レジェンズのヒーローアカデミア   作:HR-H HR-E

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ミラージュの一人称視点➡三人称➡一人称視点➡別の一人称視点➡また別の一人称視点➡またまた別の一人称➡またまたまた別の一人称
となっております。APEXをそれなりにやってる人は少しだけ分かりやすいと思いますのでAPEXを知らないまたはやったことのない人はこれを機会にぜひプレイしてみてください!
PC、PS4、Nintendo Switchで基本プレイ無料で遊べます。初心者に優しいFPS(だと思う)!


No.1 プルス・ウルトラ!

 よぉ、そこのスマホ見てるお前!そう、お前だ。いや、もしかしたらスマホじゃなくてパソコンで見てるのか…?まさかPS5やVRでこの小説を見てるなんてことは無いよな!?

 

 まあこの際そんなことはどうでもいい。どうでも良くないのかも知れないが…とにかく画面の前のお前達だ。突然だが俺の顔を見てどう思う?

 そう!その通りだ!イケメンでハンサムで……ああ、ええぇと、そう、ダンディだ!まさに【レジェンド】と呼ぶに相応しい顔だろ?

 実は幸運にも俺もその顔が見えている。そう、鏡だ。「ミラージュ様のことだ、きっとデコイを使って自分の顔が見えているのだわ!」と思ったそこのネーさん達!だまされたな!

 

 えぇっと…とにかくだ。俺はこのハンサムな顔をさらにハンサムにしなければならない。何故かって?実は今日は高校の入学式なんだ。待ってくれ!俺のじゃない…いや、俺のではあるんだが…俺たちというか……ああ、そうだ!あれだ!えぇ~っと…ちょっと待っててくれ!

 

 

 どこにやったかな…この資料は違うな…これも…違うな…ん?『まさかの大事件!民衆の英雄フォージ!暗殺される!』だって?……何年前の新聞だこれ!?

 ああ、あったぞお前達!!!

 

 コホン、事の始まりは中国の……か、軽い…市…なんて読むんだ?まぁ気にするな。発光する赤子が生まれたというニュースだった!以降各地で超…常は発見され、世界人口の八割は何らかの特異体質、「個性持ち」である超常社会となった現在!架空の存在だったヒーローは現実の職業となった。まさにヒーロー社会!

 

 ってわけだ…ああ、つまりだ。俺は今からヒーローになりに高校に…違うな、ああ……そうだ俺は「個性」なんだ。「個性持ち」じゃない。俺は「個性」そのものなんだ…

 分かるぜ、悲しいよな。俺は人間でも動物でもない。例えるなら武器だ。R99とかピースキーパーとかモザンビーk…待て、モザンビークは流石に無いな。そうだ、俺はクレーバーだ。ドカンと一発、皆の心を撃ち抜k(

 

 

 

 

『おい、ウィット。いつまで鏡に向かって話している。初日から遅刻するぞ』

 

 

 

 

 鏡に向かって永久的に話し続けてしまうのでは無いかと思えるお調子者(30歳)のエリオット・ウィットまたの名をミラージュに何処からともなく若い男性の声が響いてくる。

 その声にミラージュは少し驚くも鏡から振り返り何もない空間に対して大げさにため息をついてあきれるリアクションを取る。

 

「分かってねぇーな爺さん。人間まずは身だしなみからだ。そしてジョークの具合。身だしなみがだらしなくて不潔でつまらない奴は栄えある雄英には入れてもらえない。おっwちょうどお前みたいなやつだな」

『(ため息)…どうせ校内で行動するのはオクタンかナタリーか苑葛本人のいずれかだ。お前みたいな老け顔の小僧がでしゃばる必要はない。失せろ』

 

「あっ、おい待てクリプ…! まだポークチョップをキメて無い!」

 

 ミラージュは必死に何かから藻搔こうとするも、その甲斐空しくミラージュはその場から完全に消え失せてしまい…代わりに黒いマスクに緑色のゴーグルに黒い革製のヘルメット?の様なものを被った緑と黒をメインカラーとした不思議な服装の義足の青年が現れた。

 

「んぉお? もう時間か?」

 

 男の名はオクタビオ・シルバ。別名オクタン。ミラージュとクリプトと呼ばれた男性とは別人だが…同じ個性そのものという存在。

 

『ああ、さっさと制服に着替えて雄英へ向かえ。個性は使うなよ』

「了解だ」

 

 クリプトの指示に従い、洗面所から移動し寝室へと戻るオクタン。ミラージュのせいで大きなタイムロスをしたが朝食は既に済ませてあるので初日から遅刻なんて事は無いだろう。

 オクタンは制服に袖を通し、メカメカしい義足で苦戦しながらもズボンを履き替えた。

 

__________A P E X__________

 

 

 道中、無性に興奮剤を使って走り回りたくて仕方がなかったが俺は無事にホームルーム前には雄英高校に辿り着いた。流石は日本最高峰のヒーロー高校というべきか、まず思ったのは何もかもがデケェ。

 校舎は勿論、校門や生徒玄関に廊下や扉までもがデカかった。多分巨体を持つ生徒に配慮しての設計だろう。だが流石にここまでデカい異形型個性の人間なんざそうそう居ないだろう。そこにも気を遣えて尚且つ実現する財力…ハハッこりゃあ授業のレベルも期待出来そうだ。

 授業で思い出したが今年度からあの世界No.1ヒーローで平和の象徴とまで言われたオールマイトが教鞭を取るらしい。その年になって入学出来た俺…いや、俺達は本当に幸運だ。

 

 そう思いながら俺は廊下を歩き、1つの教室の前へと辿り着く。1年A組。ここが俺達… 連出堕 苑葛(れでた えくす)とその個性である俺達「レジェンド」が学生生活を送る教室って訳だ。

 

 扉を開け、教室へ入るとまず最初に目に入ったのは勿論広い教室や個性豊かな同級生達………等では無く緑色だった。

 

「うおっ!?」

 

 流石日本最高峰の超名門高校だ!まさか教室の下半分が緑色の毛むくじゃらだとは予想を遥かに越えてオリンパスに届きうるイカれたアイディアだ!!!

 

『シルバ、何言ってんのあんた。どう見ても人の髪の毛でしょうが』

 

 個性を通じてシェのアネキことライフラインが俺の視界の下半分を覆う緑色の毛むくじゃらの正体を教えてくれた。

 人の髪の毛…!?教室の材質に人の髪の毛を使うなんてイカれた殺人ロボットやサイコパスロボット、毒ガス研究者ですら思いつかない…もしかしてここはヴィラン高校だったか!?

 

「え? うわっ! す、すみません!」

 

 なんて考えていると俺の視界の下半分を覆う緑色の毛むくじゃらは180度回転して人の顔が現れる。なんだ、人の髪の毛ってそういう事か。扉の前にこの緑色の毛むくじゃらの髪の毛をした少年が立っていただけだった。少年は俺の進行方向に立っていることで教室に入れない事に気づき、慌てて謝罪すると横に退いてくれた。

 

「ああ、気にすんな」

 

 俺は少年の肩に手を軽く置き、教室へとようやっと入室する。周りを見渡せば人数的にどうやら俺以外の生徒は全員教室に居るようだ。つまり俺が最後の1人って訳だ。1人って言うよりか19人というべきか…

 

 そんな事よりもこの教室に居るヤツらは思ったよりも癖の少ない見た目をしているな。俺はもっと…こう…麦わら帽子を被ったゴム人間とかピンク髪の超能力者とかグラサンをかけた金髪アフロの鼻毛神拳の使い手とかそれくらい癖の強い奴らを想定していたが…異様に小さい紫の丸とカラス頭以外は特に普通だった。外に出れば転がってそうというかなんと言うか…いや、失礼だったな。外見で人を判断しちゃあいけねぇ。

 

「あ、あの…! 僕緑谷出久って言います! よろしく…!」

 

 緑色の毛むくじゃら少年が自己紹介をしてくる。周りばっか見てて自己紹介を忘れていた。

 

「俺は飯田天哉という、よろしく!」

「私は麗日お茶子!」

 

 ついでに緑色の毛むくじゃら……緑谷出久って奴の近くにいた丸顔の少女と眼鏡の少年も自己紹介をしてきた。名前も普通だな。

 

「よぉ、俺はオクタ…… 連出堕苑葛って言うんだ。よろしくな」

「ああ! よろしく!」

 

 手を差し伸べると飯田って眼鏡は握手してくれた。一方麗日って少女は「オク…?」と間違えて俺が名乗りかけた名前を呟いていた。そこら辺も説明しないとだな…

 

「ああ、俺実は…」

 

「お友達ごっこしたいなら他所へ行け。ここはヒーロー科だぞ」

 

 そんな時、下から声がした。本当に下からだ。

 驚いて俺や緑谷、飯田を含めた全員が声のする下へ向くと俺の背後になんか居た。

 正確には寝袋にくるまってゼリー飲料をチャージする無精髭の小汚いおっさんが居た。

 

「おお、すげぇな! 流石雄英だ! こんな変な生き物を飼ってるんだな!」

 

 思わずそう関心する俺だが…

 

「俺は担任だ。」

 

 まさかの担任だった。

 

 担任を名乗る不審者は寝袋から這い出てくると、名は相澤と名乗り、体操服に着替えてさっさとグラウンドに出てくる事を伝えると颯爽と教室から出ていってしまった。先にグラウンドへ向かったんだろう。

 

「「「……………」」」

 

 残されたA組の生徒20名は思わず無言でその場に立ち尽くす。そりゃそうだ。いきなり担任を名乗る寝袋不審者がグラウンドへ来いとだけ言って消えたら困惑するだろう。しかしそこで飯田天哉がA組全体に向かってひとまず体操服に着替えてグラウンドへ早く向かおうと指示した途端に各々動き始めた。どうやらこいつはリーダーシップが備わっているな。

 

 

 体操服に着替える為に男子更衣室に来たのは良いが、せっかく制服に着替えたのに体操服に着替える…義足の俺にはめんどくさい事だ。どうせ切り替わってしまえば服装は変わるんだから制服も体操服も意味無い様な気がするな…そう思いながら体操服に着替え始めると…俺の義足があらわになって男子クラスメイトの注目を集める。

 だが尋ねてくるやつは居ない。そりゃそうだろう。義足ということは脚に何らかの事が起きて失ったということ。本人にとってはそれはトラウマや嫌な思い出である。そんな事を尋ねてくる無神経な奴は居n

 

「なぁ、なんで義足なんだ?」

 

 ああ、居た。

 

 なんか金髪に黒いメッシュが入ったチャラチャラしてるやつが尋ねてきた。

 

「あ、ああ悪ぃ。答えたくねぇなら答えなくていいよ。ほら、これから俺達クラスメイトだろ?ちょっと気になっちゃって…」

 

 一応申し訳なさはあるようだな。無神経な奴って事は無さそうだ。それよりもクラスメイトの事を知ろうとする良い奴だ。まぁ、良い奴じゃないとヒーローは務まら無いからな。

 

「いや、気にすんな。この義足は俺にとって名誉だから尋ねられても何も不愉快じゃねぇよ、むしろ聞いてくれて嬉しいぜ。この義足は昔やんちゃしてた頃に吹っ飛ばしたんだ、だが代わりに早く走れるこの義足を手に入れたんだ。」

「ふ、吹っ飛ばした…?」

「おう、グレネードでドカン!ってな。ハハッ」

 

 グレネードで両足を吹っ飛ばすなんて相当イカれてる。そんなアメリカに居そうなとんでもないYouTuberみたいな事を自分と同じ高校生が行った事に皆少し引いている様だが、当然の反応だ。

 

「俺は連出堕苑葛だ。」

 

 金髪に手を差し伸べる。

 

「あ、ああ! 俺は上鳴電気!」

 

 上鳴電気と名乗る少年は握手を返してくれた。それに続き、赤い髪の少年、尻尾の生えた地味顔、黒いマスクを付けた2メートルいかないくらいの大男、カラス頭の鳥人間も自己紹介と握手をして来てくれた。

 

「俺は切島鋭児郎だ! よろしくな!」

「尾白猿夫だ、よろしく」

「障子目蔵だ」

「常闇踏陰だ…」

 

 もう既にこの場を去っている男子生徒を除けば先の飯田天哉と緑谷出久含めて全員に自己紹介と握手をしたな。まぁ残りの男子生徒や麗日お茶子以外の女子生徒はいずれ自己紹介しよう。個性の説明もその時にするか。

 

 

 

 

 

「「「「「「個性把握テスト!?」」」」」」

 

 A組ほぼ全員の声、疑問が重なる。

 体操服に着替えてグラウンドへ出てくるとやはり先の担任の相澤が居た。そして全員を確認するといきなり個性把握テストなるものを始めると言い始めたのだ。

 麗日お茶子や切島鋭児郎が入学式やガイダンスについてはどうするのかと抗議するも、そんな悠長な行事出る暇なんて無いよと言われる。曰く、自由が売りの雄英高校は教師も自由だそうだ。そいつは何とも素晴らしい売り文句だ。ますます気に入ったぜ雄英高校!

 

「爆豪、個性を使ってこのボールを投げろ。円から出なければ何でもいい。」

 

 相澤担任はソフトボール投げ用のボールを爆豪という金髪の目つきの悪い少年に渡す。どうやら中学に行った個性禁止の体力テストを個性を使って行わせるつもりのようだな。

 

 爆豪という金髪は円の中に立ち、ボールを構えると…

 

「死ねぇぇ!!!」

 

 おおよそヒーローとは思えない暴言を吐きながら掌を爆発させてボールを大きく吹っ飛ばした。

 すげぇ…感動しちまったぜ…明らかに見た目や言動がヴィランだったがかっこいいぜ…!爆豪…!

 そして何よりも個性を使って体力テストが出来るなんて流石は雄英だ。イカれてる!

 

 俺は無言でワナワナと震え、上鳴電気と切島鋭児郎が楽しそう!面白そう!とはしゃぎ、何人かの生徒も楽しそうな表情をする。分かるぜ、その気持ち!

 

 しかし…反対に相澤担任の表情は暗く…鋭くなっていく。

 

 

「…面白そう…か…。ヒーローになるための3年間をそんな腹づもりで過ごす気でいるのかい? よし、トータル成績最下位のものは見込み無しと判断し、除籍処分としよう。」

 

 ……は?

 

 除籍処分という言葉に俺の震えは止まり、歓喜の声も消え失せた。

 

「そ、そんな!? 理不尽すぎる!」

「まだ入学初日ですよ!?」

 

「そういう理不尽を覆してこそのヒーローだ。お生憎だがこれから3年間雄英は全力で君達に苦難を与え続ける。全力で乗り越えて見せな、更に向こうへ…PlusUltraさ」

 

 代わりに生徒からは沢山の抗議の声が上がるも…相澤担任の言葉に黙る。理不尽を越えてこそのヒーロー…プルスウルトラ…本当にこの高校は………最高だな!

 最下位除籍処分…クラスメイトが確実に1人減るのは悲しいが…仕方ねぇ、俺らは全力でこの理不尽を乗り越えて…そうだな、目指すは1位だ。個性を自由に使えるなら俺らは絶対に負けねぇからな!ハハッ!

 

 そして始まった個性テストの第1種目、50メートル走。

 1回につき名簿順で2人同時に測るため、ら行である俺は最後という事だ。一緒に走るのは…名簿番号が19番の女子生徒だ。

 

「連出堕苑葛だ、よろしく」

「八百万百ですわ」

 

 握手を求めると返してくれた。身長が高くて発育が良く、髪型が変以外は特に目立った見た目はしていない。ここからでは個性が何なのか分からないが…まぁ、関係無い。

 あの飯田が3秒という記録を叩き出して爆豪が4秒13を出した。俺自身はスピードと再生が取り柄の個性にも関わらず最高速の5秒を越えられたのが悔しい。俺以外のレジェンド達なら他の種目で好成績を残してくれるだろうが…1位を目指すならここで少しでも俺が好成績を残さないと行けねぇ。

 

「レース開始!」

 

 計測用ロボットの合図と共に俺は定位置からゴールへ向かって自分に興奮剤を打ち込み、通常よりも早く走り出す。

 

 そしてあとゴールまで10メートルくらいといった所で……突然背中からジェットを生やした八百万が俺を追い抜いてゴールした。

 

は!?

 

 まさかの背中からジェットを生やす個性だとは思わず俺は驚愕した。

 

『ピピッ、八百万百。3秒54。連出堕苑葛。5秒02。』

 

 おいおい、飯田や爆豪、轟っていう奴にも負けたのに八百万にも負けちまったぜ…まだまだ1種目だが先行きが少し不安だぜ。

 いや、大丈夫か…俺達の個性なら

 

 

 第2種目は握力測定。残念ながら俺は握力には自信が無い。だから個性を使う。そう、最初にも見せたクリプトやミラージュに切り替わったあれだ。

 しかし…なんと言うか…切り替わったら完全に別人になる。というかレジェンドの半数がいい歳した中年だ。大丈夫だとは思うが念の為相澤担任に聞いてみたが

 

「ああ、お前の個性ならちゃんと理解している。周りが少し混乱するかも知れないが気にするな。好きにやれ」

 

 流石は自由が売りの雄英だ。なんて寛容的だ。

 という訳でパワーならこいつだな。

 

 握力計を手に持ち、俺は個性を通じてレジェンドの中でも特に力自慢のあいつに切り替わる。

 

「出番だぜ、ジブラルタル」

『おう、俺に任せなブラザー!』

 

 突然俺から聞いた事も無い。ドスの聞いた低い男性声が響き、何人かが驚いた表情でこちらを見る。

 おそらく相澤担任以外全員は俺がスピードの個性だと勘違いしているだろう。間違いではないが…それは俺、()()()()()()()だ。()()()()()()()()は…『レジェンズ』。18人以上のレジェンドを自由に切り替えられる個性だ。

 俺はジブラルタルに切り替わって貰い、連出堕の個性の中で…レジェンズの中にある俺達レジェンズしか立ち入れない空間の中に戻る。そこには先のオクタンやクリプトにシェのアネキ。そして他のレジェンド達も居た。

 

 

__________A P E X__________

 

 

 

 さて、オクタンに切り替わって貰って現れたのは良いが…はははっ!やはり皆混乱しているな!そりゃそうだろうな!先程まで体操服の義足の青年がいきなりアーマーを身にまとった巨漢に姿が変わったら驚くのも無理は無いぜ。

 

「え、れ…連出堕さんですの…!?」

 

 そこに…確か八百万の嬢ちゃんだったか?が驚きながら話しかけてくる。

 

「おう、そうだぜ嬢ちゃん。これが俺様、連出堕の個性だ!ウワハハハ!」

 

「見た目どころか年齢も性格も変わってねぇか!?」

「もはや別人でしょ…」

「さっきのスピードは個性じゃなかったのか!?」

 

 当然の疑問だな。だが説明しようにもそこで担任の相澤が鋭い目つきで睨んでくる。「余計な話をしてないで早く終わらせろ…」とでも言いたげだな。まぁ、俺様達が最後だから早く次の種目に移りたいんだろう。

 さっさと終わらせるとするか…!

 

「ぬぅん!!!」

 

 力を精一杯込めて250kgジャストをたたき出す。ちなみ自慢じゃあ無いが連出堕の個性で切り替わったがこのジブラルタル様自身の個性は使っていないぜ。素の力で250kgだ。残念ながら俺様の個性はパワータイプじゃあ無いからな。

 1位を目指したかったがまさかの障子目蔵ってさっきオクタンと更衣室で握手したブラザーが540kgも出していた。そして八百万の嬢ちゃんは身体から万力を出現させて握力計を破壊しやがった。どうやら…ジェットを身体から生やす個性じゃあ無さそうだ。

 

「まだあと6種目あるが…これじゃあ1位は難しそうだな」

 

 

 第3種目は立ち幅跳び…こいつは俺様では無理だな。しかしどうするか…この手の分野が得意そうな奴はレジェンズの中でもそれなりに居るからな…

 

 そうこう思っているうちに、爆豪って爆発ブラザーが掌を常に爆発し続けて砂場を飛び越えて好成績を残していた。なるほど、いい事思いついちまったぜ。

 

 ひとまず俺様の出番はここまでだ。ここからはあいつに任せるとするか。

 

「出番だぜ、嬢ちゃん」

『任された』

 

 連出堕の個性を使い俺様は…ヴァルキリーと切り替わった。

 

 

 

__________A P E X__________

 

 

「お、おいおい連出堕の奴今度は女になったぞ!?」

「変身する個性にスピードを出す個性に力が強い個性に女になる個性か…!?」

「女になれる………ゴクリ…」

 

 ジブラルタルに頼まれて私に切り替わると切島ってやつと上鳴ってやつが大騒ぎする。そしてなんか紫色の玉みたいなチビが凄い形相でこっちを見ているな。

 めんどくさいけど本当にこの後個性の説明を1からしないと更にめんどくさい状況になりそうだな。

 

「連出堕。始めろ」

「イエッサー」

 

 そしてこの相澤ってセンセーは予め連出堕の個性を知っているとは言え眉一つ動かさないってリアクション死んでんのか?

 

 とりあえず私はVTOLジェットを使い、軽く砂場を飛び越えて見せた。一応念の為、爆豪ってやつより長く飛べますよアピールをする為に長く空中に留まって相澤センセーから「降りてこい」と言われるまでは空中に居続けた。

 

「先生!個性把握テストなのにサポートアイテムを使ってよろしいのでしょうか!?」

「連出堕のコレは個性だ。気にするな。次の種目に移るぞ」

 

 相澤センセーが記録を書き込んでる最中に飯田って眼鏡が私のVTOLジェットにケチを付けて来たが、相澤センセーは軽くいなす。正確にはこのVTOLジェットは私の個性であって連出堕の個性じゃないんだけど…相澤センセーは説明する気無さそうだな。それも後で私達が説明しないとか…めんどくさ。

 

 第4種目は反復横跳び。これはミラージュのデコイで好成績を残そうとしたけど…正直それはズルに分類されるだろうからオクタンに戻して普通に好成績を残した。とりあえず私の出番はこれまでかな〜。

 

 

 

__________A P E X__________

 

 

 第5種目はハンドボール投げ。さっき爆豪って爆発するガキがやってた奴だな。これに関してはどうするか迷ってたが俺達より1つ前の八百万って嬢ちゃんが大砲ってボールをぶっ飛ばしたのを見てこのヒューズ様が抜擢された。

 おいガキども、連出堕が巨漢になったり女になったりした後にただのおっさんになったって陰口聞こえてるぞ。ったく…

 

 とりあえずヴァルキリーのジェットパックが許されたのなら俺のナックルクラスターやマザーロードもOKだろう。1人2回投げられるらしいからまずはナックルクラスターからだ。

 そういやさっき八百万の嬢ちゃんが大砲でボールをぶっ飛ばしたって言ったが記録は500メートル以上だった。なのに爆豪って奴は700メートルを片手爆破させるだけで記録を出していたな。あの爆豪ってガキは才能があるな、爆発の才能がな。わずか0.1メートルの差で緑谷って地味なガキに負けはしたが…あの爆豪ってガキは気に入ったぜ。

 おっと俺様の個性であるナックルクラスターの記録は230メートルだったか…そして本命のマザーロードでは…350メートルか…ッチ、爆豪や緑谷ってガキはおろか八百万の嬢ちゃんにも勝てなかったか…こりゃあ1位を取るのは本格的に難しくなってきたな…

 

 ああ、ちなみにトップは麗日って嬢ちゃんだ。記録は∞だそうだ。馬鹿らしくなってくるな。

 

 

__________A P E X__________

 

 

 

 やぁ!僕はパスファインダー!残りの3種目の持久走、上座体前屈、上体起こしは僕が担当したよ!

 僕は見ての通り。ロボットなんだ!

 連出堕くんの個性でオクタンになったりジブラルタルになったりヴァルキリーになったりヒューズになったりそして今度はロボットになった!もう皆の表情は驚きじゃなくて恐怖だったね!

 

『恐怖の香りがする…!』…あっ、これはお兄ちゃんの真似だよ!かっこいいでしょ?

 

 ロボットである僕は疲れ知らず!持久走は八百万ちゃんがオートバイクに乗って独走しちゃったから1位にはなれなかったけど2位にはなれたよ!バイクに乗る八百万ちゃんかっこよかったね!

 長座体前屈と上体起こしは何と1位!やったね!ここに来てようやっと1位を取れたよ!

 

 そして全種目が終わった事で相澤先生がランキング形式で成績を映し出してくれた。僕達は…2位だ!やったね!

 1位は八百万ちゃんだ…凄いなぁ、ほぼ全ての種目において僕達より上の成績を出していたからね…

 

 逆に最下位は緑谷くん…最下位は除籍処分だから…残念だけど君とはお別れだ。君がクラスで一番最初に連出堕くんと話してくれた事は僕は忘れないよ、データに永久保存しておく。さようなら緑谷出久くん…

 

「ちなみに、除籍処分は嘘な。君達の実力を発揮させる為の合理的虚偽だ」

 

 ワォ!びっくり!

 僕を含め、何人かの生徒も相澤先生の言葉に声を上げて驚く。でも八百万だけは違ったようだ。

 

「あんなの嘘に決まっていますわ、ちょっと考えれば分かりますわ…」

 

 うーむ、僕はそうは思えなかったけど…実際に嘘だし、嘘なら緑谷くんは除籍処分にならないって事だ!うわーい!\(^^)/嬉しいな!

 

 さて、それはさておきそろそろ体操服を来ているオクタンに切り変わろう。流石に雄英も体操服は連出堕とレジェンド1人分しか用意してくれなかったからね。

 

 




連出堕 苑葛(れでた えくす)

プレデターとエーペックスをどうにか名前っぽくしたかった。あと漢字でイメージ付きにくくしたかった。
結果ひどい名前だ。基本的にはレジェンド達はお互いをレジェンド名で呼ばせますので深く覚えなくてもいいと思います。

ちゃんと連出堕の姿や人格はありますが、とある理由で表には全く出てきません。一応本編では登場させるつもりではありますが、基本的に物語ではレジェンドが行動します。
個性は先程言った「レジェンド」。18人以上のレジェンド達の人格や能力を切り替えて使う事が可能。レジェンド達の記憶や見た映像は全レジェンド達に共有されます。

今回登場したのはミラージュとクリプト。オクタン。ジブラルタル。ヴァルキリー。ヒューズ。パスファインダーです。(登場した順番に)
細かい見た目が気になる方は少し調べれば見た目が出てきますので是非調べてみてください!
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