混界魔龍大戦駒王町―銀の風が呼ぶ運命   作:グレン×グレン

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 というわけで、シリアスに脅威な事態なんですがギャグにしかできない部分をまず出します。


第26話 量産型ZZガン〇ムの両肩のあれって、実はオプション装備だって最近初めて知った

 

祐斗Side

 

 

 

 

 

 

 

 

 桂さんは、一口お茶をすすってから、静かに語りだした。

 

「そもそもこの事情を説明するには、まず蓮蓬という傭兵部族についてある程度の説明をするべきだろう」

 

 そう前置きすると、桂さんは静かに目を閉じる。

 

「蓮蓬は、天人(あまんと)の争いで母星を失った傭兵部族だ。更に拠点としていた人工惑星のメインコンピューターが暴走し、事実上蓮蓬達はそのコンピューターに支配されていた」

 

 SFでよくありそうな設定だけど、実際にされているなら悪夢だろう。

 

 僕が内心で同情していると、桂さんはそのまま話を進めていく。

 

「そして俺達側の地球に対する侵略活動を開始したが、俺と銀時達、そしてここにはいない坂本辰馬(たつま)の尽力によってコンピューターは人工惑星ごと破壊することに成功。その後蓮蓬は宇宙を放浪する旅を続けたが、その過程で月渚痛の元になる巨大小惑星を発見。そこを拠点に新たなる活動をスタートさせた。……のだが、その過程の資金稼ぎが事態のきっかけとなってしまったのだ」

 

 ……し、資金稼ぎが事態のきっかけ……?

 

「おい、まさか……」

 

 銀さん達が緊張感を走らせてるけど、それに対して桂さんはしっかりと頷いて告げた。

 

「……そう、蓮蓬が地球侵攻作戦「白き衣計画」において開発した人型機動兵器―」

 

 同時に宮白さんがタブレットを操作して、それをプロジェクターに映す。

 

 白を主体とした、青と赤のトリコロールに、アクセントとして黄色が組み込まれた装甲。

 

 人間と同じように四肢と頭部を持ち、シールドとライフルを装備。背部には棒のようなものが見えるが、これはおそらく近接戦闘用だろう。悪魔祓い(エクソシスト)の光の剣に近いだろう。

 

 そして整備をしている着ぐるみや機材から逆算して、全高18メートル前後と言えるだろう。

 

 そう、それは―

 

「蓮蓬が地球侵攻用に開発した対侍用兵器、頑侍(がんさむ)だ!」

 

「……最初に来たときに言うべきでしたけど、これ完全に丸パクリですよねぇ!?」

 

 イッセー君の鋭いツッコミが飛ぶけど、桂さんは静かに首を振った。

 

「銀魂のアニメ元がサンライズであることから、版権で訴えられても有耶無耶にできることまで完全に計算された人型決戦兵器だ。実に恐ろしい兵器と言えるだろう」

 

「本当に恐ろしいな。考えるとの間に広がるいろんなものを踏み越えて実行する精神性が」

 

 衛宮くんが割と本気で引いているけど、問題はそこなんだろうか?

 

「……蓮蓬は資金繰りに苦労していたこともあり、機械工学を得意とする天人(あまんと)である万大(ばんだい)族に、月渚痛の改造に使用する為の資金と技術の全面的支援と引き換えに、頑侍製造技術を提供することを決定した。……だが、此処で奴らは暴走を始めたのだ!」

 

 なんか真面目なトーンになってるけど、ついていけてない人がたくさん出てきている気がする。

 

 っていうか万大族って……いや、これ以上は踏み込んではいけない。

 

「奴らは頑侍の設計をブラッシュアップした頑侍Mk-2の開発に成功。それにより自らの惑星だけでなく恒星を中心とする各種惑星を瞬く間に制圧すると、圧制に近い制圧を行い、しかも徐々に版図を増やしてきている。……今や勢力圏との接触図は、夜兎(やと)荼吉尼(だきに)辰羅(しんら)の傭兵三大部族を筆頭とした傭兵が集まる大戦争地域と化している」

 

 す、スケールが冗談抜きに広すぎる。正直僕達はついていけてない。

 

 頑侍関連にはついていけてないなのはさん達が一番ついていけている雰囲気だ。管理世界の数は三桁に到達しているらしいし、規模的にはかなり近いのだろう。

 

 しかし桂さんはこっちが見えてないのか、会話の手を緩めない。

 

「それだけではない。奴らは一年前より、人間に装着する鎧のような絡繰り、ガジェットアーマーというものを開発したことで、白兵戦でも三大傭兵部族と真っ向から渡り合えるようになっている」

 

「……え! あれそんな前から流通してるの!?」

 

 イッセー君が思わず驚くけど、宮白さんはイッセー君の肩に手を置きながら、静かに頷いていた。

 

「さもありなんだろう。実戦テストを行うのなら、戦乱が広がっている地域に手を出すのが最も手っ取り早い。考えるまでもないことではあるしな」

 

 そう言って頷くと、宮白さんは桂さんに向き直った。

 

「後で能力推測の為にも情報が欲しい。記録映像などがあるなら後でコピーを渡してくれ」

 

「構わんさ。万大族の暴走には蓮舫の責任もある。ならば友として、俺も共に責任を背負うとも」

 

 ……残念なイケメンだと思ったけど、同時にとてもかっこいい大人でもある。

 

 銀時さんもそうだけど、不思議な人達だ。

 

「話を戻すが、奴らはそれから先も最新型機として(ゼータ)頑侍の開発を試みたが、費用対効果等の観点から量産は頓挫。同時期に頑侍の高い汎用性をあえて削った局地専用機による生産性や信頼性の向上を図った陸戦用頑侍水中用頑侍でつなぎつつ、コンセプトを切り替えて大火力攻撃を主体とするZZ(ダブルゼータ)頑侍を開発することに成功している」

 

 プロジェクターに次々と投影される新型機には舌を巻く。

 

「……なあヅラぁ。ZとZZが完全に量産型なんだけど?」

 

「そりゃ頑侍は量産されているから当然だ。……そしてここで、俺達と因縁のあるある物が関与する」

 

 そう言って新たに投影されるのは……近接戦闘用のブレードかな?

 

 形状としてはどこかに本当に近いけど、然しより幅広な刀身をしている。また頑侍用の武装かとも思ったけれど、どうも人間が持つサイズのようだ。

 

 少し首を傾げていると、先ほどZZ頑侍について指摘していた銀時さんが目を見開いて立ち上がった。

 

「……紅桜じゃねえか!?」

 

「えぇ!? って、あれは桂さんがデータも含めて生産ラインごと全部爆破したはずじゃ!?」

 

 志村君も驚愕するけど、桂さんは目を閉じて瞑目していた。

 

 同時に宮白君の操作で戦闘中と思われる映像が流れるけど、これは……っ。

 

 個人用の飛行機械と思われるものに乗った一人の男性が、銀時さん達の世界性と思われる空を飛ぶ船を相手に無双すらしている。

 

 砲撃をかわして、巨大化したブレードでそれを破壊している。

 

 デュランダルやグラムならもっと簡単にできるだろうけど、然し問題はそこではない。

 

 先ほど志村君は生産ラインごと全部爆破したと言っていた。つまり、あれは大量生産される可能性があったということだ。

 

 これだけの装備の大量開発何て、神の子を見張る者でもてこずるだろう。

 

 これほどまでに科学技術が発達しているとは……っ。

 

 僕達は唸る中、桂さんはどこか寂し気にその映像をみる。

 

「これは紅桜といい、とある刀匠が科学技術まで組み込むことで生み出した、刀の域を超えた対艦兵器だ。使用者の体に取り込んで侵食することで高い戦闘能力を発揮させることができる。俺も銀時もあの男が一流の剣士であったこともあり、一度は殺されかけたものだ」

 

 そうなのか。

 

「……流石に危険故に徹底的に破壊したのだが、どうやらかすかな残骸が残っていたらしい。万大族は研究用としてそれを入手しており、頑侍と組み合わせることを決定したようだ……が」

 

 そこで桂さんは、一旦言葉を切った。

 

「それによって自己再生・自己進化・自己増殖すら可能とする兵器が完成したが、然し搭乗者を取り込んで暴走する余地が存在。最終的に命をはぐくめる女性が第一、高い身体能力が第二要素として挙げられたが、これはそのまま封印されることになるはず……だった」

 

 だった、それはつまり―

 

「しかし今から一年半ほど前、万大族の住まう星が空間の歪みを発生させた。そしてそれに巻き込まれたその機体を、あろうことか同調し支配する男と巡り合ったのだ」

 

 ―嫌な予感しかしない。

 

「その男の名はリゼヴィム・リヴァン・ルシファー。蓮蓬はそれを危険視し俺の協力を求め追跡を行い―その結果、半年ほど前にこの星に辿り着いた」

 

 ―その言葉と共に、映像が移り変わる。

 

「其れこそが最悪の頑侍―――デビル頑侍だ」

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

「いきなりアナザーに入るなぁああああ!」

 

 

 

 

 

 

 

 全力で志村君がちょっとよく分からないツッコミを入れてきた!

 

「なんでそこでアナザー何ですか! G何ですか!? っていうかちょっとまじでヤバいでしょう! 下手すると冗談抜きで地球のピンチですよコレ!?」

 

「落ち着け新八君。そういう時は目の前で全世界に聞こえるように愛の告白をし、二人の手で幸せ掴めと叫んで石破ラブラブ天驚拳を―」

 

「隠せやぁっ! もうちょっと隠せぇえええええ!」

 

 食い気味に志村君が桂さんを食い止める。

 

「っていうかなんでそこでG何ですか!? せめて逆襲とかにしてくださいよ! そしてVまで行ってくださいよほんと! 僕がちょっと新型機奪取するからぁ!!!」

 

「と言ってもな。万第族は陸戦型の背部コンテナやZZの両肩のハードポイント用にビームローターを開発しているが」

 

「もう70年技術進めてるんかぁい! それなら(ヴィクトリー)作ってくださいよ! 僕だって少しぐらいメイン張って活躍したいんじゃあアアア!」

 

 志村君、既に何かツッコミの軸線がずれてないかい?

 

「そう言われてもなぁ。サーカス計画とやらは進んでいると聞いているが?」

 

「外伝的作品に手を出すなや! 畜生、MSVや08とか捻った方向ばかり出しやがって!」

 

「そろそろ脱線を戻していいかね?」

 

 と、そこで二世が割って入った。

 

「さて、リゼヴィム・リヴァン・ルシファーは確かに強大な存在だが、しかし女性ではない。女性であっても暴走の可能性があるというのに、何故暴走していないのかは分かっているのか?」

 

 葉巻を吸ってから、二世は真っ直ぐに桂さんを見据えて声を投げかける。

 

 それに対して、桂さんは静かに首を横に振った。

 

「そこまでは分かっていない。蓮蓬の諜報部隊もすべてを把握しているわけではないからな」

 

「……そうか。仮説なら立てることができるが……語ってもいいだろうか?」

 

 そう言って、二世は皆の注目を集める。

 

 その上で、二世はゴルドルフさんに視線を送った。

 

「ゴルドルフ殿、許可をいただきたいことがある」

 

「な、なにかね? サーヴァントユニバース案件級の事態に、私はもうついていけてないのだが……?」

 

「……人理焼却案件について、踏み込んだ話が説明に必要なんだ」

 

 そう言われて、戸惑っていたゴルドルフさんは更に口を大きく開けた。

 

「………。いや、そうだな」

 

 だがすぐに落ち着きを見せると、ため息をついた。

 

「孔明がそこまで言うならそうなのだろう。よかろう、現カルデア所長として情報を開示することを許可する」

 

 ゴルドルフさんもやはり、優秀な人のようだ。

 

 そして二世も、不本意とはいえ政争を経験しているだけあって、色々と立ち回っているようだ。

 

 あえてゴルドルフさんを立てて置き、ゴルドルフさんも腹をくくってすぐに許可を出している。

 

 ……いや、今は本題の方が重要か。

 

 僕達が注目する中、二世は吸い殻を吸い殻入れにしまいながら、ホワイトボードの近くにまで移動した。

 

「では、これより私達カルデアが最初の対応することになった人類史における未曽有の大事件、人理焼却事件の主犯、そしてその残骸についての講義を行う」

 




 ……銀魂は実は結構なところで「ガンダムビルドダイバーズRe:Rise」のどっちにするかなやんでました。あと絡めるのもデビルガンダムにするかガンダムフレームにするか考えてまして、本来はガンダムフレームを利用するつもりでした。

 ただ本格的に殺しに来る連中とのガチバトルが多いことと、Re:Riseを選ぶとかなり離れたところにあるエルドラをどうやって絡めるかの辺りの難易度があったこともあって、銀魂の方を選択。結構ぎりぎりまでガンダムフレームの方を絡めるつもりでしたが、こっちを主軸に持ち込むと72機種の設定を一つずつ作る必要もあると思い、デビルの方にしました。主軸じゃなければいろいろと狡い手段もできますし、銀魂の方を主軸にすればかなり強引なことしても説得力が必要ないですから








 で、とりあえずギャグになってしまうところだけ区切った上で、次の話でシリアスです。
 そっからラスボス候補であるリゼヴィムのスーパーパワーアップの方向性が語られます!
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