袖ヶ浜鎮守府の作法   作:佐伯美鈴

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 捷号作戦の後に軍を離れ、ライターとして活動する「珍しい苗字の女性」の「しーちゃん」。
 近所のカレー屋の店主「れーかちゃん」とも仲良くなり、ひとまず平穏な日々を過ごしていたが、はるか東のハワイ沖で異変が起き…


⑥決号作戦「前夜② ラピスラズリは海より還る」

【2023年1月 広島県広島市西区 カレー店】

 

 古い喫茶店を居抜きで開業したカレー店。壁にかけられたアンティークの振り子時計の針は、先週から止まったままだ。

「あの時計、なおさないんですか?」

「修理できる職人さんがこの辺にはいないらしいんですよ、それで…。ちょっと待って、一回手を上げてください。でもしーちゃんさん、エプロンの紐結べない人って初めて見ましたよ」

 両手をどう上げればいいのか定まらないあやふやな姿勢のまま、下手な盆踊りのような中途半端なばんざいをする。れーかちゃんが私のエプロンの紐を縛ってくれる手の動きをお腹で感じた。

 繊細で、細くて、でもきびきびしとして、力強い元気な指だ。紐がきゅっと小気味いい音を立てて私の腰を締め、れーかちゃんの両手がぽんと私の両肩を叩いた。

「はい、これでおっけーです。似合ってますよ、うちのエプロン!」

「…似合ってるかなあ……似合ってますか?」

 姿見に写った私は、真っ白な白い襟付きブラウスに黒のネクタイを締め、れーかちゃんのお店の鬱金(うこん)色のエプロンを身につけて…、かわいらしいウェイトレスの服の中に溺れて窒息しかけているように見える。私は鏡の中の自分の怪訝そうな顔を、同じように怪訝そうな顔で覗き込んだ。

 れーかちゃんが後ろにひょいと回って私の両肩に手を載せ、頬のすぐ横ににゅっと顔をのぞかせた。

「かわいいですよ。あとは笑顔です、笑顔!じゃあ練習です、鏡をお客さんだと思って笑顔で元気よく、『いらっしゃいませー!』 はいどうぞ!」

「い、いらっしゃいませー…」

「だめです、もうクビです。やる気あるんですか。原稿料と恩給だけじゃ生活苦しいんですよね、もっと真剣に愛想振りまいてください」

「きびしいですね」

「サービス業ですから。笑顔もサービスですよ、しーちゃんさん。ではもう一度、『いらっしゃいませー!』」

「い、いらっしゃいませー!」

 鏡に映るれーかちゃんの笑顔の横に、恥ずかしさに耐えながら精一杯口角を上げて笑顔をがんばるひきつった真っ赤な顔が並んだ。本当にこれは私の顔なんだろうか。

「まだ固いけど、まあいいでしょう。あと一時間でランチタイムです、さっそくがんばっていきましょう!」

「よろしくお願いします」

 正面に回り込んだれーかちゃんは、私の二の腕を両手でぽんぽんと叩いた。

「あんまり固くならないでください。今まで通りでいきましょう。店長とバイトではなく、パートナーとしてって感じでいてください」

「はい。でも本当にありがとうございます。すぐに働き口が見つかったのは本当にほっとしました」

「恩給の減額はしーちゃんさんのせいじゃないですから、ほんとうに大丈夫ですよ。でも」

 れーかちゃんはそこで、少し呆れたような、でも嬉しそうな緩んだ顔で言った。

「しーちゃんさんに笑顔の練習をしてほしいとも思ったんです。これもほんとうです」

「確かに笑顔で接客するのは苦手かもしれませ…」

「そうじゃなくて」

 私は顔を上げた。

「私のお店は来た人みんなを笑顔にする場所ですし、その点に関してはけっこう自信あります。でも、いつも通ってくれる常連さんなのに、一度も本気の笑顔を見たことがないお客さんがいるんです。ちょっと悔しいじゃないですか」

 胸に釘を打たれたみたいに、私はどきっとした。私の「ほんとうの笑顔」。一度戦場を見た私にとって、それはとても遠い言葉に思える。今の私の笑顔は、作文コンクールで賞を取るために書かれた、先生受けのいい作文のような笑顔。自分でもそんな感じがする。

 れーかちゃんがそっと手を回して私の背中を抱いた。

「いいんです。しーちゃんさんが笑顔を置いてきちゃった場所、私分かってますよ。でも今いるここは私のお店で、笑顔を作る場所で、しーちゃんさんはその場所をいっしょに賑やかにするパートナーなんです。いいんです、今まで通り楽しくいきましょう、ね!」

 れーかちゃんが私の両手をぎゅっと握った。それは温かく、人の血の通った、人の心まで包み込むような手だった。

 私の手はなんだろう。何をしてきた手なんだろう。

 

 パヤグラヴェで浦波ちゃんと白雪ちゃんと荒潮ちゃんを埋める穴を掘った手だ。

 サンフェルナンドの岸壁で助けを求めて押し寄せるルソンの敗兵たちに怯んで拳銃の撃鉄を起こした手だ。

 呉で時雨さんを詰問して、その静かな笑顔に突き付けた手だ。

 

 私の手はなんだろう。何をしていく手なんだろう。

 

 

 

 

【2023年2月 ハワイ東方沖】

 サミュエルにはいい日と悪い日がある。今日は悪い日、それもとびきり悪い方の日ね、これは。

「今日はちょっとひどいのです」

 電がそばに寄ってきて、耳元で囁く。

「暁にはかわいそうだけど、しばらく任せておいた方が私たちも哨戒に集中できるな」

 それでもちょっと気の毒そうな表情で響がつぶやく。

 のたりのたりと静かにうねる、まさに航海日和の穏やかなハワイの沖合で、サミュエルは暁の横にべったりとくっついて息つく暇もなく喋りまくってる。本人は気づいていないようだけど、だんだんと会話の中に占める日本語の割合が減っていってる。暁が助けを求めて「ふええ…」と、こっちに半泣きの顔を向けたけど、ごめん暁、周囲の警戒は私たちがしっかりやるからちょっと相手してて。

 いい日のサミュエルは、相変わらず大きな声と動作で、元気ににこにこと鎮守府の中を歩き回っている、ただの気のいい艦娘ね。口を開けて立ち止まっているかと思うと、何だかよく分からない難しい話をすらすらとして、榛名さんや青葉さんまでぽかんとさせたりする。

 いっしょに遠征に出たとき、艦隊の上を、空にすっと直線を引くようにきれいなカモメが飛んで行き、みんながそれを目で追った瞬間があった。敵の気配もない平和な遠征の中で、ぽかっと心に明るさが差し込むような、それでいて静かな一瞬。

 そこでサミュエルが、ふだんとは違う静かで落ち着いた声で英語の詩を吟じ始めた。ところどころ意味が分からなかったけど、「朽ち果てた船のそばで息絶えた一羽のカモメは宝石のように美しく、古き死者に語りかける」、とかなんとか、そういう内容だったと思う。私たちの最後の姿は、朽ち果てた船と、海の宝石の、どちらになるんだろう。

 おだやかな海風に歌うような澄んだ声を乗せて、目を細めてゆうゆうと海を滑るサミュエルの姿は、それもまた詩の題材になるような、ほんとにきれいな一瞬だった。

 悪い日のサミュエルは、声も動きもうるさい。目に映るものすべてに反応し、あるときは鎮守府中の電気をつけて回り、あるときは指揮班事務室の全ての鉛筆を完璧に削ることに取りつかれ、あるときは野良猫を片っ端から捕まえて回り、ひとしきり可愛がってから解放して、けろっとしていた。それ以来サミュエルは鎮守府周辺の野良猫たちのボスとなった。理由は分かんないわね。たぶん猫ちゃんたちと何かしらの契約をしたんじゃないかしら。

 でも、サミュエルが「悪い日」に入ると、鎮守府のみんなの間に、言葉にできない緊張感が走る。

 周囲を警戒しながら、時々さっとサミュエルに視線を投げる電と一瞬だけ目が合った。

 たぶん同じことを考えてるわね。

 

 周囲を警戒しながら、時々さっとサミュエルちゃんに視線を投げる雷ちゃんと、一瞬だけ目が合ったのです。

 たぶん雷ちゃんも同じことを考えているのです。

「悪い日」のサミュエルちゃんは、高性能の電探以上に危険を「探る」のです。去年の夏に首都圏に空襲があって、出張中の阿武隈さんが大けがをした日も、サミュエルちゃんは朝からやたらと大きな音を立ててドアを開け閉めしたり、コーヒーカップをテーブルに勢いよく置いて割ったり、阿武隈さんを車で駅に送った帰りに脱輪させたり…。サミュエルちゃんの「悪い日」が来ると、近いうちにとびきり厄介なトラブルや敵襲がある。それが袖ヶ浜鎮守府のジンクスなのです。

 でも、はぐれイ級の迷い込みや潜水カ級の侵入とかくらいなら、サミュエルちゃんは特に反応しないのです。強くて厄介な、大きい危険が近づいてるときほど、サミュエルちゃんは「悪く」なる。まるで猫が人より一瞬早く地震に気が付くみたいに、何もいないはずの部屋の隅をじっと見つめるみたいに。だから私たちは、「悪い」サミュエルちゃんのときは、遠巻きに見ながら待つ…ただ…待つしかないのです。

 だから今日も、何ごともなく無事に哨戒が終わるのを待つのです。あと少しで哨戒線の側程が終わって、つまり帰還ルートに入れるのです。

 でも、哨戒の途中で突然こんなに「悪い」サミュエルちゃんになるのは初めてで、これはなんだかとびきりヤバい気がするのです。

「電…あれ…」

 ふだん聞いたことのない響ちゃんの怯えた声が聞こえて振り返ると、もともときれいな白い顔をさらに白くした響ちゃんが進路の右前方を指さしていて………あれは何なのです?

 ついさっきまで爽やかな青一色だった右前方の水平線に、いきなりもくもくと赤黒い雲が湧き出して、その下の海も血の色みたいに真っ赤に染まりはじめたのが見えるのです。あれは大規模作戦のときに、強力な敵、それこそ姫級がいるような海域の最深部で見る、海と空の色のはずなのです。でもなんでそれがこんなときに?こんなところで?第二次ハワイ作戦の時にこの海域の敵は撃破されたはずなのに、なんで?なんで!

「第6駆逐隊!合戦準備!複縦陣を組んで!」

 鋭く凛々しい声が耳を貫いたのです。

「響!司令官と母艦に打電して!『ホノルルから100度、900マイルにて敵見ゆ。脅威度極めて大!』」

 暁ちゃんはもう戦う艦娘の顔になっているのです。いつもは照れくさくて言えないけど、「六駆の頼れるお姉ちゃん」の顔に。

「ひとまず距離を取るわ!警戒しつつ退避!みんな離れないで!」

 ほぼ同じタイミングでサミュエルちゃんが電気に打たれたみたいにぴょんとまっすぐに飛び上がったのです。目がらんらんと輝いて、薄く笑った口元をゆがめながら、右前方を元気に何度も指さす。そして、探していたカブトムシを見つけた夏休みの子供みたいな、無邪気な明るい声で叫んだのです。

「Bandits! Two o'clock!」

 ひと呼吸置いて、右前方の2時方向の水平線に、ラムネの瓶を開けるのを失敗したときみたいな勢いで深海棲艦の群れがわき上がる。

 雷ちゃんの顔を見る。同じように薄く笑ってる。たぶん私も同じ顔をしているのです。

 雷ちゃんがつぶやいた。

「これはちょっとヤバいわね」

 わかりきったこと言うななのです。これは本気でヤバいのです。

 サミュエルちゃんが高らかに叫ぶ。

「D××n the Torpedoes!Full Speed Ahead!」

 退避だって言ってんだろ。

 なのです。

 

 頭の中の何かが、脳みその右半分が、2時方向に引っ張られる感覚。見るよりも早く分かった、敵だ!

「敵!2時の方向!」

 右手で示したその先の水平線に敵影が生えてきた。水雷戦隊だ。駆逐に軽巡、重巡も少し。艦級から見てたいした敵ではないけど…数が多い!食い止めなきゃ! 敵は左右に分かれて私たちの進路に雷撃の網をかぶせようとしている。

「魚雷がなんだ!前進!前へ!」

 声を上げた瞬間、お尻に衝撃を感じてつんのめった。電がにこにこしながらすぐ後ろにくっついてる。あ、これは本気で怒ってる顔だ。

 我に返ってやっと暁の手信号が目に入った。「複縦陣となせ。非敵側に避けよ」

 第6駆逐隊は袖ヶ浜鎮守府開隊からの最古参の駆逐隊で、練度は折り紙付きだ。勇敢であり、冷静であり、話の分かる頑固な子たち。

 出発前に決めていた通り、私が単独で先頭に立ち、6駆が後ろにつく変則の複縦陣を作る。

 6駆の駆逐艦娘たちはそれほど高い性能の持ち主ではない。演習で個々に戦ったときも、その印象は変わらなかった。彼女たちの強みは4隻そろったときに出る。4対4で6駆と渡り合える駆逐隊は夕雲型や陽炎型の中にもそう多くはない。ジョンストンに言わせると、「やりたくないわね。めんどくさいし」ということらしい。最大級の賛辞ととっていいのかな。

 暁の手信号が増速を指示している。さあ逃げよう。「無理なときはさっさと逃げる」のが袖ヶ浜鎮守府のモットーだ。6駆の子たちは、彼女たち独特の装備である左右のシールドで後方をぴっちり閉めるようにカバーする。あのシールドは初期装備の段階と比べて倍近い大きさのものに換装したらしい。

 高速航行の振動と波のうねりの中、微妙に角度をつけて、亀の甲羅を背負ったような防御態勢を維持する。

 すごいのはここからだ。電と雷は、電が射撃するときには雷がシールドで遮蔽し、雷が射撃するときには電がその逆をする。演習の時にも見たけど、二人がシールドの隙間から交互に連続射撃してくる上に、声掛けやアイコンタクトすらせずに、同じ目標に狙いを定めて正確に撃ってくる。接近してくるときはお互いの姿を重ねて小さく見せ、シールドに隠れて二人で突っ込んできたかと思うと、実は突っ込んできたのは電だけで、雷はすでに後ろに回り込んでいることもある。やっと電と雷の隙を見つけて突っ込むと、そこは暁と響のペアの射線上で、横から豪快に吹っ飛ばされる。こんな厄介なペアが二つ、それも互いに連携しながら向かってくるわけだから、これと戦う敵にはちょっと同情したっていい。しないけど。

 そのおかげで、この戦闘中私は後ろを気にする必要がぜんぜんない。進路の前方に回り込んでくる敵だけを撃てばいい。

 暁は最初のうちはひたすらに退避していたのに、そのうちに追ってくる敵の鼻先を引きずり回すように6駆を機動させながら、的確に敵の数を減らしていった。うまいなあ。

 ほんの一瞬見とれていたら、もう一回お尻を蹴とばされた。誰?と思ったけど、目まぐるしく位置を入れ替える彼女たちの誰が蹴ってきたのか、もう分かるはずもない。これも連係プレイなの? と思う間もなく10時方向に回り込んでくるホ級が見える。まかしといて! 狙いを定め、敵の足元めがけて速射を浴びせる。私の射撃で姿勢を崩したホ級に後続の駆逐艦が衝突し、乗りかかり、ひとかたまりになったところを、6駆の誰かが発射した魚雷がまとめて吹き飛ばした。私の動きにもきっちり合わせてくる。さすが!

 でも気を抜く余裕はない。4時方向にリ級と駆逐艦らしい影がちらりと見えた。

 まだだ、次が来る。さあこい!私はここだ!

 

 

 

 

 

 追ってきた敵の大半を撃ち沈め、引いていく敵に最後の追い撃ちの一発を撃ったとき、ちょうど日が暮れかけているのに気が付いた。あの禍々しい赤黒い暗雲も少し遠のき、雲の中に時折走る稲光も、光だけで音は聞こえない。ああ、生き残った。お腹が空いた。早く艦娘母艦に収容されてご飯が食べたいな…でもその前にあの赤い雲と海域のことを早く報告しないと…んん?

 右足首を軸にぐるっと体を左にひねって減速する。ちょっと離れたところに6駆の子たちが何かを囲んで佇んでいる。どうしたんだろう?

 電と雷の間に体を押し込んで顔を突っ込んで、そこで息をのんだ。

 砕かれ潰された深海棲艦の破片と肉片の間に、裸の女の子が目を閉じて浮かんでいる。見たところケガもなさそうだし、眠っているみたい。わずかに胸が上下して、浅く呼吸しているのが分かる。ピンク色の長い髪が、海の中にゆらゆら揺れて漂い、遠慮がちに乳房と秘部を覆っていた。

 でも…見れば分かる、感じる、これは艦娘だ。でもなんで?私たち以外の友軍なんてここにはいなかったはずなのに。

「え、これ、いったいどういう…暁、響、これどういうこと?」

 暁と響は答えない。なにかひどく苦いものを食べたような表情で、じっと女の子の顔を見ている。

「電、雷、なんか言ってよ」

 電は口の中で歯をがちがち鳴らして口にしようした言葉を噛み、雷は歯の間から空気を長く吸い込み、耳障りな音を立てて長く吐いた。

「サミュエルちゃん」

 電が変に口を尖らせた不細工な顔で言った。

「誰にも言わないで欲しいのです」

「うん。でも聞いていいの?なんかヤバいことなんじゃ?」

「この子は艦娘なのです」

「それは見れば分かるよ。別の部隊もここに来てたってこと?」

「この子は白露型駆逐艦の5番艦。駆逐艦春雨なのです」

「はあ」

 電の言ってることがよくわからない。

 雷が少し苛立った感じで口を開いた。

「3年前に沈んでるはずなのよ、この子」

 え?

 

「まいったわね」

「うん」

「なのです」

「そうね」

 

「…どこから還って来たんだろう、この子…」

「還って来た」という言葉が正しいのかどうか分からない。でも、そうとしか言いようがない気がする。

 宝石のように美しい死んだカモメは、遥か昔に逝った人々に挨拶して…そしてまた海から還って来た?

 じゃあ、今まで沈んだ子たちだって…!?

 

 ぎらぎらとした夕陽に照らされてオレンジ色に滲んだ艦娘母艦が近づいてくる。「お帰り」という挨拶代わりの長く大きな汽笛が思考を中断させた。

 いつもは聞いて安心するはずの「我が家」の汽笛が、ひどくよそよそしく嘘っぽく聞こえた。

 電がべったりした暗い瞳で私を見つめ、英語のスラングで「もうほんとむちゃくちゃ」と呟いた。




 サミュエルが吟じていた詩はMarianne Mooreの「A Talisman」です。
 喪失した艦の「再ドロップ」が可能だと分かったとき、「彼女」はいったいどう行動するのでしょうか。
 次回は「剣をふるって進め(仮題)」となります。

【付録】神々廻舞の経歴と各エピソードの順序
・1997年(0歳) 茨城県ひたちなか市に生まれる
・2016年3月(18歳) 高校を卒業
・2016年4月(19歳) 海軍1種幹部候補生6期
・2017年3月(19歳) 任海軍予備少尉
・2017年11月(20歳) 捷号作戦発動
「夕陽の底、さらに下」
「ひらりひらりと君によりては」(前半)
「阿武隈のためのロングアンドワインディングロード」(前編)
「心はあかし、出づるふなびと」
・2018年2月(20歳) 後備役編入 任海軍後備中尉
・2019年夏(21歳)
「艦娘の 名に負ふ夜声 いちしろく」
・2019年10月 呉事件
・2021年春(24歳)
「こっちを向いて、サミュエルさん」(前半)
・2021年秋
「プロ―テウスの艦娘たち」
・2022年春(25歳)
「こっちを向いて、サミュエルさん」(後半)
・2022年夏
「阿武隈のためのロングアンドワインディングロード」(後編)
・2022年冬
「決号作戦 前夜① お手々つないで」
・2023年2月 
「決号作戦 前夜② ラピスラズリは海より還る」
・2023年3月
「決号作戦 前夜③ さよならが言えなくて」
「決号作戦 前夜④ クロスロード」
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