という訳で。
終わったーーーー!!
これにて士道リバーション一旦完結ということで。
万事恙無くとは相変わらず行きませんでしたが、ここまでお付き合い頂いた読者の方々には感謝の言葉もございません。
特に連載の最初の方からずっと感想を書き続けてくれた人もいて、おかげでなんだかかつてない勢いで好き勝手やりながらもそれなりのクオリティが確保できた気がします。
振り返れば公務員試験の勉強の逃避で始めたこの連載…………いや、無事合格して官庁内定出たけどさ、10月から事務員始めたけどさ、良い子は絶対真似すんなよ!
という筆記試験を控えながら馬鹿やってた裏事情は置いといて。
個性豊かなヒロインと、それを受け止め切れる時点で一番特徴的な菩薩メンタル主人公のデート・ア・ライブ。
この作品でもまだまだ残してるのがもろもろありますし、そうでなくてもやっぱり書き足りないのが本音です。
なので物語は完結という扱いにしますが、病気含めてこれからもちびちびと馬鹿やり続けるつもり。
気が向いたらでいいのでお付き合い頂ければと思います。
さて、問題は何をやるかなんだが。
①続き、折紙編
ぶっちゃけ原作で色々種明かしされるまで待ちたいというか…………。
11巻でその辺もうちょっと明かされると思ってた。
吐血した折紙さんとか、最終話で狂三ちゃん何しに来たの?とか、実妹とか、色々暴露した後のラタトスクとか。
消化しなきゃいけないことは結構残ってるんだけど、今のまま原作との兼ね合い考えつつこねくり回して拡げると多分色々見失いかねないのです。
なので現状保留で。
②幕間のノリでひたすらラブコメる
別にいいんだけど、問題はネタ不足やモチベの低下が一度起きるとそのままフェードアウトしかねないこと…………他の選択肢と並行して、とかしてみるといいのかな?
③過去の病気を連載化
・おねショタ十香
・十香・折紙ポジション入れ替え
・ルールとマナーを(士道だけが)守って楽しくデュエル!
・闇日記汚染デビ紙さん
…………うん………うん。
改めて見返すとそんなにはっちゃけてないな!
いや、ぶっちゃけ全部本当に数分で話組んだやっつけ仕事なんで連載は…………意外に行けるのか?
一回くらいデュエル書いてみるのはいいかも知れない。
あとは。
④もはや病気とすら言えない何か↓
精霊、という少女達がいる。
軍隊を容易く捩じ伏せる力を持ち、存在するだけで世界を破壊する災害扱いとされーーーー何故かそんな彼女達をデレさせキスすることでその力を封印する能力を持った少年・五河士道は今日も今日とて妹の琴里の所属する秘密結社〈ラタトスク〉の手引きで精霊を落とそうとその出現地点へと向かっていた。
「でも今回の精霊って、本当なんなんだ?」
『天まで伸びる光の塔、ねー』
それが下手を打てば地球そのものを死の星へと変える爆弾であることをこの時はまだ知る由もなく、いつも通りの、なんだか馴染んできた緊張感で歩く士道だが。
「…………え?」
『うそ………!?』
塔の麓に守衛の様に佇んでいたのは、かつて百合っこ精霊を攻略する時に琴里の悪ノリで女装させられた、あのーーーー。
『士織……!?』
「いや、でも体格が………あれじゃまるで本当に女みたいな―――、」
『………なんでそんなこと分かるのよ士道』
「誰のせいだと……っ」
通信機越しに言い合いをしていると、そんな士道に“彼女”が気付く。
そして士道を知る者なら間違いなく瓜二つと言う様な、疲れた苦笑いを浮かべながら話し掛けてきた。
「よう、“俺”」
――――平行世界を移動しながら“感情”を集積・採集する自律霊結晶〈バベル〉。
何をバグって生まれたのやら、そして『この』士道の世界に最接近したそれはこの地を終焉の地と見なす。
少し暴走するだけで今まで集めた様々な世界の様々な感情を漏れだして、地球上のありとあらゆる“感情”を汚染して余りある危険物が、傍迷惑なことに。
一応士道の力で封印は出来るが――――。
「ああ、こいつデートしてデレさせる必要すら無いぞ」
例えるならセキュリティ完全ゼロの、世界中のコンピューターを全部合わせて並列に繋げたよりも処理の速いスパコンが、ウイルス満載で野放しにされてるような。
「一応人格的な意味でも能力的な意味でも主は五河士道が望ましいと“感情”から判断したらしいけど、最初にあの塔内部を踏破した奴の早い者勝ちなのが事実だ」
どれだけ感情を集めても、自我を持てない単体では精霊を生み出せる原石というだけの霊結晶。
塔の最上部、〈バベル〉のコアに最初に触れた者に従う。
そいつの扱い方次第で、本当に地球に危機が訪れることになる。
それがまずいことだというのは、〈バベル〉内部の“感情”の大部分の共通認識であるが故に、防衛措置として士道の異世界同位体をコピーして呼び出した…………最も戦闘能力の高い状態で。
それが“彼女”。
「俺は門番だ。お前を拒まない、お前以外を排除するのが仕事」
「……分かった。でもお前は、それでいいのか?」
「仕方ないだろ、異世界だからってあいつらが苦しい思いをするのなんて嫌だ。
…………それに、コピーだって言っただろ。元の世界には本物の俺がいて、きっと皆と楽しくやってる」
俺に帰る家なんて、無い。
「まあ、安心しろ。“自分”を口説くなんていう馬鹿馬鹿しい真似をする必要ないからな」
生み出すだけ生み出され、どこにも行けない諦観と絶望。
それを士道が読み取れたのは、世界が違うとはいえ自分だからなのか、それとも。
そしてDEMが、時崎狂三が、〈バベル〉の機能、蓄えた霊力を求めて始まる世界の命運を賭けた“バベルゲーム”。
混沌とした感情の倉庫が自然に罠となって、正気で進むことすら困難な塔内部の競争。
けれど、嗚呼、それでも。
五河士道が立ち向かうのは、世界なんて漠然とした何かではなく、何時だって目の前の絶望だから。
“彼女”は――――。
原作士道によるリバーしおりんルート、名付けて『士織バベル』。
なんかしおりん攻略とかいうよく分からないことを時々言われていたのでちょっと考えてみた。
以上。
このしおりんがついてるかついてないかはやっぱりそうぞうにおまかせするんだぜ!
…………本当にどうしよう。いや、ついてるかついてないかじゃなくて、今後の話だけど。