AOGの狼人   作:ガラクタ山のヌシ

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閑話休題

さいどらいかん

 

ヤバいよモモさん。

 

光ってたよ。光りまくってたよ。

 

マジかよあいつらってちょっと引き気味だったのはきっと気のせいだな。

 

闘技場に行く前、話をまとめる際に聞いただけだけども、感情が昂るとああなって気持ちがフラットになるらしい。

 

無論、あのエゴサもモモさんなりに考えあってのことだ。

 

ゲームとは色々と勝手が違う以上、最悪の場合例えばNPCに愛想が尽かされたり、裏切られる可能性も加味してのことだったのは何となくわかる。

 

まぁ、結果あんだけ誉め殺しにされりゃ無理も無かろうが。

 

まあそれはオレっちもだけどさぁ。

 

いやでもまぁ、面と向かってあれだけ肯定して貰えるのなんていつぶりだろうか。

 

面映くはあったが、少なくとも嫌な気はしなかった。

 

あの後、オレっちは小っ恥ずかしくなりながらモモさんと一緒に闘技場を後にした。

それからモモさんは私室に行くと言っていたのでオレっちも自分の部屋に戻ることにした。

 

今は特に呼び出されてもないし、結界用の札を必要数用意してもらえれば好きにしていて良いとモモさんに言ってもらえたため、取り敢えず私室備え付けの工房で使用するアイテムの用意やら、効果の最確認などしている。

 

ちなみに近くにはプレアデスがひとり。ルプスレギナ・ベータが極力邪魔にならないよう、静かに佇んでいる。

アイテムの整理をしていたらドアをノックされたので、開けたら表に居たのだ。

 

何か指示があれば遠慮なく言って欲しいらしい。

 

ルプスレギナ、彼女の生みの親であるメコンさんこと獣王メコン川さんはユグドラシルで知り合い、仲良くなったフレンドのひとりだ。

 

詳しくは知らんが、弐式さんとは共に別ゲーで上位のランカーだったこともあったらしい。

 

ここがまだ拠点じゃなかった頃、同じパーティで戦功を競い合ったっけか。

 

彼女を見ていると、どうにもフレンドがちらつく。

それが良いことなのか悪いことなのかはわからないが。

 

「フゥ〜。」

 

作業用の椅子に腰掛けながら、腰のキセルを引き抜き、火を入れ、一服ふかす。

 

最初はキャラ付けとしてのアクセサリに等しかったが、こうして味もわかり、楽しめるようになったのは僥倖だった。

 

他フレーバーも試してみるか。

 

えぇ〜と、確か色々と買いだめといたのは……。

 

あ、メッセージ来た。

 

 

 

 

さいどルプスレギナ

 

やったっす!やったっす!

 

なんとからいかん様のお世話役におさまれたっす。

 

いやぁ〜、抜け駆けしたみたいで他の姉妹には悪いことしたっすかね。

 

でもこればっかりは譲れないっす。

 

まだ()()御恩も返せてないし何より……。

 

うぇへへへ。

 

なお、この間表情を変えてはいない。

 

いったんさいどアウト

 

時は二人が第六階層を後にして少しした頃にまで遡る。

 

ただでさえ尊いお二方の御身に何かあっては事であると、護衛兼お世話係が必要であるというデミウルゴスの言に端を発し、それに加えてお二人の世継ぎの話があったという。

 

それをセバスより聞いて、らいかん・す・ろうぷ様のお世話係に、我こそはと声をあげたのが他ならぬルプスレギナ・ベータであったのだ。

 

流石に御方のお世話に手を抜く訳はないと信用されているのか、セバスにはルプスレギナ自身が思っていたよりもあっさりその役目を了承された。

 

なお、理由としては

 

まず、同じ種族であること。

 

次に、以前より接点があること。

 

そして最後に、彼女の造物主である獣王メコン川様と、らいかん・す・ろうぷ様の間に親交があったことが決め手となったのだ。

 

なお、モモンガ様の側付きにはナーベラル・ガンマが選ばれ、早々に私室に向かった。

 

再びさいどルプスレギナ

 

 

いやぁ〜。

 

種族的にも同じだし、()()()()意味でも一番適任っすよねぇ〜

 

それに……。

 

あんな御姿見せられたら、気にならない方がおかしいっすよぉ。

 

うぇへへへへ。

 

おっと、失態は晒せないっすねー。

 

 

きりっ。

 

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