GPDを知っているだろうか。最も、もう殆どプレイするやつはいないだろうが。今社会は新技術を駆使して開発された【GBN】にしか興味がない。GPDを愛しすぎたあまりにGBNを憎んだあいつは今どうしているのだろう。
あいつの駆るガンプラは強く、美しかった。チームが解散したあの日、あいつの目には、憎しみや怒りが灯っていた。俺たちのチームが崩れようとしているのに、俺は何もできず、ただGBNをしない、とあいつに言っただけだ。
「なぁ....相棒。GBNだけどさ、もう一回だけお前と一緒に戦うことになったよ。
今まで溜めてた分、思いっきり暴れようぜ。」
★
〜一週間前〜
俺はサカイ・ヒナト。ただの大学生だ。ちょっと特殊な点を上げるならば、俺がGPD全国大会準優勝者だということだろうか。
ちなみにだが優勝者とは良いライバル関係にあった。
お、そろそろ3時じゃないか。そろそろスーパーの特売だな。今日はハンバーグにでもするか。
ピーンポーン
「ヒナ〜今空いてる〜?」
幼馴染のミクだ。昔から家が近所で、今は高校へ通うために俺の隣の部屋で一人暮らしをしている。
おばさん曰く
「一人暮らしさせるのは不安だったけど昔から知ってるヒナ君の近くなら安心よ〜」
らしい。
ミクは俺と違って成績優秀、運動抜群、容姿端麗。自分で言ってて悲しくなる。俺の人に誇れることはGPDだけだからな。だからといってGBNをやる気はないが。
「どうしたんだいきなり来て?」
俺はミクに勉強を教えられるほど頭が良くないし、まじでなんだろう。
「GBNでどうしても勝たなきゃいけなくて、ヒナにバトルの仕方を教えてほしいんだけど...」
そういやGBNとGPDは操作方法が一緒らしいな。確かに俺に聞くのは手っ取り早いな。
「ミクがどうしても勝ちたい、なんてどうしたんだ?」
「えっとね...」
何でも、二週間後に学校でGBNの大会を開くらしい。で、こいつが推薦されて、見栄を張ってOKしちゃったらしい。
「でもね..隣のクラスの代表の男の子に女が相手なんて楽勝だなwって煽られて、
私があんたをコテンパンにしてやるから覚悟しなさい!って言っちゃたの...」
確かに啖呵切った相手に負けるのは屈辱だよな...。でもGBNをやる気はないしなぁ。
でもGBN、GPDと一緒だからな...。相棒もしばらく動かしてないし...。
一回だけ、一回だけならいいよな..。
「わかった。そいつに勝てるように2週間鍛えてやるよ。」
「やったぁ!ありがとうヒナ!じゃあ明日からよろしく!」
「ただし、練習の日毎回ガンダムカフェでなんか奢れよ。」
「仕方ないなぁ...」
「そういやガンプラ持ってんの?」
「....あ」
「はぁ...ガンダムベース行くぞ。」
「え、今から?」
「明日から練習するんだろ?ほら、行くぞ。」
というわけでガンダムベース
「ミクはどんな戦い方がいいの?」
「うーん...わかんない..」
「ミクは運動神経が良いから近接攻撃主体の汎用機が良いかな...。」
「ねぇ、この子は?」
ミクが手にしたのはフリーダムガンダム。射撃武装をちょっといじればいけるか...。
「良いと思うぞ。」
「あれ?ヒナは買わないの?」
「俺はGPDで使ってたのがあるからな」
あれ、なんか忘れてる気がする...。気のせいか。
俺たちはさっさと買い物を済ませ、家へ帰った。
「やっべ!買い物行ってねぇ!」
「ご飯作るけど一緒に食べる?」
「アリガトウゴザイマス....」
〜その後〜
さて、これからフリーダムの改造だ。とりあえずクスフィアスレール砲の短縮化だな。
あとはビームサーベルの出力調整とメイン武装のエクスカリバーの改造。
そして合わせ目消しとかスミ入れとかアンテナのシャープ化とか....。
久しぶりの"勝つため"の改造に心を踊らせながら作業に取り掛かる。
最近は普通にガンプラ作ってるだけだったからな...。
俺は朝までずっと作業をしていた。時間を掛けただけあってなかなかの機体になったはずだ。さあ、次は実戦だ。ミクがあんまり下手じゃないと良いけど...。
ふぅ。色々変えてみました。よろしくです。
サカイヒナト
GPD全国大会準優勝。しかしほぼ相打ちのためツカサとは同程度か、それ以上の腕前。
使用するガンプラは後々....ね。
作るガンプラもトップクラス。実はダブルオーのフェルトが推し。
ニシノミク
ヒナトの幼馴染。運動神経がよく、教えられたことはスルスル飲み込む。
ヒナトの影響で一通りのガンダムを視聴済み。