Those who Break Despair~絶望を砕く者達~ 作:アルバロスガロード
2070年。ここは大日本国の重要都道府県の一つである神奈川県内の都市の一つである海老名市。海老名市にある戦術機動人型兵器(戦機兵)のパイロット(通称、操機士)育成機関TMHWPS海老名校から物語が始まるのだった。
~TMHWPS海老名校・体育館~
TMHWPS海老名校の体育館には15歳から16歳まで少年少女達が集まっていた。彼らは皆操機士候補生であり、一年間の訓練の後試験に合格した者から希望する戦機兵部隊基地に配属される。この中に本作の主人公とその親友がいる。
体育館では入学式が行われており、クラス分けの紙や担当の教官が発表された。最後に校長の、
「入学おめでとう。君たちはこの世界を守る盾であり矛である。どうかそのことを肝に銘じて学んでほしい。」
と言う言葉を最後に式は終わり、各教室向かった。
~TMHWP海老名校・教室~
クラスはAからDに分けられており、主人公と親友はDクラスである。Dクラスの教室では一人ずつ前に出て自己紹介が行なわれっていた。そして黒髪で優しそうな顔をした男の子の番になった。彼こそが本作の主人公である。主人公は前に出ると、
「初めまして、龍雲優真15歳です。一年間よろしくお願いします。」
と自己紹介をした。次に茶髪で目元にほくろのある男の子の番になった。彼が優真の親友である。親友は前に出て、
「初めまして、月山優太15歳です。一年間よろしくお願いします。」
と自己紹介をした。最後に担当教官の虎島十蔵が、
「担当教官の虎島十蔵だ。この一年間で前線で戦える操機士になるように、ビシバシ鍛えるから覚悟するように。」
と挨拶をした。その後自宅が遠い者はTMHWPS海老名校の寮に入るための準備に数日かかった。優真と優太は地元なので自宅から通う。
~数日後のDクラスの教室~
虎島が教壇に立ち初回の授業を行っていた。前期の授業は一日四限だった。初回の内容は、
「2050年に突如ロシアのタイミル半島に出現した、木のようなエメラルドグリーンの結晶体とそこから生み出される生命体によって、ロシアが3つに分断されたことを皮切りにカナダ・オーストラリア・アフリカのボツワナにも同様の結晶体と生命体が出現している。人類は結晶体をダウンクリスタル、生命体をウルドと呼称している。これらの侵攻によって人類の生存圏は、少しずつ減少していき現在では、ロシアは国土の6割を失い、カナダは国土の8割を失い、オーストラリアは国土の5割を失い、アフリカは大陸の四割を失っている。前線が各地で構築されており、63年に構築された前線から膠着状態になっている。しかし今から5年前に国内の香川県にも出現した。」
という内容だった。その後、10分位の休憩時間の後授業が再開された。内容は、
「ダウンクリスタルとは、「Details unknown High energy crystai(詳細不明高エネルギー結晶体)」の略称であり、樹木のような形をしている。ダウンクリスタルは森林のような状態で集まって存在している。それらから生み出される生命体を「Unidentified life forms that are hostile to human kind(人類に敵対する生命体群)通称「ウルド(Urd)」と呼称している。ウルドの種類と目的・行動原理。」の説明だった。
休憩を挟んだ次の授業は
「2070年現在、既にウルドに国土を全て奪われた国はユーラシア大陸ではウクライナ・モンゴル・カザフスタン・エストニア・ラトビア・リトアニア・ベラルーシの7か国。アフリカ大陸は半数の国が奪われている。先の授業で教えた通り63年に構築された前線から膠着状態になっているが予断を許さないのが現状だ。」
と言った風の内容だった。
最後の授業の内容は、
「対ウルド及びダウンクリスタル攻略用機動兵器の戦術機動人型兵器(戦機兵)の歴史と操縦方法・武装や戦術。」
についてだった。
最初の数週間はこれらの座学の内容を詳しく学ぶのだった。