新作ガンダムは来年…まだまだ頑張る理由ができました。
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突然現れた宗一とレイに驚くカトレアと生徒達。
その中でカトレアは警戒心をあらわにする。
「レイ・ザ・バレル…姿が見えないからてっきりディーレに帰ったものかと思ったが…そっちのあんたは?」
その質問に宗一が堂々と返事をする。
「決まってるさ…こいつらの先生だよ!」
ライフルを持つ宗一と睨みあうカトレア。
その間にレイが立ち、口を開く。
「カトレア…悪いがこの子達を守るためなら俺達二人は決して退かない。だが、もしお前がおとなしく撤退するというなら…」
最後まで言わずとも、レイの語りたい内容が理解できないほどカトレアも愚かではない。
しかし、この場において彼女の出す答えはすでに決まっていた。
「…悪いね。ここで退けたらよかったけど、それができたら苦労しないのさ!!」
カトレアの言葉を合図に、再び魔物たちが迫ってくる。
「ロックオン先生!」
「お前達は治療に専念しろ!ここは俺達二人で十分だ!!」
そういうと、宗一はアサルトライフルを構えなおして戦闘を再開する。
「三木宗一…目標を狙い撃つ!」
――――――――――
まず動いてきたのは姿を消す特性のあるキメラ。
光輝達を苦しめてきたその能力で不意打ちを仕掛けようとするが…
後ろを振り返った宗一の放つ弾丸が的確にキメラの眉間を打ち抜き、実体化した瞬間にキメラの持つ全ての頭に銃弾を一発ずつ叩き込んだ。
「ど、どうしてあの透明化を先生は…?」
生徒の誰かが疑問を口にする。
「空間が揺らいで、輪郭がバレバレなんだよ。普通なら苦戦するだろうが、狙撃がメインの俺の目は誤魔化せねえ」
自身の天職『狙撃手』の力により常人離れした目の良さを持つ宗一からしてみれば、動いただけで空間が揺らぐ隠蔽など隠れていないのと同じことだった。
そして、それは高い空間認識能力を持つレイも同じこと。
「ふっ!!」
迫ってくる不可視の攻撃を、まるで見えているかのように軽々と躱していくレイ。
そのお返しと言わんばかりに、フルオートにしたライフル弾がキメラやともに姿を消していたアハトドの急所を撃ち抜き。瞬く間に数を減らしていく。
(レイ相手じゃ難しいと思ってたが…あの男も相当強い!ライフルなんて持たれちゃ、万に一つも勝ち目はないと考えたほうがいいか…?)
カトレアが今後どう動くかを冷静に考えながら戦う中、傷ついた香織達のそばに覚えのある声が聞こえる。
「みんな、大丈夫か!?」
「きゃっ!?え、遠藤君…戻ってきてたんだ」
いきなり横に現れた遠藤に思わず悲鳴を上げた雫。
(いや、先生達と一緒に来たんだけどなぁ…)と内心泣きながらもそれを表に出さず遠藤は薬の入った袋を出す。
「白崎さんはこの魔力回復薬飲んで。辻と他に回復魔法を少しでも使えるやつが優先して飲んでくれ!」
薬を取り出すと遠藤は全体に指示を出す。
「傷薬は怪我の酷い八重樫さんと坂上、メルドさんを優先してくれ!他は順次回復魔法で治療を!」
先生達の戦いの間に、生徒達も体勢を立て直そうとしていた。
――――――――――
咆哮と銃撃音が木霊する戦場の中、魔物達はカトレアの命令を忠実に実行するべく次々に二人へと襲いかかった。
黒猫が背後より忍び寄り触手を伸ばそうとするが、宗一は回し蹴りで触手を叩き落し、発砲。音速を優に超えた弾丸は、あっさり黒猫の頭蓋を食い破った。
弾けた同胞には目もくれず、左右から同時に狼が飛びかかる。が、いつの間にか間に立っていたレイが左の敵を、宗一が右の敵をほぼゼロ距離から吹き飛ばす。
その一瞬で絶命した狼の真後ろに潜んでいた黒猫が、生き残っていたキメラと連携して触手を射出するが、宗一達はその場で体を捻って紙一重で避けると立っていた位置を入れ替え、隙ができた黒猫二体とキメラ一体をアサルトライフルの餌食とした。
血肉が舞い散る中で、踏み込んで来たアハトド二体がメイスを振りかぶる。しかし、宗一は振り下ろされたメイスを踏み台にして跳躍。
レイは前転して回避すると、片膝をついた状態からアサルトライフルを発砲し、宗一も空中で銃弾を撃ち込んでアハトドを射殺すると、素早く持っていたマガジンをライフルに装填する。
と、その時、「キュワァアア!」という奇怪な音が突如発生した。二人がそちらを向くと、六足亀の魔物アブソドが口を大きく開いて宗一達の方を向いており、その口の中には純白の光が輝きながら猛烈な勢いで圧縮されているところだった。
それは、先程メルド団長から奪い取った『最後の忠誠』に蓄えられていた膨大な魔力だ。周囲数メートルという限定範囲ではあるが、人間を消滅させるには十分以上の威力がある。
その魔力が限界まで圧縮され、次の瞬間、宗一を標的に砲撃となって発射された。
射線上の地面を抉り飛ばしながら迫る死の光に対し、宗一は慌てることなく回避。
爆発で土煙が上がる中、一瞬でもカトレアが宗一を見失ってしまったことで…
「ッ!? ちくしょう!」
煙の中から飛んできた弾丸がカトレアを…正確に言えばカトレアが肩に乗せていた白い鴉の魔物の命を刈り取っていたのだ。
さらに、もう一方から飛んできた弾丸がアブソドのむき出しになっていた頭を撃ち抜くことで意識を永遠の闇に落とした。
立て続けに主力の魔物が狩られたことで、流石のカトレアも冷静さを失っていた。
「なんなんだよ…何なんだよお前ら!」
だが、その中でもカトレアはさらなる動きをとる。
残った魔物たちがそれぞれタイミングをずらしながら宗一とレイに飛びかかってきた。
その隙にカトレアいざという時のためにと温存しておいた魔法を二人に向かって放ち、全力で出口に向かって走った。
この時宗一達に向けて放たれたのは『落牢』だ。それが宗一達の手前で破裂し、石化の煙が二人めがけて襲い掛かった。
しかし…
「知らねえのか?上級魔法の欠点ってのはな…」
飛んできた何か…投げナイフが正確にカトレアの右手の手袋…そこに刻まれていた『落牢の魔法陣』を貫くと、凶悪な石化の煙がその力を失い、霧散していった。
「複雑な分、発動のための魔法陣や使い手の集中力が乱れると…あっさり壊れるんだわ」
最後の切り札も、全ての魔物も失ったカトレアの四肢に灼熱感と痛みが走るのだった…
――――――――――
身に着けていた魔法陣も、持っていたショーテルも全て破壊されて完全に無力化されたカトレアと、それを見上げる宗一とレイ。
「さて、どうやら俺たちがいない間に好き勝手やってくれたらしいが…」
そう言うと宗一は、ライフルの銃口をカトレアの頭に向ける。
「せ、先生!?何を!」
光輝が思わず叫び、他の生徒たちもギョッとしていた。
「お前さんが口を割るような性格じゃないのは見てわかる。それとな…天之河!」
名前を呼ばれた光輝が宗一に顔を向ける。
「お前が俺の行動をよく思わないのもわかる。そりゃあ、先生が生徒の前で人を殺そうとしてんだからな」
でもな…と宗一は一度言葉を切る。
「俺はお前らとともにこっちに来た大人だ。戦場で戦うって子供が決めたんならできる限り守るのが責務だし、俺はお前らとこの世界に生きる者のどっちかを選ばなきゃならないなら、迷わずお前らの命を守る。そして、そのために誰かを殺さなきゃいけないなら手を汚すのは俺の役目なんだよ」
教え子を守るため。ただそれだけのために宗一は覚悟を決めて銃口を『人』に向けていたのだ。
だが…
「だったら…だったら、殺さずに済む方法だってまだ選べるはずです!」
そう言うと光輝は、宗一のライフルを握った。
「殺すだけじゃきっと変わりません!人間族と魔人族がぶつかり合って…でも、地球から来た俺達なら…俺達なら、お互い殺しあう以外の道だって選べるはずです!」
そんな光輝の言葉に、カトレアは呆れ声で語る。
「…馬鹿だね。アタシはメルドに深手を負わせた。お前の仲間達にも。それに…それがお前の本心じゃないんだろ?」
そう。光輝がカトレアへのとどめを止めた大きな要因を占めているのは、あくまでも殺人を見たくないという理由。
先ほどまでとの心変わりの理由を知っていたカトレアにとって、光輝の語る『殺しあう以外の道』という言葉は響かなかった。
「だけど…それでも…!」
奥底の心を見透かされたように言われ、光輝は言葉に詰まりながらも必死に何かを言おうとする。
「………天之河。いくつか質問に答えろ」
しばらく何も言わなかった宗一が、ゆっくりと口を開く。
「動機はともあれ、お前はこの女に死んでほしくないんだな?」
「…はい」
光輝が声を絞り出すように返事をする。
「この女はハイリヒ王国からしてみれば多くの兵士を殺した相手だ。捕虜として捕まえれば、死ぬより凄惨な目にあう可能性が高い。それは地球でも散々起きたことだからな…」
「だったら、俺がさせません。勇者として扱われてるなら、俺の言葉にはイシュタルさんもエリヒド国王も無視できないだけの発言力があるはずですから」
だんだんと顔を上げて返事をしていく光輝。
そして、彼は宣言した。
「やっぱり俺は、人に死んでほしくない。もし彼女が捕虜から逃げてまた人を傷つけたら…俺が責任を取ります」
その目を見た宗一が下した判断は………
「………ったく。どうしてみんな先生の言うこと聞かんのかね」
銃口を下し、カトレアを後ろ手に縛って拘束する。
「あんた達…正気なのかい?ここでアタシを殺さないと、ろくな未来が訪れない…!」
カトレアが舌を噛もうとしたのを光輝は見逃さず、聖剣の柄でカトレアの腹を殴ることで衝撃を与えて気絶させる。
「すいません…でも、俺はこの未来を選びます」
その後、何とか肩を借りてなら移動できるまで回復したメルド達と共に地上へ出るため移動する一同。
「すまんな…宗一、レイ」
「謝るくらいならちゃんと生きて、もっと強くなりやがれ。俺がいない間に契約を半分破ったこと、怒ってねえと思ったら大間違いだからな」
光輝達が戦うときには必ず信頼できる大人が同伴すること。という条件だったが、メルドはいつしかレベル差を理由に同伴せず、70層と30層を繋ぐ転移門で待つようになってしまった。
「いくらレベルが上がろうと、こいつらはまだほんの子供なんだ。俺達大人が守ってやらなくてどうするよ」
「そうだな…まったく、その通りだ」
オルクス大迷宮にて、魔人族及び配下の魔物による襲来が発生。
騎士団は団長のメルド・ロギンス及び後から合流したレイ・ザ・バレルを除き全滅。
勇者パーティー及びその仲間たちも半数が大きな傷を負い、ホルアドの医療院にて入院。
捕虜としたカトレアを連れ、勇者達は王都へと帰還するのだった…
だが、この時光輝は一つだけ致命的なミスをした。
カトレアが語った、『ろくな未来が訪れない』という言葉。
その本当の意味を聞いていれば、何かが変わっていたのかもしれない……
次回予告
ついに懐かしのホルアドにたどり着いたハジメ達。
だが、状況はハジメ達の知らない場所で動き始めていた…
再会するものたちと、ついに動き出す圧倒的な破壊の化身。
王都に破滅の光が降り注ぐ!
次回、機動戦士ガンダムForce
第12話 再会、町よ
絶望の化身、その名は…スローネ
おまけ 装甲
ロディ・フレームにズゴックを移植する大改修が行われている中、その中で一番疲弊しているのは…言うまでもなく装甲を担当するハジメだった。
「次は腕部のつなぎ目………あと、バルバトス達の補修パーツの中にあったナノラミネート塗料も構造を解析しないとな…」
「たしか、モビルアーマーのビームも受け流せる装甲の秘密…だっけ」
一緒に大浴場にいた相川と玉井、仁村と大翔の4人も交えて話し合いながら風呂に入っていた。
「困るのが塗料が水に溶けないようにするための加工も必要だからね…まだ課題は山積みだよ」
何せ原作でもいなかった、鉄血系の水中用機体だ。
まだまだ課題はあるだろう。
「もっと、構想を………ゴボボボボボ…」
「おい南雲ぉ!湯船で寝るなあ!!」
どうやら、まだ完成まで時間がかかるようだ…
SEED FREEDOMの設定を反映してもいいか?
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反映に賛成!
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無しでいい