側近2「他に言語取得と~精神安定と~自己修復力UPかな。至って普通の勇者です♡」
勇者「いや、普通の勇者って.....」
側近2「そうですね~歴代には、レーザービームに空中浮遊に念力、他者回復に.....」
勇者「もうぉいいです」(´;ω;`)
なんてこった。もっと立派な勇者がいたみたいだ。え?そんなハイスぺ勇者なのに勝てないの?勝ち目ないじゃん!俺ごときじゃ足で纏じゃないか!
側近2「天は二物を与えず、っていうのでしょう?あなたの世界では。」
勇者「」
側近2「天の神様は一人の人間だけに、いくつもの美点を与えることはしない。よいところばかり揃った完璧な人間などいない。人にはそれぞれに長所も短所もあるということ。」
勇者「.....ハイスペ勇者は?」
側近2「彼は病弱だったのです。」
勇者「は?」
側近2「度重なる能力行使に身体が追いつかなかったのです。」
勇者「じゃあハイスペ勇者は?」
側近2「はい♡無理しないように国境守備隊鍛冶師になっています。」
勇者「な・ん・で・だ・よ!!」
鍛冶師?なんで?刀鍛えてるの?病弱なのに?
ビーム打てるんだったら後方から打てよ!
身体に負担にならないぐらいに。それか医者とかでも。
勇者「んで?なんとなく気づいているけど俺の他に勇者は何人いるの?」
側近2「正式確認された勇者ではあなたが1222番目です。殉職及び行方不明が899人、引退及び後方勤務が239人、前線勤務が83人です。」
国外で召喚されて、右左も分からず殺された勇者なんてもっといるそうだ。召喚場所、時間なんてランダムらしい。今この瞬間に召喚されている勇者もいるのかな?
俺なんて、この国から見たら都合の良い駒なんだろうな。
勇者の能力が高いほど、デメリットも大きいらしい。ハイスペゆっときながら病弱だとか。案外微妙な能力ほど前線勤務。嫌だな。帰りたい。
1200人の中で元の世界に帰ったいう話を聞かないとあれば、帰れないんだろうな。
準備ができたのでこれから国境に向かう。車?で3時間ほどらしい。
側近2「では、いってらっしゃーい♪」
側近2に見送られ.....
白虎に乗る。
馬車じゃない。白虎だ。虎が車を引いている。涎たらしてこっちを見てくる。こぇ~。
勇者「側近2さん!俺食べられない!?」
白虎「安心せい。勇者よ。わしはベジタリアンだ。」
.....嘘つけ。てかお前しゃべるのか。
側近2「ほんとですよー。あと会話できるのは勇者だからですよー。」
まじか。
ガラゴロガラゴロ
王都を離れる。
嫌だな。死にたくないな。
後方から槍を投げるだけの楽な仕事だったらいいのになぁ。