BLEACH ~燕が見る景色~   作:近藤ハジメ

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01 ORIGIN

 護廷十三隊。山本元柳斎重國が瀞霊廷の守護を目的として設立した、死神の集団だ。

 

 少し前に死神代行黒崎一護が出現し、数々の事件を起こして解決して行った。

 

 元五番隊隊長藍染惣右介による反乱。

 破面を率いて戦いを挑んて来たが、黒崎一護の活躍によって解決された。

 

 その代償として黒崎一護は死神の力を失ったが、最近になって力を取り戻したらしい。

 

 俺の仕事も減らしてくれるかもしれないし、ありがたいことだ。

 

 

 

 

 そしてそんな俺、八神玄(やがみげん)は三年前から八番隊に所属している平隊士だ。斬魄刀の始解はしているが、面倒くさくて働いていないから全然出世もしない。

 

 まあ、別に良いんだけどな。

 

 今日も今日とて、俺は怠けている。

 

 八番隊隊舎の上で寝そべって日向ぼっこするのが、さいっこうに気持ちいいんだ……。

 

 ちなみに仕事はサボっている。当たり前だろ。

 

「い~い、天気だねぇ~……」

「そうっすね~……」

 

 そして、俺の隣で同じように眠っているのが、八番隊隊長の京楽春水だ。つまり、俺の上司に当たる。

 ただ、別に怒られる心配はない。なぜなら、この人も俺と一緒にサボっているからだ。

 

「いいんすか、隊長がサボっちゃって~」

「いいんだよ~、全部七緒ちゃんがやってくれてるから~」

 

 伊勢七緒、八番隊副隊長だ。

 仕事のできて、眼鏡が似合う美人さんだ。

 

 そして仕事が出来過ぎるから、隊長に良く仕事を押し付けられている。

 

 まあ七緒さんに捕まったら最後、倍の量の仕事で殺されかけてしまう。

 

 …………まあ、俺もなんだけど。

 

 でも見つからなければ犯罪じゃないんだよ! 

 

 そんな感じで、俺と隊長は二人でいつもサボっていた。

 入隊からずっと続いているので、今ではサボり友達だ。

 

「あっ、そうだった。玄君、仕事をちょっと頼めるかい?」

「え、嫌です」

 

 嫌だよ。

 

「僕の頼みをそんな風に断れるのは君だけだよ~」

「だって隊長もサボってるじゃないすか」

「じゃあ隊長命令だ! 出来なきゃ除隊とする!」

「それは卑怯っすよ、隊長!」

 

 職権乱用だ! 労働組合に訴えてやる!

 

 隊長は懐からある物を取り出した。

 

「手紙……?」

「うん。先日死んだ、大草君の遺書さ」

「…………大草の」

「流魂街第七地区に彼の恋人がいるそうなんだ。届けてくれるかい?」

「まあ、アイツには世話になったんで。……いいっすよ」

 

 大草大十郎。先日、虚との戦闘で殉職した男だ。

 大草とは同期でずっと一緒にいた。働き者だったから出世も早く、席官昇格間違いなしとまで言われていたほどに強い男だった。

 俺の仕事もいつもやってもらっていたし、何度も杯を酌み交わした仲だ。

 だからまあ、このくらいの事はしてやらないとバチが当たりそうだ。

 

 

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