やばいな、これは周りから危険だと言われている闇のオーブがまるで接着剤でもつけてから一日経過したぐらいに強力になって離したくても離せないでいた。
それこそこの闇のオーブに意思があると言っても過言ではない程に。
向こうが闇のオーラが無くなり一斉攻撃で倒そうとしているから良かったけどと考えていると闇のオーブがまさかの私の体に入り始めたのである。
本能的にこれは非常にまずいと感じた私は急いで闇のオーブを離そうと空いていた片腕も使って離そうとしたがそちらも引っ付いてしまった。
どうすれば良いのと思っていると腕が勝手に動き始めたのである。
何何何!?本当に私の意思ではないのに勝手に動いて私の胸元に持ってきてしまった。
そうして胸の谷間に押し付けてから闇のオーブは体内に入り込んでしまった。そうして全てが入り込んだ瞬間に全身にとても耐え難い痛みが襲ってきた。
特に頭痛は酷くて、気を抜いてしまうと気を失ってしまうほどに痛く私は必死に何とかしようとしていたがどうすることも出来ずに蹲っていた。
そんな私の様子がおかしいと気が付いたリュカくんが心配そうにしてきてくれたのに・・・・
この人間を殺したい!人間や他の者たちの苦痛や絶望を・・・・
・・・・・・っは!?私は今、自身で考えていた内容に恐怖を覚えていた。おかしい、間違いなくおかしくなって来ていると本能的に感じ取りそしてそれが徐々に強くなってきており次第に抑えきれなくなっていることにも。
このままではリュカくんたちに危害を加えてしまうと感じ取り私は頭を痛めながらもリュカくんに私から離れてと必死に伝えていた。
それでもリュカくんはジャミさんを置いて逃げれませんと言って私を担いで共にみんながいる所に連れて行こうとしていた。
けれども私の中の何かは次第に私の心までも染め始めていた。
このままではリュカくんまでも危険な目に遇わせてしまうと感じ取りすぐに離れなさいと言いながら私は痛みを伴いながらも走り出して遠くに向かおうとしていた。
そんなことをまるで嘲笑う様に私の心は変わり始めていた。必死に押さえつけようとしても逆に抑え込まれて次第に次第にその気持ちすらも消え始めていた。
このまま完全に飲み込まれたらきっと私は私ではなくなると理解していたけど今の私ではどうすることも出来ないでいた。
するとリュカくんの方角を見て私は・・・・魔法を発動させようとしていた腕を無理矢理にその腕を落ちていた鋼の剣で突き刺してから今度は動けなくさせる為に自らの足を何度も何度も何度も足が完全に壊れて踊りなんて出来なくなるまで突き刺して動けない体にさせた。
こうすれば仮に私が完全に怪物になってもこの体では満足に動けなくなるだろう・・・ごめんね、リュカくん。
でも本当のお母さんやお父さんと共に暮らせてあげたのだから許してほしいな・・・・・そしてホメロスさんたち・・・・・最後の最後まで迷惑をかけて・・・済みませんがもしも・・・・・私が・・・・怪物になる事が・・・・あれば・・・・どうか・・・・殺して・・・・下さ・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・。
「ホメロス、ジャミは何処にいるのよ。あのボスたちを相手にしていて見失ったわよ」
「それは自分も知っている、先程にジャミは闇のオーブを持っていたから下手にすれば大変なことになる。取り返しがつかなくなる前にすぐに見つけるぞ!」
その時にリュカがホメロスたちの所に向かい向こうでジャミさんが苦しんでいるので助けてくださいと泣きながらお願いをしてきた。
取り敢えずリュカには一度サンタローズ村にも戻り増援を呼んできてほしいとベロニカがそうお願いをした。
リュカはそれを聞いて分かりましたと言ってすぐに外に出てからキメラの翼を使いサンタローズ村に向かった。
それを確認してからすぐにホメロスたちは急いでその場に向かうとそこにいたのは・・・・見た目が変わったジャミがいた。
綺麗な白銀のロングヘアーから赤ピンク色になり綺麗な足には紋章などが浮かび上がって服装も先程よりも何かと際どい服装になっておりその目も優しい青色から血のような赤になっていた。
「へえ〜そちらから来てくれるなんてとても助かるわね。ねぇ、私の事を助けてくれないかしら?そちらのお方様?」
そう言ってホメロスたちに魅了をさせようとしてきたのである。
いち早く気がついたホメロスはすぐに目を閉じて左腕に軽く剣を刺して正気を保っていた。
しかし、反応に遅れてしまった他の者たちはみな、魅了されてジャミに言われるままにゆっくりと歩きだしてしまっていた。
そうして一番最初にたどり着いたのはベロニカであり魔力を頂くわねと言いながらベロニカに対してキスをして魔力を吸っていた。
ベロニカはジャミに対して魅了されておりなさせるままに魔力を吸収されてしまっていた。
そしてそれを終えるとジャミはベロニカに対してありがとうねと言ってから今度は私の眷属にしてあげると言ってベロニカに対して魔力を与えて彼女の魔力、魂の色を変えてしまったのである。
そうして力が抜けたベロニカはその場に座り込んでから静かに立ち上がり始めていたが明らかに先程と様子が変わっておりそれを肌で感じとったホメロスはこのままでは全滅すると感じ取り自分だけでもこの恐ろしさを他の者たちに伝えなければと思いで城の窓から飛び降りて逃げ出した。
「あ〜あ、せっかくの色男だったのに見逃してもったいないな。まあ、そのうちに手に入れるから構わないのだけどね」
ジャミはとても以前の性格では考えられない笑みをしていた。かつては母親またはお姉さんみたいに優しくしてくれる笑みからまるで傾国の美女がしていそうな妖艶な笑みを浮かべて魅了させた者たちをゆっくりとゆっくりと料理をしていくのであった。
そうして料理をされた者たちが呪われたジャミに言いように操られる虜にさせられた人形になるにはそう時間がかかる事はなかった。
そうしてラインハット城とその城下町を完全に掌握して呪われたジャミは密かに支度を始めるのであった。
それは今の主である、魔界にいるミルドラースに対して謀叛を企て始めたのである。
私こそ全てを手に入れられる権利と実力があるとして行動に移し始めるのであった。