残念、一から十までほぼギャグです!!!
イッセーSide
その瞬間、落ちてきていた船が、十字に両断された。
それどころか、切断面から炎が生まれて、その残骸を消滅させる。
え、なに、何があったの!?
俺達が目を見開く中、敵を切り裂いた何かが地面に着地する。
『―無事なようで何よりだ。だが、戦いにおいて残心を忘れてはいかんぞ、諸君』
なんかいい声してるなぁ。
『……だが間に合ってよかった。我々の失態で君達に迷惑をかけているところもある。その上首脳陣を失ってしまっては酷だというものだ』
うん、いい声してるし、何て言うかすっごく重要なことを言っているのも分かる。
『そして安心するがいい。ここからは我らも共に戦おう。悪しき者達をはびこるのならば、俺の出番ということだ』
そんなかっこいいことを言いながら、出てきたのは―
「この、英霊志士オバ
―何、あのアヒルをデフォルメしたようなマスクつけた不審者。
「「「異世界でまでそんな
あ、万事屋の関係者だったのか!
盛大にオバなんとかが蹴り墜とされたのは、なんか赤い人型ロボット。
翼とでっかい砲門がついている其れは、二振りの西洋剣を手に持っていた―
「何ビルド系みたいに
「セイバーガンダ●ではない、
「仮面ライダーいるからって二段構えのパクリすんなぁ!? あと二本持ってくんなぁああああ!!! 一本でっかくして世界に突き刺しとけぇえええええ!」
銀さんが盛大に蹴り倒しているけど、うん、やっぱりガンダ●だった!?
しかもジャスティスでもイージスでもなくてなんでセイバーって思ったけど、そういうネタか!
「すいません! この馬鹿は見ての通り馬鹿極まりないので距離を取ってください! 僕達やおっぱいでいっぱいいっぱいな人達には毒すぎます!」
「近づいちゃダメアル。馬鹿が
よし、盛大にぶっ飛んだ枠だってことはよく分かった。
盛大に俺達が戸惑っているそんな時だった。
「――――~っ」
声が聞こえた気がして振り向くと、そこから凄い勢いで誰かが走ってきていた。
「……ぁっんっ」
その姿に、殆どの人達が二度見して、半分ぐらいが一斉に身構える。
そう、その姿は―
「悪魔さぁああああああっん!」
―魔法少女の―
「なんだこの変態オッサンはぁあああああ! ツッコミきれるかぁああああ!」
あ、銀さんがいきなり躍りかかった!?
待って待って待って待って! その人は―
「……ミルキィイイイスパイラルナックォオオオオオオッ!!!」
「うろぶちっさとうっときやっ!?」
味方と言う前に返り討ちにあったし!?
「銀さぁあああああんっ!」
「銀時!? 己面妖な妖怪めぇ!」
「銀ちゃん!? あとヅラはそのマスクをはがしてから言うアル!」
志村達が慌てて臨戦態勢になるけど、俺が止めるより先に宮白が割って入る!
「落ち着け正当防衛だ! ……紹介しよう、こちらこの駒王町在住の民間人でありイッセーの悪魔活動におけるお得意様の
「キャラが濃過ぎてツッコミが追い付かんわぁああああああああ」
全力の志村のツッコミが響き渡った。
宮白も反論しきれないのか、さらりと視線を逸らした。
「と、とりあえず一般市民だ。魔法少女を愛しすぎて魔法少女の格好をしているが、魔王レヴィアタン様もプライベートはそんな感じだから! 何故か実写版魔法少女のオーディションで最終選考に残ったこともあるけど、レヴィアタン様に巻き込まれた女子高生とか女教師とか男の娘も残ったから、まあそこは流していいから! とどめにテロの襲撃を受けた際、眠らせられなかったうえに普通に戦力として優秀だったけど、一応民間人だから!」
「フォローするつもりで全部台無しだろうがぁああああ! っていうかそれもう一般市民じゃねえよ。一般市民にしないで対テロ組織にでもスカウトしろよ。カウンターで銀さん沈黙させれる一般市民とかかぶき町の住人かそいつは」
志村と宮白が微妙な言い合いになりかけている頃、今度はヅラとか呼ばれてた覆面が覆面を取った。
おお、ロン毛のイケメンだ。
「……イケメンかぁ。また可愛いお姉さんとかの視線があっちに行くんだろうなぁ」
思わず残念に思ってると、イケメンは汗を拭いて俺達に向き直った。
「……仕方がないので名を名乗ろう。桂小太郎、好物は……そばだ!」
あ、残念なイケメンだった。
っていうか、かぶき町ってところでは自己紹介のついでに好物を奢ってもらおうとするのがはやりなのか?
「……流石にそば打ちは俺もできないから、乾麺でいいか? それとも店屋物取るか?」
なんで宮白はそばを用立てる方向に話を進める?
「いや、素直に好物出さなくてもいいんですよ。図に乗りますよ?」
「いいんだよ新八。先に下手に出ていた方が、後で酷使する時に俺達の心が痛まないだろ? 多少振り回される程度で肝心な時に死地に蹴り込むことを躊躇しなくていいならこっちが得じゃないか」
「発想がえげつないんですけど。あんた本当に悪党向きだよ!」
志村にツッコミは任せるとして、でもそばかぁ。
と思ったら、何故かアーチャーとゴルドルフさんが並び立っていた。
「……ふっ。そこの未熟者でもそば打ちは無理だろう。五割から十割まで用意しておくとしよう。まずは基本のかけそばとざるそばとするか」
「ほほぅ。私も日本食には明るくないが、ソバは日本だけの者ではない。
「それはいいな、Mrゴルドルフ。なら私はそばがきも用意しておくとしよう。なに、余ってもこれだけの数なら消費しきれるだろうさ」
すいません。むしろこれ、どさくさに紛れて逃げようとしてない?
俺も買ったエロゲを消費するとか言って、ちょっと席を離れた方がいいんだろうか。
そう思った時、桂さんが俺達を見渡しながら、ふっと微笑んだ。
……顔がいいのに残念過ぎて、嫉妬の炎が全然出てこない。
「……おっと、伝えることが多いから忘れていたが、しかしこの窮地に我々も助力しよう。安心しろ、増援は俺一人などでは断じてない」
そう言いながら、桂さんは上を指さした。
そして俺は振り返ると……その場の全員と一緒に絶句する。
何故か全部アヒルをデフォルメしたような顔がついている、どう見ても数百メートルはあるだろう、空を飛ぶ謎の物体の群れ。
どう見積もっても百はありそうなそれが、モニターを投影している。
そこには、宇宙空間に浮かぶ謎の巨大物体。
小惑星だと思うけどそれも所々に建造物がついているし、またアヒルのデフォルメがついている。
………え、あれなに?
俺達がゆっくり桂さんを見ると、なんかすっごいふてぶてしい笑みを浮かべていた。
「彼ら傭兵部族蓮蓬と、そして彼らの新たなる拠点、宇宙要塞月渚痛が地球圏に来たからには、奴らのスキにはさせん。さあ、ともに
……………
俺達全員が沈黙してたけど、やがて志村がプルプルと両肩を震わせる。
「……なんか、違う連中が関わってんじゃねえかぁああああああああっ!!!」
絶叫が、空に鳴り響いた。
「そういえば、なんでミルたんはこっちに来たの?」
「気づいたら周りの人達が人形みたいになってて大変だって気づいたにょ。だから悪魔さんに相談しようかと悩んでたけど、そしたら悪魔さんのおうちの方が騒がしくなったから心配になってきたんだにょ」
そうだったのか。ありがとうミルたん。
でも、ぶっちゃけキャラの濃い人が多すぎて大変だから、お土産に余ってたホールケーキを渡して帰ってもらうことにした。
「いや、俺、殴られ損じゃねえかぁあああああっ!」
銀さんうるさい! ミルたんはワイルドな見た目だけど、俺が風邪を引いたら自分が依頼をしすぎた所為だと思うぐらい繊細な漢の娘なんだからな!!
……いや、俺のお得意様の中でもトップクラスの濃い見た目の人なのは認めるけどね!?
1から十までギャグ満載なので、いろいろとタグの練習も兼ねました。今後も特殊タグを組み込んだ話を組み込んでいく予定です。
いや、とりあえずようやく出せたよ頑侍。
銀魂は頑侍を主軸の一つとしてぶっこんでいく予定なので、そのあたりご了承ください。
ただし次とその次はかなりシリアス。
前もってやっておいた方がいいことを此処で消化しておこうと思います。