転生特典が最恐で最高のロリババアの弟子でした 作:gpアナガキ
夢を見たって良いじゃないか!
あれから色々あって、俺は赤ん坊になっていた。嫌、生まれ変わったと言った方がいいかもしれない。そして、この世界でもアルファベットという概念も存在したらしく、そのお陰で異世界の言葉の語源が現実世界の英語と似ていて少し覚えるのが楽で助かった。だが現実とは別の世界である事は確からしく、地図を見ても大陸が2つしかないのがこの世界の変わったところだ。ついでに此処がどんな場所かも周りを見ながら理解した。此処はなんと公爵家の屋敷らしい。二つの大陸の中央にある王都の中心部にこの屋敷が建っているとの事だ。中央といっても王族を守る為の存在として公爵家が配置されているらしい。今回この世界では俺はそこの長男として産まれたと言う事になっていた。因みに容姿は結構普通であんまりいけてない。髪もこの家特有の藍色だ。なんか藍色って濁った青だからあんまり好きじゃないんだよな。だけど今回俺は物凄く高い地位を持った貴族の跡取りとして産まれたという事に違いないだろう。因みに異世界の俺の名前はアラーク、姓はデラホーヤ。フルネームで言うとアラーク・デラホーヤと言うそうだ。母乳をくれる母の名前はアイズ・デラホーヤで、その夫である俺の父の名前はノイズ・デラホーヤ。最初は母さんのミルクを吸っていたが1年が経ち離乳食に俺のメシは代わった。それから数ヶ月が経過して母アイズのお腹にもう1人の子供が宿ったとの伝達がメイドさん達の中で話題になり、それからまた数ヶ月が経って妹のアノン・デラホーヤが産まれた。俺との歳の差は2つあり、それから俺は個室で1人メイドさん達と寝ることになる。そして、今まで母さんと一緒に寝ていた俺の場所はアノンに入れ替わった。それから母の隣にはいつもアノンが引っ付いて時間が流れていき、俺とアノンはすくすく育ち俺は5歳、アノンは3歳となった。そして、アノンも親離れの時間がやって来たのか俺がアノンといる時間が増えた。こうして見るとアノンも髪の毛は藍色だけど雰囲気はお母さんに似てる。少し落ち着いて見えるけど心の中では俺をどう思ってんのかね。俺はそう考えながらアノンを甘やかす事を始める。前世の俺こと詩野々芽終夜は女好きでもあるがそれ以上に妹への愛も大きかった。だからと言ってあの世界では妹からかなりうざがられ、近くに立って歩く事さえ拒否され続けた悲しい兄なのだが、アノンはまだ俺の事を後ろから着いて来る小さい年頃だ。可愛がるくらいなら許される範囲内だろ。それから毎日アノンに熟愛しているといつの間にかアノンも俺に向かってゆっくりとまだ難しい筈の二足歩行で「お兄しゃま!」と甘えてきた。これが「お兄邪魔!」にならない事を祈っておこう。翌日俺の元に王都の中央にある王宮で王女様の誕生日を祝う招待状が届いた。なんでも、公爵家の跡取りである俺が初の顔見せという事で馬車に乗って行かなければならないようだ。アノンの事もあるからすぐに終わらせて妹を可愛がる事だけ頭の中が埋まっていた俺は移動中"あの人"とこんな出会いをするとは夢にも思っていなかった。
デラホーヤ邸
食事会の出発前の日、父親であるノイズ・デラホーヤから呼び出しを喰らった。俺なんかした覚えねえんだけど、はっきり言ってあの人俺を目の仇の用に見てるようで怖いから逃げたいな〜。
「珍しいですね。俺に何のようですか、父上」
「そう邪険にしなくても良い。最近王都の近くで貴族の子供を誘拐して
めっちゃ睨んでくる!?
「はい、充分承知しております。当家に泥を塗らないよう今後も気を引き締めていく所存です」
そう言うと、俺の肩にメチャクチャ怖いお父さんが手を乗っけて来た。殺されないよね?大丈夫だよね!?
「嗚呼、今後も私の期待を裏切らないよう精々その足りない頭で足掻きなさい。以上だ」
そう言って部屋から出て行った。これ5歳の子供がする会話じゃないよね!?貴族社会どんだけドロドロしてんだよ!これじゃあ昼ドラに出ても違和感ねえよ!なにそれ怖!?
それから翌日、俺は馬車に乗り王宮に向かった。丁度乗ってから2時間経った次の瞬間、馬車が突然揺れた。メイドさん達に確認させると、御者の人が後ろからナイフと思われる短剣で心臓を刺されていた。次の瞬間馬車の扉から3人のチンピラが入ってきた。成る程、つまり狙いは俺な訳ね。昨日のクソ怖いお父さんの話通りの展開になっちゃったな。多分1人で逃げても囲まれて終わりか?走って逃げたところで中のチンピラ共は逃してくれなさそうだし。あーあ、まだ生まれ変わって5年しか経ってないのになんで俺こんなに運が悪いんだろ。蹂躙された馬車の中次々にメイドさん達はチンピラに殺されて俺は口と手足を縄で縛られ、首元に強い衝撃が伝わり意識を失った。
数時間経過した時、俺は意識を取り戻した。目の前に広がっているのは真っ暗な壁だった。口と手足は縄で縛られたまま箱詰めにでもされてるのだろう。こんなところに公爵家の跡取り息子がいたら国際問題どころの騒ぎじゃねえ筈だもんな。それにしても、俺は今何処にいるんだろ?そんな事を考えてる時に突然真上から強い光が入っくる。それと同時に俺の体は黒い空間から放り出されて気が付けば知らない街の路地裏にいた。「こ、こんなの聞いてない!俺は逃げ…グハァ!?」という声が聞こえ、パッと声の聞こえた方へ振り向くと身体中返り血を浴びた今の俺と同じくらいの年頃に見える女の子が短剣を握って人を殺していた。服装は全身灰色と黒の服を着ている。髪の毛は少し薄いピンクの短髪だ。丁度この時異世界最強だと思われる存在を俺は見つけてしまったかもしれないと考えていた。
昨日投稿出来なくてすいません。今後の投稿する時に応じて感想を聞きたいので意見やコメントを書きたい人はいつでもお気軽にお待ちしております。