しかし、その正体は依然謎に包まれている。
この小説はその深海棲艦を独自解釈でその正体を書いてみました。
注意事項
・二次創作
・駄文
・暇潰しクオリティー
・半分以上実話
・嫁が轟沈
以上の事が駄目な方は直ぐ様自分の母港に撤退してください。
「やるさ(キリッ」と言う方はこの先をどうぞ。
深海棲艦・・・それは世界を恐怖に落とした謎の艦隊。
しかしその正体は謎に包まれている。
だか、一説には『沈んでしまった艦娘が彼女達になるのではないだろうか』という仮説がある。
この物語はその仮説が正しいと判断して、書く物語です。
私は、何時沈んでしまったのだろうか。
私は、何処で沈んでしまったのだろうか。
私は、どうやって沈んでしまったのだろうか。
私は最後の時、何を思ったのだろうか。
思い出せない、思い出そうとも考えた事など無かった。
只、何時ものように海面を途方もなくさ迷っている時、彼女に会った。
彼女は迷う事などなく、私にその砲身を向け、発砲した。
私は逃げた。
ふとその時だった、こんな事を考えたのは。
私は、何処で生まれ、何処で育ち、何処で働き、何処で沈んでしまったのだろうか・・・・と。
逃げながら考える。
ただひたすらに考える。
そんなときだった、一発の砲弾が私を撃ち抜いた。
死ぬんだ、私。
また・・・・また?
死ぬのは初めてのはずでしょう、沈むのと死ぬのは違うのに、何故か混同してしまった。
何故?わからない。
私は・・・・その身を沈めていく。
海の底へ、沈んで逝く。
怖いとは思わなかった、ただ、何故かほっとした。
何故かはわからないが私はどこかで死に場所を探していた気がする。
それと同時に、私は何処かに帰りたかったのかも知れない。
何処かはわからない、何故かもわからない。
帰りたかった、ただ帰りたかった。
何処へ?あの場所へ、暖かな温もりがあったあの場所へ、愛しいあの人がいたあの場所へ、苦しみも悲しみもわすれられたあの場所へ。
・・・だんだん死が近づくにつれて思い出してきた。
私は・・・何処かの艦娘だったんだ。
私はその暖かな場所で暮らしていたんだ。
私はその何処かで、幸せに過ごしていたんだ。
私はずっとそこに居たかったんだ。
だけれども、私は沈んでしまった。
もう帰れない。
あの場所へ帰れない。
・・・あぁ、やっと全部思い出したのです。
私は・・・・あの司令官さんが好きだったんですね。
優しくて、カッコ良くて、皆から好かれて・・・私は、あの司令官さんのもとに建造されて幸せな艦娘でした。
でも、結局この思いを伝える前に私は・・・
私は、結局駄目な娘なのです。
一番好きな人に結局最後の最後までこの思いを伝える事ができなかったのですから。
あぁ、神様・・・どうか本当にいるのならどうか私にもう一度だけチャンスを下さい。
あの人に会うチャンスをもう一度だけ下さい。
一度だけでも構いません、どうかあの人のもとへ・・・
いや、もう手遅れなのですか。
あぁ、私は本当に・・・・・本当に・・・馬鹿な娘なのです。
「司令官・・・・ごめんなさいなのです・・・・・・・・・次に生まれて来る時は、平和な世界が良いな・・・」
私は、そのまま・・・息を止めた。
とある鎮守府
「提督、新しい艦娘が回収されたぞ」
彼女、木曾が話す。
「そうか、歓迎しよう」
私はそう返す。
私は空を見上げ・・・沈めてしまったあの娘を思い出す。
あの頃の私は、未熟過ぎた。
大破進軍など馬鹿な事を行い、何よりも大切な彼女を失った。
私が最初に仲間にし、それ以降ずっとそばに居てくれた彼女を失った。
なんとも言えない喪失感・・・私は現実を見るのが辛かった。
今さら新しい艦娘なぞ、私は見向きもしない、そう決めていた。
彼女を見るまでは。
「電です。よろしくお願いいたします」
・・・奇跡でも起きたのだろうか。
彼女がいた、別人だとわかっていても心が言うことを聞かない、涙が止まらない。
気がつけば私は彼女を抱き寄せていた。
「ふにゃあぁ!?し、司令官さん!?」
「電、電ぁぁ!!」
「司令官さん・・・・・」
その時、気のせいかもしれないが、私の思い込みかも知れないが、彼女がこう呟いた気がした。
「ただいまなのです司令官さん♪」
END
この小説は、作者の友人の許可を得て書かせて貰った彼の実話に着色を15%位したものです。