実感はないけど…これから頑張っていく気概を出せる称号だと思…う?
あと評価が増えてうれちい。
投票してくれたって事はこれからに期待してるか、興味を持ってくれたって事だし、評価して貰えるだけ幸せ者だな私は。
文も構成もガバガバだけど、そんな中待ってくれて、読んでくれる読者さん…好き(告白)
本気になった彼らの姿は、自由。その一言に尽きる。
ウズマッドとバランは、縦横無尽に戦場を駆け巡り、技を当ててくる。
「なーに考え事してんだアホ、お前はそんなタマじゃ無いんだろ?」
口角を上げながら、マッドショットを確実に当てられる。
本来ここで思考など、しない方が良いだろう。
だが、彼らは何にも囚われていない。
こちらも、囚われる必要はない。
…取り敢えず、マキュリでの突破は無理そうだ。
ふぶきなんてもっての外。バブルこうせんだって掠りもしないだろう。
マキュリには悪いが…行動に慣れるための犠牲となってもらうしか無いようだ。
「…すまないが、マキュリ。」
私の声に反応して、泥だらけの顔を振り向かせる。
その顔には覚悟の決まった瞳が並んでいた。
「なんだ、今更だな。私から付いてきたのだから、心配する事はないさ。好きなだけこき使ってくれ!」
そうマキュリが言い放つ。それと同時に、いつの間にか見守ってくれていたウズマッドが鳴く。
「…相棒と、勝利への契りを終わらせたか?…礼はいい、もう一度…はじめようか!」
言い終わると臨戦態勢を解き、そのまま地面を抉り、マッドショットを撃ち出す。
泥により素早さはさらに下がり、度重なるダメージで動きが鈍くなる。
それでもなお、マキュリは立っていた。
「まだ、立っていられるか。…長く苦しめる趣味は無い。一撃で決める。」
飛べない小さな羽を光らせ、力を溜めている。
今攻撃しても、泥の鎧によって攻撃が受け切られてしまう。
それと同時にこちらが隙を晒すため、この時間は甘んじて受け入れるしか無いようだ。
「…はぁ、攻撃無しか。せっかくだから、カウンターみたいな事を決めたかったんだがな。まぁいい。ウズマッド…いや、相棒。チャージは十分だ、いけ!」
バランが声を上げ、ウズマッドが応える…そこには理想の関係があった。
2人の間には、信頼が有った。確かにそこに。
…だが、こちらも負けていられない。たとえ足掻きだとわかっていても、私達は抵抗する。
「ゴッドバード!」
目に捉える事すら出来ない素早さで、ウズマッドが飛来してくる。
瞬きした後には、既に当たる直前。
出そうと思っていた命令を出す間もなく、マキュリに蒼く輝く翼が命中する。
…しかし、マキュリ確かに、私に応えてくれた。
「…なんだと?!」
ウズマッドの翼が当たる寸前、多重に命中するバブルこうせんを手元に出し、まさにカウンターの様な攻撃を決めたのだ!
そして水が付着し、泥が崩れ、泥の濃度が低くなった。
これは、泥の鎧の硬度を下げる事が出来たと見ていいだろう。
とてつもない大活躍だが、ゴッドバードをモロに食らってしまったマキュリは…
「………ぐっ。」
苦悶の声を一つあげて、地に倒れ伏した。
それを見て、心を締め付けられる…が、私はここで終われない。
ここまでマキュリが託してくれたのだ。私がオタオタしてたら格好がつかないだろう。
「…ありがとう、マキュリ。休んでくれ。」
ポケモンセンターで買った、借り捕獲用モンスターボールにマキュリを戻す。
特殊なボールだが、ゆっくり休んで欲しい。
そして、次に私が出すポケモンは…
やれやれといった顔で起き上がってきた、ブウル。
自分から来てくれるならば、頼る他ない。
実力は未知数だが、後2回進化を残している事は知っている。
それでもそれが弱いかといえば、そうでは無いだろう。
…そんな期待をかけて、ブウルを見つめる。
正直、技もわかっていない。
でも、それでもトレーナーなら信じるべきだ。
「…何故、とは聞かない。…助けてくれてありがとう。」
そう語りかけると、荒い鼻息で返された。
尻尾を振り払い、酷く不機嫌そうな顔をしてこちらを一瞥する。
そして、眉をひそめたかの様な表情しゆっくりと前を向く。
…血のような紅く暗い目で相手を睨む。
その仕草は、一流のハンターのものだった。
獲物に狙いを定め、今にも襲いかかる様な、そんな仕草。
トレーナーの私ですら怖気付いてしまう、あまさにもおぞましいものだった…が。
相手は、そんなの見飽きていたのだろう。
言動を少し振り返るだけでわかる。彼らがどれだけ壁に当たったのか。それを超える時にどれだけの傷を負ったのかを。
その際に受けた恐怖など、今の比では無いだろう。
「…いいぜ、その根性。それが無いと格上には勝てないさ。
(…ああ、そうか。これが…こっち側の、モノか)」
ひどく満足そうに、懐かしそうにこちらへ笑いかけてくる。
その姿は戦う前の彼とは違った。
彼を縛っているものは、何も無い。
そんな姿を見て、私も胸が軽くなる。
これでもう、私を縛るものはない。
最後の縛りは無くなり…
私は自由になった。
「ブウル、あくのはどう!」
「相棒!マッドピラー!」
思考するのをやめ、意識を落とす。
そこには、確かに彼らとの繋がりがあった。
私は、それを大事に握りしめる。
…かすかに、いや…確固たる意志で、それに応えたくれた。
「ブウル!あくのはどう、きゅうけつ!その次にらみつけて怯ませろ!」
「相棒、特殊技を正面から突破!牙を流して、マッドショットで目潰しだ!」
私と彼との間にあった壁は、既に無い。
感覚が混じり合い、私達は一つになった。
言葉を出さ無くとも、指示がわかる。
口頭に出したもの、それは飾り。私達を美しく飾るための物。
「みがわりを盾に、相手の喉元へ食らいつけぇぇぇえ!」
「断固として拒否する!相棒、マッドピラーをトラップに!来たらはがねのつばさだぁぁぁあ!」
私達は吠えた。
相手へ、一心に向かう。
目の前に土色のトゲが生えかろうと、鋼色の翼が振り払われようと、私は、我は、止まらん!
「いけぇぇぇぇぇぇぇえ!」
「くらいやがれぇぇぇえ!」
絶叫が戦場に響く。
はや過ぎるこの戦いの、勝者に導かれたのは…。
「…!勝っ、た?勝った。…勝ったぞ!勝ったぞー!」
一瞬の間かち合い、通り過ぎた時に倒れ伏したのはウズマッド。
それを見て、強い喜びが込み上げてくる。今まで勝った2回よりか、遥かに大きい達成感が湧いた。
まるで自分が倒したかのように、ブウルと全身で喜びを表した。
腰につけたマキュリのボールも、心なしか震えている。
肩に乗っているハルキメアーもテレパシーで喜びの声を上げている。
「…ああ。俺、負けたのか。」
低い声が荒野に響く。
仲間を見ていた私は振り向き、バランの方を見る。
…その時、風が私の横顔を凪いだ。
それは、暑さを孕んだ風では無く、台風一過の様な澄んで清涼な風であった。
「…でも、今までとは違って…そう、やりきれない思いが湧いてくることはない。」
バランは遥か遠くの空を見上げていた。
瞳には、蒼が輝いていて。
「…俺たち、やり直そう。目指したものは…この風だ、空だ。それを忘れて…何がジムトレーナーだ。」
くすりと笑い、目を細める。
言葉をとうとうと吐き出す彼は、一寸の迷いもなく次の言葉を心からさらけだす。
「また、旅へ出ようか。俺たちを見つけ直そう。在り方を。」
そこまで言って、バランは息をゆっくり吐いた。
それと同時に目を閉じて…また開く。
「それを教えてくれるきっかけになったのは、少なくとも君たちだ。…その事について、本当にありがとう。」
綺麗なお辞儀を私達へ向け、腰を折る。
あげた顔は少し照れていた。
「…君達に、色々と礼を言いたいが…チャレンジャーに押し付けるのも酷だ。だから、一つのアドバイス。…と言ってもいらんかもしれないがな。」
「君は、風だ。自由に生きて、自由に世界を回る。そして、この世界を回すんだ。
この地方にとって、君は新風だ。凝り固まった、この土地にとって。
ここには、俺みたいなヤツが沢山いる。
だから…」
「ここで止まるな。何を言われても。君は風なんだ、世界を回すんだ。澱むな、風よ。」
私の目を見つめ、語りかけてくる。
「君は自由なんだ。何にも縛られる必要はないさ。君は…『風だから』。」
どれの方がいい?
-
小説のみ執筆
-
小説時々私独自のオリポケ作成
-
小説ほどほど私独自のオリポケガッツリ
-
テキトーでいいわ(ハナホジ)