TS転生結月ゆかり日記 作:結月ゆかり
自分の立ち位置が変わらないまま、結月ゆかりになりました。
TSFクラスタの皆さんならお馴染み、「朝起きて異変に気付き、胸を揉み、鏡の前で呆然とする」を順当にこなした後は、時計を見て細かいことを考えないことにしました。仕事の時間がすぐ目の前に迫っていたのです。とりあえず長い髪に戸惑いながらも顔を洗い、歯を磨き、キッチンで朝食のシリアルを器に盛り、部屋に戻って来ました。
私が住んでいる家は都内のワンルームマンションで、都心までは電車で40分くらいのところにあります。シリアルを口にかきこみながら部屋を見回しても、私の記憶にあるいつもの部屋と何も変化が見当たりません。いや、クローゼットの中にかかっている服は女物になっていました。しかしそれくらいです。あ、名刺や社員証も「結月ゆかり」の名前になっていました。でも本当にそれくらいです。本当はもう少しいろいろ調べたかったのですが、いつもにもまして遅刻ギリギリに起きてしまったせいでそうもいきません。
幸いなことに私の勤めている会社は服装の自由度が割と高く、女性だからといってタイトスカートのスーツを着ないといけなかったり、制服があったりするわけではありません。クローゼットの中で一番違和感なく着れそうなスラックスとブラウスを着て会社へと向かいました。下着? 女性の下着とかよくわからず、脱いだら着替えるのに時間がかかりそうだったので替えませんでした。汚いとか言われても困るので、はい。
さて、電車に乗っている間は暇なので、当然スマホを開きます。誰だってそうするし、隣に座っているおじいちゃんだってそうしてます。いつも通りにハーメルンでTS小説でも漁ろうかとホーム画面を開いてすぐ、見覚えのないアプリを見つけました。アイコンは結月ゆかりの、あのウサギのマーク。アプリ名は「結月ゆかり日記」でした。いや、ふざけているのかと。私をおちょくっているのかと。しかしこのアプリは開かないといけない、そんな強い意志を感じたので、しょうがなくアプリのアイコンをタップしました。
スマホに表示された画面は、非常に見覚えがありました。私がいつもお世話になっている小説投稿サイト、ハーメルンの小説投稿画面そのままです。不意を突かれて暫しスマホを眺めていると、ポップアップウィンドウでこんな表示がされました。
『結月ゆかりになったあなたの生活を日記として週一回は投稿すること』
そういうわけで、これを書いています。その後追加であった説明でハーメルンに小説として投稿されるのも聞いているので、きっと誰かには読まれていることでしょう。まあ、私はハーメルンの小説、読めないんですけどね。この世界には無いみたいで。その代わり未だに某理想郷と某支援所が現役なので、そっちで補ってます。
そろそろ今日の日記に内容を戻します。お仕事については面白い内容が無かったので割愛します。女になったからといって上司などなど周りが変わっているわけでもなく、普通に昨日の続きをこなし、業務を終えて家に帰りました。
家に帰り、晩御飯を食べ、部屋の探索をして風呂に入り、ベッドの上でゴロゴロしながら日記を書いている今に至ります。TSFクラスタの諸氏が望みそうなので言っておきますが、無論、お風呂場ではこの体のすべてを知っておきました。私は訓練されたTSFクラスタの一員。日頃から自分がTSしたときのイメージトレーニングは欠かしていなかったのです。ついでに言っておきますが胸はもめる程度にはありました。純まな板ゆかり教の皆さんには申し訳ないですが、女の子らしい服装ができるので私にとっては朗報です。ふはは、羨むがよい。
寝間着ですが、パンツとキャミソールだけです。女の子になったらしたかった格好上位に来る装いをここで試さないわけがありません。ちなみにネグリジェはありませんでした。スケスケなのも、一般的なタオル地っぽいのもです。ネグリジェ萌えの諸氏、申し訳ないが私が買ってくるのを楽しみにしていてください。
そろそろ眠くなってきたので、今日のところはこれくらいにしておきます。次は一週間以内。なんかこの日記書いたらお小遣いが貰えるっぽいのでたぶん近いうちに書くと思います。では。