もしもExtraのラスボスが甘粕正彦だったら 作:ヘルシーテツオ
◆男主人公勢
【戦力分布】攻性:D 防性:E 知略:D 結束:B 幸運:A+
[構成員]岸波白野(男)、間桐慎二、間桐桜
男性の可能性としての岸波白野が所属。
良くも悪くも破天荒な者が揃っており、特にライダーの強運は不可能をも可能にする。
不仲に見えるセイバーとキャスターも、マスターの事を一番に考えている事は共通しており、そのためならば連携も可能。
何をしでかすか分からない、ある意味で最も目を離せない勢力だと言える。
(欠点)
勢力の強度で見れば間違いなく最弱。
ロクな戦略や防衛力も持たないため、言ってしまえば行き当たりばったりな行動しか取れない。
運の巡りが悪ければ呆気なく崩壊する、まさしく"大穴"である。
◆女主人公勢
【戦力分布】攻性:C 防性:C 知略:B 結束:C 幸運:C
[構成員]岸波白野(女)、遠坂凛、ジナコ・カリギリ
女性の可能性としての岸波白野が所属。
他の勢力と肩を並べるには力不足だが、成長株としては最も期待できる。
ギルガメッシュ、カルナという鬼札の存在もあり、彼等をいかに扱うかが鍵を握る。
(欠点)
表面上の対立こそないが、勢力内部に幾つもの不安要素を抱えている。
ギルガメッシュは言わずもがな、カルナも戦う意志がないマスターに従っている。
遠坂凛ともあくまで利害一致からの同盟に留まっているため、今後の展開次第ではどうなるか分からない。
方針が定まりきっておらず、この不一致が今後どうなるかは未知数である。
◆アトラス院
【戦力分布】攻性:C 防性:A 知略:A 結束:D 幸運:D
[構成員]ラニ=Ⅷ、ランルーくん、六導玲霞
ラニ=Ⅷを中心とした勢力。
彼女の技術により十全な措置が施され、戦力は格段に向上している。
攻撃の要であるランルーくんの気性の不安定さにより攻性能力は安定しないが、表側では使用できなかった技術も合わせた防衛力は最高クラス。
時間を与えれば与えるほどに危険な存在となっていく事は間違いない。
(欠点)
所属するのが何かしらの狂気を孕んだ者ばかり。
ラニ自身も、そんな彼等の狂気を理解しているとは言い難く、何がどんな行動に繋がるのか予測が付け辛い。
彼女の合理性で果たして何処まで制御できるか、その采配次第となる。
◆西欧財閥
【戦力分布】攻性:A 防性:A 知略:A 結束:A 幸運:B
[構成員]レオ、ユリウス、ダン・ブラックモア、他
レオという王の旗の下に集った勢力。
表側で戦意喪失したマスターたちを保護し、そのサーヴァントを戦力として取り入れている。
敗亡を知った事でより完成された王聖は、立場の違う者や英雄までもまとめ上げて、極めて高いレベルの結束を実現させている。
BBたちに戦力こそ一歩及ばないが、勢力としての強度、安定性と共に裏側最大の陣営の一角である。
(欠点)
特に目立った弱点はない。
あえて言うならレオの存在こそが総ての支柱であり、彼が亡くなれば勢力の維持は不可能である点か。
◆べんぼう
【戦力分布】攻性:C 防性:A 知略:A 結束:- 幸運:B
[構成員]神野明影
甘粕の意志を伝えるメッセンジャー。冬木の聖杯戦争における監督役の立ち位置に近い。
姦計に長け、あらゆる勢力を操り、誘惑し、演出する。趣味と本能のまま奔放している様に見えるが、主人の意向に沿った上での行動でもある。
戦いを扇動する狂言回しであり、甘粕が人々の心を試すために遣わした試練。
平和的解決を目指す者にとっては、最大の障害となって立ち塞がるだろう。
(欠点)
元々BBへの試練として召喚されたのに加え、BB自身の性質もあり彼女に異常なまでの妄執を抱いている。
捉えどころのない神野において、唯一強固なベクトルを宿したその一点、果たして攻略の鍵となるかパンドラの箱となるか、未だ真相は分からない。
◆ムーンキャンサー
【戦力分布】攻性:A+ 防性:A+ 知略:C 結束:E 幸運:E
[構成員]BB、アルターエゴ、ありす
月を侵す癌。かつて裏側の総てを支配した者。
権能は制限されたが、それでも虚数空間である月の裏側は彼女たちにとって絶対的なアドバンテージである。
未だ戦力は裏勾陳を除けば最大であり、最も聖杯に近い陣営でもある。
月の裏側での聖杯戦争の中心であり、その行動如何が戦いの趨勢を決めるといって過言ではない。
(欠点)
BBとエゴたちの思惑がまるで一致していない。
母子か姉妹のような関係ながら、ほぼ全員が叛意を抱くか不満を持っている。
唯一まともなのはヴァイオレットだが、彼女の立ち位置も配下というより保護者であり、BBの采配にも従順であり続けるかは未知数。
各々が自己の目的を持って動き、陣営としては空中分解寸前の状態である。
◆裏勾陳
【戦力分布】攻性:EX 防性:EX 知略:E 結束:- 幸運:B
[構成員]百鬼空亡
月の裏側における最強最悪の存在。
地球が顕す天災の化身であり、聖杯の前に立ち塞がる番人。
勢力こそ持たないが、空亡自身が個人・軍団であろうと渡り合える者は皆無という桁違いの強さを誇るため、何の不利にもならない。
たとえ他の全陣営が同盟したとしても正面決戦で打倒する事は奇跡の領域。
下手を打てばムーンセル自体を喰い破りかねない特級の災禍である。
(欠点)
空亡の本質は自然災害であり、あくまで本能のままに行動している。
故にその特性を利用した時間稼ぎは容易であり、深い心得のある者なら防衛のみの善戦も可能。
また災禍の龍神としての型に嵌っており、それ故の在り方からは決して外れる事はない。
理不尽極まるものなれど、攻略手段が最もはっきりしている存在でもある。
(番外勢力)
◆ガトー・モンジ
【ステータス】攻性:- 防性:- 知略:D 結束:- 幸運:A
[構成員]ガトー・モンジ
裏側に辿り着いたマスターの1人。
だがサーヴァントがどこかに行ってしまったため、独りきりに。
落とされた虚数空間も、無心の境地のウルトラ求道僧パワーによって耐え切り、サーヴァントの助けもないままに裏側へと到達。
あまりにイレギュラーなやり方であったためか、他のマスターとは全く別の場所へと落ちてしまい、主催者側もついつい見落として放置状態に。
情報もなく戦闘手段も持たずお先真っ暗な現状でも、持ち前の雄々しさと暑苦しさによりしぶとく生き残り続ける。
今日も今日とてウルトラ求道僧は、迷宮のどこかで絶賛サバイバル中である。