仮面ライダーネガ電王&天装戦隊ゴセイジャーfeat.ディライト 別格エピックNOVELMOVIE~ブラックタイムリバース~   作:トラグマアーク〜駄作者ナンバーワン〜

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皆さん、ダイヤが乱れまくって大変申し訳ありませんでした!!遅くなりながらも漸く2話目を更新致しました。

最初に言っておく!おっぱいからミルクが出る描写がある!!(←出だしからそれか)


EPIC SECOND STATION:世界カフェオ連結 異なる戦士達の団結

(えっ···この人達仮面ライダーの事を知ってる···!?)

 

『そういう貴方達こそ一体何者ですの?そのモアイみたいな機械から魔術らしき技まで使うなんてただの人間ではありませんね。』

 

アラタとエリから仮面ライダーについて尋ねられて精神内で戸惑うリョウタロウを余所に、身体の主導権を握っているカプラはモアイ···もといテンソウダーから魔術···天装術を使用した二人の素性について逆に尋ねる。

 

「俺達はこの星を護る護星天使だよ。で、このテンソウダーにゴセイカードをセットすると天装術が発動出来るんだ。」

 

質問に質問で返すCリョウタロウの無礼に対して、アラタは自分とエリが護星天使である事だけでなく、テンソウダーとウィンドライブのゴセイカードを提示して先程の天装術の発動についてご丁寧に説明する相変わらずの天然ぶりを炸裂させた。

 

(はいっ?えっ?て、天使···!?)

 

アラタからのカミングアウトに精神内のリョウタロウは更に戸惑う。当然だ、天使等所詮は書物や資料の中でしか知る事が出来ない仮想の存在···それを平然と名乗るなど中二病を拗らせた花畑頭の持ち主としか言い様がない。が···

 

『まぁ、貴方達本物の天使様ですの!?初めてお目にかかれて光栄ですわ!!』

 

(えぇぇぇぇっっっっ!!!?信じちゃうの!?)

 

「え?何何?すっごく喜んじゃってるんだけど?」

 

それとは対称的にエリの手を握って大喜びをするCリョウタロウ。彼女(カプラ)は好奇心旺盛な一面があり、天使や幻獣等架空の存在にも興味を示し何処かに実在していると本気で信じていた為、護星天使である二人と出会えた事に大興奮している。当のエリが引き気味に戸惑っているのに構わず。

 

「アラタ、エリ!!遅れてごめん!!」

 

そこへアラタとエリとは別デザインのジャケットを着た三人の若者、モネ・アグリ・ハイドが到着に遅れた事を詫びながら此方に駆け寄る。

 

「って、あれ?敵ってもう倒したの?それにその女の子は?」

 

(また女の子に間違えられたし···!!)

 

連絡で聞いた敵の存在やその場に居合わせたCリョウタロウについて尋ねるモネの発言に、精神内のリョウタロウは「何時もの」様にその容姿から「女子」と間違えられた事に人知れず意気消沈している。

 

『そうでしたわ。イマジンの事について説明しなければなりませんわね。それには···』

 

「はぅ!?」

 

Cリョウタロウはイマジンについて説明をすると話を切り出しながら口から放出した灰色の光球をエリ目掛けて命中させ···

 

『こうした方が手っ取り早いですわ♪』

 

「「「えぇぇぇぇっっっっ!!!?」」」

 

右側が黒く左側が白い縦ロールの髪型、灰色のドレス姿と化したエリ···に憑依したカプラからの説明の「手段」にアラタ以外の三人は絶叫して驚く。

 

「へぇ、イマジンが人間の身体に入り込めばそうなるんだね。」

 

『そういう事ですわ。』

 

「『そういう事ですわ。』···じゃないでしょ!?アラタも平然と納得しないで!!」

 

「イマジンとか言われても全然分かんねぇし!!」

 

「そもそもさらっととんでもない事を為出かしてる奴に危機感を持て!!」

 

Cエリの姿からイマジンが他人へ憑依する能力を持つ事を理解するアラタの天然ぶりに盛大にツッコむ三人。イマジンの詳細も雑過ぎる上、特徴に挙げた他者への憑依能力だと寧ろ危険な存在としか認識出来ないので当然と言えば当然だ。

 

(ちょっとちょっとカプ〜。イマジン倒したのに何時まで道草食ってんだ、ってトッキーがゲキ怒状態になっとるよ〜。···って、な〜んかオモロい事になってるし···あたしも引っ掛かろっと!!)

 

「あぅっ!?」

 

そんな中、イマジン討伐から中々戻らないカプラを呼び戻すべく「トッキー」なる者からの言い付けで軽い口調の女性の声をした茶色の光球···仲間のイマジンがアラタ達のやり取りに面白がり、その中に「引っ掛か」ろうとモネの身体に憑依した。

 

「ぶふっ!!?」

 

「モ、モネまで···まさかこれもか!?」

 

「これもです···。」

 

イマジンに憑依されツインテールの部分のみ茶髪、頭部に同色の猫耳バンド、フリル付きの可愛らしいメイド服、長い毛皮のブーツと萌え系姿と化したモネを見て鼻から赤い液体を噴き出す馬鹿兄(アグリ)、更なるイマジンの存在に唖然とするハイド、それに溜息を吐いて呆れるリョウタロウと、三者三様の反応を示す。

 

『あら、無断で人様の身体に憑いて私に何の用ですの?猫娘。』

 

『いやあんたもでしょ。それより、普段から「無駄な寄り道をするんじゃありませんよ。」、とか偉そうに言ってた癖に自分は寄り道してオモロそうな連中と引っ掛かってるとか、ちょっと自己中過ぎな〜い?』

 

『貴女の無駄な寄り道を私の有意義な寄り道と一緒にしないで下さらない?後、それ私の真似のつもりですの?下品過ぎて微塵も似てませんわよ。』

 

アラタ以外の男性陣の反応などお構いなしにモネに憑依した「猫娘」なるイマジンは、普段からイマジン討伐後の寄り道を注意しながら自身も同じ事をしているCエリに彼女の口調を真似ながら咎めるが、その真似を酷評しつつ自分の寄り道は有意義な物だと逆に返されてしまう。

 

『は?何?あたしをディスってんの?マジムカついたし···!!』

 

『此方も前々から貴女のその態度が目に余って仕方が無い···今ここで矯正して差し上げますわ!!』

 

「ちょ、ちょっと···カプラもペルシアも止めなよ···!!」

 

売り言葉に買い言葉···互いの挑発的な言動に腹を立てたCエリと猫娘···ペルシアに憑依したモネは互いに向き合い激突寸前と一触即発の雰囲気になり、慌てたリョウタロウは間に入ってこの不毛な争いを止めようとするが···

 

「ん?な、何だありゃ!!?」

 

「空から···新幹線?」

 

「まさかそんな···!?」

 

突然空中に巨大な空間の穴が開き、そこからレールが敷かれ、先頭が紫色の桃の形をした新幹線らしき乗り物が地上目掛けて発進、自分達の下に停車すると言う摩訶不思議な事を目の当たりしたアラタ達が唖然とする中、停車した乗り物の扉が自動で開かれ···

 

「あ・ん・た・た・ちぃ〜イマジン倒して真っ直ぐ帰らず無関係の人間巻き込んで何さらしんてんだゴラァァァァッッッッ!!!!」

 

右半分が橙色、左半分が紫色のウェーブを掛けた髪型、豊満な胸の谷間が目立つ程胸元を開けた白いワイシャツと黒ズボンが特徴の長身の美女が扉から現れ、口は笑っているが目が笑っておらず腕を組んで仁王立ちの状態で強烈な怒りのオーラを放ちながら、イマジン討伐から速やかに帰還せず、アラタ達を巻き込んだカプラとペルシアに怒号の声を飛ばした。

 

 

 

「あんた等、ウチの馬鹿共が迷惑掛けたね。あたしはトキナ、このネガライナーのオーナーさ。で、リョウタロウからあんた等が護星天使だとか聞いたけど、もうちょい詳しい話を聞き···」

 

謎の新幹線らしき乗り物、時の列車・ネガライナーの車内にて、先程の美女・トキナはカプラとペルシアの騒動に巻き込んだ事をアラタ達に詫び、同時にリョウタロウから聞いた彼等の素性である護星天使について詳細を尋ねるが···

 

「うわ〜凄っごいな〜!!」

 

「見た目も凄いけど内装も豪華ね〜。あっ!見て見てアラタ、景色も綺麗だよ〜。」

 

「座席も中々座り心地が良いな。」

 

「うん、こんな列車だったら何回でも乗りたいね♪」

 

「空を走る列車とは、人間界の交通機関が此処まで発展していたとはな···。」

 

乗車した五人は、そんなネガライナーの外見や内装、窓から見渡せる薄暗い虹色の空と無限に続く真っ白な砂漠と幻想的な風景、人間界の交通機関事情を盛大に誤解等しつつ目を輝かせて感激していた。

 

「あ···はは···全然聞いてな···!!?」

 

「「「「「!!!!!?」」」」」

 

そんな護星天使達の過剰な感激ぶりに引き気味のリョウタロウだが、背後から激しい物音が聞こえた先を振り返ると同時に表情を凍らせ、それを目にしたアラタ達も同じ表情をして騒ぐのを止めた。

 

「話を聞かせてくれる···ね?」

 

物音の原因···トキナが近くのテーブルを拳で真っ二つに粉砕し、またしても口は笑いながらも目が笑っていない状態で改めて事情を尋ねて来る光景を目の当たりにし、護星天使達は幾度も強く頷きながら心の中でこう誓った。「この車内で騒ぐべからず」「彼女を決して怒らせるべからず」と···。

 

『おいリョウタロウ、てめぇまためんどくせぇ連中を招くとかどんだけ運が悪りぃんだよ···!!』

 

そんなやり取りを壁際の車席に腰掛けて珈琲を飲んでいる一体の怪人···黒い全身に赤く禍々しい紋様が記され、頭部に生えた二本角と赤い瞳が特徴の鬼を模したイマジン・ネガタロスが、アラタ達を招いたリョウタロウに毒づく。

 

『プッ!ネガ男からめんどくさいなんて単語が出るとかマジウケルし〜wwあ、あたしペルシア〜。さっきはどうも〜♪』

 

そんなネガタロスを女性型の怪人···括れた腰をした白茶色の毛皮の様な全身に茶色い爪の様な紋様が記され、茶色いブーツを履き、頭部に尖った猫耳と茶色い瞳が特徴の猫を模したイマジン・ペルシアは爪を研ぎながら小馬鹿にして笑い、アラタ達に軽く自己紹介をする。

 

『その下品な言葉遣い、何とかなりませんの?天使様方、先程は見苦しい所をお見せして申し訳ありません。私はカプラ、以後お見知り置きを。』

 

そんなペルシアの軽い口調に辟易する別の女性型の怪人···括れた腰をした灰色の全身に白と黒のツートンカラーな角の様な紋様が記され、頭部に右が白く、左が黒い尖端が丸まった角と灰色の瞳が特徴の山羊を模したイマジン・カプラは、アラタ達に先程の無礼を詫びつつ自己紹介をする。

 

「「「!!!」」」

 

「ちょっ、ちょっと待って下さい!!彼等はボク達の味方ですよ!!」

 

「うん、カプラが仮面ライダーに憑いて悪いイマジンを倒した所を俺とエリは見てたからね。」

 

異形の姿をした三体のイマジンを目の当たりにし、アグリ・モネ・ハイドの三人が険しい表情で警戒して構え出したのを見て慌てて間に入ったリョウタロウはネガタロス達は敵ではないと庇い、アラタも先のアルマジロイマジンをカプラがリョウタロウに力を貸す形で討伐した場面を目撃していたと、釈明した事で場は収まった。

 

「その子も闇影と同じ仮面ライダーだと?」

 

「その前に、いい加減あんた等の事を話してくれないかね?」

 

「あぁ、ゴメンね。俺達は···」

 

リョウタロウが以前自分達と共闘した煌闇影/仮面ライダーディライトとは別の仮面ライダーである事について尋ねようとするハイドだが、中々話が進まない事をトキナに指摘された為、それを詫びながらアラタは自分達の素性や経緯を話し出す。

 

自分達は人間界とは別の世界・護星界から現れ、この世界と其処に住む人々を人知れず守護し続けていた護星天使である事、幾つもの脅威にて暗躍していた大昔の護星天使だった救星主のブラジラの「地球救星計画」を阻止・撃破した事、最近その復活したブラジラを闇影達仮面ライダーと共闘し、再度撃破した事を···。

 

『へぇ、あのディライトが一時ヒッキーになってたなんてねぇ。』

 

『ディライトの下僕その2が天使様と同じ力を持つなんて罰当たりな···。』

 

アラタ達から話を聞き終え、ペルシアは闇影が一時戦意喪失した事に意外がり、カプラは下僕その2こと、赤鏡コウイチ/仮面ライダーリュウガが天装ベントと言う天装術を模倣した力を得た事に不服の声を漏らす。因みに白石黒深子はその1、諸刃ツルギ/仮面ライダーサソードはその3である。

 

「今度はボク達の事を話す番だね。」

 

次はリョウタロウが自分達の素性について話し出す。先のアルマジロIを始めとしたイマジン達は、未来から時間を超えて己の存在を確立するべく現代の人間に「願いを叶える」と契約を持ち掛け、詐欺レベルの手段で敢行、最終的に「代償」として人間の時間を奪う侵略者である事、それを阻止するべく時の運行を守護する戦士・ネガ電王として日夜戦い続けている事を···。

 

「成程、時間改変は歴史を大きく狂わせてしまうからな。」

 

「ん、じゃあカプラ達は何でリョウタロウの味方に?」

 

『ん〜正味時間とか別にキョーミは無かったんだけどさ、リョウタロウと居れば色々オモロい事に引っ掛かれそうだから付いた、的な?』

 

『私も初めは時間に執着していませんでした。しかし、リョウタロウ様のひたむきな強さに惹かれて自ら此方側に付いたのです。』

 

イマジン達の悪行は歴史の瓦解を招く危険性があるとハイドが理解する中、何故同胞達と離反してまでリョウタロウの仲間になったのかをエリから尋ねられたペルシアとカプラは、他のイマジンと違って当初は「時間」に然程興味は無かったが、未知なる面白さに出会す可能性や気弱ながらも戦い続けるリョウタロウの内に秘めた心の強さに惹かれた事から彼の側に付いたのだと明かす。

 

「へぇ、そうなんだ。ネガタロスも?」

 

『はっ、俺はそこの女共とは違う。誰にも負けない究極の悪の組織を築く為に目障りな連中をぶっ潰してるだけだ。今は已む無くこんな状態になってるが、何れリョウタロウを乗っ取り「別格ネガタロス軍団()」を結成し···てゴファッ!!?』

 

ペルシアやカプラ同様リョウタロウの人となりを見て味方になったのかとエリから尋ねられたネガタロスは、このネガライナーに乗車する以前から画策している「究極の悪の組織の結成」の為に自分以外の悪の存在を廃除しているに過ぎず、ゆくゆくはリョウタロウを乗っ取り「別格ネガタロス軍団()」なる小学生レベルのネーミングセンスな組織の結成の野望を何故かテーブルの上に立ち上がりながら豪語している最中に、何処からか飛来した紺色の光球···イマジンが丁度彼の頭上で実体化し、その弾みでテーブルから転げ落ちてしまう。

 

『主、オーナー。任務より只今戻りました。』

 

「あ、お帰りツバキ。」

 

そんな背景を尻目に実体化した女性型のイマジン···括れた腰をした紺色の全身に鎖帷子が入った同色の忍装束を着込み、背中に折り畳んだ翼を生やし、紺色の瞳が特徴の燕を模したイマジン・ツバキは、依頼された任務を果たし契約者(あるじ)であるリョウタロウとトキナに帰還報告をした。

 

『て、てめぇ···態とやっただ···ヘブッ!!?』

 

「ね、ねぇ···あの黒鬼大丈夫なの?」

 

『あ〜、い〜のい〜の。何時もの事だしw』

 

『出来もしない大言壮語をして自己満足するのが趣味みたいな物ですから。』

 

故意に自分を転倒させたと思い実体化をしたツバキに食って掛かろうとするネガタロスだが、それより前にトキナからの裏拳を顔面に喰らって気絶する。この不憫な扱いにモネは心配するが、ペルシアとカプラは日常茶飯事だと伝えて軽くあしらう。そもそも、特異点であるリョウタロウに憑いた時点でネガタロスの野望が叶う可能性は皆無である。

 

「で、どうだった?」

 

『は、予想通りの結果に···。』

 

「予想通りって···ツバキ、オーナーから何の任務を?」

 

『この二週間程、我々が討伐した筈のイマジンが生き返ると言う奇妙な事が起き続けているのはご存知ですな?その原因を探るべく、オーナーより復活したイマジンが出没した地域の調査の命を受けたのです。』

 

「あたしも最初只の偶然かと思ってたんだけど、どういう訳かそのイマジン達は特定の範囲で化けて出て来る事に何かしらの異変があると踏んで、ツバキに調査を頼んだんだよ。」

 

『そして拙者が指示された場所を徹底的に調べて見るとオーナーの御想像通り、どういう訳か森周辺の草木や土は全て腐り、海辺は濁り、山頂付近の空気が汚れている等悪化した環境状態となっていました···。』

 

ツバキはトキナの命により、この二週間程自分達が討伐してきたイマジンが復活している怪現象の原因を付き止めるべく、イマジン達が出没していた特定の場所を調査した所、何故かその周辺の環境が劣悪な物になっていた事をリョウタロウ達に報告した。

 

「そんな···!!」

 

『ねぇ、まさか死んだイマジン蘇るたんびに環境が最悪になったり···とか?』

 

『猫娘の馬鹿な発想に否定出来ないのは悔しいですが、無いとは言い切れませんわね。自然の命を吸い取ったかの様に生き返るなんて···!!』

 

ツバキから調査結果を聞いた驚愕するリョウタロウ達。ここでペルシアはイマジンの復活が環境の悪化に関係するのでは?と突飛な考察し、カプラはそれを小馬鹿にしながらも肯定する。

 

「命を吸い取った···。!!トキナさん、そのイマジンと言う怪物が蘇ったポイントを示す、地図みたいな物は!?」

 

「え?まぁ、地図なら持ってるけど···あっ、コラ!!」

 

此処でハイドがカプラの「命を吸い取る」と言う発言に何かを察し、トキナに復活したイマジンが出没する範囲を示す物について尋ね、彼女がそのポイントを印した地図を豊満な胸の谷間から取り出すと有無を言わずそれを引ったくり中身を確認し始める。

 

「やはりな···!!」

 

「どうしたのハイド?」

 

「よく見てくれ。この赤い丸で囲まれた復活したイマジンが現れるポイントを。」

 

「えっと···沢山の赤丸が三箇所に集中してるけど···あっ!!」

 

「この場所は···!!」

 

「私達はよく知ってる···ううん、絶対忘れられない場所だよ···!!」

 

先に確信したハイドが提示したイマジンが復活するポイント···地図に複数の赤丸が集中して印されたとある三箇所を同じく確認した四人の護星天使達は驚愕した。彼等はこの三つのポイントを知っている···否、記憶に強く残っているのだ。

 

「ネガー・エンドの···楔があった場所だ···!!」

 

アラタはその場所···「ネガー・エンドの楔」なる物が設置された場所だと呟く。

「ネガー・エンド」···それは宿敵である救星主のブラジラが現在の地球を自分の理想とする星に創り変えるべく、強力なゴセイパワーにより全ての命を蘇生させる自然の摂理に反した禁断の天装術「エンド」を逆用···即ち全ての命と星を滅ぼす天装術であり、その儀式の為に打ち込まれた空・大地・海を汚す力を持つ巨大な楔、それがネガー・エンドの楔である。

 

「でもあれは、私達が消し去った筈でしょ!?それに、そこで復活したイマジン達と何の関係が?」

 

エリが言う様に、その楔はブラジラ撃退後に彼女達が用いた天装術「ゴセイグローバル」により浄化、消滅している。完全に浄化され無害となった場所にて何故倒されたイマジン達が何故復活しているのか···?

 

「···これはあくまで推論に過ぎないが、楔が打ち込まれた場所は大きく欠損していた。ゴセイグローバルで浄化したとは言え、その欠損箇所はこの星のパワーが他以上に濃厚に秘められている筈だ。それをイマジン達の蘇生に悪用していたとしたら?」

 

現段階では何とも言えないが、ゴセイグローバルで浄化された三つのポイントはネガー・エンドの楔が打ち込まれた事により大きく欠損していた。それが天装術により修復されたが、同時にその場所は強大な地球のパワーが秘められており、黒幕はそのパワーを利用してイマジンを復活させているのでは···と、ハイドは推測する。

 

「そっか!それなら三つのポイントが汚染されている事も説明が付く!」

 

ハイドの推測通りなら、三つのポイントが汚染されているのもその場所に内包された地球のパワーをイマジンの蘇生により涸渇した為だと納得するアラタ。

 

「まぁ理屈は何となく分かるけどよ、一番の謎···そのイマジンとやらが何でこの地球で生き返ってんだ?」

 

「お兄ちゃん、何聞いてたの?理由はたった今ハイドが説明したじゃない。」

 

「そうじゃねぇよ。元々イマジンはリョウタロウ達の敵なんだろ?それが何で俺達の居る地球に実在してんだよ。」

 

「あ···!!」

 

しかし、まだ最大の疑問が一つ···何故本来リョウタロウ達の世界の敵であるイマジン···即ち仮面ライダーの怪人が、アラタ達護星天使の居るこの地球に存在しているのか?

 

「考えられる事は一つ···今あんた達が守ってる世界とあたし達が居る世界が何者かの手によって、混ざり合ってるからだろうね。」

 

アグリの疑問に答える様に、トキナは四次元ポケットの要領で胸の谷間から二つのコーヒーカップを取り出し、珈琲のブラックが入ったカップにミルクが入ったカップを注いだそれをスプーンで混ぜてカフェオレを作り、二つの世界の現状を比喩する。

 

「そっか、だからこんな事に···ゴハッ!!?」

 

「そ、そうか···異なる世界同士の融g···ぁ痛っ!!?」

 

「アラタにハイド〜、納得しながらトキナさんの方見過ぎじゃない···!?」

 

「何時まで見てんのよ、お兄ちゃんの不潔!!」

 

「痛ででででっっ!!?耳千切れる!!耳千切れるからっ!!?」

 

トキナが示す異なる世界同士の融合の「比喩」をガン見する男三人に制裁を加えるべく、エリはアラタとハイドの首を変な音と共に無理矢理天井に向けて捻り、モネは不潔兄貴(アグリ)の右耳を千切れんばかりの力で引っ張る。

 

「まぁ、今誰がこんなカフェオレ状態にしたのか分からないけど、このまま時空の違う二つの世界がくっ付いたままだと、何れ歪みが生じて···互いに消滅する···!!」

 

「············!!!!」

 

二つの世界との融合を「カフェオレ状態」と独自の名付け方をするトキナだが、本来異なった世界···つまり、全く違う時間が進んだ世界同士が混在し続ければ、何れ時間の齟齬が歪みを徐々に生み出していき、最終的には互いの世界が消滅する可能性があると聞いた一同は驚愕する。

 

「···なら、皆で協力して世界をカフェオレ状態にした奴を見つけて元に戻させないとね!」

 

「そうですね。ボク達やアラタさん達の居る地球や時間をみすみす消させはしない!!」

 

ならば世界カフェオレ状態にした真犯人を探し出し、融合した世界を分離させるまで···そう切り出したアラタの言葉をリョウタロウが肯定すると他の一同も強く頷く。

 

『おいおい···黙って聞いてりゃ何勝手に盛り上がってんだよ···!!』

 

そんな中、今までトキナの裏拳により気絶していたネガタロスが漸く起き上がるや否や今までの話を聞いていたのか、両陣営が協力体制を敷く事に不快感を滲ませながら異を唱え出す。

 

『天使だの何とかジャーだの、何でこんな訳の分かんねぇ連中なんかと手を組まなきゃいけねぇんだ···!?』

 

「何だと···!?」

 

ネガタロスからすると、突然現れた「天使」を名乗る得体の知れない連中との協力はしたく無いとの事。その横暴且つ互いの世界が消滅しかねない危機が迫っているにも関わらず反抗的な態度を取るネガタロスに、血気あるアグリは眉を顰めて睨み付ける。

 

『こんな「如何にも正義の味方やってます」的な奴等に、究極の悪を目指す俺が手を貸すなんざ真っ平御免だって言ってんだよ!!』

 

「んだとてめぇっっ!!」

 

アラタ達護星天使の様な正義の戦士と、究極の悪の組織を目指すネガタロスは水と油の関係···そんな相手と手を組む等悪としてのプライドが許さない···。そんな持論を口にしながらアグリの身体を強く押し出すと、これに激怒した彼と取っ組み合いの争いを始めた。これをアラタ達とリョウタロウが止めようとするが···

 

「ブゴバハァッッ!!?」

 

『グギブゲバッッ!!?』

 

「あんた達···車内で騒いでんじゃ無いわよ···!!」

 

そこに割って入ったトキナからの一発に見える程数十発分の鉄拳を腹部に殴り付けて凄まじい威力のビンタをアグリの頬に、首を180°にグルリンチョ!と捻り、某甲虫ライダーの如く目にも留まらない速度の回し蹴りをネガタロスの首に叩き込んで纏めて気絶させた。ネガライナー内で騒ぎを起こす者は、人間だろうとイマジンだろうと護星天使だろうとオーナーであるトキナからの制裁が待ち受けている。

 

「あんた達にもっかいだけ言ってあげる、互いの世界を守る為に協力しな···。分かった···!?」

 

「「「「イ···イエッサー!!!!」」」」

 

トキナから再度脅は···もとい、協力要請を受けた四人の護星天使は、イマジンと護星天使を一方的に叩きのめす彼女の容赦無き姿勢に改めて恐怖し、背筋を伸ばして右手で敬礼のポーズを取りながら承諾した。そして同時にこう思った···。

 

((((もうトキナさん一人で良いんじゃないかな···!!?))))

 

 

 

「ウクク···どうやら連中も気付き始めた様だねぇ···。ま、今更気付いた所で僕の描く闇のシナリオが狂う事は無いけどね。」

 

鬱蒼とした森の中で、創士はリョウタロウとアラタ達が異変に勘付いた事を察するも、最早自分の闇のシナリオに何の影響は無いとせせら笑い···

 

「それはそうと···どうだい、身体の具合は?」

 

『ふん···取り敢えず、当面の間は問題無い。』

 

目の前にいる全身に突起物を、背中に禍々しい翼を生やした人型の怪物らしき謎の存在に体調に付いて気遣いの言葉を掛ける。しかし、それが皮肉にしか聞こえない発言だったのか、謎の存在は不快感を滲ませながらそう答える。

 

「そうかい。なら、『新しい身体』を得た君へのエネルギー補給はそれで十分だね。なら···次の題目と行こうか?」

 

『ああ。』

 

「新たな肉体」と化した怪物へのエネルギー補給は十分と知った創士は、次なる動きを取るべく()と共に、この場にいる第三の存在の方に目をやり···

 

『······。』

 

『やれ···!!』

 

『······!!』

 

怪物の一言で第三の存在···闇の如く漆黒のローブを全身に羽織り、上から禍々しい翼・波・花を重ねた紋章が刻まれた蒸気機関車の煙室扉の様な鉄色の仮面を装着した人物は、片足をしゃがみ込んで地面に右掌を添えると、一面がくすんだ黄色の光を放ち、何故かそれは上部へ上がって行き、徐々に人の形に形成され···

 

『ォオオオオ···!!』

 

全身が蔦で覆われ、左胸に周囲に罅が入り禍々しい形の秒針をした黒い時計の様な模様が印されたイマジン「アイビーイマジン」が実体化し···

 

『フフフ···創士よ、お前は実に面白い男だ。まさかこんな使い方があったとはな···。』

 

同時にその場所はなんと、悪臭を放つ程地面が腐り出した。どうやらこれがリョウタロウ達が討伐してきたイマジン復活の真相である。

 

「お褒めの言葉、ありがとう。さて、ここからどんどん『小道具』を増やして行こうか。何れ来るこの世界(ぶたい)の美しき終焉(クライマックス)に向けてさぁ!!」

 

『ハァァァァ···!!』

 

『フシュュュ···!!』

 

『ヒャハハァッ!!』

 

創士の言葉を聞き、黒ローブの人物はこの森一帯より複数のイマジンを次々と蘇生させて行く。「小道具」と称して死したイマジンを無理矢理蘇生させる命の冒涜者が目指す闇のシナリオのクライマックス、世界の終焉の為に何故イマジンが必要なのか?

 

創士に協力する謎の怪物、黒ローブの人物の正体は?今、カフェオレ状態の世界に暗黒の危機が迫りつつある···。




(前書きの台詞について)嘘は言ってないから···。(震え声)

コラボ先のキャラクターに憑依して好き勝手すんのは電王系世界の定番です(^_^;)

タグにある様に僕独自の設定ですので、お気に召さない所が多々ありますが何卒御勘弁をm(_ _)m

謎の怪物···一体何ジラなんでしょうね?(すっとぼけ)
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