俺たちは無事にサンタローズ村まで戻ってきたのでリュカ君と少し村を歩いてからお別れすることにした。リュカ君はまたねと言って走って家に戻っていった。
元気が良くて子供を見ているだけでも元気が出てきそうだと思いながらもなんであそこで強い魔物が出てきたのであろうか。それは知りたいがとりあえずリュカ君はあそこに向かうことがないから保留で良いかな。
時間が余裕があるときに調べてみることにしよう、今は一旦拠点に戻って状況を確認しよう。そう思ってルーラで拠点に戻ってきた。
リーザス地方では特に変わったことは起きていないみたいで小競り合いもないみたいだがあのラプソーンが少しも軍勢を送ってこないのは可笑しいと考えていた。何か考えがあるな、原作でもラプソーンの周りには多くの魔物たちがいたから俺の考えではくるとばかり思っていたが。
何を考えているのだと思っていた、するとサイスから一つの情報を貰ったのだ。それは近くの地方で怪しい人影を見たという情報を手に入れた。なるほど何か関係があるかもしれないから心に留めておこう。
とりあえずサイスの修行成果を見せてもらうことにした。実はこのサイスはマホトーンが使えずに使える呪文がなに一つもなかったのでとりあえずいろんな魔法を練習させてみるとヒャド系のみ使えることが分かりそれからはヒャド系を中心に修行をさせていた。
幸いなことに俺はマヒャデドスが使えるので教えることができた、するとわずかの間にサイスはヒャダルコを習得したのだ。この習得の早さには流石の俺でも驚きを隠せない。
素直に誇って良いと言っているのにサイスはようやく魔法が二つ使えるようでは誇れませんからでも逃げるときに相手を凍らせることができるのでそれは嬉しいですと言っていた。
本当に弱気すぎるでしょう、サイレスなのかと思うぐらいに臆病で弱気とはまあ、それは戦いにおいては必要なこともか知れないけど戦いは基本的に臆病でないと死んでしまうからそれは要らないとは言わないけど。
でもヒャダルコを覚えてくれると雑魚との戦いにはとても役に立つからと思っていた。そうだ、今度、原作主人公が向かうあのお化け退治に俺も手伝いをしようとしていたのでこのサイスも連れて行こう。
幸いなことにリュカ君は魔物をそう差別をする人物ではないから連れて行っても問題はないな。そうも決まればサイスにこのことを伝えた、すると案の定。
「自分は後方で待機していたいですからどうか、前線に出さないでください。お願いします、誘い踊りでも何でもしますから」
それはとても嬉しいことだがお前にはこれから俺の仲間として頑張ってもらいたいから前線にも少しぐらい慣れてもらわないと困るからな。誘い踊りをするという行為は本当にうれしいけど。
そうして俺は近いうちに俺と共に戦いに出るから準備をしておいてねと言って俺は拠点の塔の上から空を見上げていた。
何か起きようとしているのは間違いはないだろう、でも原作主人公に影響与えたないようにしなければならない。それと原作を改変したいところがあるのだそれはパパスの未来を変えたいと考えている。
いくら何でもあんな未来は悲惨すぎるからな、そんな未来を変えたいと思っているがこの未来はそう簡単に変えれるものではない。どうやってゲマをうまく騙せるか。
どうすればあの状況からパパスを生還させることができるのかと考えていた。そこで思いついた方法はただ一つ。
それはゲマに対してこの世界を滅んでいくのをその目で見てもらいましょうと言って石化させてから後でこっそり石化と治してあげるしか方法がないと考えた。
でもこれには後で石化を治す道具がないから危ないと思って諦めていたがだがこれの問題は解消された。それはほかのドラクエの世界に繋がっている旅の扉が見つかったのだ。
しかもドラクエ8では錬金釜と言ういろんなものを作れる道具がある、それさえあれば石化を治す道具も作れると考えた。
そしてパパスをこの世界ではなくてドラクエ8の世界に移動してもらおうと考えている。そこならばゲマの目も届かないから安心して過ごせるはずだ。
そしてその上で主人公の母、マーサもそうしてこちらの世界に連れてくるつもりだ。そして主人公と家族で再開をさせてあげるつもりだ。そしてそのお礼を誘い踊りをしてもらうつもりだ。
こちらの気分も最高だし踊れる仲間も増える、最高だな。そう考えるとあの旅の扉を見つけたのは幸運だったと思う。
けれどもそれをするにはあの世界を平和にさせないといけないと考えた。するとどうしてもラプソーンと戦いをしなければならないがどうやってあの闇の結界を破るのかと問題が起きていた。
俺ではどうやってもあの闇の結界を破る方法が見つからないのだ、だからどれぐらい強くなっても勝負にならないのだ。どうすれば良いのだと思っている、何か方法を探さなければならない。
けれども何か方法はあると思っている、あの闇の結界を破る方法を。それにどうしても気になることがあるのだ。それはこの世界に転生をさせた存在は何者なのであろうかと言うことだ。
流石に神様たちがしたとは思えない、けれども魔王ミルドラース様がしたとも思えないのだ。すると一体、俺を魔物に転生させたのは何者だろうか。
それは転生して一年が経過しても分からないのだ、でもわかることはただ一つ。魔王とか比べ物にならない存在と言うことだけは理解している。もしその者が何かしらの意味を与えて転生させたのであればきっと活路を出してくれると信じている。
そう信じて俺は突き進む、頑張るだけだ。そう思っていた時にこの拠点に訪問してきた魔物が来た。それは元々俺と同じ立場であった、ゲマの部下のゴンズである。
このタイミングで訪問してくるのは何かゲマに勘づかれたのかと思いで出来る限りいつも通りにして待ち構えていた。するとゴンズが来たので俺は何の用事だと聞いてみるとゴンズは俺を見るや何か考え事をした。
やはり何か違和感を感じているなと思って警戒をしていた。どんな言葉を言うのだろうかと思いで待ち受けているとゴンズは俺に対して話を始めてきたのだ。
「実はな、俺様がある夢を見たのだ。それはお前が魔王になる夢を見たのだ。もちろん夢の話だからと思うかもしれないが夢の中でお前は楽しそうに踊っているのだ。ここ最近、お前は踊りなどするようになったからもしかしてなと思ったのだ」
何だその変な夢はそれに何もそんなことに起きるようなことはないだろうと思って話しをしたが更にゴンズの夢には続きがあるのだ。
その横にいるのはシュプルもそうだがこの近く待機しているサイスもいるらしいのだ。勿論のことゴンズはサイスと今日、初めて会ったのだ。それにこの世界にサイレスはいないからゴンズは知る由もないはずなのに夢の中で見たのだ。
流石にそうなると少し気になるなと思っていた、そしてゴンズは最後に目の前に現れた者はすべての魔族の始まりと呼ばれている、アパオシャが目の前に現れたらしい。
これは知らないことだぞ、始まりの魔族なんてどのドラクエでも聞いたことないぞ。そしてアパオシャってどんな魔族だったと聞いてみたがゴンズもそこまでは覚えていないらしいから詳しい姿までは分からない事だった。
けれども始まりの魔族、もしかしたら俺が転生したことに関係するかもしれない。それだけでも収穫はあったと思うべきだろう、俺はゴンズに感謝を言うと最後にゴンズが俺に対して
「それと自由に動くのは良いけどあんまり動きすぎるとゲマ様から何か仕掛けてくるかもしれないから気を付けておけよ」
そう言って拠点の塔から立ち去った、そうかゲマに目を付けられ始めたかもしれないということだな。でも上等だ、ならばこちらは功績をあげて魔王様から直々に特例を頂くだけだ。
あのゲマは本当に魔王様の言うことだけはしっかりと守るからそれを利用してやるさ。そう決めた俺はまた今後の予定を考えることになったのだ。
そうしてその時、原作の主人公、リュカはサンタローズ村からアルカパに向かって歩き出しているのだった。