第4話から一気に時間が飛びますがご了承ください…
これ以上はトータス突入すらどれほど時間がかかるのかわからないので…
この空白期はまたいずれ別の作品で投稿するつもりです!
また、今回は他のユーザーさんからの協力を得たことで書くことができました。
感想、評価をいつでもお待ちしています!!
南雲ハジメと白崎香織。
本来の運命より早く出会えたこの二人によって、世界は大きく変わろうとしていた。
2人が出会ってから2年の月日が流れ…
―――――――――
6月某日。
市内のアリーナまで走る一組の夫婦がいた。
「おーい!白崎さん、こっちですよ!」
会場内部に入ると既に席についていた顔見知りの男性が声をかけてくる。
「すいません、南雲さん…仕事が急に入ったもんでして」
「いやぁ、そればっかりは仕方ありませんよ」
走ってきたのは白崎智一と白崎薫子。
香織の両親である。
「で、もう試合は始まったんですか?」
「いや、ちょうど今からパイロットとクルーの発表がされるとこです」
智一に答えたのはハジメの父、南雲愁。その横にはハジメの母である南雲菫もいた。
そう。ここは『全国ガンプラバトルVR選手権都大会』の決勝戦の舞台。
その決勝カードはハジメ率いる南陽高校模型部ことチーム『ビルドデスティニー』と浜ヶ丘高校模型部、チーム『ワンサイドアイズ』。
《ただいまより、第五回全国ガンプラバトルVR選手権、都大会決勝を始めます。それでは、各チームのパイロットとクルーを発表いたします》
チーム・ビルドデスティニー
隊長 南雲ハジメ 使用機体『バーストインパルスガンダム』
副隊長 白崎香織 使用機体『ガンダムエクシア・フリューゲル』
三番手 龍峰大翔 使用機体『ストライクMark.Ⅱ』
四番手 遠藤浩介 使用機体『アビスゲートガンダム』
五番手 八重樫雫 使用機体『フリーダム・ブレードマスター』
クルー
園部優花
清水幸利
選択した戦艦
惑星強襲揚陸艦 ミネルバ(機動戦士ガンダムSEED DESTINY)
チーム・ワンサイドアイズ
隊長 十城紫苑 使用機体『ゼクドライ』
副隊長 矢沢敬武 使用機体『ハンブラビ』
三番手 氷川燐 使用機体『サイコミュ高機動試験用ザク』
四番手 松長新 使用機体『リック・ドム』
五番手 神栖三晴 使用機体『ケンプファー』
クルー
無し
選択した戦艦
グワジン(機動戦士ガンダム)
――――――――――
「相手はモノアイのモビルスーツで統一しているようですな…しかし、ゼクドライとはまた…」
感心したような口調の愁に、後ろにいた男が聞いてくる。
「南雲さん。あのゼクドライとは?私もそれなりにガンダムシリーズは嗜んでいるのですが…」
そう聞いてきたのはハジメ達のチームメイトである園部優花の父親、園部博之。
彼の横には優花の弟、園部優翔がお気に入りのガンプラである『ガンダムAGE-2ダブルバレット』を握りながら今か今かと試合を楽しみにしている。
「園部さんが知らないのも無理はないです。私も実物を見たことはありませんから」
「あのゼクドライというモビルスーツ、設定上存在こそしますがこれまでメカニックデザインが明かされていない機体なんですよ。彼のガンプラは恐らく…元ネタのゼクアインをベースに自分のイメージで作り上げたスクラッチモデルだ」
基本装備はスマートガン、ビームサーベルが2つ、腕部のグレネードランチャーなどと見たが…
わざわざ設定の不明瞭な機体をスクラッチしたなら、恐らく隠し玉の一つや二つはあると愁は睨む。
(この決勝…ハジメ達はどう動くかな?)
――――――――――
選手控え室。
そこで各々が『ユニフォーム』に着替え終わったハジメ達は最後の準備を整える。
「えっとね…とりあえず、まさかこんなに早く決勝まで来れると思わないから、少し困惑してるってのが本音です、はい…」
お気に入りの『ザフトレッド』の軍服に袖を通したハジメが苦笑いすると、そんな彼に声をかける少女が。
「もう、ハジメ君は私達の隊長なんだからこういう時くらい格好良く決めてよ!」
ガンダムOOの『フェルト・グレイス』と同様の服装をした香織がハジメの背中を押す。
「まあ、決勝戦まで来れただけでラッキー…何て言うような奴はこのチームにはいないよな?」
不敵に笑うのは、『オーブ連合首長国』の軍服を着た大翔。
「少なくとも…ここまで来たら勝ちたいと私は思ってるけど」
髪をポニーテールにくくるのは、『ラクス・クライン』のエターナル搭乗時の服装をした雫。
「そうね…私と清水は今回クルーに回るけど、ミネルバの装備は私達で何とか運用する。初心者の私の支援じゃ不安かもしれないけど…」
ガンダムAGEの『ナトーラ・エイナス』と同様の艦長の制服を着た優花が少しばかり自信なさげに答える。
「てか、俺をパイロットから外したんだ…南雲。ちゃんと勝って全国進むぞ」
口数は少ないながらも静かな闘志を燃やしていたのは『ゼクス・マーキス』の軍服を着た清水幸利。
「…おし!もうすぐ試合だ、気合入れようぜ!」
大きな声で自分を鼓舞するのは、『ザフトグリーン』の制服を着た遠藤浩介。
「「「「………遠藤(君)、いたの!?」」」」
「いやいたよ!控え室入る前からいただろ!」
「…え?みんな本当に遠藤君に気づいてなかったの?」
自身の弱点でもある『影の薄さ』から気づかれなかった遠藤が叫び、ハジメは皆が遠藤の存在に気づいてなかったことに驚いていた…
――――――――――
それから10分後。
ハジメ達が入場すると声援が巻き起こり、お互いに強く頷いて会場に設置されたコックピットにパイロット達は座り込み、クルーとして参加した清水と園部は専用の特別コックピットに入り込む。
そしてそれぞれのダイバーギアをコックピット内のスキャナーにセットすると、ガンプラを置いてスキャニングが開始。
ハジメ達はその間にVRヘッドセットを被って仮想空間のコックピットに入り込んだ。
《今回のフィールドは宇宙。スペースコロニーがフィールドにあり、そちらでの戦闘も可能です》
アナウンスを聞いたハジメ達は操縦桿をぐっと握り…
「南雲ハジメ!バーストインパルスガンダム!」
「白崎香織!ガンダムエクシア・フリューゲル!」
「龍峰大翔!ストライクMark.Ⅱ!」
「八重樫雫!フリーダム・ブレードマスター!」
「遠藤浩介!アビスゲートガンダム!」
「十城紫苑!ゼクドライ!」
「矢沢敬武!ハンブラビ!」
「氷川燐!高速機動型ザク!」
「松長新!リック・ドム!」
「神栖三晴!ケンプファー!」
「チーム・ビルドデスティニー!運命を切り開く!」
「チーム・ワンサイドアイズ!ターゲットを蹂躙する!」
ミネルバからビルドデスティニー、グワジンからワンサイドアイズの機体が出撃。
ついに決勝戦が幕を開けた。
――――――――――
「もう、『龍太郎』君がいつまでも自主トレばっかしてるから遅くなったじゃん!」
「悪いって『鈴』!でもまだ始まったばかりなんだし、大丈夫だろ!」
GVR会場まで数十分前の白崎夫妻のように走っているのは雫と香織の幼馴染の一人でもある巨体の少年、『坂上龍太郎』と、香織達の友達であるツインテールの少女『谷口鈴』。
香織達から決勝戦をやるという誘いを受けて観戦に行こうとしていた鈴達だったが、空手部としての活躍がメインであった龍太郎が自主トレに熱を入れすぎて遅刻をしてしまうというミスをやらかしていたのだ。
「あー…よかった、まだどっちも撃墜されては……………ん?」
鈴と龍太郎が会場に入ると、そこでは…
――――――――――
「んんっ!やっぱり、この機体…速い!」
(トランザムは…いや、まだこのタイミングで使うべきじゃない!)
エクシアフリューゲルは現在、宇宙空間でハンブラビと交戦を繰り広げている。
「はっ!可愛い顔してやるじゃねえか…よっ!」
エクシアはメイン武器の一つでもある『GNショートブレイド』で斬りかかるが、ハンブラビは腕部クローで受け止め、はじかれてしまう。
「お返しだよ!」
矢沢が吠えると、ハンブラビは高圧電流を流すワイヤー『海ヘビ』でエクシアを捕縛。
モビルアーマーの姿に変形すると、電流を流しながら移動を開始してエクシアを周囲のデブリに叩きつけていく。
「きゃあああ!!」
「香織!くっ!!邪魔を…するなあ!!」
雫のフリーダム・ブレードマスターは専用の刀『ムラクモ』を引き抜いて戦っていたケンプファーを攻撃し、腰に提げていた『ルプス・ビームライフル改』でケンプファーの足を破壊。
それでもなお追いかけようとするケンプファーと援護に来たリック・ドムだが…
「ナイトハルト、撃てぇ!!」
少女の叫び声が聞こえると、ミサイルが5発ケンプファー達に向かってくる。
「ナイス、優花!」
「とりあえず時間は稼ぐわ!雫は香織の方をお願い!」
ケンプファー達を攻撃したのは園部達がクルーとして操縦している『ミネルバ』だった。
「ちっ!船使ってたんだったな、そういえば!」
邪魔と感じたのか、リック・ドムがバズーカ砲『ジャイアントバズ』を放つも、ミネルバは『40mmClWS』で迎撃し、砲弾を打ち落とす。
「悪いな…ぶっ壊そうとするなら、抵抗くらいするってもんだ!」
クルー用コックピットで、清水は不敵に笑った。
――――――――――
各々がそれぞれの戦いをする中、苦戦を強いられていたのはハジメと大翔の二人。
「このっ!」
ストライクMark.Ⅱはビームライフルを放つも、高速機動型ザクは下半身そのものがバーニアになっている利点を生かした超加速でビームライフルをかわしていく。
「あの赤い彗星、シャア・アズナブルも言ってたろ…『当たらなければどうということはない』ってな!」
高速機動型ザクは唯一の武装である有線式五連装メガ粒子砲を使い、ストライクMark.Ⅱのビームライフルを破壊。
一瞬無防備になったストライクに強烈なタックルをする。
「いけ!ブレイドドラグーン!GATファンネル!」
バーストインパルスから大型のドラグーンが2機、小型ファンネルが2機分離してゼクドライを襲うが…
「…なら、俺もこいつでいく」
インコムコンテナがバックパックから出てきて、出現したインコムとドラグーンが火花を散らす。
「あの機体…それに、これまでのワンサイドアイズの戦闘を振り返ると…!」
インパルスはスタビライザーに装着していたミサイルコンテナから6発のミサイルを放ち、さらに肩に装着していた大型ビームライフルを二つとも外し、連射する。
だが…
「いいっ!?」
ゼクドライは両肩の6連ミサイルポッドと足のスラスターに内蔵された3連ミサイルをお返しにばかりと放ってくる。
(まずい…こっちと向こうじゃ武装の数も火力も桁違いすぎる!換装するか?いや…いつものようにシルエットごとに武装全交換じゃ多分通用しない…)
ミサイルの雨をくぐり抜けながら思考を巡らせるハジメ。
(これまでのデータを参照する限り、この機体は他の換装パターンもあるはずだ。それもおそらくはヒロトのコアガンダムのように自由度の高い換装が…)
素早く他のメンバーの状況を確認するため味方機体と敵機体の位置情報を調べるハジメ。
(香織さんはハンブラビと交戦して八重樫さんが助けに…大翔はザクを相手してる………園部さんと清水君がリック・ドムとケンプファーを相手してるから………ん?)
その中で『あること』に気がついたハジメは、すぐに味方の一人に秘匿通信を行う。
『ねえ、今って………うん。これから僕が合図をする。そしたら…
そこからが僕たちの反撃だ!!』
ガンプラ紹介
ゼクドライ
浜ヶ丘高校2年生、十城紫苑がゼクアインをベースに設定のみ存在したモビルスーツ『ゼクドライ』を独自解釈でスクラッチビルドしたガンプラ。
ゼクアイン同様に両肩のラッチに換装パーツを装着できるようになっており、追加で腕、脚、バックパックにも換装パーツを取り付けられるようにハードポイントが増設され、チームの戦略に合わせた立ち回りを可能にしている。
基本装備はビームスマートガン、ビームサーベル×2、腕部グレネードランチャー、スカート部に隠し腕ビームサーベルを備える。
A装備
肩に大型スラスターとサブアームシールドを、左腕のハードポイントにアンカーグレイブを、脚のハードポイントに4連ミサイルランチャーを装備し、バックパックにはプロペラントタンクと折り畳み式ビームキャノン、ラックにクレイ・バズーカを備えたバランス型兵装。
B装備
ゼクツヴァイを意識した兵装で、バックパックに大型スラスター、インコムコンテナ、ハイメガキャノンを備えたユニットを接続し、ビームスマートガンを腕部のハードポイントに接続して保持するメガランチャーに換装。
左腕にはダブルガトリングシールド、両肩には6連ミサイルポッドを装着。
脚には3連ミサイルポッド内蔵スラスターを増設し、前スカートの部分にアドバンスドヘイズルのサブアームユニットを大型化したものを装備する。
因みに決勝戦で選択したのはこのB装備。
C装備
下半身に大型ブースターユニットを接続した高機動斥候兵装。
バックパックにはクレイ・バズーカやパンツァーファウストなどをマウントしたウェポンラックを装備し、左肩にはレドームユニット、右肩にはサブアームシールドを装備する。
ゼクドライはミストラル0さんからのアイデアです。
また、ハンブラビはオーマピジョンさん、リック・ドムは恋文さん、サイコミュ高機動試験型ザクは桐生乱桐(アジフライ)さんが選んでくれました!
ありがとうございました!!
ハジメの恋愛模様はハーレム?それとも香織一筋?
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異世界美少女(ユエ達)のハーレム
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香織一筋を貫け!
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クラスメイトの誰かをハーレムに…
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異世界組とか関係なくハーレム