多分後に書き直すかもしれませんが…
ガンダムブレイカー4の発売やSEEDFREEDOMの新規上映など話題が絶えないガンダム界隈、これからも楽しみが絶えません(まだガンブレ買えてない勢)
感想と評価をいつでも待ってます!
激突する5体のガンダムとザドキエル。
その様子を遠くからモビルスーツのコックピット越しに見ている青年がいた。
「…なるほど。あれが人間族のガンダム…か」
青年は特徴的な『浅黒い肌』を隠すようにパイロットスーツに袖を通し、モビルスーツの通信システム越しに誰かと会話をする。
「俺の知ってるガンダムと比べたらだいぶデカいがな…しかし、5機中4機が実体兵器メインで戦うなんてな…」
興味深いような声色で語る声の主に、パイロットの男が再び話す。
「今回は様子見だったが…あのモビルアーマー、電子頭脳の一つでも回収しておきたい。決着がつきそうだったら動くぞ」
そう言うとパイロットの男は自身の乗る機体を操作して、森の中に消えた。
――――――――――
「吹っ飛びやがれええ!!」
シノの操る流星号が砲撃をするが、ザドキエルはオオカミらしい身のこなしで軽々と攻撃をかわしていく。
「ちくしょう!犬っころみてえに動きやがる!」
「俺に任せろ!」
続いて動いたのは明弘の操るグシオンリベイク。
主力武器『グシオンリベイクハルバード』を使ってザドキエルの尻尾『テイルブレード』と激しく火花を散らせる。
「シアさん、いくよ!」
「はいですぅ!」
その隙にガイアがヴィレドリュッケンを振りおろし、インパルスがビームサーベルで攻撃を仕掛ける。
「グルウウウウ!」
すると、ザドキエルが吠えて口に光が集まる。
「っ!ビームが来る!」
「南雲君!皆さん!よけてええ!!」
ユエと愛子の言葉にハジメとシアはシールドを出し、三日月達は防御態勢をとる。
次の瞬間、まばゆい光が辺り一面に散らばった。
――――――――――
ミネルバ内部では魔物の群れを倒したことでほかのモビルスーツが収容されていたが、その中でもまだ無事だった機体のパイロットは再出撃の準備を整えていた。
「ユエさん!俺達のモビルスーツは銃火器の換装も終えてる!いつでも再出撃可能だ!」
「ん。だったら支度をお願い。」
その後、すぐにユエは状況を確認する。
(ハジメ達はザドキエルと戦闘。ユウカとヤマトはあの大型の魔物と交戦してる…正直、ヤマト達の援軍は欲しい…)
「…ん。アツシとアキヒトはヤマトのストライク達を援護。他の皆は実弾兵装に換装が済んだ者から順に出撃をお願い!」
玉井達の増援を割り振り、戦場はさらに混迷していく…
――――――――――
ビームによって巻き上げられた粉塵が晴れる中で立つ5体のガンダム。
ザドキエルのビームを耐え切った一同だが、特に損耗が酷かったのはシアのガイア。
「ぐっ………シールドが!」
接近していた分、威力を殺しきれなかったのだろう。
シールドの表面が大きく溶けており、何箇所かに穴があいている。
いくら対ビームシールドとは言え、ビームを受け流すバルバトス達の装甲とは違い拡散しきれなかったということだ。
「シアさんは下がって!ここは僕らでどうにかする!」
ハジメのインパルスはビームライフルではなく、自作のレールガンでザドキエルに攻撃を仕掛ける。
それに合わせるように、グシオンと流星号も同時にそれぞれの射撃武器でザドキエルを攻めていくが…
「流石は厄災戦のモビルアーマー…一筋縄じゃいかないか!」
インパルスのビームサーベルやバルバトスのソードメイスも、ザドキエルは軽々と受け止めて応戦してくる。
その中でも厄介なのが、狼らしい爪と尻尾、そしてハシュマル同様の口から放つ強烈なビームによる理不尽なほどの破壊力だ。
そして再びザドキエルの口にエネルギーが集まり、あのビームが放たれようとして………
次の瞬間、どこからか飛んできた砲撃がザドキエルの口に着弾。
その衝撃で行き場をなくしたビームがザドキエルの口腔内で暴発し、悲鳴を上げる。
『グウウウルウァァアァァァ!?』
「今のは………あの砲撃って!」
インパルスが後ろを向くと、そこには…
――――――――――
「おっし!命中した!」
コックピット内で叫ぶのは玉井。
彼の陸戦型ガンダムは先程まで使っていたマシンガンではなく、陸戦型ガンダムの装備の中で長い射程と屈指の破壊力を誇る切り札『180ミリキャノン』で的確に敵の口を狙い撃ったのだ。
「玉井君!ナイスファインプレー!」
続けて、仲間達が追い打ちをかける。
仁村の乗るアデルはミサイルポッドを装備したバリエーション機体『アデルキャノン』となって砲撃をし、ザドキエルの武器でもある尻尾を集中して狙う。
さらに、空中から巨大な『何か』が降ってきてザドキエルに直撃した。
「あの魔物…まさか!」
ザドキエルに直撃したのは、あのシャチの魔物。
インパルスが上を見ると、そこにいたのはストライクMarkⅡとG‐エグゼス・アサルト。
その後ろにはクロウ、ジェガン、フラッグもそろっている。
「お待たせ、南雲!」
「ここからは…俺たちも動くぜ!」
大翔が叫ぶと、ストライクがビームブーメラン『マイダスメッサー』を投げつけ、シャチの魔物が爆発。
「総員、一斉攻撃!!」
ユエが叫び、全モビルスーツが一気に攻める。
「食らいやがれ、俺のギャラクシーキャノン!!」
「ふっとべえええ!」
流星号の砲撃と陸戦型ガンダムのキャノンがザドキエルに直撃し、続けてアデルキャノンも砲撃を浴びせかける。
「散々てこずらせてくれたんだ…一発くらいくらっとけ!」
清水はクロウガンダムを加速させ、ザドキエルの首にバスターライフルの刃を突き刺す。
そして、引き金が引かれてクロウガンダムは爆発に巻き込まれる。
「清水君!!」
「清水殿!!」
愛子とティオが思わず叫ぶが、爆風の中から半壊したクロウガンダムが飛び出てくる。
「は…こういう時の技能が『自爆耐性』で助かったよ…」
爆発の影響なのか、割れた額から血が流れるのも構わずに清水は叫ぶ。
「あとは任せるぞ!お前ら!」
その言葉にハジメ達が頷いた。
「「おおりゃああああ!!」」
戦線に復帰したガイアとグシオンが、ヴィレドリュッケンとグシオンハルバードでザドキエルの両足を破壊する。
「まだ!」
「終わらない!!」
G‐エグゼスがビームナイフを投擲し、フラッグがプラズマブレイドを突き刺したことでザドキエルの破損範囲が広がっていく。
「竜峰君!」
「ハジメ!」
「ミカぁ!最後はお前らで決めろおおおお!!!」
愛子、ユエ、オルガがミネルバから叫ぶ。
「いっくぜえええ!」
ストライクMarkⅡの対艦刀がザドキエルの顎を砕き、ビームを完全に封じる。
「…砕けろ」
バルバトスルプスはソードメイスでザドキエルの大きな破損部位を完膚なきまでに破壊。
「これで…決着だ!!」
インパルスはフォースシルエットの加速力を生かして一気にザドキエルに接近。
2本のビームサーベルがザドキエルの内部メカを壊し、ついにそれが心臓部にまで到達。
「うおおおおおおおお!!」
ダメ押しとばかりにインパルスはフォールディングレイザーを抜き、ザドキエルの心臓部を貫いたのだった…!
――――――――――
完全に機能が停止したのか、動かなくなるザドキエル。
それが限界だったのだろう。ハジメ達ガンプラ組は実体化が維持できなくなり、強制的に解除される。
「ハジメさん!」
「竜峰!優花っち!」
落ちていくハジメはガイアが拾い上げ、大翔は陸戦型ガンダム、優花はフラッグが助ける。
「あ、ありがとうシアさん…さすがに、もう魔力切れ…かな」
弱弱しい声になるハジメ。
だが、これでウルの町に迫る脅威は排除できた。
「っ!ザドキエルの反応、復活!」
CICのクリスの言葉にユエが息をのむ。
「ハジメ!まだザドキエルは死んでない!」
現場のハジメ達のほうでは、かろうじて生きていた電子頭脳が点滅を始めている。
(まさか、自爆!?)
だが今動いたところでもう自爆からは逃げられない。
そして、誰もが目をつぶって覚悟するが………
ズドン!という大きな音とともにザドキエルの残った頭に深々と何かが突き刺さった。
「これは…杭?」
誰かがそう言うと、空から『黒いモビルスーツ』が着地してきた。
「あれって…」
「黒い…ガンダム…?」
玉井や相川達のようにガンダム作品に詳しくない者でも、その姿はかの有名なガンダムに似てなくもない姿をしていた。
だが、その正体を知るハジメ達の反応はというと…
「黒い…ガンダムMarkⅡ!?」
かつて宇宙世紀で誕生した、新たなガンダム伝説を作り出した名機と一部を除き同じ姿だった。
「でも、あの右腕ってあんなゴツくなかったでしょ!?」
優花の言葉通り、このガンダムMarkⅡは大掛かりな装甲が何枚も貼られたような異様な形となっていた。
しばしの沈黙ののち、黒いMarkⅡは半壊したザドキエルから脳にあたるパーツだけ持ち去ると、すぐにどこかへと飛び去ってしまった…
「あのMarkⅡ…一体誰が?」
ハジメの言葉に答えるものは誰一人いなかった…
次回予告
ザドキエルとの戦いが終わり、一応の平和が訪れたウルの町。
再び進むことを決めたハジメ達に、新たな仲間が加わることとなる。
次回、機動戦士ガンダムForce
第12話 『新たな旅路』
希望ある未来へ…飛び立て、ミネルバ!!
SEED FREEDOMの設定を反映してもいいか?
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反映に賛成!
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無しでいい