引退してお先真っ暗のライスシャワーを買った。 作:エタノールの神様
5月のライスシャワーのお仕事は6件であった。西山牧場さんやギャンブラー牧場さんが宣伝してくれたお陰で増えた。だがライスシャワーの長距離血統はかなり人気がないようで、あまり高い種は買えない&でもG1馬の種をつけたい零細牧場ばかりだった。
6月も終わりになって、私の地元も梅雨入りした。
近所の農家さんは雨の降り方によって水門の調整をしなければならないようで雨の中忙しそうにしている。
うちの祖父兄弟はというと野菜がはじけないか心配になったりということもなく家で毎日酒盛りをしている。曰く「お前の馬サラブレッドだろ?転んで怪我したら大変じゃねか。」とのこと。配慮はありがたいのだがライスシャワーを自転車代わりに使うな。私の愛馬だぞ。
それはそれとして、ライスシャワーを風呂に入れていると脚が今までより筋肉質になっていることに気づいた。はてこんなに筋肉のつくほど負荷のある運動をさせただろうかとふと考えた。
どう考えても畑を耕していた時である。農耕用の牛より明らかに農耕向きでない体で古いくせに頑丈で重い馬鍬や唐鋤を引っ張ったんだから当然である。おまけに地面は土である。歩くだけでもダートより力の要る地面で重たい上に抵抗の大きいものを引っ張ったのだ。これだけ筋肉がつくのも納得がいく。
しかし私はライスシャワーが怪我をしていないか心配になった。只でさえ怪我が多いと言われるリアルシャダイ産駒である。トウカイテイオーのライバルになるかもしれないといわれたイブキマイカグラは日本ダービー前に骨折、その後は菊花賞2着と善戦するも翌年の安田記念11着を喫した後に屈腱炎を発症して引退、ムッシュシェクルは早期に屈腱炎を発症しているし、ステージチャンプは骨折から戻ってきたと思ったら屈腱炎で宝塚記念を回避との情報が入ってきた。ライスシャワーもデビュー年度の終わりに骨折、1994年の天皇賞(春)の前にそこが故障、一時は競走生活が危ぶまれるほどであった。そのときに種牡馬になってなくてよかった。当時の私にはライスシャワーを家族に迎える資産がなかったから。でも怪我は本当に心配である。(噂だとラストランは怪我の危険を冒しての出走だったそうだが真相はテキのみぞしる)
ということで獣医妻(身重)に迷惑をかけぬように今回は動物病院に行った。脚を診てもらうついでに人間で言うところの健康診断もやってもらうことにした。腸捻転とかあったら大変だからね。仕方ないね。結果ライスシャワーが健康であることがわかった。
しかし帰宅すると妻に「私も獣医なんだけど」と言われた。これに関して職場の飲み会に連行しやがった上司に「結局ライスシャワーとふれあいたかったんじゃないか~」と酒の勢いで愚痴ると「お前に頼られたかったんじゃないのか」と言われたらしい。…初めてのお酒で酔っぱらって記憶ないんだよ許せ。(ライスシャワー及び妻は許してくれなかった。)
さて、梅雨の時期は雨が降り続き、運動場の整備が大変になる。水捌けがよくなるように排水用穴あきパイプ(籾殻入り)を地中に埋めてあるがそれでも梅雨に耐えきれる訳ではない。てかそれだけで最適な地面の状態を作り出せたら苦労しない。(その苦労もライスシャワーのためだと思うと苦ではない)
つまりライスシャワーが室内で運動できるようにしたいのだ。
とにかく情報を集めた結果、サラブレッド用ランニングマシンというのがあるらしい。しかしサイズを考えるとライスシャワーの部屋には置けない。今は梅雨真っ盛りなので増築も出来ない。
うーん困った。たくさん食べて肥えて来たのは健康的でいいのだが限度というものがある。この前飼料の量を減らすとちょっと機嫌が悪くなった。ライス、そんな顔したって飼料は増えないよ。(鋼の意志)だがその分運動して消費しなくてはいけない。なにかいい方法はないか。
ウンウン唸っていると妻がなにか大きめの布?ナイロン?を持ってきた。妻曰く「ライスシャワー用に雨合羽作った」そうである。うーん、問題は運動場であってライスシャワーが濡れることじゃないんだけどな(それはそれで問題)
ものは試しとライスシャワーに着せてみた。なんだかご機嫌のようだったので何よりである。(どうせなら顔もということでメンコを被せたら黒以外断固拒否である。なぜだライス)
結局梅雨が明けるまでこの問題は解決しなかった。
ライスシャワーの6月のお仕事は6件だった。5月のお仕事の内二件が不受胎であったためその二件は全額返還となった。
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