昭和の伝説、トレーナーになる   作:静かなるモアイ

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たづなさん…最強のウマ娘説。


トキノミノル、再起動。

日本トレーニングセンター学園ことトレセン学園。そこでは今日もウマ娘の学生達が日頃からトレーニングや勉学に励み、立派なスターウマ娘に成るために文武両道に励んでいた。

今日もトゥインクルシーズンで輝くためか、コースを見てみればウマ娘達が頑張って走ってはトレーニングを頑張る。彼女達はいつも以上に気合いが入っていると言えるだろう。無理もない、なにせ先日…日本競馬史上初の快挙が成されたのだ。チームリギル所属のウマ娘シンボリルドルフが達成した無敗でのクラシック三冠制覇、前代未聞の快挙を見て彼女達も何時かはシンボリルドルフのようなウマ娘を目指して頑張るのだ。

 

そんなトレセン学園だが、今日は多くの報道陣が集まっていた。まあ報道陣がやって来るのは別に珍しい事ではない。ウマ娘達が走り、走った後に行われるウイニングライブは全国ネットで配信されてるしテレビでも中継される。それに、無敗の三冠馬であるシンボリルドルフの事もあり、多くの報道陣がやって来るのは最近では有ることだ。

 

「さてと今日の会見は何だろうな?」

「さあな、理事長がまた何か言い出すんじゃないのか?」

 

しかし、彼等報道陣がやって来た訳はシンボリルドルフの取材が目当てではない。何故ならトレセン学園の緊急記者会見が行われるためだ。トレセン学園が記者会見を開くのだ、また何か新しいレースでも始まるのだろうか?誰もが思った時だった。報道陣の前に、緑色の衣類を纏い帽子を被った若い女性が現れた。日頃からトレセン学園の事を取材する報道陣は彼女の事を知っている。彼女の名前は駿川たづな、トレセン学園理事長の秘書を務める若い女性であり気になった記者が調べたが秘書以前の履歴は一切不明の女性だ。

たづながやって来た…という事はそろそろ理事長がやって来るのだろう。だが、たづなは何を思ったのか会見を行う人が座る席に座ってしまった。

 

「駿川さん?」

「失礼しました。本日、会見を行うのは理事長では有りません。私です」

 

その言葉を聞いて直ぐに報道陣はカメラを回し、マイクを起動させる。彼等は全員、理事長が記者会見を行うと思っていた。だが、記者会見を行うのはまさかの秘書の駿川たづな。予想外の展開であったが、報道陣は何とかマイクとカメラを回す。

 

そして彼等はたづなが何を話すのか、見守る。理事長秘書という裏方が緊急記者会見を開くなど、前代未聞でありそこまでする必要は有るのかと疑問に思うがたづなは未だ話さない。

 

「それでは始めましょう。いや、その前に……」

 

たづなはそう告げて、帽子を取った。だが、その瞬間に…たづなの頭を見た報道陣は唖然として固まった。無理もない、たづなの頭にはウマ娘の耳が有ったのだ。つまり、駿川たづなは普通の人間の女性ではなくウマ娘だったのだ。

 

「お久し振りですね。私はかつて…トキノミノルと呼ばれてました。もう、10年も前の事ですね」

 

トキノミノル。それが駿川たづなの本当の名前である。そしてトキノミノル、この名前を知らない者はホースマンには居ない。トキノミノルは伝説と言えるウマ娘であり、生涯無敗で10戦10勝、その内7度日本記録を塗り替えた伝説。出場した全てのレースを大差で勝利し、日本ダービーを最後に突如としてトレセン学園から姿を消した伝説だ。彗星のように現れ、そして消えたトキノミノルは幻のウマ娘として未だに語り継がれている。

 

「トキノミノル!?本当にトキノミノルなんですか!?」

 

「どうしてダービーを最後に引退したんですか!?」

 

「シンボリルドルフ選手の前に、無敗の三冠馬に成れたのにどうして引退したんですか!?」

 

「どうして姿を消したのですか!?トキノミノル!!」

 

その幻が現実として目の前に現れた。記者達は思い思いの質問をたづなに投げ掛ける。だが、一辺に言われても答えることが出来ないのは当たり前だ。

 

「静粛に。皆さんも私が突如として姿を消した事に驚きでしょう。ですが、今日はその事では有りません。

私、トキノミノルは本日を持って選手兼トレーナー……プレイングマネージャーとして現役復帰します」

 

伝説の無敗のダービーウマ娘トキノミノルの現役復帰及びトレーナー宣言。その言葉を受けて、報道陣はたづなの言葉を聞き逃さずボイスレコーダーやメモに記録する。

 

「とっトレーナーですか?」

「ええ。選手としてレースに出る機会は少ないでしょう。トレーナーとしての仕事も有りますからね」

「トレーナーとして、どんな選手を育てたいですか?」

「最盛期の私を超える最速の選手を育てたいですね」

 

 

 

 

 

 

そして……

 

「はい!!ディープ君、あと3セットですよ!!」

「あの…たづなさん?この蹄鉄、馬鹿げた重さなんだけど?」

「大丈夫。現役時代の私はその5倍の重りを使ってました。今もそれを使ってトレーニングしてますよ!!」

「何処の格闘漫画なんですか!?」

 

後に日本競馬史上最高馬と呼ばれる事になる、男…男の娘として産まれたウマ娘を指導するたづなことトキノミノルであった。

 

チームオリオン。それがたづなが与えられたチームの名前であり、後にチームスピカやチームリギルに匹敵するチームに成長する。

 

チームオリオン。

プレイングマネージャー トキノミノル。高等部 サクラバクシンオー、アグネスタキオン(選手兼自称マネージャー)。中等部 オグリキャップ、ベルノライト(マネージャー)、キングヘイロー、ディープインパクト。

 

 




ディープインパクトは男の娘です。史実でも男の娘扱いでしたし。当然、父親は彼。

ディープインパクトの姉…どうする?

  • フジキセキ
  • サイレンススズカ
  • ブラックタイド(キタちゃんが妹ポジ)
  • スペちゃん
  • 一人っ子
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