仮面ライダーウォーズ   作:ルマ

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どうもこんにちは!第二話お待たせしました…!
遂に変身、そして主人公が変身するライダーの名前も明らかとなります!
ぜひ最後までお付き合いください!


第二話 かけ合わせろ クロスアップ!

 今日は土曜日、日本では特に仮面ライダーが盛り上がっているけれど、特撮ヒーローは仮面ライダーだけとは限らない。この土曜日は、数ある特撮ヒーロー番組の一つが放送される日だ。もちろんこの番組も僕はファンなのでしっかりとリアタイで見ることにする。

時は流れて午前9時半、ちょうど見終わったテレビを消して、見ながら食べていた朝食を片付けに、お皿を持ち、キッチンへ向かう。蛇口から水を出して、食器を洗いながら僕は今日の予定を頭で組み立てる

 

「最初の予定はすでに見終えたからよし、んで昨日から始まった新イベを回しながら時間つぶして、午後からは「私と遊園地にいく」そうそう遊園地遊園地…ん?」

 

何やら隣から声がしたと思い、いったん食器洗いをやめて声がした方向に顔を向ける.

そこには、僕が通っている高校の女子制服を着た一人の女の子がいた。

 

標華「もぉ、前に約束したでしょ?今度遊園地行こって」

 

「須道さんか…なんだ驚かせないでくださいよ」

 

この人は須道 標華さん、僕がこの町に来てから何かと僕のことを気にしてくれる唯一の友達だ。

僕より一つ下の学年、いわゆる後輩ではあるものの、一緒にいた年月の事もあり、向こうは僕に普通に話しかけてくる。一方僕のほうはというと…

 

標華「何回も言ったよ?敬語じゃなくていいって」

 

「指摘してくれるのはうれしいですけど…すいません」

 

標華「しょうがないな、まぁいいや、それよりさっき言った遊園地の約束!忘れてないよね?」

 

「も、もちろんですよ。は…はは」

 

直前まで忘れていたなんて言えない、そう思ってひとまず顔を笑顔にはしておくが自分でもわかるくらいの愛想笑いだ、須道さんにも自分が忘れていたなんてわかってしまっているだろう。

それでも須道さんは僕に顔を見て、やれやれと呆れた様に首を振るだけで終わってくれたのだった。

しばらくして食器洗いが終わり、須道さんにお茶を出してから僕は気になることを聞いた。

 

「遊園地の事ですが、午前からでなくていいんですか?その方がより多くの時間を遊園地に費やせると思いますけど…」

 

標華「この格好見てわかんない?部活だよ!吹奏楽部。しばらくしたら私たちの部活コンクールなんだよね~」

 

あ~つかれる~なんて言いながら僕の淹れたお茶を一気飲みする。

 

標華「ってやば、そろそろ時間だ。んじゃ或刻また後で!それと次にお茶淹れるときはもっとぬるくしてよ!」

 

足早に僕の家を離れてながら次のお茶への要望を出していく彼女の姿は、まるで怪人がやられたときに放つ捨て台詞のようだった。

…そんなにあれ熱かったかな?気になる僕はその自分が入れたお茶を飲んでみたが…

 

「熱っ…」

 

次はやかんの火を早めに止めることにしよう。

 

閑話休題

 

標華side

或刻の家を出た後、私は足早に高校へと向かい、部室の席に座ると同時に楽器を取り出し音の調整を始める。

彼は周りからは静かな奴だって思われているけれど、私は知っているんだ。仮面ライダーの話になると彼はまるで子供のようにたくさんお話を聞かせてくれることを。

現在まで放送されている仮面ライダー作品は…えっと確か33作品だったっけ?もう少しあったような気もするが大体そのぐらいだろう。おそらく全部の作品を見ていると思う。

仮面ライダーについての豊富な知識があれば、間違いなくこの仮面ライダー大人気社会において友達に困らないのだが…

 

先生「よぉしみんな!今日も始めていくぞ!頑張っていこう!!」

 

生徒たち「「はい!!」」

 

気が付くとみんなが集まっていたようだ。ひとまずこの部活を終わらせて午後に備えるとしよう。

 

???side

ここは町の路地裏、一人の人間が或刻たちが通う高校に向けて歩いていた。その手に持つウォッチを握りしめながら…

 

???「あそこなら、もっと悲鳴が聞けるかもしれねぇ…ハハッ、楽しみで気が狂いそうだぜなぁ、一号?」

 

いびつな仮面ライダー一号の顔デザインが書かれた、アナザー一号ライドウォッチを持ちその人間はひとつ、またひとつと高校へ足を進めていった。

 

標華side

コンクール間近ではあるけれど、うちの高校の吹奏楽は楽しく演奏することをモットーにしていることもあるからか、適度な緊張にとどまっている。

私たちは個人練習へと練習メニューを変え、それぞれのパートで練習を始めていた。

 

標華「いったん休憩~、さすがに疲れたよ」

 

トランペットを口から外し、大きくため息をつく。ふと気づくと窓が開いていた、楽譜が飛んでしまわないよう急いで窓の鍵を閉めようとしたとき、

 

標華「だれ?あれ…」

 

校門前に不気味な格好をした人が立っていたのが見えた。

一人の生徒が私のことを不思議に思い、こちらに近づいてきた。

 

みく「標華ちゃん?どうかしたの…って!あれ一号のコスプレかな!?」

 

標華「一合?ご飯頼むときのあの一合?」

 

みく「なわけないじゃん!?仮面ライダー一号だよ!しかも放映初期の旧一号verの色だ!すごいなぁ、でもなんでスーツがあんなにいびつなんだろ。」

 

よくわからないが、あのスーツはいびつらしい。或刻とはいわゆる平成ライダーを見ていたから昭和はからっきしわからない。

後で或刻にもこの話をしようと思い、写真を撮って彼に送る。

そんな話をしていると、私たちの存在に気付いたのか、一号?はこちらを向き、そして…

 

一号?「発射ァァァ!!!!」

 

その声とともに、口から光線らしきものを私たちに向けて発射した…。

 

或刻side

  「よし、無事周回完了っと。さてそろそろ出かけるかな」

僕は軽くまとめた荷物を手に、玄関へ向かい、靴を履き始める。ちょうど履き終わった直後、一件のメールが届いた。

メールの内容は一つの写真だった。どうやら仮面ライダー旧一号のコスプレ写真のようだが、なかなかにいびつな形をしている。いや、いびつというより生々しいといったほうが正解だろうか。

まるでSICシリーズとアナザーライダーシリーズがかけ合わさったような、そんな形のスーツだ。というかなんでそんな写真を須道さんが?確か今は学校のはず…。

その時、

 

ドゴォォォォォンッ!!!!

 

と地面はおろか、空気が振動するほどの爆発音が町中に響き渡った。

慌ててドアを飛び出し、周囲を確認すると、学校のほうから火が出ていることが確認できる。

 

「いったい何がどうなっているんだ…?」

 

まるでアギトのアンノウン察知の時みたいな直感に突き動かされ、僕は急いで再度家に向かい、そのあとに高校のほうへ向かった。

 

標華side

人生の幸運をすべて使ったような気がした。全身が反射的にみくちゃんを隣に押し倒しあの光線を避けたのだろう。みくちゃんは気絶しているようだ。

足元を見ると、足のすぐそばに焼き焦げた跡が見える、本当に危なかった。

 

標華「ってそうだ、あいつは!?」

 

焼き焦げた壁の先からやつを探すが、一向に見当たらない。

あたりを見渡して数秒した後、下の階から数々の悲鳴が聞こえ始める。どうやらあの一号もどきは律儀にも玄関から入っていったようだ。

 

標華「早く逃げないと」

 

急いで逃げようと、みくちゃんの腕を肩に回し、教室からの脱出を試みる。しかし…

 

一号?「なんだまだ生きてたのかぁ…いい悲鳴を聞かせろよぉ?」

 

標華「やっばっ」

 

やつに見つかってしまった、さらに嫌なことに下からの悲鳴が聞こえないのに気付く。そこから最悪な結末を想像してしまう。

 

標華「…あッ」

 

本能が警告を放つ、こいつはやばい。早く逃げないと私が死ぬ。

でも足が動かない、なんなら恐怖で座り込んでしまった。みくちゃんも助けないと。下のみんなは本当に死んじゃったのか…?

考えがまとまらない、でもあいつは一歩一歩確実にこっちに進んでくる。

 

標華「或刻…ごめん」

 

考えに考え出された結果出た言葉がそれだった。

 

一号?「オラァ!!」

 

やつの大きく変異した鉤爪が私を屠ろうと迫ってくる。私は怖くて目を閉じてしまった。

 

「おりゃあああああああ!!!!!」

 

一号?「ぬおっ!?」

 

標華「…え?」

 

完全にあきらめていた、死んでしまうものだと思っていた。でも

 

「あっぶな…危機一髪だったんですけど」

 

私が目を開けたときにいたのは、あの一号もどきじゃなくて…

 

一号?「誰だてめぇ!?」

 

「ただの、仮面ライダーファンだ。覚えなくていいけどね、ただの、化け物ヤロウ。」

 

或刻だった。

 

時間はさかのぼり、或刻side

なんとか高校には着いたが、かなりの惨状だ。多くの生徒がけがをしている。昇降口から入ると同時に、いやな血の匂いが鼻をつく。

  

「なんだよこれ…!?僕は一体どうすれば…」

 

頭の中で思考する、そして自分が持っているリュックの中身と現状を整理し、最適解としての一つの答えを見つけ出した。

 

先生「そこの君!何をやっているんだ!!早く逃げなさい!!」

 

ちょうど思考がまとまったところに先生らしき人がこっちに来た。確か吹奏楽部の先生だったはずだ。

 

「あのすいません、須道さんはどこですか?」

 

先生「は!?えっと確か二階で練習をしていたはずだが。」

 

「わかりました。それとこれ、使ってください。」

 

そういって自分の持つリュックそのものを渡す。先生は中に入っていたものを見て驚愕した。

 

先生「いったいなぜこれほどの医療器具を!?」

 

「嫌な予感はしてたので。ここは任せます。僕は二階に行って取り残されている人がいないか探してくるので。」

 

待て!という先生の制止を無視し、急いで二階へと駆け上がる。

階段を駆け上がってすぐに左右を確認した、すると右側に今にもあの化け物に襲われそうになっている須道さんの姿があった。

…恐怖がなかったといえばうそになる。でもそれ以上に、いびつとはいえあの姿で、僕にとっての英雄の姿で人を襲っているのが…

 

「おりゃあああああああ!!!!!」

 

許せなかった。

運動が得意な僕は、尊敬する英雄たちが使うあの跳び蹴りで、化け物の顔面を攻撃、後退させる。

 

一号?「誰だてめぇ!?」

 

「ただの、仮面ライダーファンだ。覚えなくていいけどね、ただの、化け物ヤロウ。」

 

標華「或刻…!?」

 

須道さんのほうを確認する、そういえばもう一人女の子が須道さんのそばで倒れている。どうやら気絶をしているようだ。状況が状況だが、けががないだけまだマシだろう。

二人の安全を確認したところであの化け物のほうを見る。見た目は確かに仮面ライダー一号だ。でもその強化皮膚はただれ落ち、左手には巨大なかぎ爪、複眼は片方が真っ黒になっている。

 

一号?「んだよ邪魔すんなよてめぇ、せっかく仮面ライダーの力を存分に使えるってのによお?」

 

「仮面ライダーの力を…だと?ふざけんな!確かに仮面ライダーは悪から生まれた存在だ!でもな!仮面ライダーはその力を、愛と、正義、勇気、夢、希望を人々に届けるために使っていた!それを私利私欲のために使う時点で、お前は仮面ライダーじゃない!!」

 

あの化け物の言ったことに腹が立ち、怒りのままに言葉を発する。だけど、この現実はどうしようもない。実際あいつがとんでもない力を持っているのは覆しようのない事実。

 

一号?「知ったことかクソガキ!女ともども消えやがれぇぇぇぇぇぇぇぇ!!!!」

 

化け物がそういった瞬間、クラッシャー部分が光り輝き、破壊光線のようなものをこちらに放つ。

それでもここを動くわけにはいかない、僕の後ろには、助けを待つ人がいるのだ。あきらめたくない、今度は絶対助ける。助けるんだ。

携帯を握りしめ、こう願う…変身したいと。

その時だった。携帯の画面が光り、そこから見たことある変身ドライバーが構築される。

 

「これは…やるしかない!」

 

ドライバーを装着、ドライバーの真ん中に同時に出現したICカードを装填、左側にあるベルトのカード入れから急いで二枚取り出し、ドライバー左右にセット、最後にドライバー上部にあるスイッチを押す。

 

「変身!!」

 

ライダーシステムライジング!!クロスアップ!!ファーストホッパー!!

 

僕の周りに二人の仮面ライダーが現れ、その二人は変身音が終了するとともに僕に合わさり、僕を仮面ライダーへと変身させる…。

 

化け物はこう思っただろう。この破壊光線を受けて生きている奴はいないと。しかし…そこにいたのは、片手で破壊光線を受け止める、いや、風の力で相殺している一人の戦士がいた。

 

一号?「な、なんだてめぇ!?」

 

「仮面ライダー…クロスライジング、ファーストホッパー。僕がお前を止める、仮面ライダーの名のもとに!!」

 

赤い複眼を光らせ、僕の初陣がいよいよ始まった…。




はい、遂に変身しましたねぇ…では少し小話を。
仮面ライダークロスライジングについてです。
はい、名前の通りこのライダーの着想はガンバライジングと、ウルトラマンオーブのフュージョンアップでした。フュージョンアップには複数の派生形態がありますよね。そうです、まだまだクロスライジングには様々なフォームがあります!
今回のファーストホッパーは仮面ライダー一号、そして仮面ライダーゼロワン ライジングホッパーのカードを使って変身しました!そして、まだ仮面ライダーウォーズには複数のライダーが登場します!おたのしみに!次回はいつになるのか、そして
…戦闘シーンうまく書けるか不安ですはい。
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