真剣で?私に?恋しなさい?→それはちょっとわからないです。 作:みょーん
よろしくお願いします!
「お前は八神の血を引くものとして優秀なんだがな…」
「何だよとーちゃん?」
「その…な?もう少し鍛錬とかしたらどうなんだ?」
「えー嫌だよきついし」
こんな事を言っているのだがその実力は申し分無い。
八神流古武術の継承者として小学生ながら完成されていると言い切れるくらいだ。
すべての技を伝授しているわけではないが洗練された動きはとても小学生の動きではない。
風貌もかの八神庵を連想させるようなものである。
生まれ変わりではないかという人間もいるが見た目だけに限ったことであって中身だけを見ればどこぞのものだといいたくなるだろう。
八神庵のような戦闘狂かと思えばそんなことは無い。
草薙家の跡取りを襲うばかりか一緒に鍛錬までするような仲だ。
音楽は全く聴かないし、センスも全く無い。
何処を間違えたらそんなことになるのやら…
「はぁ…どうしてこんなことになってるんだかねぇ…」
「いーじゃん気が向いたときはちゃんとしてるんだし」
「いやな、鍛錬って言うのは毎日続けるから意味があるのであって…」
「いや、毎日はちょっと無理っすよ」
「…はぁ」
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「くっそ…なんでここ連れて来たんだよとーちゃん!?」
「それは八神家時期当主として多くの流派を見てもらおうと思ってだな…」
「そんなのいいよ!それにしたってあんなやつどうやっても勝てないじゃないか!」
「まぁ何だ…がんばれ息子よ!」
「ふざけんなこのくそ親父め!」
対峙するのは一つ年上の女の子。
中身は化け物と言って良いほどの強さを秘めてるって言うか目の当りにしている。
何をしても倒せない、一方的にこちら側の体力を削られ続けるだけ…
もうどのくらいの時間がたったのだろうか…
体中が悲鳴を上げ、腕には力が入らずだらりと垂れ下がったままだ。
顔を上げることすら儘ならず相手に向かうため一歩を踏み出す。
そして気がついたら…俺は倒れていた。
初めての敗北、そしてどうしようもない、自分の中から何かが抜け落ちてしまうようなそんな感覚。
そこからかもしれない…俺の人生が狂い…いや、初めて回りだしたのは…
あいつの名前は川神---
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それから俺はひたすらに鍛錬と修行に出る毎日になった。
学校が終われば道場か山へ篭り、長期休みになれば草薙家と一緒に世界中へと修行の旅に出た。
それでもまだ…足りない。
なぜ、自分でもここまでして強くなりたいのかが分からない。
なぜ、俺はそこまでして勝ちを取りたいのか。
どうしてなのか…その答えが見つかるまで俺は…
ちょうどこの敗北から8年後の事だ…俺の親父は死んだ。
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