姪っ子と私 ー時々デュエマー   作:防人バイク党民

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ありし日の再現

「すみません!」

 

「ん? なんだ?」

 

「対戦お願いします!」

 

「んー、まあいいか、ちょっと前のデッキだがいいか? 他はちと調整中でな」

 

「大丈夫! 私このデッキ初めて使うから」

 

「おー、んじゃあ調節かね…むずいと思うが…まあいいか」

 

「デュエル!」

 

「じゃんけんぽん」

 

「むふぅ」

 

「あらら…先攻どーぞ」

 

「うーん」

 

 

 手札は…確か重いのはマナ、軽いものはキープ、ダブついたらマナ、進化元が居ないと進化先もマナ…だっけ

 

 

「デュアル・ショックをチャージ、ターンエンド」

 

「おん? 珍しいの使うな、ドロー…マナチャージは…リュウセイ・ジ・アース…ターンエンド」

 

「ドロー…うん、アイラ・フィズをチャージして…鬼チャッカリ爆ゾウを出してターンエンド、このクリーチャーはマナゾーンのクリーチャー分コストが下がるの!」

 

「おー、侵略か? ドロー、仕方ない…「覇」(ヘッド)をチャージして、メンデルス・ゾーン、デッキトップ…バトクロスと…モルネクか、2ブーストでエンドだ」

 

「ドロー」

 

『そう言えばそのデッキなんだけど…最近だと見ないかも知れないけど、バトクロス・バトルってカードが苦手だったんだ、プロト・ギガハートはバトルに反応してくれなくてね』

 

「ッ! ドロー…マッハ55をチャージして…アイラ・フィズ! マナ武装火の3コスト…2コストのドラグハート…ガイアール・ホーンを装備して…爆ゾウでアタック…その時に侵略! 侵略条件は火のコスト3以上のクリーチャー! 音速ライドン! 効果でアイラ・フィズをライドンの下に置いて…効果でアタック終了後アンタップする!」

 

「マジかよ…え? クリーチャー指定で下に置く…なるほどドラグハートが着いてくんのか…しかも除去出来なくなったよ、2枚…ッ! トリガー無しだ」

 

「アンタップ…アタック! 侵略! 超音速ターボ3!」

 

「使いきった所でソイツかよ…無い」

 

「3枚ドロー、ターンエンド…ザンテツ・ビッグホーンに龍解」

 

「くっ…(だが手札にはボルドギが都合よく4枚来てやがる、次のターン…確実に倒す…の前に)ディグルピオンをチャージして…ミツルギ・ブースト、ザンテツ・ビッグホーンを破壊して、ミツルギをマナへ…ターンエンド」

 

「ドロー」

 

 

 来た…勝つ為の最後のピース、お姉ちゃんが言ってた、このカードは劣化品…元のクリーチャーに押されて消えたカード…だけど

 

 

「今この時は…心強いね、ライドンをチャージして、爆壁ヒビキ18yを召喚…ターボ3でシールドをアタック時に侵略…レッドゾーンNeo」

 

「トリガー…無し」

 

「アタック終了後、このクリーチャーはアンタップする…続けてヒビキ18yでアタック」

 

「ボルドギ4枚! これで!」

 

「6回」

 

「なに?」

 

「ヒビキ18yを除去するための破壊回数、他だと難しいけど…お兄さんのデッキはこのデッキが教えてくれる、絶対耐えられるって」

 

「…1枚目…リュウセイ・ジ・アース、2枚目…バトクロス・バトル! 3枚目…ヴィルヘルム! これで最後…4枚目…スクランブル…チェンジ…負けました」

 

「ありがとうございました」

 

「殿堂が2枚捲れるのはいいけど…ここで捲れるか? モルネクが捲れてくれればワンチャンあったんだが」

 

「実はマナ置き間違えてたの」

 

「マナ置き? なんか間違えてたのか?」

 

「マッハ55置いたの」

 

「あー、あの時…効果は…は?」

 

 

 初めて使うから間違えたの、ヒビキがあったから勝てたけど、本当ならマッハでアタックすれば絶対に勝てたから

 

 

「なんだこの耐性デッキ」

 

「それな…元関東1位の人のデッキだよ、最近低コストのメタカード増えたから伸び悩み中とは言ってたけど」

 

「これで伸び悩み?」

 

「あぁ、それも改良前の雛型、モルネクとボルドギの時代をぶったぎる為に作ったデッキらしい、5年か6年前って言ってたから…当時の価格どのくらいだ?」

 

「マッハ55とターボ3以外30円だな、いや…ミガワリが違うか」

 

「まあおおよそ3000円だな」

 

「なるほど…ストレージか…そーいやぁガキ頃は金無くてストレージのカードで補強したりしたなぁ」

 

「ってか珍しいな…お前そんなデッキ持ってたっけ?」

 

「これか? 適当に調べて作った、新しいデッキ考える為にちょっと成金でも作ろうかと思ったが…また今度だな…ちょっとストレージでデッキ作ってくる」

 

「マジかよアイツ」

 

「これ…そんなに前のデッキなの?」

 

「ん? あぁ、今だと色々変わってるみたいだが、原型はそれだな」

 

「今度…お小遣い貰ったら改造してみる」

 

「そうか…来週だと大会があるな」

 

「大会までに間に合わせるよ」

 

「まあ新しいデッキも出るし…丁度良いんじゃねぇかな…安く済ませるのか?」

 

「わかんない…ただ」

 

 

ーーー時代遅れって言われるのは…このデッキが怒るから

 

 

「だから…お姉ちゃんとは違う道でやってみるの」

 

「んじゃあ優勝祝いになんか考えねぇとな、優勝したらだが」

 

「絶対優勝するの!」

 

 

 夢はでっかく…打倒お姉ちゃんなの!

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