サイタマエース   作:oinktonkatu

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2話 「デビュー戦」

やっほー!サイタマエースだよ!今日はデビュー戦なんだ!同い年のウマ娘達が夢、名誉を求めて競いあうの!私はウマ娘として生を受けたからには、全力でこれからも頑張る!どんな子達と戦えるんだろう!楽しみ!

 

実況(赤坂)「さあ!やって参りました!デビュー戦!未来、スターになるウマ娘は現れるのでしょうか!今回の実況は私、赤坂と解説の竹田さんでお送りします!よろしくお願いします!」

実況(竹田)「よろしくお願いします」

赤「さあ!早速パドックにあがってきました!2番人気!カインズライト!3枠5番です!」

(バサァッ)

カインズライト「(2番人気、応援してくれている人の為、自分の為に…アタシは勝ってみせる!)」

観客「頑張れ!」 「応援してるよ~!」

(タッタッタ)

今しているのは、パドックにあがって自分の印象を観客の方々に伝える時間。実況の方が私達の事を紹介してくれる場所です!

赤「続いて、4番人気!ブラックシャドウ!1枠2番です!」

(バサァ)

ブラックシャドウ「(私は走る…。皆の希望になってみせる…)」

観「なんだか、おとなしそうな子だな」「ちっちゃくて可愛い!」「頑張って~!」

 

パドック裏

サイタマエース「う~!緊張する~!」

グレースムーン「次、紹介されるのあなたよ!弱々しい所見せたら、応援してもらえないかもよ!もっと胸をはりなさい!」(ガクガク)

サ「グレースさんの方が緊張してるじゃないですか!大丈夫ですか?」

グ「だ、大丈夫に決まってるでしょ!わたくしはムーン家のお嬢様!恥ずかしい所を見せる訳にはいきません!」

(タッタッタ)

サ「ブラックシャドウさん!」

ブ「エースさん…」

グ「今日はお互いに頑張りましょうね!」

ブ「グレースさん…。はい…!」

赤「さあ!次のウマ娘は!」

グ「エースちゃんの番よ!頑張ってきなさい!」

サ「は、はい!」

(タッタッタ)

赤「パドックにあがってきました!6番人気!サイタマエース!2枠4番です!」

サ「(えっと、確か上着は投げるんだっけ?)」

(バサァッ)

観「頑張ってね!」「応援してるよ!」

サ「(恥ずかしかった…。そうだ!早く戻らないと…)」

(タッタッタ)

赤「さあ!やってきました!1番人気の登場です!1枠1番!グレースムーン!」

(バサァッ)

観「ワァァァ!」「綺麗な人…」「美人だぁ…」

グ「(うぅ…。1番人気というプレッシャー、ものすごいですわ…!しかし、このプレッシャーを味方につけてみせますわ!)」

(タッタッタ)

赤「続いて、ラックジョーダン!5番人気!5枠9番です!」

ラックジョーダン「こんにちはー!私、頑張るから、応援しててねー!」

観「頑張ってー!」「応援してるよー!」

(タッタッタ)

赤「続いて、9番人気!フライトリンク!2枠3番です!」

(バサァッ)

フライトリンク「(応援してくれている人の為に頑張らなきゃ!)」

観「頑張って!応援してるよ!」「かわいいよー!」

フ「(か…、可愛い!?うぅ…恥ずかしい~)」

(タッタッタ!)

赤「続いて、3番人気!アンティクリス!3枠6番です!」

アンティクリス「(あぁ~、緊張する!)」(びくびく)

観「頑張って!」「緊張しないで!応援してるよ!」

(タッタッタ)

赤「続いて、あがってきました!7番人気!アンナタージャ!4枠8番です!」

アンナタージャ「アタシは負ける気ナイデース!勝ってみせマース!」

観「強そうな子だな」「頑張れー!」

(タッタッタ)

赤「続いて、8番人気!カルサンタナ!4枠7番です!」

カルサンタナ「(私は勝つ。それが私の存在意義。)」

観「頑張って!」「なんだか、サイボーグ感あるな」

(ダッダッダッ)

赤「全ての出走ウマ娘の紹介が終わりました!続いてはレースです!」

 

出走ウマ娘

1枠1番 グレースムーン 1番人気 ー◎○○ー

1枠2番 ブラックシャドウ 4番人気 ー○△・ー

2枠3番 フライトリンク 9番人気 ー・・・ー

2枠4番 サイタマエース 6番人気 ー・・・ー

3枠5番 カインズライト 2番人気 ー△◎△ー

3枠6番 アンティクリス 3番人気 ー・・◎ー

4枠7番 カルサンタナ 8番人気 ー・・・ー

4枠8番 アンナタージャ 7番人気 ー・・・ー

5枠9番 ラックジョーダン 5番人気 ー・・・ー

 

6月21日 デビュー戦 距離1600m(マイル) 馬場状態 良

赤「さぁ、ウマ娘達がどんどん出てきました!」

観「ワァァァ!」

竹「皆、いい顔してますね」

サ「(すごい歓声…。なんだか体が震えてる…。これが…レース!)」

グ「(体がビリビリしますわ…。武者震いと言うヤツかも知れませんね…。でも、闘気が沸いてきましたわ)」

ブ「…。」

赤「ウマ娘達がどんどんゲートの中に入って行きます。」

サ「(ゲートって狭いと思ったけど、そうでもなかった!心地が良いかも!)」

グ「(隣にはブラックさん…。真っ直ぐ、前を見てますわ。わたくしも集中しないと…)」

赤「出走準備が整いました!ウマ娘達が構えます…」

(…ガタン!)(ダッ!)

赤「一斉にスタートしました!だが1人出遅れてしまったようです!アンティクリスです!」

竹「出遅れしまいましたか…。焦らないといいのですが」

赤「さあ、作戦が逃げのグレースムーンがレースの流れを作って行きます。今回のレースでは逃げは1人、にげきれるのでしょうか!その後ろにサイタマエース、作戦は先行です!二馬身位離れた位置についております!続いてブラックシャドウ、作戦は差しです!中盤の位置でレースの動きを見ております!2番人気のカインズライト!ブラックシャドウの前におります!」

グ「(このまま逃げきってみせますわ!)」

サ「(グレースさんについていく!)」

ブ「…」

赤「もう、第1コーナーを回りました!一番前、グレースムーン、同じペースを乱さず逃げています!その後ろにサイタマエース、グレースムーンに食らいつきます!サイタマエースの後ろからカルサンタナ、ラックジョーダンと続いて、差し位置にカインズライト、フライトリンク、ブラックシャドウと続いて、追い込み位置にアンナタージャとアンティクリスがおります!第2コーナーを回りました!」

竹「皆、初めてのレースなので、自分のペースを掴めるとよいのですが…」

グ「(今回のレースで自分のペースを掴み、勝ってみせる!エースちゃんの位置が怖いけど、負けない!)」

サ「(グレースさん、速い!でも、最終コーナーで抜かしてみせる!)」

ブ「……」

赤「着順、変わりません!もうすぐ第3コーナーを回ります!…回りました!」

竹「ここからどんな展開になるか、楽しみです!」

赤「さあ!ウマ娘達がもうすぐ第4コーナーを回ります!」

竹「ここからがスパートです。一気にレースが熱くなります!」

グ「(はぁ…。ここから、更に引き離さないと…!)はぁぁぁ!」

(グググ…ダンッ!)

赤「グレースムーン!さらに引き離す!」

サ「(グレースさん!速い!でも…追い付かないと!)すぅ~はぁ~、はぁぁぁ!」

(ダンッ!)

赤「サイタマエース!息をいれ、グレースムーンに必死に食らいつく!しかし、届かないか!」

グ「エースちゃん!1着は譲らないわ!」

サ「抜いてみせます!」

カ「(私も2番人気として、簡単に…)負けるわけには…!いかない!!」

赤「おっと!カインズライトがあがって来ました!いや、待て!カインズライトの後ろから黒い影!!」

(((ゾクッ!)))

カ「えっ!?」

サ「(何…?この感じ…!)」

グ「(体が震える…。この背中に刺さるような冷たい視線…)」

赤「ブラックシャドウだ!ものすごい末脚です!前にいる3人にものすごいスピードで迫ります!」

(ダッ!ダッ!ダッ!)

カ「(まずい!追い抜かれる!)」

ブ「(まず…1人!)」

赤「ブラックシャドウ!カインズライトを抜かしました!ブラックシャドウ、サイタマエースに迫ります!」

カ「嘘…!」

サ「(速い!このままだと…、抜かれる!)」

グ「(もっと、速く逃げなくては!)」

赤「前の2人がブラックシャドウから逃げますが、どんどん距離が近付いていきます!」

竹「この4人のウマ娘の戦いになりましたね」

カ「うぁぁぁ!!」

赤「カインズライトも負けじと必死に食らいつきます!」

サ「(はぁ…はぁ…。グレースさんについてきたけど…自分のペースに合ってなかったかも…。こんなに疲れてる…)」

ブ「抜かせて頂きます!」

(ダン!)

サ「(ブラックちゃん…!こんなに強かったなんて!)」

赤「ブラックシャドウ!サイタマエースに並ばず、抜かしました!グレースムーンも、もう近くです!」

グ「ブラックさん…!」

ブ「グレースさん…。私が勝ちます!」

(ダンッ!ダッダッダ!)

赤「速い!ブラックシャドウ、速い!グレースムーンにも並ばず、抜かしました!そして、さらに突き放す!一馬身、二馬身、三馬身と突き放して、ゴールイン!!1着はブラックシャドウ!2着グレースムーン!3着はカインズライトです!3着争いで惜しくも、サイタマエースは敗れてしまいました!」

 

着順表

1着 ブラックシャドウ 三馬身

2着 グレースムーン 一馬身

3着 カインズライト クビ

4着 サイタマエース クビ

5着 フライトリンク ニ馬身

6着 アンナタージャ クビ

7着 カルサンタナ クビ

8着 ラックジョーダン クビ

9着 アンティクリス 二馬身

 

赤「すごいレースでしたね!」

竹「そうですね!特にあのブラックシャドウというウマ娘、ものすごい末脚でしたね!他のウマ娘達もとても熱いレースを見せてくれました!」

赤「さあ!この後は、ウイニングライブでございます!頑張って走ったウマ娘達を応援しましょう!」

サ「はぁ…はぁ…ブラックさん!すごかったです!」

ブ「は…はい。ありがとうございます…」

グ「まさかこんな実力があったとは、驚きでしたわ!私の完敗ですわ…」

ブ「グレースさんもすごかったです…。途中追い付けるか心配だったのですが…」

サ「追い付いたじゃないですか!すごいですよ!」

グ「(私は良いライバルに出会えたかもしれません。もちろん…)サイタマエースさんも惜しかったですわね…よくあそこまでついてきましたわね」

サ「はい!頑張ったのですが…、追い付けなかったです。自分のペースを掴まないと…」

ブ「エースさんもすごかったですよ…。(エースさんも油断できない相手です…)」

サ「そういえば、お二人はライブでしたね!頑張って下さいね!」

ブ「ライブは…苦手です」

グ「わたくしもあまり、練習などはしてないので…ちゃんと踊れるかどうか…」

カ「なら、私に合わせてみてはどうですか?」

グ「あなたはカインズライトさん!」

カ「こんにちは!ブラックさん1着、グレースさん2着おめでとうございます!エースさん3着争い、とてもワクワクしました。」

サ「いえ!こちらもワクワクしました!でも、次は負けませんよ!」

カ「こちらもです!」

ブ「ライトさんは踊るの得意なのですか?」

カ「はい!だから、私に合わせて踊ってみて下さい!

グ「助かりますわ」

ブ「合わせられるように頑張ります…」

結果、ライブは大成功だったみたいです!

 

ベシュトレーベン「負けたー!」

モルガナイト「よし!勝った!ベシュ、惜しかったな!」

べ「うー!悔しい!」

サ「あっ!モルガさんにレーべンさん!レースはどうだったのですか?」

モ「アタシが1着、ベシュが2着だ。お前らの方は?」

サ「ブラックさんが1着でグレースさんが2着です!私は4着でした…」

べ「ブラックちゃん、すごい!グレースさんとエースちゃんは惜しかったね!」

モ「惜しかったな!次は1着取れよ!そうだ!実はアタシとベシュが同じトレーナーにスカウトされたんだ!それでその人がまだ入りたい子がいたら是非、連れてきてくれって言ってくれたんだ!皆で入らないか?」

サ「良い考えだと思います!」

べ「それじゃあ、後で2人にも話そう!」

サ「そうですね!」

 

終わり 次回「スカウト」

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