扉から舞い込む新風   作:ケイオース

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17 翼の試練道

取り敢えず、技マシンはふぶきひとつとなった。

他のポケモンもいないし、無闇に使っては、サブリナに申し訳ない。

 

 

そういうことで、撤収した。

その後に、技マシンを使い、ふぶきをマキュリに覚えさせた。

 

いや、覚えさせたというよりかは、原理を頭に叩き込んだ、と言った方が正しい。

 

技は五つ以上でも覚えられるが、四つが推奨される。

その為新たに技を覚える時、忘れる必要がある。

 

普通は、覚えた衝撃で技を忘れるが、技マシンは原理を叩き込む事により、頭に思っていた技の原理を吹き飛ばし、忘れさせる物となっている。

 

 

だから、少しの心配はあった。

 

…マキュリは技マシンを頭に当てて、目を閉じる。

そして1瞬きした瞬間、ぱちっ、と音がなり、マキュリの目が開かれる。

 

 

そして、手を丸め、ぐっぐっ、と手を動かす。

 

そこから手を華麗に開く。そこからは氷の結晶が迸っていた。

 

 

 

…無事、覚えれたようだ。忘れた技はアクアブレイク、そして、これでひこうタイプに抗える。

 

戦略的にも、かなり幅が広がる。少なくとも、土蜘蛛の洞窟から、実力で出れるぐらいの自信はある。

 

「…よし、自在に使えるようになったぞ。後は、土蜘蛛の洞窟にて、ポケモンを捕まえるだけだな。誰を捕まえるつもりだ?」

 

そう聞かれて、思わず悩む。

しかし、あれをやってみたくて、それに決めてみる。

 

「イワパレス、かな。がんしょうで耐えて、からをやぶるをし、一人は持っていく組み合わせだ。それに、それぐらいしか発見例がないから、捕まえる難易度としても。」

 

それを聞いて、マキュリは頷き、今はまだいない仲間に想いを馳せている。

 

 

 

 

 

 

 

 

ーーー

 

取り敢えず、街を出て、地図通りに通る事にした。

暫くの間、なんの問題もなく進めたが、柵に囲まれたところを見て、地図を見直した。

 

すると、裏面にヒントが書かれてあった。後のものもあったが、ちょうどこの状況にあったヒントがある。

 

『柵に囲まれているのは、翼の試練道。その中には、野生の鳥ポケモンがいる。しかも主個体であり、その内の何体かを倒して進まねばならない。生死は保証される。』

 

…つまり、これは試練である、と言う事か。

そういえば、ジョーイさんが、『タイプのことを理解しないとダメ』と言っていた。

つまり、クリアするには、彼らの事を十全に理解しなければ、ジムリーダーにさえも勝てないということか。

 

…なんとも、凄まじい地方だ。

 

 

隣にいるマキュリに、アイコンタクトをする。

そして共に頷き、駆け出した。

 

 

 

 

そして、待っていました、と言わんばかりの、私達を覆う影。

 

上を見上げれば、カンスイコウが翼を開げ、威嚇してくる。

特性のいかくでは無さそうだが…。

 

 

本来、いくら悪どいとはいえ、はがムックルににていることでのギャップがあり、それなりに人気なのだが…。

 

こいつは、目が鋭すぎる。

 

 

体の模様などで把握したが、本当にこれはカンスイコウか?

 

…いや、そんな事を考えて、待たせるのは失礼か。既に相手は準備万端。私達も万端。

 

そんなの…

 

 

 

 

 

 

 

戦わない理由がない。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

もはや、場は追い風であった。

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