ある提督が虐められる話   作:とある小説家Y氏

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感想嬉しい!




「当分は何も食えないな...」

 

何も成果は得られず執務室で作業を再開する。

 

~一七〇〇~

 

今日の報告がもうすぐされる時間だ、文面で。報告書に関しては執務室の前にポストがあるためそこに入れてもらうようにしている。そこだけはなぜかちゃんと機能していて艦娘たちも俺に会う必要性がないからだと思う。俺的にもボコされる心配がないのでwin-winの関係だ。

 

誰もいないことを確認してポストの中を確認する。

 

「今日も大丈夫そうだな」

 

うちの艦娘たちは全体的に練度が高い。そのおかげでいつも警戒している海域は何の問題もなく、時折危険海域の攻略もあるが作戦は艦娘たちの方で考えてくれているのでありがたい限り。作戦のさの字も知らない元一般人が変に作戦立てて艦娘を困らせても何も徳はないしな...。まぁ作戦書を渡したところですぐに破り捨てられるだろうけど...。

 

「いつも通りに仕事をこなしてくれることはありがたいけど...」

 

そう愚痴をこぼそうとした途端、

 

コンコン

 

「提督いるー?」

 

「!?。どうした(この声は...鈴谷か?)」

 

「ちょっと話があってさ。この後空いてる?」

 

「...分かった。二二〇〇ぐらいになるがいいか?」

 

「うん、大丈夫。じゃあまた来るね」

 

「(なんだ?いきなり話があるなんて...。一応警戒しておくか...)」

 

残っている書類作業を早めに終えるよう少し急ぎ目に作業する。

 

~二二〇〇~

 

ある程度の整理は済ませ鈴谷が来るのを待つ。

 

「...罠か?」

 

実際何されるかわからない...。

 

コンコン

 

「入っていい?」

 

「ああ、いいぞ」

 

「失礼しまーす」ガチャ...

 

困り顔で執務室に入ってくる鈴谷。両手は後ろに隠しているためなにか持っているかもしれない。

 

「話の内容は?」

 

「いやー最近部屋のエアコンの調子が悪くってさ。直してくんない?」

 

「今からか?」

 

「うん。ダメ?」

 

上目遣いで俺を見てくる。嘘の顔だ。前に俺を騙した時もこんな感じだった。だがここで断ったところで結局は強制的にボコされるだけだ...。

 

「分かった。取り敢えずどんな感じか確認する。今晩中に直せそうだったら直す」

 

「ありがと」

 

椅子から立ち上がろうとした瞬間、鈴谷が片手にナイフを持ったまま物凄い勢いでこちらに詰めてくる。

 

「っ!?。やっぱりなっ!」

 

鈴谷の体が思いっきりぶつかりその衝撃で床に倒れ込む。刺さるギリギリのところで腕を掴むことはできたものの少しづつ押されている。

 

「なんで抵抗するの?ねぇ!」

 

完全に目が殺る目だ。

 

「俺も死にたくないんでね!」

 

だが相手は艦娘。そこまで鍛えられていない一般人が艦娘相手に力勝負で勝てるはずがない。

 

「くそっ!」

 

ナイフの先端が少しずつ肩に刺さる。

しかし鈴谷は「もういいや」と言ってナイフを手放し立ち上がる。

 

「提督、次は殺すから」

 

そう言って鈴谷は部屋を出て行った。

 

「なんなんだよもう...」

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