仮面ライダーウォーズ 作:ルマ
ってかアナザーライアどうやって攻略するんでしょう?
お楽しみに!
仮面ライダーディケイド。平成ライダー10作品を記念して制作され、唯一年を越さずに2009年で放送が終了。他作品にひょろっと通りすがるや否や気付けば当時やっていた主役ライダーの出番を食ってしまうほどの存在感を放つ不思議なライダー。
同じく20作品を記念して作られたジオウではベルトが白からマゼンタに変更された『ネオディケイドライバー』を引っ提げて、実質四号ライダーの立ち位置でジオウ達と共に戦っていた。
「な、なんでディケイドが!?ってか本物…?」
立ち上がった僕は、本物かどうか確かめようとディケイドのそばへ近づこうとしたが、それを見たディケイドは僕の方を見ると一喝する
ディケイド「話は後だ。まずはこいつを止めるぞクロスライジング」
「僕のこと知ってるんですか!?なんたる光栄…わかりました!主役食われないよう頑張らせていただきます!」
ディケイド「…なんのことだ?」
〜三者side〜
ディケイドはヴァルクルスの方を見る。ヴァルクルスはその問いに同じく疑問を持っていた。肝心の本人が意図せず主役を食うのはジオウを見ながらなんとなく察してはいたが、本当だったんだなぁとしみじみするクロスライジング。
そんなことを考えていると、ほぼ蚊帳の外になっていたアナザーライアが再び立ち上がり始めた。それを見たディケイド、ヴァルクルス、クロスライジングの3人は構え始める。3人のうしろには、みくと標華がいる。
アナザーライア「通りすがりだぁ?だったら通りすがってろ!」
右手に装着している召喚機にVバックルもどきから取り出したアドベントカードを入れる。
スイングベント
鏡からピンクの鞭、エビルウィップを召喚したアナザーライアは勢いに任せ最後に攻撃したディケイドに振り下ろす。それを見たディケイドはライドブッカーをわざと前に構え、エビルウィップを剣に巻き付けさせ、逆に鞭をつかむ。
クロスライジング「タァ!!」
ヴァルクルス「オラッ!!」
クロスライジングとヴァルクルスはその隙をついてアナザーライアの元へ走り出し、クロスライジングは飛び蹴りを、ヴァルクルスはストレートパンチをそれぞれ顔面、腹部に繰り出した。その攻撃に堪らず大きく後退するアナザーライア。
アナザーライア「どんなに強くてもな、鏡に入っちまえば関係ないんだよ!」
と負け惜しみのようにミラーワールドに入ってしまう。周囲を警戒していると、後ろから女の子の悲鳴が聞こえた
振り返ると、標華とみくの2人がアナザーライアに攫われていた。すぐ後ろには、ちょうど体育倉庫の窓があった。
クロスライジング「しまった…標華さん!みくさん!!」
クロスライジングは急いで手を差し伸ばす。それを見て標華さんも手を伸ばした。
標華「或…刻!」
しかしその手は僅かに届かず、二人はミラーワールドの中に連れ去られてしまった。
その光景にもディケイドは一切取り乱さず、ライドブッカーから平然と龍騎のライダーカードを取り出す。
そしてヴァルクルスに話し始める
ディケイド「今からミラーワールドに行ってやつを倒す。警察への連絡、事後処理の準備をしておけ」
ヴァルクルス「…わかりました」
何もできない不甲斐なさを感じていたクロスライジングだが、ディケイドが肩を置いてきた
ディケイド「さ、いくぞ」
クロスライジング「え?いやでも僕ミラーワールド行けない…」
ディケイド「できるさ。お前の龍騎のカードを使ってみろ」
言われるがままカードホルダーから龍騎のカードを取り出す。龍騎との組み合わせは色々仮面ライダーウォーズの中で試したが、最も良いのはやはりコレだろうと、もう一枚のカード…仮面ライダーセイバーのカードを取り出した
早速クロスアップするため、ベルト上部スイッチを3秒長押しする
クロススタンバイ!!
待機音が鳴り始め、両サイドのカードスロットにこの二つのカードを入れて、上部スイッチを押した
クロスライジング「クロスアップ!」
宣言が終わると、龍騎とセイバーブレイブドラゴンの幻影が重なりフォームチェンジする。
ライダーシステムライジング!クロスアップ!ブレイブドラグレッド!
腰部に火炎龍剣 ドラグソードを引っ提げ、全身に赤色の甲冑のような装甲が追加され左肩にドラグレッター、右肩にブレイブドラゴンの頭部が出現する。左腕には召喚機ドラグバイザーが装着された
クロスライジング「一応使ってみましたけど…」
ディケイドはそれを見ると、自身もバックルを展開し、龍騎のライダーカードを入れてバックルを動かす
KAMENRIDE RYUKI
その姿が龍騎の姿まんまに変化する。
クロスライジング「これで本当に行けるんですか?」
ディケイド龍騎「ああ。行くぞ」
ディケイドはそう言うとそのまま鏡の中に入っていった。
クロスライジングも入ろうとする。その時、壊占さんから声をかけられた。
ヴァルクルス「こっちのことは任せな。だから、そっちは任せた。」
クロスライジング「…絶対助けます!」
覚悟を決め、鏡に触れる。鏡の表面が波打ち始めクロスライジングはそのまま鏡の世界に入っていく
クロスライジング「…待って本当に入れるの!?うわあ!!」
数秒前までカッコつけていた赤と銀の仮面ライダーは、滑稽としか思えない姿でミラーワールドへと向かっていった。
ーミラーワールド 或刻sideー
本来、原典の仮面ライダー龍騎では、ミラーワールドへ向かうためにライドシューターと呼ばれる専用のバイクがある。
だが、それはドラマの中での存在だ。当然現実では無いだろうと思っていたが…
「あったよ…」
正直初めて変身してから色々あったし、何があってもおかしくはないと理解はしていたがまさか別世界のミラーワールドまであるなんて…
いや、そもそもライドウォッチが存在するのもおかしい。そしてこの変身だってそうだ。仮面ライダーは本来、テレビドラマであって、ドキュメンタリー番組ではない。でも、今こうして僕は仮面ライダーに変身している。
「現実で…一体何が起きているんだ?」
あの始まりの日、僕は変身するとき、仮面ライダーウォーズが起動した。この謎の鍵は、このゲームが握っている気がする。
ずっと考えていると、向こう側から剣の攻撃音が聞こえた。音的にライドブッカーだろう。
「それよりまずは、目の前のことだ!」
ライドシューターに乗り込み、アクセルを踏む。夢にまで見た実物に心が躍った。しかしそれとは別で戦いが本当に起こっているのも事実。気をしっかり引き締めて僕は進んだ。
ディメンションホールを走り抜き、鏡の境界線を突破。僕はついにミラーワールドに到着した。そこは文字やものが全て反対になっている世界。学校の花壇に植えられていた花の向きも、窓ガラスの鍵も、風の向きも何もかもが反対だった。ライドシューターを降り、ディケイドの元にたどり着いた。向かい側にはアナザーライアと、恐怖のあまりか気絶している2人
「2人を離してください!!」
アナザーライア「いいや?こいつらは餌になってもらうぜ」
その様子を見ていたディケイドは、一切慌てず僕の横に立つ
ディケイド龍騎「…今回はサポートに回ることにしよう。」
アナザーライア「余裕なツラしやがって、これを見てもそんな余裕は出来るか?」
再びアナザーライアは召喚機にアドベントカードをセットし読み込ませた。
アドベント
するとどこからともなく、ピンクの色をしたエイのような姿のミラーモンスター、エビルダイバーが出現して、僕たちを襲ってきた。
エビルダイバーは標華さんたちに狙いをつけると、その巨大な口を開いて食そうとする
ドラグソードを鞘から取り出した所で、横からいくつもの弾丸がエビルダイバーを攻撃した。横をみれば、ディケイドがガンモードで攻撃して一旦退却させたようだ。エビルダイバーはそのままアナザーライアの上空で待機する。
ディケイド「さぁ見せてみろ。特異点の力を」
「…はい!」(特異点ってなんだろ…?)
ドラグソードを構え直し、相手に集中する…アナザーライアは同じく僕のことにしか眼中にないらしく、エビルウィップを握り直すと僕と戦闘を開始した!
アナザーライアはそのウィップでまっすぐ伸ばして攻撃してきた。ブンッとしなる音でその威力がどれほどのものか想像に難くない。
それを見切った僕はすぐに下へ緊急回避をすることで当たらないようにする。それをしながらカードホルダーから一枚のカードを取り出す。
本来だったらライダーの絵が描かれているカードだったそれは、アドベントカードに変化しており、ドラグレッダー、ブレイブドラゴンの二体が渦巻いている様子が描かれていた。それを左手に装着されている召喚機ドラグバイザーにセットする。
ちょうど回避し終わったタイミングでバイザーの上部を動かし、カードの効果を発動させた。
アドベント
僕の背中からまるで本の見開きのような炎の召喚ゲートが出現し、その中から二匹の龍、ドラグレッダーとブレイブドラゴンが出現した。
「コレでも食らってください!」
二匹の龍は口から火炎弾を生成し、何発も発射する
それを見たアナザーライアはエビルウィップを振ることでエビルダイバーに指示をだす。
エビルダイバーはその巨大な身体を前にだして、アナザーライアを守る。その隙を見逃さずに僕とディケイドの二人は左右から挟み撃ちを仕掛けた!
僕はドラグソード、ディケイドはライドブッカーソードモードでお互いすれ違うようにアナザーライアを切り捨てる。胸部装甲から大きな火花が散る。
「よし。…うん?」
追撃を仕掛けようとかけだしたところで、僕はそれに気づいた。
シュー…火花の音とは違う、まるで炭酸水のキャップを外した時のような音がした。音の方向、みくさんを見ると体が消えかけているのが見える。
このミラーワールドには滞在時間が存在する。ライダーに変身した状態でおよそ9分55秒。そう、ライダーに変身した状態でだ。
生身の肉体ではそもそもミラーワールドに入った時点でミラーモンスターに食われるか消滅するかしか選べない。唯一生きて帰る手段があるとしたら、ミラーワールドに入った仮面ライダーによって助け出される事以外、方法はない。
(早く終わらせる!)
急ぎ上部スイッチを3回押す。
ライダーパワーコンプリート!!ブレイブドラグレッド!!
その音声とともに一つのカードが出現した。そのカードを手に取り、ドラグバイザーにセットする。
ファイナルベント
ブレイブドラゴンとドラグレッダー、二匹の龍が僕の周りを旋回し始める。
それを見たアナザーライアも、自身の召喚機にアドベントカードをセットした
ファイナルベント
エビルダイバーの上に乗って、必殺を放つ準備を始めた。
あの構えは、本家ライアと同じ『ハイドべノン』だろう。
ブレイブドラゴンとドラグレッダーの火炎を、ドラグソードに集める。そして中段の構えでアナザーライアを見据える。
アナザーライア「コレで俺は…強いライドウォッチを手に入れるんだ!」
「物語の結末は…」
アナザーライアは大きな雄叫びと共に突進してくる。
それを捉え、一呼吸し、薙ぎ払う。振るった剣は炎の斬撃を飛ばしアナザーライアに直撃した。
それを確認した僕は、相手に背中を向け、ドラグソードを鞘に収めた。本来であれば自身の身の危険を意味する行為だが、一向にアナザーライアは攻めてこない
「…僕が変える」
アナザーライア「うぐアアアアアア!!!」
直後、アナザーライアはエビルダイバーと共に爆発しライドウォッチが破壊され、変身前の人間は地面に倒れ伏す。直後、不良の身体が消滅のカウントダウンを始めた。
「士さん!僕は2人を連れます!ですのでこの不良さんをお願いします!!」
ディケイド「わかった。」
僕はみくさんと標華さんを、ディケイドは不良を担ぎ、急ぎミラーワールドからの脱出を開始したのだった。
その後、2人を救出した僕たちは不良を警察に引き渡す。その時のパトカーは一台しか来ておらず、世間にバレないために色々と講じているようだ。
意識をすっかり失っていた標華さんとみくさんは、2台の救急車にそれぞれ乗せられ、病院へと送られていった。
そういえば、標華さんだけ全くミラーワールドの影響を受けていなかった気がしたが、おそらく気のせいだろう。
それを見送った僕は変身を解除、同じく変身を解除した士さんと壊占さんに向き直る。
「あの、本当にありがとうございました!にしても、なぜ門矢 士さんご本人がここに…仮面ライダーディケイドって、特撮番組ですよね?」
と聞くと、壊占さんが聞いてきた
壊占「そういやなんで士さんのこと知ってんだよ?それにさっき言ってたジオウってなんだ?」
「いやいやいや…壊占さん忘れたんですか!?平成ライダー10作品記念のディケイド、20作品記念であり平成最後のライダー、ジオウですって!」
壊占さんはそれを聞いてもなお、疑問を持っているようだ…まるでそのような作品自体がなかったと思っているみたいに。それを見かねた士さんは、壊占さんに話しかけた。
士「壊占、今日はもういい。久しぶりの部活なんだろう?こいつには色々俺から話しておくさ」
壊占「そうですか…まぁ今日はお疲れな!或刻!んじゃ俺はこれで」
「あ、ちょっと!?」
それだけ言うと壊占さんはそそくさと行ってしまった…この場には僕と士さんの2人だけになってしまう。少し気まずい雰囲気になっていると、向こうから話しかけてきた。
士「すまないが、名前教えてもらってもいいか。クロスライジングって呼ぶの長くてな」
「え、あっと…黒宮 或刻です」
士「或刻、今はまだ詳しいことは俺にもわからん。だがしかし、俺がこの世界に来て一つだけわかっていることがある。」
士さんは一泊おくと、その衝撃の事実を口にした。
士「…この世界において、ディケイドとジオウの歴史は存在しない」
とんでも事実が明らかになりました…じゃあ今まで或刻が見ていたものは一体?
などなど、色々あるかと思いますがしっかりと明らかになると…思います!!
ここで改めてお詫びを、リアルの環境がなかなか安定しないため、投稿頻度が非常に不安定で申し訳ございません!
それでも投稿できる日があればしっかり投稿いたしますので、気を長くしてお待ちいただけると非常に嬉しいです!
それでは次回、第十話!