仮面ライダーウォーズ 作:ルマ
新フォーム登場かも(ボソッ)
ーモータリティsideー
時間は遡り、時はクロスライジングがアナザーライドプレイヤー1と戦闘を開始した直後…
「さてと、頼りにしてた兄貴は消えちまったな」
そういうと、やつは腰を抜かしながら俺から少しでも距離を取ろうと後ずさっていく。
アナザーライドプレイヤー2「兄貴…い、今助けます!!」
足に力をこめて下っ端2は兄貴と呼ぶ方へ走り出そうとする。
「見逃すと思ったか?」
複眼を光らせ、モータリティシューターを構えなおし、俺は戦闘を開始した。
トリガーを押し、光弾を放つ。
アナザーライドプレイヤー2「ヒィィ!!」
たまらずターゲットは逃げ出し始めた。
「おいおい待てよ。せっかくの初戦なんだ楽しませろよ!!」
脚がぐらつきながらも逃げるその姿に俺は笑いながら、モータリティシューターを展開し、スナイパーモードにした。
ターゲットサイトが展開され、肩越しに構える。
こいつを撃っちまえば終わるが、もう少し性能を確かめたい。早速腰にあるガシャットホルダー上部の銀のスイッチに手をかける。
本来だったらエリア変化の意味合いを持つそのスイッチを押すと、両脚部分にミサイルポットが出現、計6発の小型ミサイルがやつを捉え、飛んでいく…
アナザーライドプレイヤー2「そんなの理不尽だ!!」
ドガアアアアアアン!!!
飛んでいった小型ミサイルは、奴の進路を塞ぐように爆発した。
爆風で視界が制限される中、モータリティガシャットを一回抜き、再度入れ直した。
ガシャット!!キルワザ!!
銃身にエネルギーが溜まり始める。
「see you」
その一言と共にトリガーを押し、奴に終焉への片道切符を叩きつけた。
モータリティ!!キルユーフィニッシュ!!
アナザーライドプレイヤー2「うアアアアアア!!!」
その弾丸は目標を貫き、内部から爆発させるのだった。
「さぁて、もう1人連れてかないとな」
倒れ伏している弟分を抱えて、オレは兄貴分の方へ向かっていったのだ…
ー現在ー
或刻side
現在僕は二つの勢力に睨まれている…一つは壊占さんが所属している方、そしてもう一つはさっき共闘した謎の仮面ライダーの方
どちらかといえばもちろん壊占さんの方を信用したいのだが
(組織ってなんか怖いんだよなぁ)
今までたくさんの仮面ライダーを見てきたが、高確率で組織って表が良くても裏が大変なことがある。仮に壊占さんにこの人を預けたとしても実は秘密裏に消されてたりなんて絶対ないとはいえない。
だがもちろん、これは現実だ。ちゃんとした組織の場合もある。
(せめて何かしら判断できる材料があれば…)
と考え、交互を何度も見る。そうしているとモータリティはイライラした様子で首を掻く動作をし始めた。
モータリティ「おいおい、協力してやったんだからこっちに渡せよ?」
(あの人イライラしてるなぁ…あれ?)
そこで僕は下っ端1が言った発言を思い出す。
『何だテメェ!テメェも大将のお気に入りなのか!?』
テメェもという言葉、これはつまり、少なくともあの空間に大将のお気に入りがいたということ。当然僕は違うし、あの2人のどちらかがお気に入りなわけがない。そうなれば答えは一つ…それを確信し相対するべきものを見定めた時、僕は信頼できる人に背中を預けた。
「壊占さん、この場合敵対してる人たちって捕まったらどうなります?」
壊占「ああ、違法取引やら今の場合だったら建造物破壊やらで懲役10年ちょいだな。こいつらが殺人をやっちまってんならもっと罪は重くなる。」
そう言い始めると、先ほど倒した兄貴分の人が僕の方をみて泣きながら訴える。
下っ端1「な、なぁ頼むよ。俺たちは確かに裏社会に足を踏んじまったけど生きるために仕方なかったんだ。弟はオレを信じてずっとついてきてくれたんだ…人殺しは一回もしてねぇ。ちゃんと罪も償う!だから頼む!…弟を助けてくれ」
その涙の訴えを見て僕は壊占さんに声をかける。
「壊占さん。その人のこと、任せます。」
壊占「俺たちの事、信じてくれてありがとな。みんな!そいつを確保だ!」
壊占さんの一言で周辺にいた隊員数名が下っ端1を立ち上がらせる形で確保し、下がっていく。
それを確認した後、僕はモータリティに向き直り構えをとる。
モータリティ「チッ、こうなるんだったら先に消しとくんだったわ。」
「残念ですが、仕方ありません。あなたを倒してその人を渡してもらいます!!」
壊占「力を貸すぜ」
と、壊占さんが僕の横にやってきた。
「え?」
壊占「言ったろ?俺も仮面ライダーだって」
「…では、頼みます!」
僕の返事に壊占さんは頷き、腕輪型の変身アイテムを装着する。そこにある太鼓の面を一度叩くと、今度は拳面を地面に力強く打ち付ける。
「おわわわわっ!?」
モータリティ「あァ!?」
地面が揺れると、今度はそこから火柱が出現し、壊占さんの身の回りを竜巻のように周囲に纏っていく…!!
壊占「闘鬼、ヴァルクルス!!」
エレキギターの音楽鳴り響き、そこから熱き拳を身に纏う仮面ライダーが姿を現した。
ヴァルクルス「俺の熱い魂、轟かすぜ!!」
「前から思ってましたけど今確信しました…あなた筋肉バカですね?」
ヴァルクルス「はぁ!?誰が筋肉バカだって!?大体お前もライダー見る時にめっちゃ興奮してたじゃねえか!!このライダーバカ!!」
「なっ…!興奮だなんて言わないでください!あれはそう…熱狂です。」
ヴァルクルス「ほとんど変わんねぇよ」
気づいたらなんか争論を始めてしまう僕達、それは当然モータリティの目にも留まっているわけでして
モータリティ「テメェらふざけてんだったら消えてろやァ!!」
そう言うと、モータリティは銃をマグナムに変形させて何発も撃ってくる。
その弾丸たちは僕達へ向かってくるが、後ろには当然隊員さんがいる。回避はできない…ならば答えは一つ。
「フッ!!」
ヴァルクルス「ドォラ!」
その弾丸を弾き返すことだ。これは同じ考えだったみたいで、僕は左腕を振り払うように動かし首元についているメカニカルマフラーを起動。
ブゥンッ!!
その効果音と共に風を発生させて弾丸を防いだ。
壊占さんは炎を纏わせた右腕をアッパーの要領で打ち上げる。
ドンッ!!
と、空気が振動したような音とともに弾丸を黒焦げにしてしまう。
「僕が先行します、援護を!!」
ヴァルクルス「あいよ!任せな!!」
地面を力強く蹴り込み、僕はモータリティの元へ向かい始める。
ー三者sideー
クロスライジングがモータリティの元へ走る。その姿はカマイタチのように鋭く、力強い。
クロスライジング「ハッ!!」
その速度を利用し、ジャンプ…踵落としを放つ。しかし
モータリティ「良い速さだがよぉ…」
クロスライジング「ってしまった!?」
その踵落としはモータリティには届かない。それはなぜか?
モータリティ「戦いってのをまだ知らないみてぇだなァ!!」
スピードのままに攻撃をしたが、モータリティは体を少し捻ることで回避をしてしまった。
それもそのはず、クロスライジングが今まで相手にしてきた者たちは
『力に溺れた過剰な自信を持つ犯罪者』
『戦いを知らない下っ端』
だけであり、実戦に慣れた者と戦うのはこれが初だからだ。
モータリティ「オラッ!」
回避したモータリティは、弟分の下っ端を抱えながらもマグナムを撃ってくる。
攻撃を回避されてしまったクロスライジングは咄嗟の攻撃には対処できず、マグナムの銃弾を背中に受けてしまった。
クロスライジング「かはっ…!?」
背中を守る装甲からが衝撃が来る…銃弾の痛みこそかなり軽減されているが、それでも当たった衝撃は或刻にとって初めての物で慣れておらず膝をついてしまった。
ヴァルクルス「俺を忘れてもらっちゃ困るぜ!」
そこにカバーを入れるようにヴァルクルスが割ってきて、モータリティに向かっていく。
モータリティ「ちっ…」
鬱陶しく思ったのか、モータリティは舌打ちをしながらヴァルクルスを標的と捉え、またトリガーを引き銃弾を発射する。
ヴァルクルス「うおらアアアアアア!!」
モータリティ「は!?」
その弾丸の数々をヴァルクルスはまるで効かないと言わんばかりに、真正面から受けながらも走り続ける。
胸部装甲に弾丸が大量に当たり、火花が散りながらもひたすらにモータリティの元へ走り続け…
そして左腕を存分に振りかぶりストレートで殴りつける!!
モータリティ「うごあっ!?」
弾丸をものともしない姿に混乱しつつも、モータリティは片腕でガードの体勢をした。
しかし直接のダメージはないものの、その衝撃はガードを貫通し彼の体勢を崩すには十分のものだった。
だが、モータリティもタダではやられない。
すぐさま右太腿に装備されていたコンバットナイフを使い、横一閃を繰り出す!!
ヴァルクルス「ぐおっ!?」
脇腹部に当たったその攻撃は、ヴァルクルスにとって想定外の攻撃だったためかダメージを負ってしまう
クロスライジング(最優先はあの下っ端の弟さんを助けること…とにかく一気に制圧する!)
そう考えたクロスライジングは立ち上がり、左腰部にあるカードホルダーから2枚のカードを取り出す。
その2枚には、『バスター 玄武神話』と『クウガ タイタンフォーム』の絵柄が描かれている。
ベルト上部スイッチを3秒ほど長押しする。
クロススタンバイ!!
ヴァルクルス「お?」
音声とともに待機音がなり、ベルト両サイドのカードスロットにこの二つを入れ、再び上部スイッチを押した。
クロスライジング「クロスアップ!!」
の宣言すると、クウガタイタンフォームとバスター玄武神話の幻影が重なり、形態変化を起こす。
ライダーシステムライジング!!クロスアップ!!タイタンメソロジー!!
暗いオレンジと紫のオッドアイが光り、背中に装備されていた大型剣、紫電剣 土豪を片腕で持つ。
その重量は剣を地面に置いた瞬間にドンッ!と大きな音がなるほどだ。
ヴァルクルス「うっそぉ!?お前のライダーってフォームチェンジできんの!?」
クロスライジング「むしろ最近のライダーでフォームチェンジしない方が珍しいレベルですけどね…」
モータリティ「たかが姿が変わっただけだろ?木っ端微塵にしてやるよ!!」
モータリティが嘲笑すると、自身の左スイッチを押す。すると両足からミサイルポッドが出現し、6発の小型ミサイルがクロスライジングに向かっていく。
だが一切クロスライジングは動く気配がない。ヴァルクルスは援護するために近づこうとするがそれを左手で静止する。
刹那、クロスライジングが深呼吸をし紫電剣 土豪を握りなおし、ベルトスイッチを三回押す。
ライダーパワーコンプリ―ト!!タイタンメソロジー!!
刀身全体に紫の稲妻がはしり、さらに土の補強によって刀身が2倍以上の大きさとなる…そのエネルギーが最大限になった瞬間、
クロスライジング「紫電大断断!!」
その剣を横一文字にミサイルを切り払う…。
ドガアアアアアアン!!!!
切り払ったミサイルは、周辺の空気を振動させるほどの爆発を起こす。
その爆炎で、周囲の視界がふさがってしまった。
モータリティ「クソッタレ…前が見えねぇ!?」
しかしその中で、ものともせずに今度は縦一文字に構えるクロスライジング。彼だけは視界センサーの保護によって、目標がはっきりと捉えられている。
クロスライジング「そこだァァァァァ!!!!!」
僅かだが刀身を左にずらした状態で縦に振り下ろしていくその時。
モータリティ(見えたぜ…)
空からの攻撃を警戒していたモータリティは、ゆっくりと振り下ろされてくるその刀身を発見する。
その刀身を回避しようと左側にジャンプしたときだった
クロスライジング「今です壊占さん!!」
わずかな風の流れを察知し、ヴァルクルスが拳に力をこめモータリティに詰め寄る!!
ヴァルクルス「爆炎掌甲波ッ!!!」
クロスライジングが放った斬撃ですべての視界が晴れたときには勝負が決まっていた。
ドンッ!と拳が当たる鈍い音がモータリティの顔面を強打していた
モータリティは吹っ飛び、その反動で下っ端の弟も彼の手を離れる
ヴァルクルス「よっと…」
ヴァルクルスが下っ端の弟を抱えることで、この戦いはクロスライジングたちの勝利となった。
モータリティ「あーあ、こりゃやっちまったな…」
その時、モータリティのもとへ一つの通信が入る。
モータリティ「げっ…大将じゃねえか。なんすか大将?」
大将『よお極血、依頼の方はどうだ?』
モータリティ「あーえっと…しくじりました。」
大将『え、うっそマジか?お前失敗することあんの!?』
モータリティ「規格外のやつが出やがったもんでして…」
大将『ふーんなるほど…どうやら面白い奴がいた感じだな?まあいいや!早く帰ってこい。」
モータリティ「了解。」
通信が終わると、モータリティは改めて周囲を一瞥する。
全員が警戒状態だ。
モータリティ「仕方ねぇ、今回は俺の負けだ。次の戦場で会おうぜ?see you!!」
というとモータリティシューターを地面に撃ち煙をまく。
クロスライジング「なっ!」
次の瞬間、そこには誰もいなかった…。
ということで第七話いかがだったでしょうか。
めっちゃ戦闘描写進化したと思うんですよ…。最後めっちゃ頑張りましたハイ。
これで僕の語彙力はすべて消えました。
ですがまだまだ物語は始まったばかり、これからも気ままに全力で頑張ります!
さてさて、今回新たに登場したタイタンメソロジー…日本語訳では「巨人神話」タイタンフォームと、玄武神話をもじりました。
紫電剣 土豪についても、土豪はおなじみですが、紫電剣は少し変わってはしまうんですけどライジングタイタンを意識したりしてます。