引退してお先真っ暗のライスシャワーを買った。 作:エタノールの神様
休日、自室で書類整理を始めると見慣れぬ封筒があったので開けてみた。ライスシャワー宛てだったからである。
『ライスシャワー様。1500万円借ります。』
親父め。利息を請求してやる。まさかライスシャワーの種付け料に手を出すとは。
ということで父とライスシャワーを召喚。ライスシャワーは新聞を読むことができたというくらい頭がいいのでその「借用書」の文面を理解したのだろう。しかしその相場までは理解出来なかったようで怒りの度合いは小さかった。
対して、私はキレていた。もう親父は馬関係には関わらせない。今まで通り畑耕してろ。あとトラクター直せ。じいちゃん丸め込んでライスシャワーを使うな。
この借金の返済に関して母にいうと、「給料天引きで支払わせる」と返ってきた。天引きで返せるのか?
このことに関してはもう言わないことにした。一応ライスシャワーを買う時に足りなかったので父から200万円ほど借りているからだ。(ちゃんと返した)我々家族は動物に目が無いところがある。兜の緒と財布の紐を引き締めねば。
我が家の動物の数を再確認する。
馬、二頭 内訳、ライスシャワーとその子馬
猫、12匹 内訳、たまクロスとその群れ。
多い、多すぎる。なんでこんなに増えたのか。私は理解が追い付いてしまう。
私、馬好き、特にライスシャワー
妻、猫好き。特に黒猫
父、牛好き。若いときは和牛でカウボーイもどきをしていたらしい。黒歴史。
母、犬好き。昔飼っていたが今はいない。その犬はなぜか永代墓の隣に眠る。
祖父、馬好き。日本在来馬が大好き。小さい頃の夢は騎兵。
祖母、鳥好き。鳥を観察するため双眼鏡を常に携帯。
亡き曾祖父、動物嫌い。バイクが好き。バイクのためならいかなる合法的手段も厭わない(戦時国際法を含む)
うーむ。じつに奇怪。…なのか?貫之がどんな動物を好きになるか楽しみである。
で、その貫之はヒトシオーに乗って遊んでいる。大河ドラマを見て武士に憧れたようで、腰に竹刀をさして乗っている。剣道を習わせてもいいかもしれない。
誕生日のプレゼントには甲冑をあげようか。いや先にクリスマスにあげようか。私はクリスマスと誕生日と正月が近いからと言って全部ひとまとめには絶対にしない人間である。…金が許す限りは。
さて、単身赴任してからここまで四年、とんでもなく忙しい、異常な生活をしてきたわけであるが、ここにきて嬉しい情報が入っている。
ライスシャワーは初年度産駒から今までの73頭、一応全馬が新馬戦及び未勝利戦を勝ったそうだ。なんだか偉業を成し遂げた気がする。産駒の内5頭が金髪のボンボンに連れられて外国競馬に逃亡したが、欧州の重馬場が脚に合ったようでときどき勝っている。なお逃亡馬5頭の内、3頭が逃亡後の連対率100パーセントの戦績を誇る。なお重賞では圧倒的に二着の方が多い模様。
この事から馬主を始めたばかりの人によく買われるようになったようで、ライスシャワー産駒の価値が上がってきている。今年種付けした15頭から生まれるこどもたちはどんな高値になるのだろうか。
また、去年はライスシャワーの父が最後の仕事を終えた。今年はリアルシャダイ最終産駒が生まれた年である。
リアルシャダイはついに種牡馬を引退したのだ。
リアルシャダイ後継種牡馬は現状、ライスシャワー、イブキマイカグラ、ムッシュシェクルの3頭である。リアルシャダイのサイアーラインはこの3頭に託されている。しかし現状、活躍馬を出せているのはライスシャワーのみである。
私はこの事態を非常に憂慮すべき事態だと考えた。このままではライスシャワーに負担がかかってしまう。ロベルト系、ひいてはリアルシャダイのサイアーラインの存続を求める競馬ファンは多い。実をいうと私もその一人である。なにかもうひとつ、もう一頭でいいから、リアルシャダイ産駒にはG1馬が必要だ。私が言うのもなんだがライスシャワーでは足りない。できるだけ短距離、最悪、適性距離最短がクラシックディスタンスでもかまわない、とにかく少しでも時代に合った一頭が必要だ。
私はライスシャワーのお陰でずいぶんと富豪になった。懐に余裕はある。
私はリアルシャダイ最終産駒をどうにか買うことができるよう、牧場巡りの旅に出掛けた。セールに出てからでは逃すかも知れないから。
感想よろしくお願いいたします。
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