さいどらいかん
ふんふん、なるほど。
ちょっと息抜きに外でも行こう…か。
ええやん!
ちょうどオレっちも暇してたし。
アイテムもちょうど必要数確認したとこだしな。
結界を張るという口実さえあればプレイヤーだけで行動できるかも知れんしな。
モモさんに呼び出されたって言えば、ルプスレギナも引き下がってくれるだろうし。
「ルプスレギナ。」
「はっ!」
「結界の準備が出来たから、モモさんとちょっと出てくるなぁ。」
「では、すぐにでも行きましょう。」
「いや、お前さんには待機していて欲しい。」
「しかし、それでは御身に危険が迫った時にお守りできません!」
あ〜、まぁ確かにそうか。ここで着いてこなくていいって言い切ると、ルプスレギナは自分の存在理由を否定されることに繋がっちゃうんか。
ならば口実を作れればどうだ。
「すまんね。今回は結界を張るのと同時に今後の展望について、モモさんと共に極秘の話し合いがあってなぁ。」
「……分かりました。では、お気をつけて。」
「じゃあ、ルプスレギナ留守は頼んだ。」
こう言っておけば体裁は保てるんじゃないかなぁ。
「!!はい!お任せくださいっす!」
元気になったから多分大丈夫かなあ。
「それじゃ、行ってくるやね〜。」
えーっと待ち合わせ場所は第一階層のとこの階段だったよね〜。
こうしてリングオブアインズウールゴウンを使い、オレっちは何故か戦士姿のモモさんと合流したのだったが………。
ぬかった。
まさかデミウルゴスが第一階層をうろついていたとは。
尊き御身が共も連れずにと叱られてしまった。
反論の余地もないんだが。
結局デミウルゴスが護衛につくことで一応は解決した。
しょぼん。
しかし、外に出てみると、いい意味で今まで見たことないような光景が広がっていた。
辺り一面、満天の星空。
工房に籠りっきりだった自分には尚更美しく感じられた。
モモさんも感動のあまりフライの呪文効果のあるアクセサリを身につけて、空を飛ぶほど浮かれていた。
オレっちもそれに続いて着いてったから、人のこと言えないけども。
せっかく護衛を買って出てくれてデミウルゴス、すまんね。
「すごいねぇ、モモさん。」
「はい、ブループラネットさんにも見せてあげたかったですね。」
「ブルー…あぁ、第六階層の星空作った人か。」
「そうですそうです。」
「しっかし…綺麗やねぇ。」
「そうですねぇ、キラキラしててまるで宝石箱みたいですよ。」
「お望みとあらば、ナザリックの全戦力を以ってこの宝石箱を献上致しますが。」
着いて来てたんかデミウルゴス、本当に健気やねぇ。
「フッ、まだどんな戦力がこの世界に居るか分からないうちにか?」
「まあ、彼我の戦力分析は大事やもんね。で、仮に出来そうならどうするん?」
「そうだな、世界征服ってのも悪くないかもなぁ。」
あ、ロープレ入ったな。
「お、いっちょやっかい?」
まぁ、まだ絵に描いた餅だろうし、現実問題として不可能の方が大きいだろうけども。
「んじゃぁ、オレっちはそろそろ仕事に入るわ。」
コロシアムでのやり方を振り返るんならアイテムを取り出して意識を傾ける。
ナザリック全域を覆うほどの結界。
必要枚数確認。OK
持続時間確認。OK
結界強度確認。OK
魔力はユグドラシルの時に予め込めてもらってあるから、その辺は気にしなくて良し。
所要時間は10分か。
よーし、頑張るど〜。