鋼鉄の咆哮_AZUR BREAKER   作:Bligh_Drunk

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実に奇跡的だ、我が眼を疑うが此処に記録を残して置く。

キューブに代わる強力なエネルギー体となるかもしれないサンプルを発見した!!


キューブ技術によるエネルギー生成技術の発展実績は周知の事実だが...
もしかしたら... これは、それさえ超えるのも夢じゃないぞoaq!

やばい、手汗が止まらねえ... まさかこんな人生一発逆転の機会が俺に巡ってくるなんて...


今に見てやがれ、◆◆◆... この[&%@P?#]さえあれば、お前の功績などすぐ追い抜いて...


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―<title> 大発見だ! ! ! </title>.html―

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A-5.夢想の果ての鋼獣

~極南基地

 エリア:0101 超兵器用ドック_02

 

 

予想だにしない[KAN-SEN]の顕現によって当初の研究プランは大幅にずれが生じてしまった。

今のところ、彼女らにはこちらと争う気は無い上に俺の指示に従うと表明している。どの道、現状ここで戦闘があったとしても俺が負ける道理自体存在しないのだが。

[キューブ]も彼女らの顕現に合わせるように数十個程が消失したが、わずかに数個と比較的大型のキューブは残ったままだった。あの大型キューブは、エネルギー生成に特化した造りに"変性"した物のようだ。

 

…そして、彼女達が姿を現したのと同時に、太平洋上のど真ん中に再び『歪み』が出てきた。

いや、もはやこれは『歪み』ではなく『穴』と言った方がいいかもしれないな。その『穴』は、現在もなお安定して状態を維持している。おそらく、向こうへ渡るための渡航手段としては役に立つだろう。

 

 

 

俺は次に、[KAN-SEN]についての認識補完をすることにした。

幸いにも、蒼龍が学の高いKAN-SENであったため、一通りの共通常識の照らし合わせについては割とスムーズに終わった。"アズールレーン"に"レッドアクシズ"か... "重桜"や"鉄血"がどうとかいうのはこの事だったか。

 

そうして向こうの認識を確認していき、いくつか分かった事がある。

 

 

「…ところで、ヘッドは既に"宇宙進出"の準備は済んでいるのですか?」

 

「気が早過ぎだ、まだ主力級の[ラグネーム]も整備が済んでいない。その上で、新たな問題が降ってきたわけだからな。」

「そうですか... いえ、突然に申し訳ありません。宇宙域、という普段では聞き慣れない響きに興奮していたのかもしれません。」

「宇宙には無限の可能性がある、です...」

 

 

……彼女らはこのテュランヌスの、ひいては俺の目的や俺自身の内情も既に理解しているようだ。

KAN-SENは適合者... [指揮官]となる存在に強く影響を受ける場合がある、というのを聞いた。だが、それは"人間"に限った話である。

果たしてこれが[適合者]としての影響なのか、はたまたセイレーンの仕組んだものなのか...

 

いずれにしても、秘匿ライブラリを勝手に盗み見られているようで気色悪いな。

 

 

それに、彼女らのKAN-SENとしての特性も既存の情報とは異なる変化があるようだ。

 

彼女らは元々のKAN-SENの力を持ちながら、俺ら『鋼鉄』の兵装規格である[HLG]に対応している。

すぐにでも兵装の換装をすれば、即刻戦闘可能になるだろう。

 

 

 

「しかし、知識としての情報で知っているとは言え、実際に見てみると壮観だなぁ超兵器って言うのは。」

「艦載機も知らない物が沢山ある! 私にも使えるかな?」

「……向こうで寝ててもいい?」

 

 

向こうで思う思うに語らう彼女らは、物知らぬ奴が傍から見れば"唯の少女"も同然な容姿だが...

 

 

「ヘッド、貴方の考えとしては... 我々は、"処分すべき"対象なのでは?」

横から静観していた俺に対し、蒼龍は核心に迫る問いをしてきた。

 

「ヘッド、我々は...5人全員が貴方の指示に従うことに躊躇いはありません。例えそれが自らの命を絶つことでも、それは我々の総意です。」

 

一瞬の内に、場は静寂が支配した。

 

 

実際、彼女の言う通りではある。

KAN-SEN達の顕現に合わせて、あの『穴』が現れたという事実... 関係が無い筈がない。

 

彼女らがこちらに現れたことで、向こうの次元への繋がりできてしまったのが『穴』の出現の最大要因だろう。それがセイレーンの狙いなら、まんまとしてやられたわけだが、その繋がりも"彼女ら"在りきのものだ。

ここで彼女らを処分すれば、繋がりを無くした『穴』は消えるかもしれない。

 

 

だが...

 

「今は、お前らを処分する気は無い。少なくとも、俺の庭に土足で踏み入れた奴らの親玉を見るまではな。」

 

なら、今ここにある手札で勝負してやるさ。その方が、"面白い"。

同じ"異物"同士... 迎え入れる縁としちゃあ、それで充分だろ。

 

……まったく、我ながら... まだまだ俺も甘ちゃんだな。

 

 

 

「改めて『ようこそ』、と言っておくか...

 50億の生命の屍を築き上げた俺らは...[テュランヌス]

 最初の"鋼鉄"として、お前らを鋼鉄の一員として迎える。

 おめでとう...新たなる鋼鉄達よ。」

 

………

……

 

 

 

 

 

 

 

 

 

~太平洋上 次元『穴』周辺域

 テュランヌス部隊 『穴』内部の探査部隊を展開...

 

 

-部隊オーダー-

 

・アレス_アーセナル級ミサイル戦艦

 

・蒼龍,綾波,伊13,U-47,U-96

 

・播磨

・近江

・アルウス

・アルウスⅢ

・ドレッドノート

・ドレッドノートⅡ

・ペーター・シュトラッサーⅡ

・グロース・シュトラール

 

・試作小型艇Ⅳ(セイレーンの特攻艇を見て、採用した特殊爆弾搭載型)_1000隻

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<久方ぶりよなぁ、我らとお前が肩を並べ此処に在るというのは。>

『ああ、あの日以来お前らと海原を征くことは無いと思っていたがな。』

<フハハハハ!! 良い良い!! 王者が出るに相応しき戦なれば、我も『血が滾る』と言うヤツよ。存分にやろうではないかッ!!!>

 

<いつにも増してやかましいな、血の通わぬ我々に"滾り"など分かる筈がなかろうに。私はそれよりも、セイレーンの性能検証の続きを再開したいのだが。>

<お前さんも大概だろうに、まあ何でもいいさ。またぞろ戦争が出来るってんなら、大将の手駒としてこれ以上のこたぁ無ぇ。いっちょ暴れ散らしてやろうぜ!!>

 

 

『向こう側はおそらく、奴らの領域..."鏡面海域"というやつだろう。常に、異常予測を最大にして行くぞ。…そちらの兵装稼働状況はどうだ。』

『問題ありません。KAN-SEN部隊、いずれも核融合炉の稼働にも支障無し。』

 

『とりあえず、お前らは見ているだけでいい。使う機会は、いずれ来る。』

 

 

 

さて... では始めるか。

怪魚殺しのスタートだ。




鏡面海域であるのをいいことに派手に殺ったります。

あと、そろそろ性能表等もぼちぼち上げる予定。
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