(モモさんはもっと上手くやるんだろうなぁ。)
などと思いつつ、らいかんはメッセージをアインズに繋げる。
しかし気になったアイテムを手に入れるため、らいかんなりに切れる手札は切ったつもりだ。
撒き餌として用意したヒヒイロカネ製のスティレットもそのひとつで、あとあと回収するにしろ、交渉相手に持たせたままにするにしろ、対応は容易い。
元々持っていたものであるため、エンチャントもそれ程強力なものでは無いと分かっている(モンハ○でいうハズレの高レアお守りみたいな感じ)。
作戦のほどを聞いたアインズは
(そうですか。ではオレが扉の前に着いたら合図を出すので、その時に結界を解除して下さい。)と言っていた。
と言うのも、時間の流れに干渉する結界は内側からしか解除ができないからだ。
逆にいえば内側からなら簡単に解除しやすいため、内部に入ってさえしまえれば、尤も与し易い結界であるともいえるが。
なお漆黒の剣は、アインズとらいかんとの実力差を痛感していたようで、待機をするよう頼んだらあっさりと了解したと言う。
直接墓地に向かわないのは、ンフィーレア及び漆黒の剣と別れた際に、ンフィーレアの祖母であるリイジー・バレアレと鉢合わせたかららしい。
孫がいなくなっていることに慌てるリイジーは、モモンことアインズに孫の探索及び救援を依頼した。その際、アインズは少しばかり吹っかけたそうだがそれは受け入れられたらしい。
合図と同時に結界を解除して、入れるようになった部屋ももぬけの殻だったのがこたえたようだ。
さいどらいかん
にしても暇やねぇ…。
クレマンティーヌを名乗る女に連れられて、墓地の地下神殿?とかいうのにやって来て、叡者の額冠なるアイテムを頭に載せられる。
ちなみにカジっちゃんとやらは儀式の準備で忙しいらしく、少なくとも用意された場所に案内されるまで行き合うことはなかった。
あとここってカビ臭いかと思いきや意外と快適なことに驚いた。
空調とかどうしてんだろ〜。
…………。
何も起きん。
まっっったく何も起きん。
まぁ、当然と言えばそうなんだけども。
あとはテキトーにタイミングを見て、アンデスアーミーが込められた魔封じの水晶を割れば良いだけの簡単なお仕事やね〜。
ちなみにルプスレギナは付かず離れずの距離で万一がないか見張ってくれている。
こうまで連れ回して申し訳ないやねぇ。あとでご褒美の一つもあげた方がいいかね?
あとは〜、水晶梟の視界を共有して、下級モンスターを従える追従の腕輪を使って、人間たちの危機を煽りつつ、墓地からアンデッドを溢れない塩梅に操って〜、おっモモさん墓地の入り口付近にまで来たやねぇ。
よし、パリンとな。
その時、アンデッドの大軍が墓地に出現したのだった。
装備品説明
追従の腕輪
下級モンスター限定で一定時間数を問わず操れる。
消耗品。