なぎすたんす創作伝〜The inheritor of time〜 作:しゃもじマン
ラストエンデルスとの闘いから二週間経った。
だからと言って、なにか大きく変わったわけでもない。私も霊夢も、皆いつもの様に過ごしている。強いて言うならば不定期にアインが襲いかかってくることだ。奴の標的はナイトメアであって、私らには危害を加えるつもりはないようだが、その厄介な能力で毎度色々と凍らされるのは困る。是非、自制というのを学んでほしいものだ。
(いっそ私がナイトメアを始末してしまおうか?)
一瞬このような考えが脳裏をよぎったが、すぐに私の中で否定された。素の私など、ナイトメアには指一本すら触れられないだろう。そもそも、アインの目的は自身の手でナイトメアを始末することであり、私がしても事の解決には繋がらない。
(これ以上考えるのは止めておこう、私の力じゃあ問題の解決には至らないな。)
そう思い大きくため息をつく反面、私はこの平和な日常が続いてほしいとも思っている。しかし、神はそれを許さない。少なくとも私達が生きいている間は、いつまでも面倒事に巻き込まれる事になる、そんな気がしていた。
その勘は不幸にも当たってしまった。
こうしてまた一つ、運命の歯車が回り始める。
...
...
...
...
今日は私と霊夢だけが家に居て、その他諸々は諸事情で家を空けている。
相変わらず霊夢は私にちょっかいを出すのでベッドの下に頭を突っ込んでやった。
こうして、また平凡で楽しい一日が過ぎる、そう思っていた。
突然、足元に巨大な魔法陣が現れる。
突然のことにハマった頭を抜こうと掻いていた霊夢も驚いて声を上げた。私はそれに呆気を取られたまま何もできずにいると、六芒星の描かれたその魔法陣は光を発し始める。
(やばい、このままじゃ本当にやばい。)
本能がそう囁き始めた頃にはすでに遅かった。
私達は光りに包まれた。
...
...
...
...
頭痛がする、それだけではない、身体の所々が痛む。だが大したものではない、直にその痛みも引いてくるだろう。
一体何が起こったのか、あの魔法陣はなんなのか、様々な疑問が飛び交う中、私はなんとか体を持ち上げることができた。さっきまで一緒にいた霊夢がいない。まあ、気にすることではないだろう。
辺りを見回した私は、驚いた。
今私がいるのは、少し大きめの地下室の様な部屋だ。壁は石レンガでできており、部屋の至るところに火の灯された蠟燭が立てられている。
しかし、私が驚いたのは部屋の構造に対してではない。紛れもなく、眼前に立っている人物に対してだ。
魔理沙「お前...フラン...なのか...?」
??? 「久しぶりだね魔理沙、2000年ぶりかな?」
こんにちは、執筆者のLilyetiaです。
数少ない語彙を頑張って詰め込んだような文章となっていますが、ここまで読んでくれた方々には本当に感謝です。
失踪しないよう、精一杯書いていこうと思います。
#1は8/15中に投稿させていただきます!!