幻想の失楽   作:ボロニアル

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次周 虚構の口

そうして私はまた新しい周にやってきた。機械式の盾からアノ名刺を取り出す。震えるてで焦りながら何度か番号の間違いをしながら電話をかける。

 

若干陽気な声でサヤは電話に出た

 

「始めまして時間遡行者。おっと久しぶりだなと言った方が良いのかい?改めて私は神旗サヤお好きに読んでくれ、でだお前の名前は?」

呆然としながら言葉を返す

 

「暁美ほむらです、何で時間遡行者だとわかったの?」

 

サヤは明朗快活で言う

 

「簡単な話だよこの電話番号はいくつかある願いが重くてヤバい話になってる番号で、その1つの時間遡行者ように作られた番号なんだよ」

 

私は初めは事態を飲み込めず呆気に囚われていたが涙が溢れてきた。サヤがおいおい泣くな泣くなと言っているが私は永遠の迷路から脱出出来そうだと思うと嬉しくて嬉しくて仕方がない。

 

 

半刻してから涙が止まりボソボソと時間軸に乗っといて話を始めた、キュゥべえとの出会い、マミさんの死、美樹さやかが魔法少女になり魔女になった事、佐倉杏子の襲撃からの犠牲そしてまどかとワルプルギスの夜の襲来、そして私自身のことを。

それらを語り終えたのは夜が明け始めた頃だった。

 

黙って聞いていたサヤが初めに言ったのはワルプルギスの襲来の時期、それから私の本当の願い。まどかを助けたいことを。

 

落ち着きながら電話の向こうから声が返ってくる。

 

「そうだな、暁美ほむらお前の本当の願い鹿目まどかを魔法少女にしない事、それからワルプルギスの夜の撃退これらはまあギリギリなんとかなるが他は駄目だ。他の魔法少女達は救えないその辺は割り切れ、それとこの電話は今回は最後にしろワルプルギスの夜襲来の前日約1月それまでに私がそっちに居なかったら策略失敗だそしたらまた次周電話をくれ、まあ失敗はしない予定だがな。じゃあまたな」

 

と言って電話が切れた、不安があるが今回は彼女を信じようそう考えた。

 

 

それからは何時もの予定調和

キュゥべえとの出会い、マミさんの死、美樹さやかが魔法少女になり魔女になった事、佐倉杏子の襲撃からの犠牲それらがこの1月での出来事だった。

今広場には私、まどか、キュゥべえの二人と一匹、何時かの再現。私はサヤからの電話を待っていた、早く早く電話が鳴ってと。

まどかがもう無理だよと言い終わった頃合いで彼女が現れた。

 

けれどその見た目は前見た時とは違う片目は眼帯をして片腕が無くなっていた、もう方ほうの腕にはトランクを所持していた同じ所は烏羽色の髪の毛と獰猛な笑顔だけ。

 

「よう皆さん初めまして、いや久しぶりって所かね。暁美ほむらなんとか間に合わせたぜ。私に感謝しな」

 

そこにキュゥべえが茶々を入れる

 

「サヤ久しぶりだね、暁見ほむらと君が繋がっていたとはね確かに君ならワルプルギスの夜に勝てるだろう。今は彼とは別行動なのかい」

 

「そんな所だよとりあえず私は全てを壊しにやって来た、ちょうど良い時間だケータイでテレビを見てみな」

 

そして私はいや私達は驚愕のニュースを見ることになる。

 

 

※※※※※※※※※※

電話が終わった後私は私の相棒である"教授"に話をする事にした

 

「私達の計画の予定が10年それが1月に圧縮されるなんて馬鹿げた話だね」

 

「そうだな。だが時間遡行者から連絡されてきたほうが厄介だ、ワルプルギスの夜は撃退の策略はあるが遡行者が魔女化した場合規模が大きくなり過ぎる。その為にも彼女を取り込む必要がある」

 

「全く持ってその通り、じゃあ仕事しますか」

 

「今日は誰と何を賭けるんだい」

 

「今日は野党幹部とその代理での賭け将棋だよ、親父、お袋兄上達はまた与党に圧力をかけるのさ」

 

私はそう言って"教授"を肩に乗せて自宅を出てタクシーに乗り込み都内でも有名なバーの扉を開けてマスターから鍵を受け取り指定された場所に行く。

 

其処は料亭の一室其処に"名人"が座っていた。奥にはご老人がいて警護の私兵もいるようだった。

私は"名人"に声をかける

「遅れた様ですまないね、それで予定通り5戦して3勝したほうが勝ち私が負けたら次の選挙であんた達が政権奪取、私が買ったらそっちが私の望みを出来るだけ叶える。それで良いかい?」

 

「良いも悪いも私には関係ない、こんな茶番に付き合ってやるんだ勝手にしろ。だが私は負けない"名人"として格の違いを見せつけてやる」

 

私は"名人"に対して負けられない、背負う者達がいることをこれからの魔法少女達の為に。

 

 

結果1戦目敗北、2戦目勝利、3戦目勝利、4戦目敗北、5戦目勝利。

 

薄氷の上を歩く様な勝負だったが何とか勝利、これで私達の願いを叶えられる。別室に行ってご老人と相対する

 

ご老人はまるで世間話をする様に私に声をかける

 

「それで君の願いは何かね?」

 

「簡単さある法律をアンタの力で野党一同全員で可決してほしい」

 

「くっくくく君は勝者だが中身が解らなければ返答の仕様がないな」

 

「確かにじゃあ此処で私の相棒の宇宙人を紹介するぜ種としての名はインキュベータ、個体名"教授"」

 

そして私達は物語の裏でひっそりと歩き始める。

 

まあここら辺は上出来の部類、計画を早めたせいで私は片目と片腕を無くした。まあ痛い出費だが仕方ないね。

 

こうして物語は見滝原に戻る。

 

※※※※※※※※※※

 

私達はケータイのニュースで流れている緊急事態の記者会見を呆然と眺めていた。其処の壇上にはモノクルをかけたキュゥべえがいた。

 

貴方は何者ですか?

 

「私は君達人類が言う所の宇宙人だ、我々の名はインキュベータそして私の個体名は教授だ」

 

あなた方の目的は?

 

「我々の目的は宇宙の延命の為にエネルギーを得る事だその為に少女達を魔法少女と言う存在にして魔女を狩っていた、だがその魔女の存在も魔法少女の成れの果てだ、我々は彼女達を騙していた」

 

では貴方は我々人類の敵でしょうか?

 

「その通りだ、だが私個人は彼らの特異点的な個体でありこのままでは人類その者が脅かされていると愚行して、今回政府と交渉する運びとなった」

 

貴方の話が真実だと仮定して魔法少女から魔女になった少女達に対して何か謝罪はありますか?

 

「謝罪はない、彼女達は必要な犠牲だと考えているだからこそ私は政府と交渉して魔女法の成立を促したのだ」

 

魔女法とは?

 

「簡単に言ってしまえば現在の魔法少女達の救済と保護、それから魔女に対して軍による現代兵器での撃退、インキュベータ達の駆除と騙されないように教育して行く手はずだ。駆除の対象には勿論私も入っている」

会見はまだまだ続くが私達の視線は彼女に集まるそうサヤに。

 

「やれやれ教授ノリノリだな魔女法の善の部分しか語ってないまあインキュベータだからその辺は仕方ないな。因みに負の部分ではこれから魔法少女として契約した場合親類縁者一族郎党罰が食らう様になっている。後は今回の様なワルプルギスの夜に匹敵する魔女には結界ないのみだが核を使用することができる。これがそうだな」

 

彼女はひょっいとトランクを上げて面白そうに笑う。

 

「これが貴方の答えなの?」

 

「そうだね、インキュベータは宇宙人になり、魔女は災害になり、魔法少女は兵器になる。幻想は失楽して現実になる。これが私が提示出来る最大の案だよ。良かったな暁見ほむらここが最終地点だ。これ以上行くとなるとそれこそ神か悪魔に頼るしかない」

 

キュゥべえが疑問を投げかける

 

「わからないな、こうなると結局の所エネルギーの問題が解決していない、こんな物誰も受け入れないと思うけれど?」

 

「良いんだよ。未来の問題は未来の人間が解決すれば、インキュベータお前らの敗因は人類と言う最悪の群性を持つ種に関わったことだよ。後はお前次第だ暁見ほむらこの結果を受け入れるか、それとも受け入れず時間遡行をするか選択肢はお前次第だ」

 

 

私は私は黙って首を縦に振って肯定した。

 

 

 

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