転生特典が最恐で最高のロリババアの弟子でした   作:gpアナガキ

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色々あって10年後の設定にしています。


弟子になって10年後

俺はテレサ師匠と出会い、10年の月日が経過した。そして、15歳となり幼児体型のテレサ師匠なんてあっという間に身長を追い抜き、暗殺者(アサシン)としても色々な技術(スキル)を教えてもらった。流石に10年一緒にいれば師匠も俺の扱いに慣れたのか俺の言葉を無視して、放置プレイだと自分の中で収めて今日も悶えながら師匠の近くに居座る事にした。

 

「師匠、次は何処に行きますか?また暗殺の依頼をこなすのも良いと思いますけどしっかりと貯金してお金には困ってないんですから何処か旅行に行きませんか?」

 

「馬鹿弟子のお前はどうなんだ?今年で成人する歳なのに私の近くにずっと居続けるのはどうかと思うんだけど」

 

「良いじゃないですか、俺も師匠とは別の依頼をこなしてお金を稼いでるんですから師匠の懐にあるお財布は一切使わせてないしこれからも楽しくやりましょうよ」

 

「お前はもう独り立ち出来るようになってるんだから私に着いてくる必要ないだろ」

 

「いえいえ、まだまだ暗殺者(アサシン)としては未熟者ですので師匠に付いて行きますよ。それに、師匠は野宿の時に作る料理は動物の丸焼きだけじゃないですか!俺が着いていれば体のバランスを考えて作れるのになんでいち早く俺を遠ざけようとするんですか!」

 

「そんなのお前の性癖が"アレ"だからに決まってるだろうが!」

 

師匠は俺の襟を掴んで叫んで来たので俺はそっと師匠の唇に顔を近づけるとぶん殴られた。

 

「ブヒッ!」

 

「はあ、言っておくが次行くところはあんまり治安が良くないからお前には着いてきてほしくないんだけど」

 

「治安が悪いって事はもしかしなくても革命の断罪者達(リベリオン)のいるコルド大陸に行くんですか?確かにユグド大陸の人にはアイツ等容赦ないですけどなんでまた」

 

「私の父の墓参りだ」

 

その時俺はちょっと黙ってしまった。師匠のお父さんの事を旅の途中で教えてもらったんだけど、とある貴族からの依頼主が師匠のお父さんを化けさせて師匠に殺させたらしい。理由は師匠のお父さんがコルド大陸の人だから出そうだ。その後連中は何も関わっていないと言って師匠が勝手に殺したと言ったそうだ。そんな連中を師匠は家系に属する人全員皆殺しにして世界から恐れられたと聞いた。それもまだ18歳の頃の話だと言ってたから師匠も十分辛かった筈なのに、誰も師匠の味方をしないなんて悲しすぎる。王都とユグド大陸で追われる身になってコルド大陸に逃げてもユグド大陸出身の師匠は革命の断罪者達(リベリオン)に出て行けと追い出されて当時何処にも味方はいなかったそうだ。そこで今日まで姿を隠しながら暗殺者として稼いでいるらしい。

 

「お前は王都出身の人間だ。"今は"死んだ扱いにされているが、公爵家の血はお前に流れている。そこで色々と面倒だし今回は一人で行きたい。お前は私が帰って来るまで近くの宿で待っててくれないか?」

 

「断固拒否します。俺の居場所は師匠の隣なんですから一人になんてさせませんよ。ほら、コルド大陸に行くんですから此処で準備を済ませて3日後には目的地に着けるようにしないと次の仕事に支障をきたす可能性があるので急ぎますよ」

 

「全く、お前はいつでも変わらないな。ずっと変わらないで居続けてくれよ」

 

この時人生で初めて師匠の笑顔を見た。なんだろ、めっちゃ泣きそう。じゃねえ!今は干渉に浸るんじゃなくてコルド大陸への移動だ。ただでさえ王都からの馬車は予約が取りにくいんだから俺がしっかりしないで誰がするんだ!そう頭に言い聞かせて両手で頬を叩き、気持ちを入れ替えた。

 

「そういえば師匠は亡くなったお父さんへの花はまだ買ってませんよね?王都に寄って買っときましょうか」

 

「そうだな。お前と一緒に私の父の墓参りを行くのは初めてだから弟子を父上に紹介しないとな」

 

「後、未来の俺のお嫁さんでもある師匠のお父さんに挨拶しなきゃいけませんしね」

 

「誰がお前のお嫁さんになると言ったこの馬鹿弟子!」

 

「ブヒッ!」

 

今日も変わらず師匠の弟子としてぶん殴られた。

 

 

翌日

 

師匠と俺はユグド大陸で荷物を整理した後馬車に乗って王都まで移動した。王都に入るには3,000マギン必要だと言われている。マギンとはこの異世界の通過で日本円だと300円くらいの値段だ。暗殺稼業の一仕事の報酬が大体20,000〜50,000マギンくらいなのでその日その日の貧乏生活が基本なのだが俺は元公爵家の跡取りだった為服やアクセサリーとして身に付けていた指輪を売って10年使っても一向に減らずに遊んで暮せるお金は手に入っているのだが師匠が貯めておけと言われてこの今日まで残していたのだ。因みに全財産合わせて250,000,000マギンの貯蓄がある。いつか師匠と俺達だけのパラダイスを海の上に建てる予定だ。まあ、そんな事は置いといて俺と師匠は王都で花を買った後コルド大陸行きの馬車に乗って師匠のお父さんの墓へ移動した。

 

コルド大陸 カステル街

 

「前にもコルド大陸来た事ありましたけどやっぱ何処かくたびれてるように見えますね」

 

「当たり前だ。世界のマギンは王都から作られて王都を中心に回っているんだ。貴族連中は今でも美味しい思いをしているのにコルド大陸ではデウス教会の支援がなかったら滅んでもおかしくない状態が今も続いている。全くもって憎たらしい」

 

「それに革命の断罪者達(リベリオン)の奴等がいるから治安も悪いし昔魔石を掘り出していた鉱山も古代龍(エンシェントドラゴン)によって今は誰も近づけない崩落したガラクタの山で残った魔道具と鍛冶職人はコルド大陸から出て行きましたからね。残ったのは血に飢えた暴走族のような奴等だけ、まあ革命の断罪者達(リベリオン)には同情はしますけどだからと言って納得は出来ません」

 

「ぼ、ぼうそうぞく?お前は時々聞き慣れない言葉を使うな。それはそうとこの近くにも革命の断罪者達(リベリオン)がいるそうだから通り過ぎるぞ。行く途中でトラブルが発生したら墓参りどころの話じゃないからな」

 

「はい、分かりました」

 

それから革命の断罪者達(リベリオン)に見つからないように歩いて行き、カステルの教会へと足を運んだ。

 

「師匠、師匠のお父さんの墓は何処にあるんですか?」

 

「この教会の地下だけど?」

 

「地下?」

 

「この教会は古代龍(エンシェントドラゴン)で殺された人達のお墓も管理されてるんだ。そんな驚く事もない、それに外に置くより此処にお墓を置いた方が色々と掃除もしてくれるし楽なんだよ」

 

師匠は教会の扉の前にある紐を揺らして鈴を鳴らした。現代で言うところのチャイムの代わりなのだろう。扉から出てきたのはナタリーという名前の修道女で事情を説明すると地下のお墓まで案内してくれた。

 

「ねえ、師匠はナタリーさんと知り合いなの?食いつくようにナタリーさんが話しかけて来ましたけど」

 

「昔、色々と手を貸してくれた恩人ってだけだ。それよりも早く用事を済ませるぞ」

 

その後師匠のお父さんのお墓でお参りしている最中に何か上が騒がしく聞こえた。終わった後に教会の玄関の方に戻ると革命の断罪者達(リベリオン)の奴等が野次馬のように集まっていた。

 

 




色々と設定を変えたので混乱していると思います。あらすじの方に追加で書いているのでそちらで目を通していただければ幸いです。面倒なやり方で申し訳ありません。
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