混界魔龍大戦駒王町―銀の風が呼ぶ運命   作:グレン×グレン

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 土日はあんまりPVが伸びないので二日まとめて一話ぐらいにするべきかとも思ったのですが、ついに評価者が五人になって色もついたので、人を新たに呼び込むチャンスと思い早めに投稿しました!
 ……多分ここから平均評価は下がるでしょうが、まあ多少は覚悟の上です!






 あと、兵夜はこの間にドライグをパンツで回復させるカバーに入っております。

 どうせ今後もパンツやおっぱいを力に変えるんだから、さっさとやって慣れてない連中に慣れさせないととか考えてます。先を見据えてますが盛大に鬼ですね。


十七話 敵味方共に強い奴らの闘いが作品としては一番だけど、作るのは結構大変

 

 祐斗Side

 

 

 

 

 

 

 

 

 突撃するフィフスに対して、僕達の対応は即座だった。

 

「まずはロスヴァイセが突撃を封じなさい! そのあとは祐斗とゼノヴィアで挟み撃ちよ!!」

 

「「「はい!」」」

 

 リアス部長の指示に従い、まずロスヴァイセさんが防御魔法を正面に張る。

 

 ロスヴァイセさんの防御魔法は、先日アースガルズで学び直したことで急激に上昇した。

 

 英雄派の幹部の方のヘラクレスが至った禁手にすら防ぎきるあの結界は、間違いなくグレモリー眷属でも有数の防御力だ。

 

 フィフスはそれを棍の連撃で破壊するけど、それでも一瞬の時間をこれに費やされる。

 

 そして、僕とゼノヴィアにはこれで十分だ。

 

「……回避もせずにあえて乗るとは―」

 

「―流石に舐められたものだねっ!」

 

 左右からゼノヴィアと共に僕は攻撃を敢行する。

 

 ゼノヴィアが持つのはエクス・デュランダル。聖剣の中でも最高峰の攻撃力を持つデュランダル。その高すぎる威力の制御にエクスカリバーを使用した一品だ。

 

 エクスカリバーの中には移動速度を高める天閃の聖剣(エクスカリバー・ラピッドリィ)が存在する。また先日最後のエクスカリバーである支配の聖剣(エクスカリバー・ルーラー)も組み込んだことで、性能が大幅に上昇している。

 

 そして僕が振るうのは二振りの聖魔剣。

 

 聖と魔の双方が融合したこの剣は、通常の聖剣や魔剣を凌駕する逸品だ。

 

 本来は英雄派のジークフリートを打倒した時に手にした五つの魔剣があるけれど、あれは負担が大きいからいざという時に取っておかないとね。

 

 そして二方向からの三つの斬撃を、フィフスは一瞬で後退することで回避する。

 

 想像以上に速い。これも異世界技術を利用しているのか!

 

「今のお前ら程度にはなぁ!」

 

 その瞬間、フィフスは一瞬で逆にこちらを追い抜いた。

 

 早い……いや、動きの緩急が巧みなんだ。

 

 間違いなく戦い慣れており、優れた技術と蓄積された鍛錬が見えている。

 

 なるほど、バーサーカーのあの猛威を凌ぐだけのことはある……そういうことか!

 

 そしてフィフスの狙いはイリヤスフィールのようだ。

 

 だが、追撃しようとする僕達を追い抜く影がある。

 

「■■■■■―――ッ!!!」

 

 バーサーカー!?

 

 ここまで早いのか……いや、あれは明らかに今まで以上で、手加減をしていたわけでもない。

 

 なのに、ここまで更に早くなれるのか!?

 

「チッ! ここまで早いか!」

 

 フィフスは振り返って巴投げで上に投げ飛ばし、その勢いで再び加速する。

 

 く、間に合わな―

 

「―おっと。レディに対して乱暴な真似はよすんだな」

 

 ―その瞬間、カウンターを叩き込むように回し蹴りがフィフスに襲い掛かる。

 

 それを上体を逸らすことで回避したフィフスの棍を、軽やかにかわすのは左さん―――いや、仮面ライダーW。

 

 更に追撃に連撃を放ち、フィフスの動きをそこに一旦縫い留める。

 

 そして、その時間で僕達とバーサーカーは追いついた。

 

「仕損じたか! なら範囲攻撃で吹き飛ばす!」

 

「同感だね。聖覇の龍騎士団(グローリィ・ドラグ・トルーパー)!!」

 

 ゼノヴィアが聖なる力を増幅する祝福の聖剣(エクスカリバー・ブレッシング)を応用してオーラの範囲攻撃を叩き込めば、僕は聖魔剣に至った応用で手にした聖剣創造の禁手による、龍騎士団で逃げ場を封じる。

 

 更にその余波を無理やり突破したバーサーカーの攻撃が、しのぎ切れなかったフィフスに一撃を叩きこ―

 

「火竜の翼撃!」

 

 ―する瞬間、炎を纏った腕の薙ぎ払いが、僕達を一気に弾き飛ばした。

 

 同時に棍を片手で持ち、イリヤスフィールに向けて突き出し―

 

『ヒート』

 

『メタル』

 

「おっと。熱いのが好きなら付き合うぜ?」

 

 ―左右の色がそれぞれ銀と赤に変わったWさんが、何時の間にか携帯していた伸縮式の棒でそれをいなす。

 

「中々やるが、周りの連中が抑えられてるならやりようはあるだろ?」

 

 Wの言うとおりだ。一斉に現れた駆動鎧や魔獣は、完全に抑えられていた。

 

「ハイつぎぃいいいいいいい!」

 

「アクセルシューター!」

 

 特に銀時さんと高町さんが凄い。

 

 二人とも歴戦の技量を感じさせる戦いぶりだ。これなら何とかなる―

 

 

 

 

 

 

 

「なるほどな。じゃ、俺も呼ぶか」

 

 

 

 

 

 

 

 その瞬間、フィフスから強大な魔力があふれ出す。

 

 そして僕達は気づいた。

 

 フィフスの全身から、イリヤスフィールと同様の雰囲気を持つ多数の刻印が浮かび上がっていることに。

 

「出番だ、来いよ俺の左腕―――アルターエゴ!」

 

 

 

 

 

 

 

 

 

「ようやく出番か。では死ぬがいい、我が脆弱なる忌み名の持ち主よ」

 

 

 

 

 

 

 

 その瞬間、即座にイリヤスフィールに覆い被さったバーサーカーの背中が、砲撃でも喰らったかのように破裂した。

 

 気づけば、僕達のすぐ近くには一人の偉丈夫が立っている。

 

 髪は無造作に伸び、バーサーカーとは比べるべくもないが筋骨隆々な上半身を、織物で包んでいる。

 

 この男が凶手か。しかも間違いなく手練れであり、フィフスの相手もしなければならなくなる。

 

 なら―

 

「―グラムッ!!」

 

 僕は躊躇なくグラムを呼び出すと、即座に切りかかる。

 

 魔帝剣グラム。魔剣において最強の力を持ち、神滅具であろうと禁手無しで挑むのは危険といえる、間違いなく僕が振える最強の力。

 

 英雄派のジークフリートとの最後の戦いで、彼を見限ったグラムに選ばれた僕にとっては、最強の手札といってもいい。

 

 呪いが強すぎるからあまり使いたくなかったけれど、しかし必要な時に躊躇するようでは話にならない。

 

 故に、遠慮なく僕は横なぎにグラムを振い―

 

「―武器はいい。だが使い手が未熟ではな」

 

 ―気づいた時には、僕は宙に投げ出されていた。

 

 視界に移る凶手の手は、まるで何かを掴んで投げた直後の形をしている。

 

 まさか、片手で白刃取りして、更にその勢いのままに投げ飛ばしたというのか?

 

 ありえない。あの一瞬でそんなことができるとするならば。それはもはや師匠にも匹敵する武の技量があってこそだ。

 

「剣に使われているようでは剣士として三流だろう。強き武器に目が眩んでいる戦士など、刃物ではしゃぐ三流の小悪党と何ら変わらんな」

 

 一瞥すらくれずにそう酷評され、僕は奥歯を噛み締める。

 

 サーヴァント。その存在はいわば師匠達のような者達が数多いとは思っていたけど、ここまでの戦士がいたというとは……っ

 

「フィフス。私は契約通りあの愚者の命をもらう。他はお前がしのげ」

 

「ああ任せた。もっとも、終わったらさっさと他に移ってほしいがな……っ!」

 

 そう言葉を交わし、凶手とフィフスは戦闘を再開する。

 

 フィフスがこちらの攻撃を迎撃する地帯戦術に移行し、凶手はフィフスから一本の剣を投げ渡されると、それをもってバーサーカーに相対する。

 

「■■■■■―――ッ!!」

 

 バーサーカーは即座に蘇生すると、再び攻撃を開始する。

 

 その猛攻はやはり壮絶であり、間違いなく最上級悪魔すら押し切られるだろう、圧倒的な暴力の具現だった。

 

 しかし凶手はそれをすべていなすどころか、返す刃でバーサーカーを切り刻む。

 

 間違いなく超一流の戦士だ。身体能力こそバーサーカーに一歩劣るが、その猛攻をフィフスのように的確にさばいている。むしろ技術によってしのぎ切っていたフィフス以上に余裕をもって対応している節すらある。

 

 おそらくは攻撃を見切っている。僅かな初動で攻撃の流れを予測しきり、さらに動作を見ることで最適なタイミングを読むことで凌いでいる。

 

 そしてそれ以上に、攻撃が放たれるタイミングと狙っている当たりを察している風にも見える。そしてそれが百発百中であるからこそ、フィフスを凌駕するレベルで攻撃をいなしきっているんだ。

 

 技量、洞察、直感。その三つを全て高い水準で併せ持っているあの戦士は、いったいどれほどの才能を持ち鍛え上げられ修羅場をくぐってきたのだろう。

 

 まずい、バーサーカーでは勝てない。

 

 何故なら―

 

「狂気に浸り己の技量を失ってはこの程度か。見当はずれの嫉妬によって狂わされ、子殺しをしておきながら再び狂う体たらく、見るに堪えん」

 

 その言葉と共に、凶手の斬撃がバーサーカーの頭部を断ち切った。

 

 唐竹割の斬撃に、しかしバーサーカーは再び蘇生する。

 

 だがそれより早く心臓を貫く一突きにより、更に命は失われる。

 

 それでもまた蘇生する。まだ三度しか死んでない彼の命は、あと九は存在し―

 

「何もかもが足りん。所詮あの毒婦の栄光などを受け入れるようではこの程度か」

 

 ―更に神速の突きが、バーサーカーの頭部を半ば吹き飛ばす。

 

 この僅かな時間に三度も殺したのか。あれほどの存在を!?

 

「さて、あと八回殺せば終わりか。思ったよりも早く―」

 

「―いや、そうはいかない」

 

 その言葉に、僕を含めたグレモリー眷属は天を仰いだ。

 

 ―来てくれた。あの方が来てくれたのか。

 

「……よく頑張ってくれた、リアス達。そして異界の方々よ、我々の世界のトラブルに巻き込んでしまったことを謝罪させてほしい」

 

 その言葉と共に、周囲に数十の魔力の塊が降臨する。

 

 バアルの血を引く者が持つ、消滅の魔力。物体を滅ぼすということにおいてどの悪魔よりも効率的に行えるその力は、凝縮されているがゆえに一撃で最上級悪魔すら深手を負うだろう。

 

 そして一瞬で同時に操られるその猛攻が、敵を一斉に滅ぼしていく。

 

「いったん下がるぞ、アルターエゴ!」

 

「なるほどな。厄介な手合いが来たようだ」

 

 フィフスとアルターエゴはお互いをカバーしながら、いったん僕らから距離とをる。

 

 そして、僕達の上に浮かぶあの方々を見据え、フィフスはため息をついた。

 

「……やってくれるじゃねえか、これが」

 

「……初めまして、フィフス・エリクシルとやら。私の妹やその眷属、そしてお客様達が世話になったようだ」

 

 そこにいるのは、明星の名を継いだ深紅の魔王。

 

 リアス部長の実のお兄様にして、最強の魔王を襲名した、冥界が誇る紅の王者。

 

「……これ以上の戦闘を行うのなら、私は遠慮なく君達を滅ぼそう。サーゼクス・ルシファーの名において告げるこれが、最後通牒と心得たまえ」

 

 ……冥界最強戦力、サーゼクス・ルシファー眷属がこの場に全員出陣した。

 




 フィフスも当然サーヴァントを召喚しております。

 このアルターエゴ、もともとはアサシンでエタった作品群に出したかったのですが、なかなか出す機会に恵まれなかったので、さらなる改造を加えてここで出しますです、はい。

 そして冥界最強戦力が増援として来訪しましたが、此処で終わるほどフィフスはヌルいタマではありませんです、はい。
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