ある提督が虐められる話   作:とある小説家Y氏

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いやー、こんなに沢山の人に見てもらえるのは嬉しいですね!

誤字報告もありがたい限りです!




「はぁ...いてぇ...」

 

先ほど鈴谷に刺された箇所は執務室のカーテンを千切って包帯の代わりとして使って応急処置をした。

 

「こんなことになるとは...」

 

包帯(カーテン)に血が滲み出ている。

 

「いてぇ...。今日は早めに寝るか...」

 

今日中に終わらせる作業は既に終えていたため執務室のソファーに横になって眠る。

 

~〇四〇〇~

 

「ん...っっ、今何時だ...」

 

部屋の壁掛け時計を確認する。

 

「4時か...起きよ」

 

体を起こし包帯を付け替える。出血は止まっているものの少し抉れているため痛みはいまだに続いている。

 

「あそこ行こ...」

 

この時間帯はほぼ艦娘は起きていない時間帯だ。起きているとしたら夜戦が大好きな輩か長門のような真面目な艦娘ぐらいだろう。

 

「そよ風が気持ちいい...」

 

今は鎮守府の近くにある港を散歩中。いつも早く起きてしまったときはここを散歩することにしている。

 

「やっぱりここはいいな。誰もいないし」

 

岸壁のところで座り込み海風を感じつつ波をボーっと眺めながら波の音を聞く。これが一番落ち着く。

 

「はぁ...。一年間、何も変わらなかったな...」

「どうしてこんな目に遭わなきゃいけないんだよ...」

 

「どうしてだと思いマスカ?」

 

「っ!?金剛...どうしてここに...」

 

すぐさま立ち上がり少し距離を取る。

 

「そんなことはどうでもイイデース。それよりどうしてだと思いマスカ?大本営に操られるだけのお人形サン」

 

「っ!?俺は違う!あんな奴らのお人形なんてまっぴらごめんだ!あいつらと一緒にしないでくれ!」

 

「騙されまセーン。結局お前もあいつらと同じデース!」

 

「待ってくれ!俺は!」ドンッ

 

胸元を思いっ切り押され、後ろによろめく。そのまま体は宙に浮いた。

 

「私たちの前から早く消えて」

 

俺は海に落ちた。三メートルぐらいある高さから背中を打ち付けて落ちた。

 

「っ!!(背中が痛い!!傷口がっ!!痛い!!)」

 

落ちた衝撃で意識が少しずつ遠のいていく。

落ちていくときに一人の妖精は慌てふためいていたがそれ以外の妖精は嘲笑いながら俺のことを眺めていた。

 

「人間は哀れな生き物デス...」

 

俺は海の中で完全に意識を失った...。

 

~????~

 

「ゴホッゴホッ...あれ...さっき落ちたはずゴホッゴホッ...」

 

「っ!!いっ...痛い...」

 

落ちた衝撃で背中には痺れる様な痛み、それに肩の傷口が開き出血している。

俺は先ほどの岸壁から近くにある浜辺に打ち上げられていた。しかし誰かが意図的に運ばない限り自然にここに打ち上がることはない。

 

「一体誰が...」

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