエル陸軍のエゴズ大隊、シリアの特殊任務師団、オーストリアの連邦軍コマンドー部隊ヤークトコマンド、GRUの第16独立特殊任務旅団、日本陸上自衛隊の特殊作戦群、水陸機動団にあとは

 

──ストップ、もういい。亮司がそこまで規格外だってことが十分わかったから。

 

──まだ他にもあったんだが、確かに情報量が多すぎたな。

 

──まだあるの?!

 

──で、ここにある全てのコインはその実力を認められた証ということだ。……強さの秘密という訳では無いが、これらを受け取るに相応しい実力があることは分かったか?

 

──もう十分理解したわ……強いわけね、世界の特殊部隊から認められるほどの実力が備わってるから。……でも、一般人が特殊部隊の訓練に参加できるものなの?

 

──普通は無理だ。俺の場合は師匠に無理を言って現役の方々の訓練に参加させてもらったからな、本当に頭が上がらん。とはいえ陸海空全てに対応できる実力を手に入れたら交渉してみると言ってくれたが、まさか本当にやってくれるとは思って無かったな。

 

──……待って、その前に色々何をやってたの?

 

──元特殊部隊の方々に特殊部隊と同等の訓練内容をだな。

 

──もう訳が分からない。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

・密談

 

 

 

〜KOKOが壱番! 店内〜

 

 

 

 

──いらっしゃいませ! おひとり様で宜しいですか?

 

──ええ。

 

──ではお好きな席へどうぞ。

 

──っえ゙っしょっと。

 

──前の方、失礼します。ご注文がお決まりでしたらお呼びください。

 

 

 

 

 

──…………随分と動き回ったようだな、睦希。

 

──……お久しぶりですね、郡山(こおりやま)さん。あなたも昼ですか?

 

──用事のついでだ、お前のな。

 

──用事?

 

──お前、総務省のある部署と連絡とってたな。仮想課、だったな。他にも色々と。

 

──……ま、知ってますか。日本最強の情報機関なら。それで?

 

──死銃事件、だったか。あとB.C。まさにドラマの探偵みたいな活躍で事件は見事解決に至ったが、B.Cの件がまだ終わってない。

 

──ええ、それで?

 

──お前、B.Cをどうするつもりだ?

 

──…………そちらこそ、B.Cの何を掴んでるんです?

 

──何の事だかな。

 

──惚けなくて結構ですよ、その反応でB.Cがただの裏サイトじゃないって確証しました。あなた方は俺の反応を追ってB.Cのあれこれを突き止めていけばいい……それとも、もう管理人の正体でも分かったんですか?

 

──…………。

 

──沈黙は肯定と受け取りますよ、郡山さん。

 

──……俺から言えることは1つだけだ、睦希。この件から手を引け。

 

──……それが出来るなら、そうさせて頂きますよ。

 

──お待たせ致しました! ガリチーナン2枚とカレーソースビーフ、シェイクチキンにコーンスープです!ごゆっくりどうぞ!

 

──……いただきます。

 

──……俺も何か食うか。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

・ある運命の日

 

 

 

〜面会施設〜

 

 

 

──……アンタ、一体何者だ?

 

──私はただの遣いだ。お前に話がしたいのは、私の雇い主の方。そして答え次第でお前の雇い主にもなる御方だ。

 

──そのジュラルミンケースの中に? 雇い主とやらでも隠れてんのか?

 

──これから話をされる。

 

──…………。

 

━━……あー、あー。聞こえますかな? 新川昌一さん。

 

──!? 誰だ、アンタ?

 

━━ただの商人に御座いますれば。それはそうと、このような音声のみでの面会に何かご不満でも?

 

──いや、不満というより……何で俺の名を知ってる? それに、その商人サマとやらが、俺に一体何の用だ。何の目的で俺の前に現れた?

 

━━まぁまぁそう慌てず、ゆっくりと1つずつお答えしますのでご安心ください。

 

 

 

 

 

━━先ずあなたへの御用ですが、あなたの身元引受け人としてこちらへ来させていただきました。

 

──なっ……、どういうつもりだ?!

 

━━言葉の通りですよ新川昌一さん。あなたの父君は身元引受け人を拒んでいるようではないですか、いやはや何とも筆舌に尽くし難い……。しかし我々があなたをその檻から出したいと申し出ているのです、こういうのを日本では渡りに船というのでしょう?

 

──今疑心暗鬼に陥ってるんだが? どういうつもりで俺の身元引受け人なんかになった?

 

━━ほっほっほっ、ただの善意ですよ。

 

──単なる善意でここまでする奴なら心当たりはあるが、少なくともお前みたいな輩はそんなこと思っちゃいないだろう。

 

━━うーむ手厳しいですなぁ。……よろしい、では本当の事を言いましょう。あなたを引き取る理由は、我々が行うある臨床試験のケースになってもらいたいのです。

 

──臨床試験? 何のだ。

 

━━あなたのその病弱気質を治せるものです。

 

──……何かと思えば、そんな土台無理な話を信じろと?

 

━━いえいえ、治せますよ。もっと言うなら……根本的なものを変える治療法になります。

 

──根本的……?

 

━━ええ。根本的なもの……遺伝子の操作といえばお分かりですかな?

 

──!……まさか、その臨床試験ってのは、人間の。

 

━━その通りに御座います。

 

──だが、遺伝子操作の技術は進んでいるとはいえ、何で俺なんかを選んだ? もっと探せば他に居るはずだ。

 

━━理由は2つ。1つは我々が扱う遺伝子情報が()()()()()()()()()()であること。確かに遺伝子操作により超人的な肉体、最高峰の頭脳、最上の美貌は手に入ります……が、そこで疎かになってしまうのですよ、健康という遺伝子情報が。もし遺伝子操作によるデザイナーベビーが生まれたとしても短命で終わる可能性が示唆されている、そこで我々は敢えて健康体になれる遺伝子を扱う道を選んだ。そのために先天的に病弱なあなたのような人間が必要なのです。発生確率の低い重度の病気ではなく、敢えて確率の高いあなたのような状態にある人間が好ましいのです。

 

──…………。

 

━━そして2つ目、これはあなたが今知りたいことを我々が教えられる立場にあることです。

 

──……何?

 

━━あなたは知りたいのでしょう? ヴェンデッタ様、もといリョージ・ムツキ様のことを。

 

──ッ?! 何故奴のリアルを知ってる!?

 

━━それも知りたいのであれば、我々との取引を受けてくれませんか? あぁご心配なく、保護監視者は着くことになりますが衣食住や金銭の問題はこちらで解決しましょう。それと国籍や名前も同様に。

 

──……アンタ、一体何なんだ?

 

━━私ですか? なに、大したことはありません。

 

 

 

 

 

 

私は彼の、大ファンというだけです。

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