主人公の頭の回転が早いせいで、文章がぶつぶつ切れる、とでも思ってくれたらなぁーと。思います。
ー意識が上がる。
それを嫌に思うが、それでも起きるのを厭わない。進まなければいけないから。
…ゆっくり間を開き、体を起こす。のっそりした動きで周りを見渡す。
ーそこは洞穴であった。
天井から日が適度に差し、美しい景色を奏でている。
そして何よりも、扉がある事が特徴的だ。少なくとも、この洞窟には似合わない木製である事から、誰かが生活している事を予測できる。
どうしてここにいるかのかわからないため、余り思い出したくは無いけれども、状況整理をしよう。
記憶があやふやではあるが、ヤツに襲われ、その後、何故か海に放り出された。
そこで見つけられて、この洞窟で処置を受けたのだな。
どちらにしろ、家主には感謝しなければ。
そう思い、立ち上がろうとすると、ベチャッと音が響く。
その音につられて、下を見た。
そこには、海綿体の様なものが、水を含んだ状態で転がっていた。
…そういえば、服などが乾いていたが、コイツのおかげか。
見たところ、ポケモンにも見えないし、動く気配すらもない。
気に留める必要もないだろう。
そんな事をしているちょっとの間に、いつの間にか、チャプチャプという音が近づいてきている。
どうやら、家主が来た様だ。
扉の付近で音が小さくなり、そっと扉が開く。
そこに見えたのは…
海面から顔を出す、人間の様なポケモンであった。
上半身は、コスプレしている人間といえば納得できるぐらい人間である。
しかし下半身がそれを覆しており、足の部分がヒレらしき者になっている。
人間みたいではあるが、サーナイトなどの、人型ポケモンもいるから、納得できなくもない、と言ったところではある。
そして、彼女?が助けてくれた事は間違いないはずだ。
礼のつもりで、頭を下げる。
「ありがとう」
そう言い、頭を上げると、困ったかの様な表情を見せる彼がいた。
そして、少し悩んだかの様な素振りを見せる。
すると、口を開き、声を発する。
「ーーーーー?」
ー恐ろしく美しい声で、何かを問いかける様な音程を発する。
見た目と相まり、一瞬、呆けてしまったが、直ぐに返答を返す。
「すまない、言葉が分からないんだ。」
一応、言葉を発し、首を振る。口と耳の前でジェスチャーをし、言葉がわからないという旨を伝えようとする。
そうすると彼女?は、目を見開き、海中に引っ込む。
泡と静かさだけが残り、静寂に支配される。
そこでようやく、堪えていたため息をつく。
「…ここは一体、どこなんだ…。」
扉の先に見えた世界は、知らないものであった。
主人公の性別は?
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男性
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女性
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お前ら人間じゃねぇ!