仮面ライダーウォーズ   作:ルマ

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第十話です!今回から少しずつ仮面ライダーウォーズに焦点を当てていきまっしょう!
でもその前に、説明が入ります。
かなり長いですが、世界観説明のためですのでご容赦ください



第十話 難易度 ウォーズ

今巷を大きく賑わす大人気ゲーム、『仮面ライダーウォーズ』既存の仮面ライダーに囚われず、自身の考えたオリジナルライダーを創造し動かせる…そんなゲームを作ったのは『PSW』という今でこそ知られているが、それまでは全くの無名だった会社。社長、職員ともに一切の素性が明かされていないその不気味さに、一部では某国の秘密組織が日本侵略に大きく動くための口実に作った。なんて、よくわからないデマが出ているほどだ。何故こんな話をしたか。それは……

 

「まさか、ここに呼ばれる日が来るなんて」

 

僕がそのPSWに呼ばれたからだった。

経緯は少し前、実在した門矢 士さんにとんでも事実を告げられた直後に遡る。

 

「ジオウとディケイドの歴史が…ない!?」

 

それを聞いて、僕は絶句していた。

 

「そんなわけないですよ、だって僕はおじいちゃんの家で確かに観ました!あなたも!ジオウも!」

 

標華さんに心を救われてから、僕は少しずつだが立ち直り始めていた。その姿を見たおじいちゃんは、一つのテレビ番組を見せてくれた。それが仮面ライダー響鬼だった。自分にとって響鬼はある意味もう一人の父親みたいなものだった。そこから今までの仮面ライダーを見ながら、現行の仮面ライダー…『仮面ライダークイズ』まで見続けている。その中に、確かに仮面ライダーディケイド、仮面ライダージオウは放送されていた。

 

士「俺たちがこの世界に来たのは今から5年前だ。とある反応を追ってな。まぁいい。積もる話は俺たちのところで話そう。それと、急いで次のイベントの準備もしないとなんでな。」

 

「俺たち?それに次のイベントって?」

 

士「言ってなかったか。俺はこの世界では、PSWの社長だ」

 

「えぇ!?」

 

こんなことがあって、僕は今PSW本社前にいる。のだが…

 

「なんで一緒にいるんですか標華さん!?」

 

標華さんが僕と一緒についてきてしまったのだった。

 

標華「だって、今の仮面ライダー人気社会を作り上げた超大手会社でしょ?気にならないわけないじゃん」

 

「でも士さんが知ったらなんて言うか…『俺がどうした』って士さん!?」

 

標華「士ってあの門矢士!?或刻が見てたディケイドの!?」

 

士「君はあの時の子か。どうやら俺のことを知っているみたいだが…まあいい、一緒に来てくれ」

 

そう言いながら士さんは会社の中に入っていく。僕たち2人は少し不安になりながらもついていった。

受付の人に声をかけようとしても、すでに許可をとっているらしく(まぁ社長だから問題ないのか…)すぐにエレベーターで最上階へ

窓から見たこの街の景色は、新鮮味を強く感じる。そこに秘書らしき人物が立っていた。片手に持つその本は、逢魔降臨歴と書かれている

 

「まさか!?」

 

士「待たせたな、ウォズ。」

 

ウォズと呼ばれた男性はコートともスーツともいえない中間のような服を棚引かせ僕たちの方を見て、挨拶する。

 

ウォズ「やあ特異点とそのご友人、私の名はウォズ。君たちの知る仮面ライダージオウの登場人物…と、2人とも知っているか」

 

「ウォズさん!?こっちも本物!?是非とも、握手を…」

 

おどおどしながら僕は手を差し出すが、その光景を見たウォズさんは思わず笑い出す

 

ウォズ「おや、そう言う反応されるとは思わなかったね。」

 

標華「そりゃあ、テレビの中の存在を実物で見たらこうなりますって」

 

士「…もういいか?説明に入って」

 

「あ、すいません」

 

気づけば士さんは窓側にあった社長用のデスクに腰掛けながら、こちらのことをじっと見ていた。若干不機嫌そうにしていたためすぐに謝罪、来客用に用意していたと思われる大きめのソファにウォズさんによって案内され、僕たちは座った。

士さんはすぐさま自分のPCで何かの操作をしたあと、僕たちの向かい側のソファに座りウォズさんが用意したホットティーを少し飲んだ。

同じく用意されていたホットティーを飲む。少し心が落ち着いた気がする。

 

士「事の発端は、俺が…っていうより」

 

ウォズ「我が魔王、常盤ソウゴが新しく作り出した世界で起きたのさ」

 

仮面ライダージオウ最終回において、主人公常盤ソウゴは仲間を失った孤独の王になる事を選ばず、新しく作り出した新世界で仲間達と共に新たな生活をスタートした。その後は一応、Vシネマで記憶を取り戻したところで終わったのだが

 

「ジオウの世界で、何があったんですか?」

 

ウォズ「突如、世界の崩壊が再び起きたのさ。」

 

標華「再び…確か一回目は、主人公の人が新世界を創ったんだっけ。」

 

「うん」

 

ウォズ「そのとおりだご友人。しかし今度の崩壊ではいわゆる、怪人によって破壊と殺戮が無差別に起こされるようなものではなかった…」

 

ウォズさんは拳を握りしめ、言う。

 

ウォズ「文字通り消滅したんだ。世界そのものがオーロラカーテンに飲み込まれて。」

 

「オーロラカーテン!?でもオーロラカーテンって、確か世界と世界を隔てる存在だったはずじゃ」

 

士「まだ実際に確認出来てはいないが、どんな時間軸でも干渉できない場所へ、ジオウの世界は移されたんだろう。結果的に今ジオウとディケイドの存在が無い事になっているのは事実だ。いくつかの平行世界を渡ってそれは確認済みだしな。」

 

どんな時間軸も干渉できない場所…一体それはどこなのだろう?そしてそれはどうやって生まれたのだろう?様々な疑問が浮かんでくるが、これが特に疑問に思ったので聞いてみることにする。

 

「でも、何故ディケイドまで?確かにジオウにも出ていましたけど作品自体は別のはず」

 

士「それなんだが、恐らくディケイドライドウォッチの影響だろうな。まさか念の為を想定して力を移しておいたお陰でこんな面倒な事になるとは」

 

「……そうか!ディケイドライドウォッチは歴史だけじゃなく、今の士さんの力、つまりネオディケイドの力を半分入れた状態のものだった。それでジオウのライダーに判定されてなし崩し的にディケイドの歴史にも影響が出てしまったんですね!」

 

標華「あ、あの〜…訳がわからないのですが?」

 

途中から完全に話についていけなくなっていた標華さんがとうとうギブアップ宣言をしたところで、ウォズさんは咳払いをして一旦整理した。

 

ウォズ「簡単に言えば、ジオウとディケイドの歴史がどこかの誰かによって現在消滅寸前の状態になってるって事さ。だがこれは、ジオウとディケイドだけの問題じゃない。今は変化こそないが、これはすべての仮面ライダーの歴史が消えるかもしれない重大な危機だ。だからこそこの世界に居るであろう黒幕を探る必要性がある」

 

標華「この世界に…黒幕が?」

 

士「これを見ろ。」

 

というと、プロジェクターから映し出されたのはこの街の地図のようだった。いくつか赤い点のようなものがあること以外特に不審な点はない。

 

士「これはこの平行世界に来てから反応が確認されたアナザーライドウォッチだ。数々の平行世界を渡ったが、この世界だけ、アナザーライドウォッチの反応が確認された。ジオウの歴史が実質消滅しているのにも関わらずだ。」

 

「こんなに沢山…じゃあ、このアナザーライドウォッチをばら撒いている人を捕まえれば!」

 

標華「黒幕への足掛かりが掴める!」

 

僕らが顔を見合わせながら息ぴったりに言うと、士さんとウォズさんは同じく顔を見合わせながら肩をすくめて苦笑いをこぼす。

 

士「まぁ当面の目標はそんなところだ。それで少しでも活動しやすくするためこの会社を創ったって訳だ。質問は今度聞いてやる。まだまだ伝えなきゃいけないことがあるからな」

 

プロジェクターの映像を切り替えると、今度は仮面ライダーウォーズの新イベントと思わしき画面に切り替わった。難易度はイージーから始まり、一般的なゲームの難易度順に並べられクリアするごとに報酬が変わっていく。どれも僕のキャラであれば一通りクリア出来るが、気になる難易度があった。

 

「ウォーズ?初めて見ます」

 

士「当然だ。これはお前達のために用意したんだからな」

 

「お前達…?もしかして!」

 

ウォズ「そう、現実で仮面ライダーになった者にしか挑戦することができない究極の難易度であり最高の訓練場。それが難易度 ウォーズさ」




長らくそういうゲームがあるとしか触れられなかった仮面ライダーウォーズですが、基本或刻達が訓練をしたりする場所として今後は使われていきます。
「え、ただのゲームでどうやって訓練すんだよスマホゲーなんだから指しか鍛えられないじゃん!」と思ったそこのあなた!
次回をお楽しみに!

極血「そろそろ出番ねぇのか?」

あっ…
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