「極越都立第2中学校」では卒業シーズンになると"卒業ファイト選抜会"なるものが行われる。「極越都立第2中学校」だけではなく、全国の日本の中学、高校ではバディファイトを使った行事などが設けられているのだ。
現在、極越都立第2中学校では卒業式後のパーティーのレクリエーションとして卒業ファイトをする2人を決める為の選抜会が行われていた。Aグループ第1回戦の1戦目、天季空乃は宮川とファイトし、勝利を収めた。そして今、Aグループの第1回戦のファイトは2戦目から8戦目までが終了した。 そして次に対戦する2人は………
Aグループ 第1回戦
9戦目:園町 美白 vs 岡本
美白と岡本はファイトステージに立って向かい合う。岡本はバディファイトの経験が少なくルールも曖昧、ほぼ初心者みたいなものだ。だからファイトステージに立つのも今回が産まれて初めてだ。
美白「やっと私達の番ですね、岡本さん。」
岡本「………う、うん」
岡本はファイトステージに上がるのも初めてだ。リアルバディファイトヴィジョンを使ったファイトなどもってのほか。岡本は緊張で少しすくんでしまう。そんな岡本の様子に気づいたのか、美白は声をかける。
美白「大丈夫ですよ岡本さん。さっきまでの皆んなのファイトで見た事や私が教えた事を思い出して、あなたならできます。」
岡本「皆んなや美白さんから学んだ事………。うん。やるよ!」
美白「行きますよ!」
美白と岡本はデッキケースを腕に当てがいい、デッキケースから収納されていたバンドが巻かれる。腕に装着されたデッキケースがデッキを自動でシャッフルし、原理などは分からないが、デッキトップから2枚が薄青い光りの札としてファイターの両脇に浮かんで表示され、手札のカードも薄青く発光してファイターの眼前に浮かび上がる。
美白「銀河を飛びかう導きの光り。ルミナイズ!〈星を導く竜〉」
岡本「私の戦いは始まったばかり……ルミナイズ!〈魔導王の瞳〉」
オープンTHEフラッグ
美白「スタードラゴンワールド」
◼️手札6/ゲージ2/LP10
岡本「マジックワールド」
◼️手札6/ゲージ2/LP10
美白「先攻は私から行きます。ドロー、チャージ&ドロー」
◼️手札6→7/ゲージ2→3
美白「ゲージ2払い、センターに〈星導竜 レシルド〉をバディコール! バディギフトでライフ+1。」LP10→11
◼️手札7→6/ゲージ3→1
星導竜 レシルド
スタードラゴンW
ネオドラゴン/星導竜
サイズ2/攻5000/防4000/打撃2
◼️【コールコスト】ゲージ2払う。
◼️このカードが登場した時、君のデッキの上からカードを3枚見る。その中の〈竜装機〉1枚までをこのカードのソウルに入れる。残ったカードはドロップに置く。この能力は1ターンに1回だけ使える。
【ソウルガード】
ファイトステージの上空が宇宙になり、無数の星々が1つに集合する。そして光りから形成された姿は、中心に群青色のコアが埋め込まれた青い機械的な鎧を纏い、背には大きな主砲を1本背負い、生身の蒼白の翼を持つ蒼白の竜だった。その姿は蒼白の銀河を先導する竜の如し。
岡本「もうバディコールを………!」
美白「私のデッキは彼が居てこそです。レシルドの登場時能力!デッキトップから3枚確認、その中から1枚をソウルに入れます。私は〈星調竜 レシル・ガンプ〉をレシルドにソウルイン!」
星導竜装機 レシル・ガンプ
スタードラゴンW
竜装機
サイズ1/攻3000/防1000/打撃1
◼️このカードがソウルにある〈ネオドラゴン〉の攻撃力+2000!さらに、このカードが〈星導竜〉のソウルにあるなら、代わりに攻撃力+3000!!
【星合体】
レシルガンプは光りの球となって、レシルドの周りを浮遊する。
美白「レシルガンプがソウルにある時、レシルドの攻撃力+3000!」
レシルド ソウル0→1
攻5000→8000
◼️ レシルガンプ:攻撃力+3000
岡本「攻撃力8000………一気に強くなっちゃった………」
美白「まだですよ。手札から〈星調竜 レシル・ベイス〉をライトにコール!」
◼️手札6→5
星導竜装機 レシル・ベイス
スタードラゴンW
竜装機
サイズ1/攻3000/防1000/打撃1
◼️このカードは君の場のモンスター1枚のソウルに1枚しか入れられない。
◼️このカードがソウルにある〈ネオドラゴン〉の防御力+2000!さらに、このカードが〈星導竜〉のソウルにあるなら、代わりに防御力+3000!
【星合体】
美白「レシルベイスを、レシルドに星合体!」
レシルベイスは光りの球となってレシルドの周りを浮遊する。
【星合体】はスタードラゴンWの〈竜装機〉属性のカードのみが持つ能力、ネオドラゴンのソウルに入れる事ができる能力だ。
美白「アタックフェイズ!」
レシルド ソウル2
攻5000→8000/防4000→7000
◼️レシルガンプ:攻撃力+2000/星導竜のソウルにあるなら代わりに攻撃力+3000!
◼️レシルベイス:防御力+2000/星導竜のソウルにあるなら代わりに防御力+3000!
美白「レシルドで岡本さんを攻撃!打撃2!」
レシルドは四つん這いになり、背負っている主砲にエネルギーを溜める。そして岡本を狙ってエネルギー弾を撃つ。
岡本「きゃぁぁぁ!!」LP10→8
美白「ターンエンドです。」
◼️手札5/ゲージ1/LP11
岡本「わ、私のターン………えっと、ドロー、チャージ&ドロー」
◼️手札6→7/ゲージ2→3
岡本「〈黒の魔法騎士 ドゥンケルハイト〉をライトにコール。レフトに〈光の魔法騎士 リヒト〉をコール」
◼️手札7→6→5
黒の魔法騎士 ドゥンケルハイト
魔術師/騎士
サイズ2/攻4000/防3000/打撃1
光の魔法騎士 リヒト
魔術師/騎士
サイズ1/攻3000/防4000/打撃1
岡本の場に、黒い魔導服を着た黒髪の騎士と、白い魔導服を着た黄白髪の騎士が現れる。
岡本「ドゥンケルハイトの能力で"強固な盾"場にリヒトが居れば攻撃力+3000/防御力+3000! リヒトの能力で"閃光光線"場にドゥンケルハイトが居れば、攻撃力+3000/防御力+3000!」
ドゥンケルハイト
攻4000→7000/防3000→6000
リヒト
攻3000→6000/防4000→7000
岡本「ライフ1払って、〈ガンロッド ベヒシュタイン〉を装備!」
◼️手札5→4/LP8→7
ガンロッド ベヒシュタイン
武器
アイテム:攻3000/打撃1
岡本「ガンロッドベヒシュタインの起動効果で、ベヒシュタインをレスト、そして園町さんにダメージ1です!」
ガンロッドベヒシュタインの先端にエネルギーが集中させて、それを撃ち出す。
美白「くっ!」LP11→10
岡本「センターに〈ドラゴウィザード レインボー・ホーン〉をコール!」
◼️手札4→3
ドラゴウィザード レインボー・ホーン
魔術師
サイズ1/攻3000/防2000/打撃2
岡本「アタックフェイズ、です! 黒の魔法騎士ドゥンケルハイトでレシルドに攻撃!」
美白「ソウルガード!」
ドゥンケルハイトは剣を構えてレシルドに斬り込む。そして縦一閃にレシルドを斬る。
ドゥンケルハイト
攻7000
レシルド
防7000
レシルド 撃破!
【ソウルガード】ソウル2→1(レシルガンプ)
攻8000→5000
破壊されたレシルドは爆煙の中から何事も無かったように場に留まっていた。
岡本「ソウルガード。モンスターが場を離れる時、ソウルから1枚を除くことで場に残る能力。だったよね」
美白「よく覚えていましたね。まあ基本知識ですが。」
岡本「レインボーホーンとリヒトで連携攻撃!」
美白「ソウルガード!」
レインボーホーン+リヒト
連携攻撃力 9000
レシルド
防7000
レシルド 撃破!
【ソウルガード】ソウル1→0(レシルベイス)
防7000→4000
岡本「ターンエンド。」
◼️手札3/ゲージ3/LP7
美白「私のターンです。ドロー、チャージ&ドロー」
◼️手札5→6/ゲージ1→2
美白「ライトに〈竜装機 キャバルリア〉をコールです。」
◼️手札6→5
竜装機 キャバルリア
竜装機
サイズ1/攻4000/防1000/打撃2
美白「竜装機キャバルリアをレシルドに星合体!キャバルリアがソウルにあるモンスターは【貫通】を受けた得ます。」
キャバルリアは光りの球となってレシルドの周りを浮遊する。
レシルド ソウル0→1
美白「手札から〈星導竜装機 レシル・デイブレード〉の起動能力発動、ゲージ1払い、このカードをレシルドにソウルイン!」
◼️手札5→4/ゲージ2→1
星導竜装機 レシル・デイブレード
スタードラゴンW
竜装機
サイズ3/攻6000/防1000/打撃2
◼️【コールコスト】ゲージ2払う。
◼️このカードは君の場のモンスター1枚のソウルに1枚しか入れられない。
◼️【起動】君の場の〈ネオドラゴン〉を1枚選び、ゲージ1払う。払ったら、手札のこのカードを選んだ〈ネオドラゴン〉のソウルに入れる。この能力は1ターンに1回だけ使える。
◼️このカードがソウルにある〈ネオドラゴン〉の打撃力+2!さらに〈星導竜〉のソウルにあるなら、そのカードの攻撃力+2000!
レシルデイブレードは光りの球となってレシルドの周りを浮遊する。
レシルド ソウル1→2
美白「キャスト〈星導機術 スターシルド・リターン〉」
◼️手札4→3/LP10→9
星導機術 スターシルド・リターン
スタードラゴンW
魔法
◼️【使用コスト】ライフ1払う。
◼️君のドロップから、カード名に「星導竜装機」を含むカード1枚を手札に加える。「星導機術 スターシルド・リターン」は1ターンに1回だけ使える。
美白「私はこのカードの効果で、ドロップから〈星導竜装機 レシル・ベイス〉を手札に加えます。そしてコール」
◼️手札3→4→3
星導竜装機 レシル・ベイス
スタードラゴンW
竜装機
サイズ1/攻3000/防1000/打撃1
◼️このカードは君の場のモンスター1枚のソウルに1枚しか入れられない。
◼️このカードがソウルにある〈ネオドラゴン〉の防御力+2000!さらに、このカードが〈星導竜〉のソウルにあるなら、代わりに防御力+3000!
【星合体】
美白「星合体! レシルベイスをレシルドのソウルに!そしてレシルドの防御力を+3000します。」
レシルベイスは再び光りとなってレシルドの周りを浮遊する。
レシルド ソウル2→3
美白「アタックフェイズです!」
レシルド ソウル3
攻5000→7000/防4000→7000/打撃2→4
◼️竜装機キャバルリア:【貫通】を得る。
◼️星導竜装機レシルデイブレード:打撃力+2/星導竜のソウルにあれば攻撃力+2000!
◼️星導竜装機レシルベイス:星導竜のソウルにあれば防御力+3000!
美白「レシルドでレインボーホーンを攻撃!」
レシルドは背中の翼を羽ばたかせて飛び、レインボーホーンに突撃する。レインボーホーンは杖でガードの体勢を取るが、そんなものは意味がない。レシルドの強靭な爪は杖ごとレインボーホーンの身体を引き裂いた。
レシルド
攻7000
レインボーホーン
防2000
レインボーホーン 撃破!
美白「さらに貫通!センターの相手モンスターをバトルで破壊した時、レシルドの打撃力分、相手にダメージ!」
レシルドの現在の打撃力は4。つまり、岡本はセンターのモンスターを破壊されただけではなく、一気に4のダメージを受けてしまう。
レシルドは口にエネルギーを溜め、そのエネルギーをレーザーとして岡本に照射した。
岡本「きゃぁぁぁあ!!」LP7→3
美白「ターンエンド」
◼️手札3/ゲージ1/LP9
岡本は打撃力4という大きいダメージの衝撃に両膝をついて俯く。「はぁ、はぁ、はぁ………」と肩で息をしている。
◆
「ねぇ、岡本さんってほとんど初心者なんでしょ?園町さん、少しやり過ぎじゃない?」
「うん。初心者相手に容赦なさすぎだよ………」
岡本がバディファイト初心者である事は、この選抜会中にクラスのみんなに知れ渡っていた。そして美白のバディファイトの実力は学年内でも4〜5位に入るくらいの強さである事も皆知っている。ほぼ初心者の岡本が美白と当たると知った時点で結果は分かっていた。分かっていたのだが、それにしても美白のファイトは岡本に対して全く優しくない。クラスの皆んなはそれについて不満を口にする。
「岡本さんが可哀想だよ!」
「そうよ、少しは手加減してあげてもいいんじゃないの!」
クラスの何人かは美白に対して少し声を荒げて抗議の意を口にする。そんな皆んなの声に「やめなさい!」と静止する声があった。
空乃「紫音ちゃん。」
紫音「あなた達、何も分かってないわね。」
「分かってないって、何が?」
紫音「美白の事よ。彼女はバディファイトで決して手を抜かないわ。たとえ相手が初心者であってもね」
空乃「うん、そうだね。美白ちゃんの言う通りだよ。」
「空乃ちゃんまで………」
空乃「たしかに、美白ちゃんのファイトは岡本さんに対して容赦ないように見えるかもしれない。だけど美白ちゃんはバディファイトには絶対妥協しないよ。」
優香「うん。それに、美白ちゃんは分かってるんじゃないかな?岡本さんは諦めないって。」
「そう………なのかなぁ?」
空乃、紫音、優香は美白とは1番仲のいい3人だ。クラスの皆んなもそれは分かっている。そんな3人の言葉に、クラスの皆んなは口を閉ざす。けどやっぱり納得はできない様子だ。
◆
美白「大丈夫ですか岡本さん。サレンダーしても良いんですよ?」
岡本「サレンダー………?」
美白「降参する。と言う意味です。負けるのが嫌だったり、私とのファイトが辛かったらどうぞ?」
岡本は、ファイトしてる今の美白に淡白で冷たい感じを受ける。さっきまで優しくバディファイトのルールを教えてくれた本人とは全く別の人物にも思えてきた。なぜこんなに厳しいファイトをするのか岡本にはわからない。
美白は強い。当然だ。岡本にバディファイトのルールを教えてくれた言わば師匠にも値する人物だ。弟子が簡単に師に勝てるわけがない。それも理解している。
岡本が美白に与えたダメージはたった1のみ。大したダメージは全く与えられていない。それに対して美白は打撃力4と言うとんでもないダメージを岡本に与えた。2人のライフの差は7もある。完全に岡本の劣勢。
岡本には今の美白がなんだか怖くも感じる。辛い、降参してすぐにファイトを終わらせたい。………………逃げたい。
だけどなぜだろう。この胸の内から熱くなってくるこの感じは。
負けたくない。諦めたくない。最初から弟子が師に勝てないのは当然の事だ。だからと言って今ここで降参して逃げたら、美白から教わったバディファイトを投げだす事になる。それは絶対にしたくない。自分から言ったんだ「バディファイトをやりたい。」「バディファイトの事をもっと知りたい」って。たとえ負けるのが分かってるファイトだとしても、降参して逃げたら、これからも負ける事から逃げるようになってしまうかもしれない。そんなのは嫌だ!自分はまだバディファイトの全部を分かっていない。
勝っても負けても関係ない。私は今のファイトを、これからのバディファイトを楽しみたい。せっかくバディファイトを覚えたんだから、絶対に降参なんてしない!
岡本は両膝をファイトステージから離して立ち上がる。
岡本「私のターン、ドロー、チャージ&ドロー!」
◼️手札3→4/ゲージ3→4
美白「ファイトを続けるのね。」
岡本「うん。今このファイトから諦めたら、きっと私は自分を嫌になるかもしれない。だから私はこのファイトを続けるよ!」
美白「そう。ならば全力で来なさい!」
岡本「はい! センターにバディコール!〈大魔道騎士長 カルシェード〉バディギフトでライフ+1!」LP3→4
◼️手札4→3/ゲージ4→2
大魔道騎士長 カルシエード
マジックW
魔術師
サイズ3/攻6000/防4000/打撃2
◼️【コールコスト】ゲージ2払い、君のデッキの上からカードを2枚ソウルに入れる。
◼️君の場のサイズ1以下の〈魔術師〉全てのサイズを1減らす。
◼️【起動】"マジックナイツ・オーラ"君の手札の魔法1枚をドロップに捨ててよい。捨てたら、このターン中、君の場の〈魔術師〉全ての攻撃力+2000、防御力+2000!"マジックナイツ・オーラ"は1ターンに1回だけ使える。
【貫通】【ソウルガード】/ソウル2
岡本のセンターに、白と赤を基調とした魔導服を着用し、腰マントを履き、騎士長の証であるエンブレムを胸に飾った、顔の整った翡翠の髪色で短髪の青年が、魔法陣から現れる。
美白「サイズ3のモンスター、それでは先に出していたレフトとライトのモンスターは消えてしまいますよ?」
岡本「大丈夫だよ。カルシエードの能力でサイズ1以下の〈魔術師〉のサイズは1減る!」
バディファイトの場に置けるサイズの上限は3だ。普通ならばサイズ3のカルシエードが出た時点でサイズの超過となり、先に場にいたドゥンケルハイトとリヒトはドロップに置かれるのだが、カルシエードの能力でサイズ1だったドゥンケルハイトとリヒトのサイズは0に下がり、場に留まる事ができるのだ。
美白「やりますね。」
岡本「カルシエードの起動能力発動、"マジックナイツ・オーラ"手札の魔法カード1枚を破棄!私の場の〈魔術師〉全ての攻撃力+2000/防御力+2000!」
◼️手札3→2
カルシエード
攻6000→8000/防4000→6000
ドゥンケルハイト
攻7000→9000/防6000→8000
リヒト
攻6000→8000/防7000→9000
岡本「ガンロッドベヒシュタインの効果で、このカードをレストして美白さんにダメージ1!」
杖の先端の砲口から魔力の弾丸を美白に撃つ。
美白「うっ!」LP9→8
岡本「アタックフェイズ! リヒトでレシルドに攻撃!」
美白「ソウルガード。」
リヒトは剣を構えてレシルドを横一閃に斬る。
リヒト
攻8000
レシルド
防7000
レシルド 撃破!
【ソウルガード】ソウル3→2(竜装機 キャバルリア)
岡本「ドゥンケルハイトでレシルドを攻撃!」
美白「ソウルガード」
ドゥンケルハイトは剣を構えて、縦一閃にレシルドを斬る。
ドゥンケルハイト
攻9000
レシルド
防7000
レシルド 撃破!
【ソウルガード】ソウル2→1(星導竜装機 レシルデイブレード)
攻7000→5000/打撃4→2
岡本「カルシエードでレシルド私を攻撃!」
美白「ソウルガードです!」
カルシエードは剣先をレシルドに向けて構え、レシルドへと突きを繰り出す。突き出した剣はレシルドの腹部を突き刺した。
カルシエード
攻8000
レシルド
防7000
レシルド 撃破!
【ソウルガード】ソウル1→0(星導竜装機 レシルベイス)
防7000→4000
岡本「貫通!カルシエードの打撃力は2、よって2ダメージです!」
レシルドを突き刺した剣先から光りが伸びて美白をも突き刺す。
美白「ぐっ………!」LP8→6
岡本「キャスト! ライフ1とゲージ1払って〈カルシエードの奮起〉」LP4→3
◼️手札2→1/ゲージ2→1
カルシエードの奮起
マジックW
魔法
◼️【使用コスト】ゲージ1払い、ライフ1払う。
◼️【対抗】君の場の〈魔術師〉1枚をスタンドする。「カルシエードの奮起」は1ターンに1回だけ使える。
岡本「このカードの効果で大魔道騎士長カルシエードをスタンドします。 カルシエードでもう一度レシルドに攻撃!」
カルシエードは再び剣を構えてレシルドへと突撃する。
美白「甘いですよ!手札から〈竜装機 エマージェンス〉の【対抗】発動!ライフ1払い、このカードをレシルドへソウルイン!」LP6→5
◼️手札3→2
レシルド ソウル0→1
カルシエードはレシルドを横薙ぎに斬り裂く。
レシルド 撃破!
【ソウルガード】ソウル1→0
岡本「貫通、打撃2!」
斬り裂いた衝撃が光りの斬撃になって美白に直撃する。
美白「ぐっ………!」LP5→3
岡本「ターンエンドです。」
◼️手札1/ゲージ1/LP3
レシルドを撃破しきれなかった。だが美白のライフはだいぶ削った。岡本の手札、最後の1枚は魔法ではあるが攻撃を防ぐカードではない。次のターンの美白の攻撃で岡本は確実に負けてしまう。だが不安は無かった。むしろ胸の中は晴れやかでどこか清々しい。最初から美白に勝てるとは思ってはいないが、それでも一矢報いたと自分の気持ちを強く今のターンを終えた事に岡本は満足感を覚えていた。
美白「私のターン。ドロー、チャージ&ドロー!」
◼️手札2→3/ゲージ1→2
美白「ライフ1払い、キャスト〈星導機術 スターシルド・リターン〉」LP3→2
◼️手札3→2
星導機術 スターシルド・リターン
スタードラゴンW
魔法
◼️【使用コスト】ライフ1払う。
◼️君のドロップから、カード名に「星導竜装機」を含むカード1枚を手札に加える。「星導機術 スターシルド・リターン」は1ターンに1回だけ使える。
美白「私のドロップから〈星導竜装機 レシル・デイブレード〉を手札に加えます。そして今手札に戻した〈星導竜装機 レシル・デイブレード〉の能力発動! ゲージ1払い、レシルドにソウルイン!」
◼️手札2→3→2/ゲージ2→1
レシルド ソウル0→1
美白「レシルデイブレードがソウルにあるレシルドは打撃力+2/攻撃力+2000されます。」
美白「ライトに〈星導竜装機 レシル・キャバルランサー〉をコール!」
◼️手札2→1
星導竜装機 レシル・キャバルランサー
スタードラゴンW
竜装機
サイズ1/攻3000/防1000/打撃1
◼️このカードは君の場のモンスター1枚のソウルに1枚しか入れられない。
◼️このカードがソウルにある〈ネオドラゴン〉は【貫通】を得る。さらに、このカードが〈星導竜〉のソウルにあるなら、このカードがソウルにあるモンスターのバトル終了後、君のライフ+1!この能力は1ターンに1回だけ使える。
美白「レシルキャバルランサーをレシルドに星合体!」
レシルキャバルランサーは光りの球となってレシルドの周りを浮遊する。
レシルド ソウル1→2
美白「レシルキャバルランサーがソウルにあるレシルドは【貫通】を得ます。アタックフェイズです!」
レシルド ソウル2
攻5000→7000/打撃2→4
◼️星導竜装機 レシル・デイブレード
(打撃力+2/〈星導竜〉の攻撃力+2000)
◼️星導竜装機 レシル・キャバルランサー
(【貫通】を得る。/〈星導竜〉のバトル終了後、ライフ+1)
美白「レシルドでカルシエードに攻撃です!」
岡本「ソウルガード!」
レシルドの周りを浮遊していた光りの球が槍となってレシルドの手に持たされる。そしてレシルドは槍を構えてカルシエードへと突撃し、その腹部を貫いた。
レシルド
攻7000
カルシエード
防4000
カルシエード 撃破!
【ソウルガード】ソウル2→1
美白「貫通、打撃4です!」
レシルドはカルシエードを貫いたその槍で岡本を横薙ぎに斬り払う。
岡本「きゃぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁああ!!」LP3→0
◆
ファイトを終えてステージから降りてきた岡本の周りに数人のクラスメイト達が速足で近寄ってくる。みんな岡本に「大丈夫?」「惜しかったね。」「凄くいいファイトだったよ!」と称賛の言葉をかける。岡本は少し照れたようにはにかんで「ありがとう。」とお礼を言った。
美白「岡本さん………」
岡本「園町さん。」
美白「すみませんでした!!」
美白は勝利したにもかかわらず岡本に対して頭を下げて謝る。その様子に岡本はおろか、周りにいたクラスメイト達も驚いていた。
岡本「え⁉︎ちょっ!なんで謝るの⁉︎」
美白「今のファイト、少し冷たく当たりすぎたところがあったと思います。力の差があるにも関わらず、あなたは勇敢にも、諦めずに私に挑んできました。そんなあなたに"サレンダー"の一言を言ってしまった事を恥ずべきと思いました。謝らせてください。」
岡本「あ、頭を上げて園町さん。」
岡本に言われた通り美白は頭を上げ岡本の顔を見る。岡本は優しく笑みを浮かべていた。
岡本「今のファイト、たしかに園町さんの事が少し怖かったけど、でも、とても楽しいファイトでした。」
美白「けど、今のファイトであなたがバディファイトを辞めてしまったとなったら私は………」
岡本「もう、私がどうしてバディファイトを辞めるの?言ったじゃないですか、楽しいファイトだった。って。今はまだバディファイトを覚えたばかりだから仕方ない事だけど………。でも私、強くなるよ。本気でバディファイトを続けて、強くなって、今度は園町さんに勝てるようになる。だから謝らなくていいよ。」
美白「ありがとうございます。岡本さん。」
岡本の慰めに美白は改めてお礼を述べる。だが岡本は少し煮え切らない表情になる。そして恐る恐るといったように次の句を放つ。
岡本「あ、あの、少し頼みたい事があるんだ。」
美白「なんですか?」
岡本「その、せっかくファイトもしたし仲良くなったんだから、な、名前で呼び合わない?」
美白「ふふふっ、そうですね。岡本
由良「うん、美白さん!」
美白と由良はお互いの名前を呼び合いそして握手を交わした。
卒業ファイト選抜会トーナメント
園町 美白 2回戦進出
今回も感想をぜひ!!
次回はAブロックの決勝戦まで飛ばして、空乃ちゃんvs美白ちゃんをやるか、一旦、Bブロックの試合に行こうか迷ってます。
岡本 由良
群青色の長髪を三つ編みにして肩から下げている。
体格は小柄で胸の大きさはそれなりにある。あまり人前では目立つほうではなく、今まではできない事はすぐに諦めて来た。だが美白にバディファイトを教えてもらい、美白とのファイトで負けて以来、バディファイトで美白に追いつくために、バディファイトだけは諦めずに続けると誓った。