いつまでも、学生が良かった。
アンドリラーは、こちらが向かっているのを見ると、背中のドリルを回転させ始める。
そして、飛来して来る。
「っ、よし。みんな、水技で押し返せ!」
膨大なミサイルばりがこちらへ向かって来る。
余りの弾幕の濃さに、避けるのは無理と判断し、迎撃を指示する。
たとえ弱くとも、志は同じ。自然と統率が取れる。
みずでっぽうで必死に打ち落としていたニーダーツやキャモメ、いつの間に出て来たコイキング達を囲むように飛んでくるミサイルばり。
それをカバーするかの様に撃ち落とすプレッシー。
サメハダーも、アクアジェットで注目を買って、ギャラドスがアクアテールで前線を押し上げる。
そして、マキュリもそれに続く。
「ここで、弾幕を減らす役割をしようか?」
バブルこうせんの泡で、ミサイルばりを暴発させて、みんなを守る。
私も、戦況全体を見渡せる、マキュリの背中という位置にいる為、細かく個々に指示を出し、距離を詰めていく。
徐々に強まる弾幕。それでも私達は進む。
…そんな中突然、ぐん、とスピードが速くなる。
後ろから、おいかぜが吹き荒れる。
ぱっ、と後ろを振り向くと、ペリッパーであろうとりポケモンがやって来ていた。
咄嗟に、キャモメの方を見ると、後ろを見て嬉しそうになきごえを上げた。
どうやら親達も、助けるために来てくれた様だ。
彼らが戦線に降り立ってすぐ、ハイドロポンプを指示する。
弾幕が多く消えて、一気に距離を詰める。
そんな私たちの姿が鬱陶しかったのか、アンドリラーは、おもむろに腕を上げ、振り下ろす。
それを攻撃と思って繰り出したわけではないだろう。しかし、大きさが悪かった。
振り下ろした瞬間、大きな波が現れ、私たちを襲う。
「っ?!全匹、海の中でやり過ごせ!」
咄嗟の指示で、ポケモン達が海に潜る。
波が届かない深いところまで。私も、息を止めて、海へ潜る。
そして、ある程度潜った瞬間、轟音が、頭上を通った。
…、一瞬でも遅れていたらと思うとゾッとする。
そして、また近づく為に指示を出し、海面に浮上する。
相手を見据え向かおうとした時、波が現れる。
…どうやら、波を防ぐのが、私達には難しいと理解した様だ。
そのせいで、何回も手を振り下ろす光景が遠くに見える。
どちらにしろ、ここまで来ると、どうしようもならない。
「…すまない、乗り越えられる事を信じて、突撃する。」
そう言うと、全匹が、力を溜め突撃する。
波に当たる瞬間、来るべき衝撃に耐える為、目を閉じながら、マキュリの背中に抱きつく。
…衝撃が来ない。それどころか耳障りな音が聞こえて来る。
その事を不審に思い、目をゆっくり開くと、そこには…
光り輝く壁があった。
その事に驚き、辺りを見渡すと、先程までなかった鮮やかな色が目に入る。
それをよく見ると、ポケモンだ。私達の地方では見かけないが、あのポケモンは…
ハギギシリ!
みず・エスパータイプの珍しいポケモンだ。
希少で、アローラ地方にしか生息しないはず。
何故ここに…、と思っていたいが、今はダメだ。
…恐らく、目の前の物はひかりのかべ。助けてくれたのだろう。
ならば、協力してくれるかもしれない。
「…、ハギギシリ。協力してくれないか?お前がいると、かなり助かる。」
その言葉に、待っていました!と言わんばかりに鳴くハギギシリ。
それを受けて、戦略を素早く整える。
「ハギギシリはひかりのかべ・リフレクターを覚えるが…、お前はリフレクターも覚えているか?
…そうか、出来るか。ならばお前がカギとなる。このまま近くまで向かう。お前は、ひかりのかべ・リフレクターを上手いポジションで貼るんだ。頼めるか?」
そう言うと、素早く持ち場を探しに行ってしまった。
…これでようやく五分五分と言ったところ。
ペリッパー達もおいかぜをしてくれた。
ーさぁ、全力前進だ!
それを称えるかの様に、
遠くから、水音がララバイとなって、辺りへと響き渡る…
ぜんいんの ステータスが ぐぐぐーんと あがった!
??????は よろこんでいる!
主人公の性別は?
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男性
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女性
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お前ら人間じゃねぇ!