転生特典が最恐で最高のロリババアの弟子でした   作:gpアナガキ

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投稿遅れました。申し訳ございません!続きをどうぞ!


痛いの実はそこまで好きじゃねえんだけど

さて、どうしましょう。アイナちゃんに立ち塞がる敵だと思われる2人組はなんと師匠目的だったらしい。確かにアイナちゃんと師匠は凄く容姿が似てはあるけどこんな形で間違われるのは非常にまずい状態だ。2人組の中で気の弱そうな女性は地面に両手を付いて何か詠唱を唱えていた。それを邪魔させないと言わんばかりに前に立っていた。

 

「ほら、かかって来なさいよ殺人鬼。貴方なら邪魔者を事前に潰す癖がありますからね。こうして此処に立ったのもやはりヘルミルのお陰という事かも知れませんね」

 

「あ、あの…私はテレサちゃんじゃなくてアイナ、全く別の人間なんですけど」

 

「何を言いますか!その見た目でそっくりな5歳児がいてたまりません!」

 

いるから!アンタの目の前にいるから!って考えてる間にあの気の弱そうな女性の詠唱が終わってる!?俺は後ろから無抵抗にする為後ろから押し倒して背中に馬乗り状態で首元に短剣(ナイフ)を突き付けた。

 

「そこにいる貴方はテレサ・ハロメナスといつも一緒にいる変な男!って事はもうそこにいる女はテレサで間違いないようですね」

 

いいえ、違います。

 

「暗殺者さん!その人の体、普通の人間じゃないです」

 

俺は実際にナイフで首元を刺してみると流れるのは血ではなくただの土の塊のようだ。それから土人形となった気の弱い女性は土人形に代わって服から漏れ出した。俺は距離を取ってアイナちゃんを抱き抱えながら街を走り去る。

 

「ちょっ!?待ちなさい!ヘルメル、あの人達を拘束して下さい」

 

崩れた土人形からどんどん人間の体に変化していき、服を着ていない状態で気の弱い女性の体が復活した。俺は数メートル離れた場所で鼻を必死に抑えながらマジマジと見てしまった。ゴミを見る目で俺に担がれるアイナちゃんを見てもっと興奮している今の状況とは裏腹に俺はあの人は土から作られた体だとしたら物理攻撃では絶対に殺さない事が確定したと同じ事ではないかと小さな疑問を浮かべていた。

 

「その体が土で出来ているのなら物理攻撃は全部効かないよね。なら、"普通じゃない攻撃"を叩き込めば良いということかな、そこのクレイドールさん?」

 

「女の体をジロジロと見てくる変態に言われても困りますが、確かにその通りであります。私の体は()を捨てた()とでも考えれば分かりやすいと思いますよ。と言っても"今の体"に満足している訳でもありませんけどね」

 

「悪かったな変態で!」

 

俺はそう言いながら手に持っているナイフに自分の肌を切って血で湿らせた後、発行玉を地面に叩きつけた。突然の光に困惑する2人組の女や街の住民の人達を他所に気の弱そうなクレイドールを無視して藍色の長髪女に突撃した。

 

「まさか!?アノ……」

 

「もう遅えよ、瞬間連続殺人刃(ハンドレッド)

 

藍色の長髪女へ短剣(ナイフ)で後ろから超高速の連続殺傷攻撃を行った。しかし、一撃目を与える前に藍色の長髪女の体から血が獣の爪のような鋭い形を具現化して俺の体を突き飛ばした。気がつけば馬乗り状態で俺の首を片手で絞めながらもう片方の手でさっき持っていた短剣(ナイフ)を取り上げられていた。

 

「貴方、もしかしてデラホーヤの家系で分家に別れた出来損ないかしら?自らの血液を消費する代わりに特別な異能力を使えるのはデラホーヤ家の一族しかいないバケモノだと言われている筈なのに、それにさっき言ってた"普通じゃない攻撃"って言うのはどう言う事か深く言及する必要がありそうね。標的変更よヘルミル、この男を今すぐ調べないと私の気が済まないわ。同族嫌悪なんて初めてだけど、まさか狙った標的に捕まるなんて笑えない冗談ね。それじゃあそこにいる混沌の最悪、この男は貴方の殺した私の兄に少し似ているの。それだけでも罪なのに、もし貴方ではなく本物のテレサが存在するのであれば私の住むデラホーヤ邸でお待ちしておりますわ!」

 

その後の事は一瞬のように過ぎて行った。まるで何処かの世界のファンタジーのように地面に描かれた魔法陣を通して秒もかからない早さでデラホーヤ邸に着いた。それにしても一体なんの冗談なのだろうか。まさか殺そうとした相手が実の血を分けた妹だなんて思いもしなかったけど、まあそれでアイナちゃんが無事で居られるのならそれで問題はない。ただ、師匠の事だから簡単に見捨てる可能性あるなこれ………………あ、俺死んだわ。

 

 

それからと言うもの……俺は何故か拷問部屋ではなく広間のテーブルに座らされて食事を申しつけられていた。はたして何がしたいのか全然分からない。

 

「フフフ、貴方の正体を教えてくれるのならこの家に客人として住まわせても構わないわよ。当然、見え透いた嘘を言ったり駄々を捏ねるようなら即死刑も考えているのだけど……ちょっとは目の前の食べ物を口に入れたらどうでは?毒なんて入ってなどおりませんよ」

 

「誰がそんな事信じられるか、第一何故あの状況で俺を殺さなかった。俺がアンタ達の同郷な訳ねえし、公爵家の"現在当主であられるアノン・デラホーヤ様"ならどんな権限でも俺を拷問とか出来たはずじゃねえのか?こんな屋敷に連れてきてそんな怪しすぎる話に乗る程俺も馬鹿じゃねえんだけどよ。それに俺がもし嘘の情報をアンタに渡したとすればそれでおしまいじゃねえか。確実性もない答え(アンサー)なんて本当に信じられんのかよ」

 

俺がそう言うとアノンの隣にいるさっきのクレイドールの女中さん(メイド)に目をやりながら答えた。

 

「嗚呼、そういえばヘルミルの事をまだ話してませんでしたね。彼女は200年前に活動していた12賢人の1人にしてHの称号を贈られた異端審問を主に行動する彼女は人の嘘なんて簡単に見抜く事が出来るのですよ。精々、罪人として処されないように嘘をつかない事ね」

 

「い、異端審問を活動しているのにH(エッチ)の称号を持ってるって結構キャラ確立し過ぎだよアンタ!見た目気が弱そうなのに夜になれば形勢逆転して馬乗りにでもなるの!?どんなビッチだよ!」

 

俺の言うことにワナワナと手を振るわせて明らかにイラついているH(エッチ)の称号を持つクレイドールは「名誉毀損で監獄に投獄させても良いんですよ」と笑顔で言ってきた。

 

「ふむふむ、ちゃんと絵になってるのがびっくりなんだよね〜。それにしても、なんでアンタはこの屋敷の女中さん(メイド)なんてやってんの?職でも失ったの?」

 

「馬鹿なことは言わない事ですよ。私がここにいるのはし私個人の諸事情なのでご心配なく」

 

あれ、なんか俺もっと死にそうになってない?

 

 

 




今回からデラホーヤ家系の秘密に少しだけ迫っていきます。
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