魔法科高校の狂犬   作:Rain one

7 / 10
今回で入学編が終了です。


かなり内容が長くなって居ますがご了承下さい。

書き終えたら、2万文字近くになって居たので驚きました。

https://syosetu.org/?mode=kappo_view&kid=272401&uid=318815


入学編STORY6

2012年4月21日夕刻

 

孝一と達也はようやく放送室についたのだ。すると生徒会役員、風紀委員が集まったところで摩利が切り出した。

 

 

「全員、揃ったな。状況を説明する。犯人はマスターキーを盗み扉を封鎖している。中に立てこもっていてこちらからは開けられない。」

 

 

「明らかな犯罪行為ですね。」

 

 

「おいおい、そいつらは正気か?いくら七武海の俺でもそこまでの事はしないぞ。」

 

 

「その通りです。だから私たちも、これ以上、彼らを暴発させないよう慎重に対応すべきでしょう。」

 

 

「いや、多少は強引でも短時間の解決を目指すべきだ。」

 

 

達也は彼らの行い憤りを感じ、そして孝一は完全に呆れてる横で鈴音と摩利の間で方針の対立があり、完全に膠着状態に成りつつあったが、すると孝一が口を開いた。

 

 

「それでしたら、俺が対応しましょうか?」

 

 

「それは辞めておけ、孝一。お前が動けば碌なことにならんかな。十文字会頭、何か案があるみたいですね。」

 

 

達也が孝一を静止すると達也が十文字の方に目を向けると、それまで黙って居た十文字が口を開いたのだ。

 

 

「俺は彼らの要求する交渉に応じても良いと思っている。」

 

 

「このまま待機すべきだと言うのですか?」

 

 

「それについては決断しかねる。ただ、不法行為を放置してはおけんが、性急な解決を要する程ではない。」

 

 

十文字の言葉を聞いた達也がある提案をしたのだ。

 

 

「では、ここは俺と孝一が対応しますが、良いですね?」

 

 

「ああ、構わん。それで早期解決に向かうなら、俺は四葉と犬塚に一任する。」

 

 

達也はそれを聞いて孝一にある事を言ったのだ。

 

 

「孝一、今回は多少は手荒でも構わんが、首や手足を切り落としたりするのは厳禁だぞ?お前はやり過ぎる所があるからな?突入するぞ。合図を出しますので準備をお願いします。」

 

 

「へいへい、分かったよ。じゃあ、扉をぶち壊して良いな?弁償費用くらいは俺のポケットマネーから出すからよ!」

 

 

「ああ、頼むぞ孝一。今です。」

 

 

達也が合図を出すと同時に孝一が腰に差していた黒刀の秋水を抜いて扉を一刀両断したのだ。そして孝一が扉を一刀両断して扉を壊したのだ。中に居た人物達はいきなりの事で驚いたので動けずに居たら同時に風紀委員は突入したのて中に居た違反者達を取り押さえたのだ。

 

 

「お前たちの言い分は聞こう。交渉にも応じる。だが、要求を聞き入れることとお前たちの執った手段を認めることは別問題だ。」

 

 

十文字の言葉に紗耶香を含め、問題を起こした生徒たちは顔を青くする。そして達也が彼らに向かってこう言ったのだ。

 

 

「今回は俺が孝一の暴走を抑えたから、良かったですが次、似たような事が起きたらこいつは貴方たちを殺しかねないんでね。」

 

 

達也の言葉を聞いた問題を起こした生徒たちは更に顔を青くしてそれ以外の者たちも孝一と言う存在がどれだけヤバい存在かと認識したのだ。すると真由美がある事を言ったのだ。

 

 

「それはそうなんだけど、彼らを放してあげてもらえないかしら?」

 

 

「だが、真由美・・・。」

 

 

「ごめんね、摩利。言いたいことは分かってるいるつもりよ。でも、学校側は今回の件を、生徒会に委ねるそうよ。」

 

 

「何!?」

 

 

「壬生さん。私たち生徒会は貴方達、有志同盟の主張をこれから聞こうと思うだけど、ついて来る気はある?それと孝一君の方もそれで良いかしら?」

 

 

「私達は逃げる気はありません。」

 

 

「ええ、俺もそれで構いませんよ。まあ、政府がどう言うか次第ですが。」

 

 

「じゃあ、決まりね。それじゃみんな、、お先に失礼するは。」

 

 

 

真由美が全員に向けて、一声かけてその場を去ると達也もその場を離れると孝一はそれを確認すると秋水を納刀してその場を去ることにするとタイミングが良いのかリムルは現れたのだ。

 

 

「孝一、ソウエイとモスから、思念伝達があったからすぐに来てくれ。」

 

 

「ああ、分かった。」

 

 

孝一がそう答えるとリムルの後ろについて行き校内にある人気の無い場所にやって来ると、そこにはミリムとディーノが居たのだ。孝一とリムルが到着するとソウエイが現れたのだ。

 

 

「リムル様。ご報告です。」

 

 

「ソウエイ、頼むぞ。」

 

 

「はい。この所、ブランシュの動きが活発化しており近いうちに何か事を起こす可能性があります。お気をつけ下さい。そして、現在はモスが情報収集をしております。俺も情報収集を続けます。」

 

 

「分かったよ、ソウエイ。」

 

 

リムルがそう言うとソウエイが一瞬でどこに行ったのだ。そして孝一が口を開いたのだ。

 

 

「そうだ、時期は未定だが近々、生徒会と有志同盟との話し合いが行われる事になったからな。お前たちも気をつけろよな。」

 

 

 

「ああ、分かったよ。って、うは!」

 

 

「そうなのだ!リムルよ!」

 

 

「あー、面倒くさいなー。」

 

 

「ミリム!いきなり叩くなよ!」

 

 

孝一がそう言うとリムルが答えてミリムがリムルの背中を思いっきり叩いたのだ。ディーノは面倒くさそうに言ったのだ。

 

 

 

 

 

 

 

 

ーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーー

 

 

 

翌日、達也が真由美のところに行き話を聞くと生徒会と有志同盟の話し合いの結果、公開討論会が開かれることになった。日時は立てこもりから二日後、つまり明日だ。有志同盟はそれを承諾して、生徒会から参加するのは真由美の一人ということになったのだ。すると達也が口を開いたのだ。

 

 

 

「・・・大丈夫ですか?」

 

 

「あら、心配?」

 

 

「あたりまえですよ。真由美さんは大切なんですから。」

 

 

達也がそう言う事を平気な顔で言うと真由美が顔を赤くすると、するとそこに孝一とリーナと奏が通り掛かったのだ。

 

 

 

「相変わらずだな、達也、お前は。」

 

 

「お前にだけは言われたく無いな、孝一。」

 

 

そう言い合いをしていたので奏が間に割って入ったので言い合いを強制終了したのでそれぞれの教室に向かったのだ。今、二科生の棟では同盟の活動も一気に活性化している。そして孝一と達也が二人で見回りをしていたら見知った顔を見つけた。

 

 

 

「美月。」

 

 

「何してるんだ、美月?」

 

 

「あっ、孝一さんに達也さん!」

 

 

美月はホッとした表情を浮かべている。顔を察するに、どうやら結構な時間、捕まっていたようだ。達也は美月を勧誘している男に見覚えがあった。新歓週間の時、魔法で攻撃して、逃げていった生徒だ。孝一と達也は上級生の間に割り込み、話しかける。

 

 

「先輩、長時間の拘束は迷惑行為になるのでお控え下さい。」

 

 

「まだ続けるなら風紀委員会まで、一緒に来ていただきますが。」

 

 

「じゃあ、柴田さん、何時でもいいから気が変わったら声をかけてくれる?」

 

 

二人に阻まれた上級生はそう言い残して、去っていた。すると美月が口を開いたのだ。

 

 

「三年生の司甲先輩、剣道部の主将さんだそうで。」

 

 

「その先輩が美月に何の用だったんだ?」

 

 

「『霊子放射光過敏症』で悩む生徒のサークルに入らないかって・・・何度もお断りしたんですけど・・・。」

 

 

 

「それは、また・・・。」

 

 

「ああ、言う男は女に嫌われるからな。気をつけなきゃな。」

 

 

サークルはあくまで口実だろう。同盟の仲間に引き込みのが本当の目的であるのが大いに予想出来る。孝一は司の行動を見て自身の戒めとしたのだ。

 

 

(あの男、只者じゃないな。しかし、何者なんだ?)

 

 

 

孝一は学校が終わると、そのままカレコレ屋と近くの喫茶店で落ち合ったのだ。そして孝一が尋ねるとヒサメが答えたのだ。

 

 

 

「それで調査結果はどうだ?」

 

 

「ええ、どうもブランシュに関しては明日に第一高校に対して何をするみたいです。」

 

 

「それは本当か?」

 

 

「ああ、確かな話だ。」

 

 

「ですが、何をするかまでは分かりません。」

 

 

「ああ、そうだ。司甲と言う男も気になったので、調べさせて貰った。」

 

 

「仕事が早いな、ありがとう。奴の素性を教えてくれ。」

 

 

孝一はシディの言葉を聞いてすぐに司甲の素性を言う様に言ったのだ。

 

 

「司甲、旧姓鴨野甲。だがそれ以上は情報が出てこなかった。」

 

 

「嫌、旧姓を聞いて思い出した。奴の旧姓は鴨野家は陰陽師の大家、『賀茂家』の棒系だ。話じゃ奴の近親者には魔法師の因子の発現は見られない、いわゆる『普通の』家だ。あいつの目は一種の先祖かえりだ。」

 

 

「あいつとは、知ってんのか?」

 

 

「ああ、俺の実家は犬塚公爵家は賀茂家と同じ陰陽師の大家、『安倍家』の分家でな。犬塚公爵家の初代当主は安倍晴明の孫でな、だからその関係で嫌でも話を聞かされていたからな。それと、司とブランシュの関係は解るか?」

 

 

「はい、司甲の母親の再婚相手の連れ子、つまり、義理の兄がブランシュの関東支部のリーダーを勤めています。」

 

 

ヒサメの報告を聞いて孝一は驚いたが流石に呆れ返り、そして警戒をする事にしたのだ。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

ーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーー

 

 

公開討論会、当日

 

 

講堂には、全校生徒の約半数の生徒が集まっていた。一科生と二科生がほぼ半々と言った感じである。同盟側はの席に壬生紗耶香の姿を無い。同盟メンバーと判明している生徒が十名前後、その中には放送室占拠メンバーがいない。

 

 

討論会が始まり、同盟側は、クラブの予算やあらゆる面で二科生は一科生よりも劣る扱いを受けていると主張したが、具体的な事例や数字での真由美の反論に言い返すことが出来なかった。途中からは完全に真由美の演説会になっていた。そして、真由美の生徒会長として最後の意気込みを聞き会場は大きな拍手に包まれたのだ。だが、その直後、強い衝撃とともに、爆発音が響いたのだ。実技棟の方では煙が上がっている。混乱に紛れて同盟メンバーが動き出したのだ。

 

 

「各自、マークしているメンバーを拘束しろ!」

 

 

摩利がそう叫ぶ、孝一と達也を始めとした風紀委員は同盟メンバーをすべて拘束したのだ。

 

 

「いけない!みんな窓から離れて!」

 

 

真由美が何かに気づき、注意を促した。すると、窓が破られ、中にガス弾が放り込まれ、床に落ちると同時に煙を出し始めた。

 

 

「煙を吸い込まないように!」

 

 

服部が、収束系の魔法で煙を拡がらないように収束し、移動系の魔法で煙ごとガス弾を外へ隔離する。流石だと、孝一と達也が服部に対して称賛を込めた視線をおくっていると、それに気付いた服部は、照れ隠しにすぐに視線を反らした。それを見た真由美はクスッと笑いを漏らしたのだ。出入り口からは新たに侵入者が入って来たが摩利が魔法を発動すると侵入者はもがき苦しみ、膝をついた。『MIDフィールド』、ガスマスク内部の狭い空間を窒素で満たし呼吸困難に陥らせた。侵入者を拘束し、安全を確保する。

 

 

「みなさん、もう大丈夫です!どうか落ち着いて下さい!」

 

 

真由美がそう言うと、生徒たちは落ち着きを取り戻したのだ。

 

 

「委員長、先程の爆発があったと思われる実験棟の様子を見てきます。」

 

 

「達也、俺も行くぜ。俺も最初は介入する気は、無かったが仕方ないな。俺も介入させて貰うぜ。」

 

 

「お兄様、孝一さん、私もお供します。」

 

 

「気をつけろよ、三人とも。」

 

 

達也は摩利に断りを入れて、同行すると言うと孝一と深雪を伴って、実験棟に向かったのだ。実験棟は激しく燃えていた。その向かっている途中、前方では知った顔が侵入者と交戦していた。

 

 

「レオ!」

 

 

「おい、脳筋!」

 

 

「達也、孝一!」

 

 

「ここは私が----。」

 

 

「しゃあねえな。アイスタイムカプセル!」

 

 

孝一と深雪がそう言うと深雪は携帯端末型のCADを操作し、魔法を発動して孝一は悪魔の実の能力の一つであるヒエヒエの実の能力を発動してそれを受けた何人かの侵入者たちは吹き飛ばされたり凍らされたのだ。

 

 

「こりゃ、何の騒ぎだ!?」

 

 

「テロリストが学校に侵入した。」

 

 

「物騒だな、おい。」

 

 

「レオ!CADとってきたわよ!・・・ってなんだ、もう片がついちゃたのね。これは孝一か達也くんの仕業?それとも深雪?」

 

 

「俺と・・・。」

 

 

「私よ。この程度の相手をお兄様にさせるわけにはいけないもの。」

 

 

「ハイハイ・・・それで、こいつらは打っ飛ばしてもいいのね?」

 

 

「生徒でなければ手加減無用だ。エリカ、他の侵入者は?」

 

 

「反対側は先生たちがもう、ほとんど制圧したは。」

 

 

「手間取ってたオレが言うのもなんだが、こいつら、魔法師としては三流だな。三体一で魔法を練れないんだからよ。」

 

 

レオは何でもないことのように言うが、そもそも三人を同時に相手取ること自体、容易ではない。思った以上にやれるようだ。

 

 

「エリカ、事務室の方は無事なのかしら?」

 

 

深雪の問い掛けにエリカが頷くとそこにリーナがやって来たのだ。そして孝一にキスをしたのだ。

 

 

「コウイチ、心配した!」

 

 

「リーナ、場所を考えてくれ。」

 

 

「え〜良いじゃない。」

 

 

孝一がそう言うと、リーナが不満そうな顔をするがエリカが口を開いたのだ。

 

 

「あっちの方が対応は早かったみたい。あたしが到着した時には、先生たちが侵入者を縛り上げていたよ。」

 

 

エリカの言葉に、孝一と達也は引っ掛かりを覚えた。事務室には多くの貴重品が保管されているから、襲撃の対象となるのは分かる。だが、実技棟には型遅れCADが置かれているだけだ。他に、破壊活動によって学校の運営に支障を来す場所といえば、すぐには再調達できない重要な装置や資料や文献が置けれている・・・達也が何かに気付いたのだ。

 

 

「・・・実験棟と図書館か!となると、これからどううするか、だな。」

 

 

二手に分かれるか、このまま図書館に向かうか、実験棟に向かうか。

 

 

「あいつらの狙いは図書館だ。」

 

 

決断は情報の形でもたらされたのだ。

 

 

「リムルか。お前さんの所か?」

 

 

そこに現れたのはリムルとミリムとディーノが居たのだ。孝一がそう言うとリムルが答えたのだ。

 

 

「ああ、そうだ。向こうの主力は、既に館内に入っている。壬生紗耶香と言う先輩もそこに居る。」

 

 

「テンペスト、後、説明をしてくれるな?」

 

 

「却下と言いたいところだが・・・そうはいかないな、仕方が無い。その代わりだが壬生紗耶香と言う先輩を助けて、やってくれ。」

 

 

「分かった。」

 

 

「いくぞ、孝一、深雪。」

 

 

「ああ、分かったぜ。」

 

 

「はい。」

 

 

「おい、達也、孝一!」

 

 

「余計な情けで怪我をするのは、自分だけじゃない。」

 

 

「達也の言うとおりだ。俺と達也は情けを捨てれるが、お前は捨てれないからな。」

 

 

この発言にはレオが優しさを捨て切れない事を知っているからこその発言であり、孝一と達也はレオにはそう言ったのだ。。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

ーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーー

 

 

図書館前は、既に乱戦状態だった。それを目にした途端にレオとリムルとミリムにディーノが突撃したのだ。

 

 

 

「装甲(パンツァー)」

 

 

「ッフン。」

 

 

「面倒くさいけど。」

 

 

「操糸妖縛陣。行け!ここは俺たちに任せろ!」

 

 

レオが雄叫びを上げて、飛び込む。

 

 

「音声認識とはまたレアな物を。」

 

 

「お兄様、今、展開と構成を同時に進行していませんでしたか?それにあの糸は?」

 

 

「ああ、逐次展開の技術だ。」

 

 

「いずれ分かるぜ。」

 

 

魔法の効果は一定時間で消える。だが、発動中に次の起動式を展開しておくことで効果は継続されるというのが逐次展開の技術である。達也と深雪はリムルの糸を見て気になったが孝一が直ぐに分かると言ったのだ。

 

 

そう話を四人がしている中、レオとリムルの背後からテロリストのナイフが襲う。だが、そのナイフはレオとリムルの身体を貫くことはなく、砕けたのだ。

 

 

「なるほど、CADだけじゃなく制服にも硬化魔法をかけているのか。まるで、全身がプレートアーマで覆われて居るのか。それにテンペストの、あの腕は何だ?」

 

 

得意魔法と言い切ったのは伊達じゃなかった。肉体の力のみで突き出しているはずの拳は、移動術式や加速術式を使っていると謙遜のない破壊力を生み出している。

 

 

「レオ、先に行くぞ!」

 

 

「リムル、ミリム、ディーノ、ここは頼むぞ!」

 

 

「おうよ、引き受けた!」

 

 

「分かった!」

 

 

「分かったのだ!」

 

 

「ああ、頑張ってねー。」

 

 

孝一と達也はこの場をレオとリムルにミリムそしてディーノに任せ、館内に進んで行ったのだ。図書館内は、静まりかえっていた。奥にどのくらいの敵がいるのかここからでは分からない。孝一は血継限界の一つである『白眼』を発動して達也は目を閉じて『精霊の眼』を発動して、『存在』を探った。『気配』ではなく『存在』を探したのだ。

 

 

世界そのもの情報次元体『イデア』。そのイデアに内包される個別情報体『エイドス』を知覚し見分ける。そして孝一は人間が本来持っているチャクラを見たのだ。この世界では犬塚公爵家以外の人間はチャクラを使えないがごく僅かだがチャクラがあるので白眼を使えば探知する事が出来るのだ。

 

 

「階段上り口に二人、階段を上がり切ったところに二人、三階、閲覧室に四人だな・・・・。」

 

 

「そうだな。」

 

 

「孝一はさすがだけど、すごいね。達也くんがいれば、待ち伏せの意味が無くなちゃうね。」

 

 

「特別閲覧室で何をしているのでしょうか?」

 

 

「魔法大学が所蔵する機密文献を盗み出そうとして居るんだろう。特別閲覧室からなら非公開文献にもアクセスができるからな。」

 

 

「じゃあ、特別閲覧室に急がなきゃ。待ち伏せの相手は私に任せて。」

 

 

そう言い、エリカが飛び出した。待ち伏せしていたはずの敵が、奇襲を受ける。CADが仕込まれた収縮警棒を相手に打ち込み瞬間的にサイオンを注入し、魔法式を発動させてCADの強度をあげている。エリカは一瞬で二人を打ち倒した。味方が倒れたことで、待ち伏せている敵が、ようやくエリカに気づいた。一人が駆け降りてくる背後でもう一人が起動式を展開している。だが、起動式は達也に壊されて、孝一と深雪が同時に足下を凍らせるとバランスを崩して敵は階段を転げ落ちていった。その一方で、脇差と表現する方がふさわしい本真の刃で、エリカに斬りかかる、もう一人の伏兵。その顔に孝一と達也は見覚えがあった。剣道部のデモストレーションで、紗耶香の相手をして居た生徒だ。手首には、青と赤のリストバンドが見える。どうやら剣道部は真っ先に汚染されていたようだ。

 

 

「ちっ、孝一、達也くん、ここはあたしに任せて先に行って!」

 

 

瞬間的に圧力を上げ、直後、力を反らし、いなした相手との上下の位置を入れ換え、エリカは先に急ぐよう、促した。

 

 

「分かった。」

 

 

「エリカ、気をつけろよ!お前の兄貴達に俺が怒られるからな!」

 

 

達也が力強く床を蹴り、深雪が軽やかに床を蹴っって、孝一がクナイを幾つかを投擲して壁にクナイが刺さったのだ。達也の身体は壁を跳ね、深雪は身体は宙を巻い、孝一は飛雷神の術を発動して移動したのだ。

 

 

 

 

 

 

ーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーー

 

 

紗耶香は目の前で行われている作業を、複雑な心境で見詰めていた。特別閲覧室から機密文献にアクセスできる校内唯一の端末に、ハッキングを仕掛けてる同士たちブランシュのメンバー。紗耶香はただ、二科生の差別をなくすことを、望んでいた。半年以上前に司の仲介である人物に引き合わされた。それが、ブランシュの東日本支部のリーダーの司一だった。

 

 

司一には第一高校の魔法研究の重要文献を盗み出してほしいと言われた。研究成果を世に広めることで差別撤廃につながるのだと紗耶香は思った。自分を何をしているのだと、これが自分のしたかったことなのかと。そんな思考の渦に飲み込まれていた。

 

 

「よし、開いた。」

 

 

慌ただしく準備される記録用メモリー。彼等の顔に、確かに「欲」が過よったような気がして、紗耶香は目を背けた。扉の方へ。だから、気づいたのは、一番、早かった。

 

 

「ドアが!」

 

 

彼女の悲鳴に、メンバーが一斉に振り向く。その視線の先で、ドアが細かく切り刻まれたのだ。

 

 

「バカな!」

 

 

驚愕したブランシュのメンバーを他所に、手もとの記録メモリーは砕け散った。続いて、ハッキング用の携帯端末が、バラバラになったのだ。

 

 

「お前たちの企みも、これまでだな。」

 

 

「やれやれだな、ま、概ね、産業スパイだろうな。」

 

 

「四葉くん、犬塚くん・・・。」

 

 

呟いた紗耶香の隣で右腕を上げる動き。降伏のサインではなく、実弾銃を向ける男。だが、実弾は発射されず、凍傷により男の手は、紫色に膨れ上がっていた。

 

 

「愚かな真似はお止めなさい。わたし、がお兄様に向けられた害意を見逃すなどとは思わないことです。」

 

 

「壬生先輩、これが現実です。」

 

 

「えっ・・・?」

 

 

達也がそう言うと孝一が口を開いたのだ。

 

 

「誰もが、等しく、優遇される平等な世界など有りないんですよ。本当は、もう、分かっているんでしょう?貴女は利用されただけですよ。実際にこの国には貴族がいますよね。」

 

 

孝一がそう言うと焦点の合っていなかった目が、焦点を結んだのだ。

 

 

「差別を無くそうとしたのが、間違いだったていうの!?

 平等を目指したのが、間違いだったていうの!?

 差別は、確かに、あるじゃない!

 あたしの錯覚じゃないわ。

 あたしは確かに、蔑まれた。

 嘲りの視線を浴びせられた。

 馬鹿にする声を聞いたわ!

 それを無くそうとしたのが、間違いだったというの!?

 貴方たちだって、同じでしょ!?

 四葉くんはそこにいる出来の良い妹と、いつも比べられていたはずよ!

 それに犬塚くんだってその才能の所為で弟たちと比べて優秀すぎたじゃないの!?」

 

 

紗耶香の叫びは、確かに、心からの嘆きだった。

 

 

「わたしは、お兄様を蔑んだりしません。」

 

 

「俺もそうだ。俺にとって、アイツらは大事な弟だ。それに俺たちは一人で三人。三人で一人だ。俺たちは謂わば一蓮托生であり、俺たち三人はお互いの短所をお互いの長所で補い合ってるんだ。だから俺にとって、アイツらは無くちゃならない存在なんでね。」

 

 

その見ただけで相手を凍りつかせるような視線と、あきらかに相手を今にも殺しそうとする殺意を込めた視線に紗耶香が怯む。

 

 

「壬生、指輪を使え!」

 

 

今の今まで、無様にも、十六歳の少女の背中に隠れていた男。その男が突如、叫んだのだ。小さい発火音と、白い煙。同時に広がる、耳障りな不可聴の騒音。それはサイオンのノイズ。魔法の発動を阻害する、キャスト・ジャミングの波動だった。

 

 

三つの足音が煙の中から聞こえた。孝一と達也がそれぞれ一度、手を突き出したのだ。煙の中から掌底打ちとグーパンチが出て来たのだ。二人の目は閉じられていた。鋭い、肉を打つ音が二度、床を叩く音が二度、鳴った。

 

「深雪、止せ。」

 

 

「達也の言う通りだぜ。」

 

 

二人が、そう言う指示を出したのは、その合間だった。深雪が編纂していた魔法式は、すぐに別のものに変わった。風が渦を巻き、白い煙を吸い込んで行く。ピンポン球の大きさまで圧縮された煙は空中に出現したドライアイスに閉じ込められて床に落ちる。視界が回復した部屋に、三人の男が横たわっていた。

 

 

「お兄様、孝一さん、壬生先輩を拘束せずとも良かったのですか?」

 

 

「不十分な視界の中では思わぬ番狂わせがあり得る。お前がリスクを冒さなくても、壬生先輩はエリカが確保してくれるさ。」

 

 

「達也の言うとおりだ。エリカが居るから俺たちが手を出さなくても良いと思うぞ。」

 

 

「エリカがそこまで熱心になる理由が無いと思いますが・・・。」

 

 

「そうか?相手が壬生先輩だから、エリカなら大喜びやりそうだけどな。」

 

 

「孝一が、そこまで言うなら大丈夫だろうな。」

 

 

孝一としても七武海として、達也は四葉としても、戦いはまず避けるべきであり、次に、勝利すべきものだ。特に達也は相手が誰であろうと、それは同じである。だが、仕合う相手に拘る者もいることを、知識として知っていたのだが孝一の場合は関係がないのだ。

 

 

「そうですか。エリカならば大丈夫でしょう。」

 

 

彼女の事はエリカに任せ深雪はテロリストにして窃盗犯を拘束する兄と孝一を手伝う。

 

 

 

 

ーーーーーーーーーーーーーーーーーーー

 

 

「セーンパイ♫はじめまして〜。」

 

 

一人の女子生徒がーー紗耶香を「先輩」と呼ぶからには一年生だろうーーが両手を後ろにくんで、ニコニコと微笑みながら彼女の前に立ちはだかったからだ。

 

 

「・・・誰?」

 

 

「1-E組の千葉エリカです。念の為に確認させて頂きますが、一昨年の全国中学女子剣道大会準優勝の壬生紗耶香先輩ですよね?」

 

 

「・・・それがどうしたの?」

 

 

「いえいえ、どうもしませんよ?ただ確認したかっただけですyい。」

 

 

(この娘、隙が無いは。)

 

 

彼女のスレンダーな身体は、廊下を塞ぐには程遠いがすり抜けて通る「隙間」が見当たらない。

 

 

「・・・急いでるの。通してもらえないかしら?」

 

 

背後から、追いかけてくる気配はない。だが彼ならば、気配を隠して近づくことなど朝飯前かもしれない。

 

 

「一体どちらに?」

 

 

「貴方には関係ないでしょう。」

 

 

「答えるつもりは無い・・・という事ですね。」

 

 

「そうよ。」

 

 

「交渉決裂ですね♫」

 

 

紗耶香はゆっくりと、悟られないように重心を落とした。身体の力を足に集め、一気に、跳躍。転がる様にして拾い上げたのはスタンバトン。すかさず、道を塞ぐ女子生徒に向ける。

 

 

「そんなに慌てなくても、得物を手に取る間くらい待ってあげるのに・・・。」

 

 

「そこをどきなさい!痛い目を見るはよ!」

 

 

「これで正当防衛成立かな?まっ、そんな言い訳をするつもりも無いけど。」

 

 

エリカは興が醒めた様な声で呟くと、背中に隠していた手を前に出した。

 

 

「じゃあ、やりましょうか、先輩。」

 

 

始まりは唐突だった。動いた、と見えた瞬間、エリカの警棒が紗耶香の首筋に咄嗟に手を撥ね上がる。身体に刷り込まれた、反射的な防御によって、辛うじて、その攻撃を防ぎ止めた、と思った次の瞬間、相手は紗耶香の背後に回り込んでいた。振り向きざま、勘だけでバトンを縦に立てる。弾き飛ばされそうな衝撃を、手の内に締めて持ちこたえ、鍔迫り合いに持ち込もうとしたが、その瞬間には、相手の身体は間合いの外だった。

 

 

「自己加速術式・・・?」

 

 

紗耶香が嘆くが、エリカは応えない。

 

 

「・・・渡辺先輩と同じ?」

 

 

だが、次の紗耶香がこぼした言葉にエリカの足が止まる。ほんの一瞬だけだが、確かに出来た間。再び、動き出したエリカの足が止まる。耳障りなサイオンのノイズが、エリカを襲う。顔をしかめているエリカに紗耶香が攻める。

面、面、小手、胴・・・怒涛の攻撃が続く。

しかし、紗耶香の方が呼吸が乱れて居た。だが、エリカは余裕の笑みを浮かべていた。エリカが反撃に出る。紗耶香は受けるだけで精一杯だった。そして、バトンが折られてしまう。

 

 

「まだ、武器はあるわ。拾いなさい。その脇差を使って貴女の全力を見せなさい。貴女を縛る、あの人の幻影を、あたしが打ち砕いてあげる。」

 

 

紗耶香は指にはめていた指輪を放り投げた。

 

 

「こんなものには、頼らない。あたしは自分の力でその技を打ち破る。あたしには分かる。貴女の技は渡辺先輩と同門のものだわ。」

 

 

「あたしの技はあの人のものとは一味違うわよ。」

 

 

互いに一言、言葉を交わす。それきり、沈黙が場を支配する。緊迫した空気は漂う。緊迫が最高潮に達した時、エリカの姿が消えた。刹那の、交差。金属音が響く。紗耶香の手から脇差が落ちる。その直後、紗耶香は右腕を押さえて、膝をついた。

 

 

「ゴメン、先輩。骨が折れてるかもしれない。」

 

 

「ヒビが入ってるわね。いいわ、手加減できなかったってことでしょう。」

 

 

「うん・・・先輩は誇っていいよ。千葉の娘に本気を出させたんだから。」

 

 

「そう・・・貴女あの千葉家の人だったの。」

 

 

「実はそうなんだ。ちなみに、渡辺摩利はうちの門下生。あの人は目録で、あたしが印可。剣術の腕だけならあたしの方が上だから。」

 

 

その言葉に紗耶香は、小さく微笑んだ。儚くも、屈託もない笑顔だった。

 

 

「ねえ、悪いけど担架を呼んでもらえないかしら?なんだか気が遠くなってね・・・。」

 

 

そのまま紗耶香は、がっくりと倒れこむ。エリカはその身体を、丁寧に抱き起こした。

 

 

「大丈夫だよ、先輩。優しい後輩が、先輩を運んでくれるから。」

 

 

その後、エリカと合流した孝一と達也は紗耶香を静かに抱き上げて、図書館を後にしたのだ。

 

 

 

 

 

ーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーー

 

 

保健室に着いて、紗耶香はすぐに目を覚ましたのだ。そこで、自分を追い詰めたのが摩利であると明かすが摩利は紗耶香の腕を高く評価していた事を告げると紗耶香も自分の勘違いだったと分かって、その場で耐え切れなくなり涙を流した。

 

 

ようやく落ち着きを取り戻した紗耶香の口から「同盟」の背後組織に「ブランシュ」である事が語られる。

 

 

「予想どおりですね、お兄様。」

 

 

「全く、あいつらも、とんでもない事をしてくれたな。」

 

 

「本命、過ぎて面白みがないけどな。」

 

 

「現実はそんなものですよ、委員長。さて、問題は。」

 

 

脱線しかけた軌道を、それこそ面白みのない処世訓で元に戻す。

 

 

「達也くん、まさか彼等と一戦交えるつもりなの?」

 

 

「一戦交えるのではなく、叩き潰すんですよ。」

 

 

達也がそう言うと摩利が言ったのだ。

 

 

「な・・・危険だ!学生の分を超えている!」

 

 

「私も反対よ。警察に任せるべきだは。」

 

 

「それは壬生先輩を強盗未遂で家裁送りにするんですか?」

 

 

「それは。」

 

 

すると、それまで黙っていた孝一が口を開いたのだ。

 

「達也、俺はお前に賛成するぜ。関わちまった以上は俺としても介入するしかないからな。それに警察に任せると色々と面倒な事になりそうですし、連邦議会から何、言われるか分からんからな。」

 

 

「確かに好ましくないが・・・だが、犬塚、四葉、相手はテロリストだ。登校の生徒に命を懸けろとは言えん。」

 

 

「当然です。最初から風紀委員会や部活連の力を借りるつもりはありません。」

 

 

「同感だな。七武海の俺がいるとはいえ、俺達だけでブランシュに喧嘩を売るにしてもですよ。」

 

 

十文字の問いに孝一と達也がそう答えると十文字が更に訪ねる。

 

 

「二人だけで行く気か?」

 

 

「そうしたいのは山々ですが。」

 

 

「ああ、そうだな。二人だけじゃ、心許ないからな。」

 

 

二人が他のメンバーを見るとそのメンバーが口を開いたのだ。

 

 

「お兄様、孝一さん、お供します。」

 

 

「あたしも行くは。」

 

 

「俺も行くぜ。」

 

 

深雪が言うと、エリカとレオが続いたのだ。

 

 

「犬塚くん、四葉くん、あたしのためだったらやめて!あたしは平気よ!罰を受ける事をしたんだから。」

 

 

「それは関係ないんですよ。もうこれは明らかに七武海としても見過ごす事が出来なくなっています。それとこれは彼の国が我が国に対してテロ行為したも同然ですからね。」

 

 

「俺も同じですよ。壬生先輩のためだけではありません。十師族として何より自分の生活空間を汚されたも同然ですから。」

 

 

すると真由美とリーナがそれぞれ孝一と達也に近寄る。

 

 

「達也くん。どうせ止めても行くんでしょ?」

 

 

「孝一、あんまり無茶しないでね?エリカ、孝一が暴走しそうになったら止めてね?」

 

 

「分かったは。」

 

 

孝一と達也は彼女達の行動に内心喜んでいた。

 

 

 

 

ーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーー

 

 

「それで、お兄様、孝一さん。どうやって『ブランシュ』の拠点を突き止めれば良いのでしょうか?」

 

 

「それなら知っている人物に聞けば良いだろ、だろ孝一?」

 

 

「ああ、分かったよ達也。リムル!」

 

 

孝一がそう言うと扉が開いたのだ。そこから紅音と夏とリムルとミリムそしてディーノが入ってきたのだ。

 

 

「バレてた?」

 

 

「バレバレだ、リムル。『ブランシュ』の拠点に関してだが分かるか?」

 

 

「ああ、大丈夫だ。彼奴らに調べさせたからな。それにあれに調べさせたからな。」

 

 

「Dか?」

 

 

「ああ。」

 

 

孝一とリムルがそう会話しているが、周りは余り会話について来れていなかった。孝一が特殊な端末を取り出してスクリーンに映し出して全員に見せたのだ。するとレオとエリカが口を開いたのだ。

 

 

「・・・目と鼻の先じゃねえか。」

 

 

「・・・舐められたものね。」

 

 

「車の方が良いだろう。」

 

 

「車は俺が用意しよう。」

 

 

「えっ?十文字くんも、行くの?」

 

 

「部活連会頭として第一高校の生徒としてではない。これは、十師族に名を連ねる十文字家の者としての務めだ。」

 

 

「分かったは。みんな、気をつけてね。」

 

 

真由美がそう言うと窓の方からドカン!と言う大きな音がしたのだ。全員がそこに目を向けると小さな妖精が窓にぶつかっていたのだ。孝一と夏そしてリムル、ミリム、ディーノはそれを知っていた。孝一が窓を開けて、その妖精を手に乗したのだ。真由美が尋ねると、その妖精が喋り始めたのだ。

 

 

「えっと、孝一くん。その妖精は何なの?」

 

 

「フッフッフ。聞いて驚け!私は八星魔王、オクダグラムの一人であり最古の魔王の一人、迷宮女王のラミリス様!ワ〜ハッハッハ!」

 

 

「「「「はあ?」」」」

 

 

それを聞いた孝一と夏とリムル、ミリム、ディーノ以外のメンバーが驚いて固まっていたが孝一が動いたのだ。

 

 

「何しに来たんだ、チビリス?」

 

 

「誰が、チビリスよ!ラミリスよラ・ミ・リ・ス!」

 

 

「あー冗談だよラミリス。それで要件は?」

 

 

「要件?暇だから来ただけだけど?」

 

 

「リムル。こいつ、ヤッテ良いか?」

 

 

「それは辞めておけ。」

 

 

孝一とリムルがそう会話していると達也が二人に聞いたのだ。

 

 

「そう言えば、孝一。リムル達の秘密を教えると言っていたが。」

 

 

「それは俺から言うよ。俺とミリムにディーノはラミリスと同じ八星魔王の一人で俺は孝一と同じ七武海なんだよ。」

 

 

「「「「えーーーーーー!」」」」」

 

 

リムルが自分達の正体を明かして、孝一と夏は、その際に色々とリムル達は説明したのだ。そして孝一と達也はオフローダーに乗ろうとしたら桐原が居たのだ。どうやら本人の強い希望で同行する事になったのだ。

 

 

 

 

 

ーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーー

 

空が茜色に染まったところ、一台の大型オフローダーが廃工場の門を突き破ったのだ。

 

 

「レオ、ご苦労さん。」

 

 

「・・・なんの。」

 

 

「見栄張らないの。」

 

 

「やれやれだな、達也とレオは。」

 

 

時速百キロ超えで、悪路を走行する大型車を衝突するタイミングで、車体全体を硬化するというハイレベルな魔法を要求されたレオは、かなり疲労していた。そして達也がレオを褒めていて孝一は横で呆れていた。

 

 

「四葉、お前が指示を出せ。お前の作戦だからな。」

 

 

「レオ、お前はここで退路の確保。エリカはレオのアシストと、逃げ出す奴の始末だ。」

 

 

「・・・捕まえなくていいの?」

 

 

「余計なリスクを負う必要は無い。安全確実に、始末しろ。十文字会頭は桐原先輩と左手を迂回して裏口に回って下さい。俺と深雪と孝一は、このまま踏み込みます。」

 

 

「分かった。」

 

 

「まあいいさ。逃げ出すネズミは残らず切り捨ててやるぜ。」

 

 

「達也、気をつけてな。」

 

 

「深雪、無茶しちゃダメよ。」

 

 

「分かったぜ、達也。七武海の俺を舐めるなよ?」

 

 

 

 

 

ーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーー

 

 

「ようこそ、はじめまして、四葉達也くん、犬塚孝一くん!そしてそちらのお姫様は、四葉くんの妹さんの深雪くんかな?」

 

 

「お前がブランシュのリーダーか?」

 

 

「へ〜、犯罪組織とは言え、そこのトップに名前を知られて居るとは光栄だ。」

 

 

メガネを掛けた謎の男が叫ぶと達也が質問して居ると横で孝一が光栄そうな顔で言って居ると達也が呆れた目で孝一を見ていた。

 

 

「おお、これは失敬。仰せの通り、僕がブランシュのリーダー、司一(つかさ・はじめ)だ。」

 

 

「そうか。」

 

 

「知ってたぜ。ま、七武海だから以前から噂を聞いてたぜ。」

 

 

一言頷いて、達也がショルダーホルスターから、銀色のCADを取り出して、孝一は大業21工の一つである『天羽々斬』を抜刀したのだ。すると達也がある言ったのだ。孝一が続いたのだ。

 

 

「一応、投降の警告をしておく。全員、武器を捨てて両手を頭の後ろに組め。」

 

 

「達也の言う通りだぜ。お前達の命の為だ。」

 

 

「ハハハハハ、君達のその自信の源は何だい?魔法が絶対的な力だと思っているなら、大きな勘違いだよ。」

 

 

司一が右手をあげた。左右に並ぶ、総勢二十人を超えるブランシュのメンバーが、一斉に銃器を構えた。

 

 

「犬塚孝一くん、四葉達也くん、我々の仲間になりたまえ。四葉くん、君のアンティナイトを必要としないキャスト・ジャミングは非常に興味深い技術だ。そして犬塚くん、君が召喚したと言う巨大な亀を使役する力も興味深いんだよ。君達が我々の仲間になると約束するなら深雪さんは無事に帰してあげようじゃないか。」

 

 

「やはり、それが狙いか。壬生先輩を使ってキャスト・ジャミングが狙いだな。」

 

 

「ああ、同感だぜ達也。だがな司一、お前じゃ、尾獣を使いこなす事は、不可能だ。尾獣は神獣であり、自然神でもある。敬意を払えば、我らに力を貸すが敬意を払わずに接すると厄災となる。」

 

 

「ふむ、頭の良い子供は好ましいね。だが、そこまで分かっていてノコノコやって来るとは所詮、子供だな。」

 

 

「だったら、どうする?」

 

 

「ッフン。」

 

 

「こうするのさ・・・・・・犬塚孝一、四葉達也、我に従え!」

 

 

その仕草は、学者というより手品師のようだった。外連味たっぷりに伊達メガネを投げ捨て、前髪をかき上げて正面から目を合わせる。その両目が、妖しい光を放った。孝一は顔を暗くなり達也の顔をから表情が抜け、身体から力が抜ける。

 

 

「ハハハハハ、君達は、我々の仲間だ!では、四葉くん手始めにここまで共に歩んで来た君の妹を、その手で始末してもらおう!妹さんも最愛の兄上の手に掛かるなら、本望だろ!それと犬塚くんは街で暴れてもらおう。」

 

 

命令することに慣れた口調。己が権威を疑わぬ表情。だが

 

 

「・・・・・猿芝居は、いい加減によせ。見ている方が恥ずかしい。」

 

 

「やれやれだな、悪いな九喇嘛。奴の術から守って貰って。たしかに、そうだな達也。よっぽど、殺されたいみたいだしな。」

 

 

 

その顔は、冷ややかな達也と殺意剥き出しの孝一の侮言に、その場にいた者達は瞬時に凍りついた。すると達也が喋り出したのだ。

 

 

「意識干渉型系統外魔法、邪眼(イビル・アイ)。と、称してはいるが、その正体は催眠効果を持つパターンの光信号を人の知覚速度の限界を超えた感覚で明滅させ大袈裟な機会を使わずに済む為、相手の意表をつくことが出来るというメリットはあるが、所詮、それだけのものに過ぎない。確か昔どこかの魔法研究所が熱心に開発していた手品だったな。」

 

 

魔法ではなく、言葉で、達也は敵を凍りつかせたのだ。

 

 

「壬生先輩の記憶も、これですり替えたのか?」

 

 

「お兄様、では?」

 

 

「達也の言う通りなら、そのトリックなら、ヤバいな。」

 

 

「壬生先輩の記憶違いは、不自然なほど激しいものだった。聞き間違いをした直後から動揺しているから、あんな思い込みに捉われるもあるだろう。だが普通は、時間の経過と共に、冷静になっていくものだ。」

 

 

「・・・・・この下種ども。」

 

 

深雪の端正な唇から迸った、怒気。その熱が、凍りを解かしたのか。

 

 

「・・・・・・・貴様、何故・・・・。」

 

 

「つまらんヤツだな。メガネを外す右手に注意を引きつけ、CADを操作する左手から目を逸らす、そんな小細工が俺や孝一に通用するものか。起動式が見えていれば、対処が出来る。お前のちゃちな魔法など、起動式を部分的に抹消するだけで十分だった。肝心の催眠パターンに関する記述が抜け落ちては邪眼も単なる光信号に過ぎない。」

 

 

「バカな・・・・・そんな真似が・・・・・貴様、一体。」

 

 

「ところで、二人称は君、じゃなかったのか?大物ぶっていた、化けの皮が剥がれているぞ。」

 

 

「達也の言う通りだぜ。本性が丸出しだぞ。これじゃ、ただの三流だぜ?」

 

 

この時、司一は初めて気がついた。目の前の少年達は、最初から、自分のことを同じ人間と見ていない事に。

 

 

「う、撃て、撃てぇ!」

 

 

生物としての原初的な恐怖に駆られて、司一は射殺を命じた。だがーーー弾丸は、一発も発射されなかった。

 

 

「なっ、・・・。」

 

 

「何だこれは!?何が起こったんだ!?」

 

 

パニックが、フロアを満たした。突如、自分たちの持つ拳銃、サブマシンガン、アサルトライフル、このすべての引き金が、本体と『分離』したのである。

 

 

これが、達也の得意としている。

『収束』『発散』『吸収』『放出』の複合魔法。

 

『分離魔法』

 

達也が本来、持っている固有魔法『ハデス』が姿を変えた形でもある。

 

 

因みに孝一が持って居る固有魔法『ダイナマイト』と小宇宙を用いた、魔法の一つである『ギャラクシアン・エクスプロージョン』と掛け合わせた複合魔法『ギンガ・ダイナマイト』は最大威力で発動しようものなら半径10キロ圏内は焼土とかす程である。

 

 

閑話休題

 

 

パニックの中、それを鎮めようとせずに、司一が、逃げ出した。彼の背後を、仲間を、一顧だにしなかった。

 

 

「お兄様、孝一さん、追って下さい。ここは私が。」

 

 

「分かったよ、深雪。」

 

 

「頼むぜ。」

 

 

孝一と達也は奥の通路へ向けて、歩き出す。メンバーの二人が、ナイフを手に、孝一と達也の背中へ襲い掛かる。

 

 

・・・襲い掛かろうと、した。

 

 

「愚か者。」

 

 

「ほどほどにな。この連中に、お前の手を汚す価値はない。」

 

 

「はい、お兄様。」

 

 

少女の立つ小さな園内、そこだけが、屋外と同じ季節だった。白い霧が、渦が巻き流れる。霧は、冷気で出来ていた。

 

 

少女が右手を上げた。その姿は、死者に裁きをもたらす、氷の女王の現界だった。

 

 

「お前たちは、運が悪い。お兄様と孝一さんに、手出しをしよう等とさえ、しなければ、せめて安らかに眠れたものを。」

 

 

冷気が、徐々に、這い上がってくる。男達の顔が、恐怖と、絶望に染まる。

 

 

「私はお兄様や孝一ほど、慈悲深く無い。」

 

 

冷気は既に、首の下までを、覆い固めていた。

 

 

「祈るが良い。せめて、手足が腐り落ちずに済むように。」

 

 

 

振動減速系広域魔法「ニブルヘイム」。

 

 

声なき断末魔の絶叫が、霧の中に満ちた。

 

 

 

 

 

ーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーー

 

 

待ち伏せはなかった。戦力を分散させない程度の頭はあったようだ、と達也は思った。孝一は達也とは別行動を取ったのだ。理由は万が一の事あるかと孝一は達也と後で合流する事になっている。

 

 

達也は壁越しに、CADの引き金を引いた。物理的な障壁は、魔法の障碍にならない。達也の『分離魔法』が発動し拳銃やサブマシンガンの引き金を切り離す。最奥の部屋に足を踏み入れた達也は達也に、銃弾ではなく、不可聴の騒音が浴びせられる。

 

 

「ひゃはははははは。どうだい、魔法師?本物の、キャストジャミンは?」

 

 

狂ったように笑う男の手には、真鍮色の輝きを持つアンティナイトのブレスレット。残り十人の男たちの指にも、同じ色の指輪がはまっている。

 

 

「パトロンは、大中民か?」

 

 

動揺が伝わって来た。心底、つまらないと思った。

 

 

「やれ!魔法を使えない魔法師など、ただのガキだ!」

 

 

「ふん!その油断が、命取りなる事をあの世で後悔する事だな。」

 

孝一が達也と合流すると、刀を左手に持った状態で凄まじい勢いで司一に向かって突進して居た。それは、かつて新撰組三番隊の隊長である斎藤一が得意とされた左片手一本突きを強化したもので、それの名は『牙突』である。そしてその牙突が凄まじい勢いで司一の右肩に直撃すると同時に達也が右手を上げて、CADの引き金を引く。

 

 

「うがぁぁぁ、あぁ!」

 

 

「ヒイィ!」

 

 

次々と引き金を引く達也と刀で男たちに峰打ちを決める孝一。男たちは、肩から、足から、次々と血を噴き出したり意識を奪われて倒れる。達也が使用した魔法は配置した物体を強制的に押し退ける魔法のため、人体であっても強制的に切り裂く魔法なのだ。

 

 

「何故だ!?何故、キャストジャミングの中で魔法が使える!?」

 

 

キャスト・ジャミングは、他者の魔法発動を阻害するサイオンのノイズを作り出す一種の無系統魔法である。アンティナイトによって作り出されるノイズの構造が魔法式の作用を妨げる。しかし孝一と達也には、そんもの関係無いのだ。達也は次々と引き金を引き孝一は刀を振るうのだ。

 

 

孝一が刀である『天羽々斬』を構えて達也がCADを構えたその時に男が背にした、壁が切れた。振動系魔法、高周波ブレードの刀身だ。

 

 

「ひいぃ!」

 

 

男がそれまで立っていた場所に桐原武明が立って居た。

 

 

「よぉ。コイツらをヤッタのは、お前達か?」

 

 

他に答えなどあるはずが無い。孝一と達也が肯定する前に桐原が何度も頷いた。

 

 

「やるじゃねえか、四葉兄、それに犬塚。・・・それで、こいつは?」

 

 

「それが、ブランシュのリーダー、司一です。」

 

 

「こいつが・・・?」

 

 

桐原の問いに達也が答えると変化は一瞬で。達也はおろか、そう言うことは慣れている筈の孝一ですら、たじろくほどの怒気が、桐原の全身から放射された。

 

 

「こいつか!壬生を誑かしやがったのは!」

 

 

「ひいぃぃぃ!」

 

 

最後の力を振り絞ったのか、サイオンのノイズが浴びせられる。本来であれば、桐原の高周波ブレードは、効果を失わなければならなかった。それほどの強度で、キャスト・ジャミングは発動していた。だが。

 

 

「テメェの所為で、壬生がぁぁ。」

 

 

「ぎゃあああ!ひいぃぃ!」

 

 

「待ちやがr「そこまでですよ、桐原先輩?奴なら俺の手の者が追い掛ける手筈になってるので大丈夫ですよ。」

 

 

「本当か?」

 

 

「ええ、本当ですよ。」

 

 

桐原に右腕を肘から下を切り落とされた、司一はその場から何処かに逃げ出した桐原が追い掛けるが孝一が止めに入り追っては既に出してある事を告げると同時に桐原が開けた穴から十文字が現れたのだ。

 

 

「お前ら、やり過ぎだ。」

 

 

彼がそう言うと達也はCADを仕舞うと、孝一と桐原は刀を鞘に納めたのだ。

 

 

 

 

ーーーーーーーーーーーーーーーーーーー

 

 

事件の後始末は、孝一と十文字が引き受けてくれた。犬塚公爵家は元々、政府や議会そして軍に対してかなりの絶大な影響力があり警察と言えども無視できない影響力があり、一方の十文字家は警察に広い人脈を持って居る。その犬塚公爵家の嫡男と十文字家の総領が関わる事件に普通の警察が関与は出来るはずがない。

 

 

紗耶香はその後入院する事になった。右腕の亀裂骨折は入院するほどの怪我ではなかったがブランシュのリーダーが光波振動系魔法・邪眼の使い手である事が判明したのでマインドコントロールの影響が残って居ないかどうか様子を見ることになったのだ。入院中、達也は一度お見舞いに行き、孝一は色々あって行けなかったのだ。エリカに関しては頻繁に足を運んでおり、すっかり仲が良くなったらしい。

 

 

その後、達也が4月の終わりに達也が誕生日を迎えたので仲の良い者同士でお祝いしたのだ。

 

 

 

ーーーーーーーーーーーーー

 

 

 

 

日は経ち紗耶香が退院する日。孝一は達也に無理矢理、連れて来られて居た。因みに深雪も一緒にいた。そこには桐原が居て彼等は何やかんやあって話をしてどうやら達也の恩人と紗耶香の父が知り合いだったらしい事を知る。

 

 

 

 

ーーーーーーーーーーーーーー

 

日本皇国某所5月某日

 

 

そこに、ブランシュのアジトから、逃げて居た司一が部下の一人と一緒に居た。

 

 

「クソ、クソ、クソ、クソ!後、もう少しだったのに!」

 

 

「司様、こうなった以上はもう一度再起を図るしか無いです。」

 

 

「クっククク。愚かな事ですね。」

 

 

すると何処から、ともなく一人の黒髪の執事風の服装をした黒髪の男が現れたのだ。いきなりの事で驚いた二人は男に聞いたのだ。

 

 

「何者だ!」

 

 

「これから死んで行く者に名乗る名前はありませんよ。しかし、知らないまま死ぬのもご無念でしょうから、名乗りましょうか。私は八星魔王が一人であるリムル=テンペスト様の配下、聖魔十二守護王が一人、悪魔王のディアブロと申します。」

 

 

「あらあら、丁寧に自己紹介してすぐにあの世で知るんですから、良いじゃないですか、ディアブロ?私(わたくし)はテスタロッサと言います。」

 

 

「そうだぜ、我が君の命令で私達はコイツを探してたんだからな。」

 

 

「そうだよ、僕たちの、手をよくも煩わせただからね。普通に死ぬのはダメだよね?」

 

 

すると司一と部下の周りを囲むように現れたのは白髪の丁寧な口調のテスタロッサと軍服を着た金髪女子高生ぽっいカレラそして幼い紫色の髪をした僕娘のウルティマである。

 

 

「リーダー、ここは私が囮になりまs「グシャ!」どさ!」

 

 

「ヒイィ!」

 

 

部下が司一を逃そうと囮になると言い掛けた際に突如、何かに斬られたかの如く倒れたのだ。そこに現れたのは、刀を持った犬塚孝一だったのだ。

 

 

「リムルに頼んでおいて、追ってを差し向けておいて、良かったぜ。」

 

 

「犬塚孝一!何故、貴様が此処に居るんだ!」

 

 

「それは、お前には関係無い。お前には、どのみち死んで貰うからな?」

 

 

「この、こんな所で死んでたまるか!」

 

 

司一は、此処で自分が殺される事を、理解して自分が開発した魔光線を孝一に向けて放つが、孝一はその魔光線を刀で防ぐと少し笑みを浮かべた直後に爆発すると孝一は胸に三日月状の傷のある魔人になって居た。そして魔人になった孝一は司一に刀で斬り裂いたのだ。

 

 

「策士、策に溺れるとはこの事だ司一。これで、お前も終わりだ!」

 

 

「グアア!お・・の・・・れ。」

 

 

司一が孝一に刀で、とどめと言わんばかりに腹を突き刺さると司一は息絶えたのだ。その後、孝一とディアブロ達は色々と話してからその場を後にしたのだ。

 

 

 

 

 

 

 




次からは九校戦又はオリジナル回のどちらかをやろうと思います。

かなり急ぎ足でやっちゃいました。

活動報告の方に質問とリクエストが出来るやつがあるのでそちらからリクエストや質問が可能です。
  1. 目次
  2. 小説情報
  3. 縦書き
  4. しおりを挟む
  5. お気に入り登録
  6. 評価
  7. 感想
  8. ここすき
  9. 誤字
  10. 閲覧設定

▲ページの一番上に飛ぶ
X(Twitter)で読了報告
感想を書く ※感想一覧 ※ログインせずに感想を書き込みたい場合はこちら
内容
0文字 10~5000文字
感想を書き込む前に 感想を投稿する際のガイドライン に違反していないか確認して下さい。
※展開予想はネタ潰しになるだけですので、感想欄ではご遠慮ください。