TS転生結月ゆかり日記   作:結月ゆかり

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2021/08/15(服屋に行ってきました再)

 どうも。なんか日記を書くのが楽しくなってきたので今のところ毎日書いてます。まぁ、日記を起点にしないと今やりたいと思えることが出てこないんですよね。友達もみんないなくなっちゃったし、会社の人とはどう接していいかわからないし、一人でできることとなると日記を読んでいる誰かに向けて近況報告をするネタを集めるくらいしかないわけで。

 今日は化粧品を買いに行ってみようと思ってたんですが、調べてみたらあまりのメーカーの多さに戸惑ってしまって何もわからなくなってしまったんですよね。頼れる人もいないしどうしようか考えた結果、唯一接点ができた女性に聞くことにしました。昨日見に行った服屋さんの店員さんです。

 いや、ほんとにそれ以外話せる女性というものがいなくてですね。私の顔は一応結月ゆかりですし、顔の良さでワンチャン……? とか思ったんです。今思い返してみればどうしてできると思ったのか謎なほどなんですが、今朝の私はとても素晴らしい考えに思えちゃったんですよね。

 それで、まずは昨日も行った服屋さんに行きました。運のいいことに今日もその店員さんがいたので、『会いに来ました』感を出さないようにしつつ服を眺めていると向こうから話しかけてくれたんです。「あ、今日も来てくれたんですね! 何か気になるもの見つけてたんですか?」って満面の笑みを向けてくれるもんですから、面食らっちゃって言葉に詰まって、その辺にある服をぱっと手に取ってとりあえず場をしのごうとしちゃったんですよね。でも自分の目の前にあったのは太ももが半分も隠れないような白のショートパンツで、さすがに手を伸ばすのをためらってしまったんです。そしたら、「あー、それ可愛いですよね! はいてみますか?」ってこれまた満面の笑みを向けてきたんです。そんなの断れるわけないじゃないですか。

 もちろん一度もはいたことのない短さで、実際身に着けてみるとトランクスと丈的にはそこまで変わらず、心もとなさがもう本当にすごかったです。でも、様子を見に来てくれた店員さんが「ラインとっても奇麗なのですっごく似合ってますよ!」と褒めてくれたのがとっても嬉しくて、買うことはほぼ決まっちゃってましたね。うーん、私ちょろすぎないか?

 ついでにいい感じのトップスも見繕ってもらったところで、ようやく本来の目的を思い出し、店員さんに話を切り出しました。女の子の身だしなみをどうすればいいかよくわからないから教えてほしい的な内容をいい感じに言い換えて伝えたら、なんとですね、店員さんの知り合いのメイクアップアーティストと三人で今度一緒にお茶する機会を設けてくれることになりました。やばくないですか? 正直知らない人についていくのは怖いですが、今の状況だと知り合えて信頼できる人が全くいないので、多少の冒険はしょうがないでしょう。きっと。

 そういうことで例の店員さんとラインを交換してもらったんですが、アカウント名が「イア」なんですよ。プラチナブロンド、碧眼、イア、そういうこと……?

 

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