パパスたちがサンタローズの村か出た情報を貰った俺はすぐにアルカパに訪れていた。ここであのお化け退治が始まるから流石に二人だけでは危ないので俺とサイスもついて行くことにしたのだった。
「サイス、お前に命ずることはあの二人を守り抜け。それ以上はなにも要求はしないから頼むぞ」
「分かりました、いざと思ったらあの二人を担いで飛んで逃げろということですね。どこまでも逃げてやります、むしろ勝手に二人を連れて逃げてやりますから安心してください」
全く、その通りだけどさ、お前はそろそろそこそこの力を身に着けたのだからさ自信を持ちなと言うとサイスは自分は全然ですから下っ端だと思っていますからそんなことはと言っていた。
この勢いだとマヒャデドスを覚えない限りは自信はつかないだろうな、ヒャド系だけならば俺よりも才能があるのに残念だ。
ついでにミルドラース様が率いる魔王軍でヒャド系、最強と呼ばれているのが俺であるからどれだけサイスの才能がやばいかわかる。
しかも魔王ミルドラース様を合わせてヒャド系では最強と呼ばれているのが俺なのだ。それを軽く上回る力を秘めているのがこの臆病なサイスなのだ。
でも油断をしない幹部などは一人ぐらいは欲しいからこれはこれでありがたいかもしれないけど。そう思いながらサイスを見ていた。
するとリュカ君とビアンカがベビーパンサーを助けようとして話をしていた。よいよいお化け退治の時間が来ようとしているなと思いで俺たちも準備をするぞと言って外で準備をしていた。
そうして待って夜になると外から出ようとしている二人を見つけたので俺はまた人の姿に変装してから二人に近づくのだった。
「二人ともこんな夜遅く、危ないじゃないか。何かどうしても外に出ないといけない用事でもあるのかな」
俺はできる限り、優しい声でそう言うとビアンカはその通りよと言ってリュカ君は俺に気がつきあの時のお兄さんと言って笑顔に向か入れてくれた。
それを見てビアンカはリュカ君に対して知り合いなのと聞いてみるとリュカ君はとても優しいお兄さんでとても強いと答えてくれた。
聞いたビアンカはならば大丈夫かなと言ってどうして外に出てきたのかを理由を教えてくれた。もちろんこちらは知っているけど聞いているふりをしてから俺は考えているふりをして
「君たちの事情は分かった、けれど二人ではとても危険だ。だから俺とそれの仲間と一緒にそこに向かわないか。お兄さんはそこそこ強いから戦力になると思うよ」
そう話すと、リュカ君は今回もお願いしますお兄さんと言ってくれたのでそれで決まって俺はまずは仲間を紹介した。モンスターが出て来て二人は驚いたが俺はすぐにサイスの事を説明した。
「済まない、驚かせてしまったな。この魔物はサイスと言ってそこそこ強いけど臆病者でそちらから攻撃をしなければ攻撃をしてこないから安心してくれ。それに俺の言うことを聞いてくれるから襲われることはないから」
そう言い終えるとサイスも自己紹介をした、礼儀正しく自己紹介をしたうえでサイスがいつも舌を出しているので面白いと言ってすぐにリュカ君とビアンカの警戒心は無くなった。
それを見ていた俺も意外にやるなサイスと思いながら見て道中で襲ってきた魔物たちは俺だけでほとんど倒してとうとうレヌール城にたどり着いた。明らかにお化け屋敷にしたらマジでリアルすぎて有名になりそうなほどに雰囲気を出していた。
これを見たリュカ君とビアンカがビビってしまうのはしょうがないけど・・・サイス、お前までビビってどうする。お前は普通にここに生息している魔物よりもはるかに強いだろと思いながらもサイスの顔は真っ青になって俺に対して
「あのー、外で待機していてはだめですか。これを見て明らかに入りたくはないのですけど」
「ダメに決まっているだろうが、そんなことで怯えてどうする。さあ、お前も来ないと一人になったお前をお化けが襲ってくるかもしれないけど俺はこの場からいなくなるから助けられないから許してくれよ、サイス」
サイスはすぐに泣きながら自分もついて行きますから守ってくださいと言って走ってきた。おい、まだ子供たちのほうが勇敢だぞ、少しは見習ったほうが良いじゃないかと思ってみていた。
流石に入り口はしっかりと閉まっているので入ることはできずに裏口から螺旋階段を上って上に上がっていた。するとサイスがこの先、嫌な予感がしますけど大丈夫ですかと聞いてきた。
意外にも勘は良いのだなと思っていた、そう実はこの先にはドラクエ屈指の恐怖と言える場面があるのだ。それを察知したサイスは大したものだなと思いながら進んでいた。
すると城の入り口を見てサイスが顔色を悪くしながら俺たちに対して
「すみませんがこれは入ったら間違いなく落ちて出られなくなる感じじゃないですかね。とても危ないような気がしてたまらないのですけど」
「そうだな・・・ならば入ったらお客様を返したくないから意地悪い人が扉を閉めると思って入れば怖くはないよ。さあ、入ろうかリュカ君、ビアンカちゃん
にサイス」
そう言ってから俺たちは城の中に入った瞬間に鉄格子が落ちて来て出られない状態になった。サイスは悲鳴を上げたのでうるさいぞと言って俺は落ち着きながら
「この度は招き入れていただきありがとうございます、急な訪問で申し訳ないのですので俺に手土産をお持ちいたしました。それを出したいのでどうか広間まで通していただけないでしょうか」
俺は冷静に話していたがサイスがあれって人間界で使われている棺桶と言う物だった気がするけどと言って怯えながら進んでいた。そして案の定に階段の前で棺桶が動き出して骸骨が出てきたのだ。
リュカ君、ビアンカちゃん、もちろんサイスも三人で抱き合って泣いた。俺はそれを見てから
「いきなりの歓迎はとても光栄です、それではまずは披露しますのは・・・・イオナズンー」
そう言って襲ってこようとしていた者たちを返り討ちにした。終えると流石ですと言ってサイスが泣きながら感謝をしていた。お前はもう少しは頑張れよと思いながらリュカ君とビアンカちゃんたちもありがとうございますと言われてこれはこれで良いかなと思いながら階段を下りた。
降りた先ではもちろん動く石像がいるので今度は俺を除いた三人で倒して貰おうと考えて三人にあそこで石像に変装している魔物がいるから三人で頑張って対峙してきて見てと言って三人はあれが魔物と分からないようで近づいてみるとリュカ君が何かに気がついて
「この銅像さん、生きているよお兄さん」
そう言うと銅像が見たなーと言ってリュカ君たちに襲い掛かった。戦いになったがリュカ君は俺が鍛えてあげたおかげとそもそもサイスがいるので負けることはなく難なく倒せた。
うんうん、なかなかいい動きになって来ているなと思いながら三人の動きを見ていた。そしてサイスに対して俺は集めた道具を持ってきているなと聞いた。
するとサイスは勿論ですと言いながらなんでこんな道具を持ってきたのですかと聞いてきた。
サイスが不思議に思うのも無理はないかもしれない、持ってきたのは照明になりそうな魔道具であり、明らかに戦いに使いそうもない物ばかりだったので疑問に思ったのだろう。
けれどそれを使うタイミングはもうすぐ来ると言って先に進んだ。すると暗い場所に出たのでここで使うのですねと言ってサイスが出そうとしていたので俺はここではないと言った。
余計にサイスは分からなくなりどこで使うつもりなのですかと聞いてきた、もっと広い場所で使う予定だからと言ってそうして俺たちは城の入り口に出てきた。そこでは幽霊となっても踊っている人や魔物たちばかりだった。
これを見た瞬間にサイスがここで使うのですねと言ってきたのでその通りだと言ってすぐに道具を出させた。そして俺はリュカ君たちに
「俺はここで大軍の魔物たちを足止めをしているからその間にここのボスでも見つけて倒してきてくれ、リュカ君。さて、楽しい宴の始まりだー」
そうして俺は我慢をしていた、あの誘いおどりを始めた。この広場にいる魔物たちにすべてに誘い踊りをさせたのだ。そして俺は踊り疲れている幽霊の人間たちに対して
「お待たせしました、今から俺が送るダンスを是非とも楽しんでみて行ってくださいね。さあ、ダンスを強制させてきた魔物たちよ、人々を楽しませる踊りをしてみるのも面白いぞ。さあ、ミュージックスタート!!」
そう言って先ほど持ってきていた照明の魔道具をスポットライト代わりにして俺は城の広場で踊りを始めたのだ。そしてすべての魔物たちが踊りにつられて一斉に動き出した。
それを見た幽霊の人々はおぉー!と言って声をあげてくれた。さあ、楽しくなってきたと思いながら踊りながら歌を歌い始めた。
「さあ、最初に送るのは馬繋がりで有名なあの曲、ジンギスカンを送ります。それでは楽しんでくださいー!!」
それを見たリュカ君たちは俺の努力を無駄にしないようにすぐにその場から離れて暗闇を通れる道具を探し始めた。
一方、サイスは絶対にあれをやりたいだけだろうジャミ様はと思いながらリュカたちについて行くのだった。サイスの考え通りにサイスから見た俺はそれはそれはとても楽しそうだったと言っていた。
ジンギスカンは踊って歌う曲で有名だから・・・それに馬に関係することもあるし。